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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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ザファントムジオブオペラ~♪


と言うことでオペラ座の怪人25周年ロンドン公演でカルロッタが着ていた
伯爵夫人役のドレスをリリー・ヘザーに着せてみました~
ドレスのデザインはそのまま描くとまずいのでちょっと変えてますが、
上半身はほぼそのままです。
実際のカルロッタは伯爵夫人のロココ風の大きなかつらを着けていたので、
ドレスもやっぱりその髪型の方が似合うし映えるなあ~と思いつつ、
リリー・ヘザーにとっかえひっかえドレス着せるの好きなので(^o^;)
ポーズもロココ時代の版画を見ながら描いたのですが、
扇を持ってる絵って上品でフォーマルな雰囲気が出て大好きです‼ヽ(●´ε`●)ノ


前回書けなかった先月20日発売のはるおかりのさんの集英社オレンジ文庫、
「後宮戯華伝 宿命の太子妃と仮面劇の宴」と
あと最近読んだ本、
西野向日葵さんの富士見L文庫「王妃ベルタの肖像」の感想書きに来ました~


後宮シリーズは前巻出てから一年三ヶ月ぶりの続編だったので楽しみにしていましたが、
厚さが430ページもあって読むのに3日かかりました…(ヽ´ω`)
内容も最初の方は面白かったけど、
今までのシリーズに比べて梨艷の芝居好きさがあまり感じられなくて、
個人の屋敷専門の劇団家班に生まれて育ったからと言う理由以外に
芝居に傾倒する必然性があまり無い気がしたのがちょっと残念でした。
帯の「後宮は舞台。誰もが運命という役を演じている。」というキャッチも
もっとそんな感じの文章や比喩がいっぱい出てくると思ったのにそんなこともなく、
もっと芝居というモチーフを活かして欲しかった。
怨天教という鳴り物入りで登場した邪教集団があっさり瓦解したのも拍子抜けでした~
皇族が関わってたみたいだし、今後のシリーズに繰り返し出てくるフラグかとも思いましたが。
淑女役や男役、道化役なんかの役柄の種類や
芝居を構成する歌、台詞、舞、仕草、立ち回りといった要素など、
中華のお芝居の基本的なお約束や概要などは
中学生の時行った中国旅行で北京で京劇観た事思い出して懐かしくも勉強になりました~
芝居の歌はただ音程だけ正しければ良いと言うものではない、
役柄の感情を歌に乗せなければ死んだ歌になってしまうとか、
オペラと同じだな~と思いつつ、
自分の役柄を把握して唱方を工夫する「定晄」という要素などは中華独自で面白いな~と。

ただ、前回後宮染華伝よりは恋愛要素多いけど、
後宮シリーズコバルトからオレンジ文庫になってから
一般向けにするために恋愛の比重や少女ラノベらしいキャラ造形が変わってしまったのが残念…
オレンジ文庫の一般・大人向けもそれはそれで面白いけど、
コバルト時代の中華後宮に咲く三千の美姫達の花顔の描写、
恋愛の甘甘溺愛っぷりのバランスがやっぱり好きだったなあ~
梨艷と礼駿の恋も二人が意識しあうきっかけが一、二つ位しか無かった気が…
人並みの身体では無いと思い込んでる梨艷が実は巨乳だっただけだという事実や、
礼駿が梨艷に身体を見せるよう命令して、
お前は綺麗だ的な事言う所はどっちも初心で可愛かったですが。

第一章花嫁達の饗宴は貞娜と彩蝶の反目が面白かったですが、
二人の暗殺計画の所ぞんざいに読んでて良く理解できないまま読み終わってしまいました…
第二章恋人達の茗宴では貞娜と彩蝶がそれぞれ
表面上の性格からは想像できない切ない恋をしている事が判明して意外性ありました。
何だかんだで喧嘩するほど仲が良いこの二人可愛い。
礼駿の対外的には穏やかな貴公子を装っているけど実は毒舌な所も面白かったです~
「鶏を頭に乗せているのは可哀想なので下ろしてやったらどうですか?」
と少年時代対立する派閥の妃に投げつけた言葉が好きです。
陰謀の黒幕が礼駿が傾倒する同母姉月娘で、
生母万氏の死の真相が狂言だったというのは意外性ありました~豹変する月娘怖かった。
でも全体的には何か淡々としていていまいち…
礼駿の廃太子から再びの立太子の落とし所も雑でそんなんで良いの?と言う感じ。
梨艷と礼駿の五つ差の姉さん女房婚は美味しそうではありますが。
後このシリーズ宦官が多すぎて役職名共々宦官の名前と性格が覚えられない…( ´△`)
でもまあ値段分は楽しめたので良しとします。


王妃ベルタの肖像は王妃と言うタイトルだけで惹かれて
ライト文芸の西洋ヒストリカル物大好物なので買いましたが、面白かったですー‼
壮大な歴史絵巻ではなく、
あくまでもベルタと言う一人の宮廷で異彩を放つ妃の心情にスポットを当てた
スケールが大きすぎない所がかえって良くて気に入りました~
高貴な青い血を残すために側室制度を取り入れたばかりの架空の王国で、
美人でもなく行き遅れの南部の豪族の娘ベルタが
運命の悪戯で生妃との間に子が出来ない国王ハロルドに
第二王妃として所望されるという所から、
結婚後たった三日の夜伽で懐妊し王子を産んだベルタが宮廷で微妙な立場に立たされながらも、
持ち前の賢明さで王妃マルグリットや宮廷の保守派の貴族の不興を買わないよう立ち回り、
最後には腹を決めて
マルグリットを追放したハロルドの正式な王妃として立つことになるまでのお話。
一種の治外法権の様な独特の気風がある南部メセタ生まれのベルタが
国王の唯一の王子の母となり息子への愛に目覚め、
息子を守るために聡明さと胆力で困難を切り抜けていく感じが凄く面白かったです。
西野さんは今作がデビュー作だそうですが、
政争萌えで台詞の度に「これはあまりにもうかつな発言だった」「愚直な態度だ」みたいな
注釈(⁉)の地の文が入る所はちょっと嫁恋シリーズの小田菜摘さんっぽいなーと思いましたが、
小田さんほどクドく無いし、その政争描写が本当に繊細で微妙な問題なので
ベルタに付けられた女官達の態度や生妃マルグリットへの対応など、
その機敏を楽しみながら読んでました~
国王ハロルドと王妃マルグリットのお互い確かに愛し合っていたのに、
嫡子が出来ないというただそれだけですれ違ってしまい別たれた運命も切なかったです~
ハロルドとベルタの王子ルイを連れての南部地方への視察旅行の下りも
実際に自分が旅行に同行しているような臨場感があって、
それだけ独特の南部の風習や料理、土地柄などの描写が豊かで楽しめました~
とにかく世界観やストーリーはこぢんまりしている物の、
お約束の陰謀もちゃんと用意されていて
良く練られた設定とキャラクター描写で物足りなさは感じなくて、
運命を受け入れて母の愛を胸に強く生きるベルタの姿に満足させられた一冊でした(*>∀<*)
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妖精に誘われて


宣言通りシルフィード描いてみました~
真っ白いロマンティック・チュチュの塗りと
ふわっと翻るスカートの感じやチュールを重ねた透明感が
思ったより上手く描けて満足です(*≧∀≦*)

月夜のハロウィンの夜に(10月31日いっぱいまでTOP表示)


粉雪と聖夜でハッピーハロウィン2021
粉雪の顔が可愛く描けて良かった♪
粉雪とお揃いのロリ服着せたかったけど思い浮かばなかったので聖夜はヴァンパイアですが、
意外と似合って豪華になって良かったです~
自分で描いたのは人物とカボチャだけで後は素材だけど
ハロウィンらしく妖しく賑やかな感じが出たのではないかと。
CG久々なのもあって塗りは汚いですが・゜・(つД`)・゜・
全体の雰囲気とか二人のポーズとかはお気に入りで
間違いなく私が選ぶ今年の4枚に入れられる絵です‼(☆∀☆)

ミラノスカラ座ガラ公演感想


絵は顔が激しくしゃくれてますがorz
この前のオペラ座の怪人25周年ロンドン公演でクリスティーヌが着ていた
青いバッスル・スタイルのドレスを描いてみました~
模様は今年の誕生日にjunさんから頂いたオフィーリアワンピース(勝手に命名)の
お花柄を見ながら描きました♪お陰で豪華になったわ~(^^)b


本当は20日発売だったはるおかりのさんの集英社オレンジ文庫
「後宮戯華伝」の感想も一緒に書くつもりだったのですが、
現在タブレットの残りバッテリー量がヤバいためΣ(>Д<)
昨日の深夜から今日の夜中にかけて放送していたミラノスカラ座バレエ団のガラの感想だけ~

スカラ座ガラ、凄く良かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
クラシック多目の演目も嬉しいし二つあったコンテンポラリーも短くて観やすくて♪
ルグリが芸術監督になって良い感じにダンサーたちが成長してるのが感じられました♥
開幕のラ・シルフィードからもううっとり(*>∀<*)
クラシック・バレエに飢えてたので(これはロマンティック・バレエだけど)
とっても楽しく観られました~‼
シルフィード役のダンサーはちょっと歳いってたけど(^-^;
可憐な妖精らしい踊りで可愛かったです~
ジェームズもブルノンヴィルスタイルにしてはもう少し軽やかさがあっても良かったですが、
アントルシャ等足さばき良かったです。
シルフィードの花冠に真っ白いドレス、透き通る羽根の衣装可愛くて大好き~(o´艸`o)♪
今度シルフィード描きたいなあ。
コーダ?の二人の踊りがシンクロする所も綺麗で感動しました~(*ノ▽ノ)

その後は海賊だっけ?(^o^;)記憶が曖昧ですが、オダリスクの踊り三人とも上手かったし、
広場のビルパントとズルメア達の踊りも
ルグリ版海賊好きじゃなかったけど活気が感じられて引き込まれました~♥
メドゥーラとコンラッドの寝室のパ・ド・ドゥもしっとりとした雰囲気で素敵でした♪
海賊の見所がぎゅっと詰まってて満足感ありました~

その次はコンテだっけ…トリオ、ピアノの演奏も美しくて
男性二人の中に女性が一人と言う構成も
色々ドラマを感じさせて長さもちょうど良くてだれずに観られました~
最初は同志的な感じだった三人が、次第に女性を中心に波紋が生まれ、
最後にはそれぞれ独立した道を辿るという終わり方がとても好きでした。

次はエクセルシオール?
男性の衣装がパンツ一丁だったのが可哀想(ヽ´ω`)
コーダの女性のフェッテが全くぐらつかず綺麗で見惚れました~☆

で、コンテのヘンデル・プロジェクトよりパ・ド・ドゥも
女性の身体の使い方がとても面白くて、
脚を高く上げて男性の肩に絡めたり、
女性ダンサーが艶っぽい美人さんだったので楽しめました~ヽ(●´ε`●)ノ
女性のスカート部分が籠状?になった衣装も独特で面白かったです。

薔薇の精も女性の白一色のドレスがとっても可愛くて大好きです~‼(*^▽^*)
よくあるチュール素材じゃなく、ちゃんと質感と重みのあるしっかりした素材の白ドレス
昔良く描いてたなあ(*≧∀≦*)
女性がターンする度にふわっと翻ってアンダースカートが除く感じとか
可愛すぎて萌え萌えしまくりでした‼♥
胸のフリルにレースが重ねられてる所も上品で大好き♪
薔薇の精の衣装も耽美で芸術的で好きです☆
後このガラ、ちゃんと背景セット付きでやってくれるので
初めての舞踏会から帰って眠ってしまった少女のロマンティックな夢が
世界観的にも説得力あるのも良かったです(^^)b

ヌレエフ版ドンキのグラン・パはキトリのニコレッタ・マンニと
バジルのティモフェイ・アンドリヤシェンコ、
華のある二人で素敵でした~
アダージオの時バジルがキトリの首筋に後ろからキスして、
キトリが艶然と微笑む所とか色っぽ過ぎて若干やり過ぎな感もありましたが(((^^;)
キトリのパフスリーブの真っ白いクラシックチュチュに髪に飾った白い薔薇が
とっても艶やかな花嫁姿で美しかった♥
バジルのヴァリ、バジルにしてはちょっと重いかなと思いましたが、
キトリのヴァリもだけどテンポが凄く遅くて、
ダンサー達が踊りにくそうだったのがちょっと残念かなヽ(;´ω`)ノ
キトリのグラン・フェッテもちょっと身体が斜めになっちゃってたのが残念でしたが、
全体的にはダンサー皆レベル高くて安心して観られて良かったです~((o(^∇^)o))
バレエやっぱり大好きだなあと実感した芸術の秋でした♪

引き続き芸術の秋を堪能してるよ


出来が気に入ってなかったのでずっと載せてなかった
年始一枚目のお絵描きだった赤ずきんちゃん
無駄に水彩主線です


またお久しぶりになってしまいましたが、
引き続きWOWOWやBSで色々な舞台やコンサート観ております~
先月はWOWOWで放送したトニー賞授賞式をはじめ、
エリザベート等のミュージカルを作曲したクンツェ&リーヴァイの楽曲を
日本人ミュージカルスター達が熱唱したコンサートや、
レ・ミゼラブル25周年記念コンサート、
オペラ座の怪人25周年ロンドン公演なんかを観てミュージカル漬けで幸せでした~(*≧∀≦*)
レミゼコンサートはちゃんと舞台衣裳着けてほぼ全曲歌ってくれて、
コゼット役の歌手の方がファニーフェイスで可愛かったです~美しい金髪も素敵♪
クンツェ&リーヴァイコンサートは10年前の東日本大震災の後の復興支援のものだそうですが、
エリザベートの曲思ったより少なくて残念だったけど、
モーツァルト!観た事無いけど楽しい明るい曲が多くて観たくなりました~(*>∀<*)
オペラ座の25周年ロンドン公演は
映画版も独特の綺麗な世界観があって好きだけど、
やはり生の舞台のスケール感と豪華さは圧巻だな~と思いました!
衣装もとっても豪華で可愛かった~♥
カルロッタが着ていたフリルたっぷりの伯爵夫人のドレスも可愛かったし
クリスティーヌの普段着の
微妙なニュアンスの青いライン入りのバッスル・スタイルのドレスも素敵でした♥


というわけで今月10日にWOWOWでメトロポリタン・オペラの椿姫のライブビューイング、
17日にKバレエのロミオとジュリエットやったの観ました~


椿姫は衣装もっと正統派の歴史に忠実なドレスの方が好みだけど、
衣装で季節を表したという衣装デザイナーのインタビューとか
デザイン画とか見られて興味深かったです~
慣れるとカラフルでキッチュな衣装も気に入りました。
幕間のリハーサルの様子とかスタッフのインタビューも皆面白かったです♪
音楽監督の方がヴィオレッタのアリアの指導の時にヴィオレッタ役のソプラノに
「このラの音は悲痛なんだ」と言うところとか、
たった1音にも感情を乗せさせようとする音楽監督の深い音楽への理解と
それに応えるソプラノのプロ意識に感服しました。

演出面では、ミュージカルの舞台の演出を手掛けてきた演出家が担当していて、
どこがどうとは言えないのですがやはりミュージカル的な分かりやすさがあるなあと思いました~
第2幕の冒頭のアルフレートのアリアの時に、
通常ならその場にいないヴィオレッタがアルフレートの座るベッドで眠っている所とか、
アルフレートがヴィオレッタの体を本当に案じているんだなあと言う感じが出ていて良かった。
ジェルモンとヴィオレッタの二重唱の時に
ジェルモンの娘が出てくるのもありそうでなかった演出で凄く良いと思いました~
この娘さんが本当に天使のように清らかな黒髪の美女で可愛かった(*≧ω≦)
ヴィオレッタ役のソプラノ、演出の問題でしょうが少し演技過剰な感じがして
「愛してねアルフレート」の所もあまり泣けなかったけど、
そはかの人か~花から花へ等軽やかで良かったです~


KバレエのロミジュリはWOWOW Kバレエやマシュー・ボーンの舞台など
いつも4Kでしか放送してくれなくて、
わざわざ4K入るTV買い換えたのにマンションの共同アンテナが4K非対応で観られなくて、
すっかり気落ちしていたので普通のWOWOWでやってくれて嬉しかったですー‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
しかも観た事ある海賊でもくるみでも無いロミジュリ‼((o(^∇^)o))
Kバレエのロミジュリはリアリティーやキャラクターの掘り下げがされていて面白かったです~
ティボルトが殺されて嘆くのがキャピュレット夫人でなくロザラインな所とか、
僧ロレンスにロミオへの手紙を託された僧ジョンが野盗に殺される所を描いてたり。
ジュリエット役の浅川紫織さんはジュリエットらしいパッとした明るい雰囲気が無くて
何か陰気に見えちゃうのが残念と思ってましたが、
ラストのロミオの死を慟哭する姿は聞こえない声が聞こえてくるようで良かったです~
肩下位までの髪を巻いてる髪型も可愛かった~☆
先日のハムレットの黒木華さんしかり、女性の豊かな髪って本当に魅力的だなあとしみじみ。


最近読んだ本は集英社オレンジ文庫を二冊。
仲村つばきさんの「王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ」と
湖池ことりさんの「リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 翼に焦がれた金の海」。


王杖は先月買った「クローディア、お前は廃墟を彷惶う暗闇の王妃」が良かったので
ベアトリスとアルバートの弟のサミュエルの話も読みたくて買ったのですが、
サミュエルとエスメがしてた事が大寒波の中で遭難しか思い出せない…
遭難中ちょっと前向きな姿勢見せて
医師のいない村に若い医師を教育する仕組みを作ってはどうかと進言したり
後は芋の改良を模索してただけのエスメに
国王としての影響力を左右する王杖を任せる事にするサミュエル結構チョロいなと思いました。
女である自分が王杖になることが何を意味するのか全く理解してないエスメに
サミュエルが落胆する所が可愛かったです(笑)
最初はクローディアに比べるといまいちノリきれなかったな~と思いましたが、
少女小説(ライト文芸)なのでこれ位軽くてエンタメ路線なのも良いかなと今は思います~


リーリエ国は大分前に1巻読んだだけで
いきなり4巻目に飛んだのであれやこれや分からない所も多くて、
読み終わるまでに凄く時間がかかってしまいましたが、
最初は普段読んでる物と大分違う主題になかなか慣れずに集中できませんでしたが
段々ノッて来て、最後は面白く読めました~やはりこのシリーズは独創的な発想で面白い~。
「隻眼の狼(アイン・ヴァルフ)」とか「金の百合(ゴルト・リーリエ)」とか
キャラの2つ名とかに多分ドイツ語?が使われてるのがかっこよくて好きです。
ベアトリス王女の恵まれた環境で育ったからこその悩みや焦りがよく分かって、
鼻に傷の男達の騎士団にたった一人で弄ばれながらも最後まで戦い、
床に延びているお世辞にも美しいとは言えない姿を
ニナが「今まで見たどの王女様よりお綺麗です」と言うところや
「私はドレスを着て微笑んでいる私や軍衣を翻して戦っている私より、今の私が一番好き」
と言うベアトリス王女の言葉に泣きました(。・´д`・。)

ニナとリヒトの関係も相変わらず可愛くてニヤニヤしました~
リヒト某匿名掲示板では評判悪いけど、私は好きです~
王子様みたいな華やかな美青年で軽い話し方のギャップ萌え良い‼(o´艸`o)♪
リヒトの過去や贖罪のために競技会で賞金稼ぎする姿が良かったです~
ニナに冷たくしていた理由も想像は出来たけどえ、それ?って感じで可愛い。
ニナ大好きな甘甘な所も可愛いな~
ニナが船上でリヒトの過去と自虐を聞いて、
キスするつもりで頭突きしちゃう所も可愛かったです~もうこの二人可愛いしか出てこない‼
リヒトが暗に女遊びを指摘されたのを誤魔化そうとして
「俺って優男系だけど持久力が売りって言うか?10人、11人位?」と
何気に際どい発言する所も凄く好き(笑)
ニナが人前でいちゃつくのをやめてほしいと真剣に訴えているのに
最初に無理な提案をしてからいくらかハードルを下げた条件を提示して納得させる
悪徳商人みたいなやり口で1日のキスの回数を7回に決めるリヒトも好きです。
メルが来なかったら危なかったんだからね?とまた際どい発言する所も良いぞもっとやれ‼

7人制の競技会に一緒に出場したマルモア国の女性騎士四人が
赤毛、黒髪、焦げ茶、銀髪と髪色で呼ばれるのは
中年組と同じようなやっつけさを感じないでもなかったですが、
まあ分かりやすさで言えばありかなと。
メルの人形のように言われたことだけを遂行するがらんどうな所が
ニナと出会うことで変わっていく過程も感動でしたが、
ラストは不穏な感じで終わってハラハラ。
最近はTLばっかり読んでてさすがにお腹一杯だったので、
ちゃんとストーリーと魅力的な登場人物のいる小説は良いなあと思いました。
TLは息抜きに読むくらいがちょうど良いんだろうなと悟りました(((^^;)

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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