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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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芸術の秋なので読書だやっほい‼


粉雪と聖夜でハロウィン絵二枚目、華流ハロウィンで初挑戦のキョンシーです。
粉雪の顔4回位描き直した甲斐あって、実力以上に可愛く描けました♥
聖夜ももっと苦戦するかと思ったけど思いの外すんなり可愛く描けてお気に入り。
漢服は描いた事あるけど、チャイナ服は多分クリスタでは初めて描いたので新鮮でした~
聖粉熱がたぎってるのでちょっと語りますが、
聖粉は一番最初に描いてた漫画ではどちらかと言えば聖夜→粉雪→三太な感じで、
最後に粉雪の矢印が聖夜に行くみたいな感じだったのですが、
最近は粉雪の方が割と最初から聖夜の事ラブなのも良いなあと思ってます。
もともと少女漫画とかで
複数人から好意を寄せられるモテモテ美少女主人公が好きじゃないのもあって、
自分の創作では女の子の方が先に男子に好意を寄せるパターンの方が好きです。王道‼
粉雪は聖夜の悪ぶってて素直じゃないけど無意識に優しい所ちゃんと分かってるし大好きです。
聖夜は粉雪が失恋したあともずっと三太の事を好きだと思ってて、
粉雪の自分への気持ちに気付かないとか美味しいなあと。鈍感たらし体質良いなあとか…
ちなみに三太は聖夜にとっての、さゆりさんは粉雪にとっての、
恋敵として絶対に太刀打ちできない成熟した大人の男性・女性の象徴なのです。
とは言え三太とさゆりさんも大好きで大切なキャラなので、
この二人のロマンスもちゃんと素敵な感じに考えてあげたいです(考えてないんかい)
そしてさゆりさんは清楚な美人ですが、10年後の粉雪は華やかで色っぽい美人になります。
そう、粉雪は私が表現出来てないだけで美少女と言うか美人なのですよ…
でも設定として語らないのはこれまた美少女設定を強調した主人公が好きじゃないからです。
後あくまで人間姿は仮の姿でトナカイだし…(^-^;
説明しなくても美少女と感じてもらえるように描けるのが理想です‼
ちなみに聖夜も10年後は私の男キャラ一の美形になる設定なのですが
男の美形が描けない事に定評のある私なので粉雪以上に表現出来ない(ヽ´ω`)


潜ってた間に何冊か本は読んでてどれも感想書きたいと思うほど面白くなかったのですが、
直近で読んだ二冊、小田菜摘さんの集英社オレンジ文庫
「掌侍大江こう子の宮中事件簿(ないしのじょうおおえこうこのきゅうちゅうじけんぼ)」と
貴嶋啓さんの講談社ホワイトハート文庫「流離の花嫁」はどっちも面白かったです~

大江こう(本当は漢字だけど字が出ない)子の宮中事件簿は、
同じ小田さんで平安もののオレンジ文庫、「平安あや解き草紙」シリーズが結構好きだけど
3巻まで安く買えたけどそれ以降の続刊なかなか安くなってなくて買えてないのと、
平安あや解き~がシリーズ物で結構話が大きくなってきたのでちょっと疲れて、
単発読み切り(と思われる)ならコンパクトで良いかなと買ってみたのですが、
タイトルや表紙の雰囲気から軽いノリのミステリ&お仕事小説かと思ったら
思いの外ドロドロの後味悪い話で嫌いじゃなかったです(笑)
ミステリと思って読むとあまりにもライト過ぎて物足りないですが。

「雀と白粉」はキャラ紹介的な感じで謎解き?要素もライト過ぎでしたが、
こう子と政征の気心の知れた幼馴染み同士で、微妙な距離感が美味しくて好みでした。
乙橘こと卓子の無邪気な愛らしさも可愛かった。
ただ表紙や各話の白黒扉、白黒口絵描かれてる絵師さんの絵綺麗で可愛くて好きだけど、
白黒口絵の卓子は宮中で評判の可憐な美少女という感じに見えなかった…

「胡蝶装」は如子の汚れた紙に色のついた紙を切り張りして使うというアイデアと
出来上がった紙の彩りの美しさが目に浮かぶようで良かったです。
でも話としてはオチてなくてすわりが悪かった。

「密事(ひそかごと)」は、当代一と名高い貴公子・直嗣に縁起物の豪奢な薬玉を贈られても
箱を開けて見ようともしないのに、
政征から贈られた自分の好みを知り尽くした素朴な薬玉は大事に自分の局に飾っておくこう子の
女心が可愛くて良かったです。
同僚の女房達から「もう藤侍従(政征)にしちゃいなさいよ」とからかわれて、
政征を妥協点のように言われるのにかちんときた、というこう子の所も可愛い♪
帝の藤壷の中宮への嫌がらせが明るみに出て、良い感じにドロドロしてきた話も好きでした。
卓子が男装してみづらを結った美少年武者として射弓に出場するのも、
その卓子の姿を描いた白黒扉も素敵でした。
そして小田さんの平安ものは女性の衣装や美貌の描写が美しくてとても好きです♥
「こきでんの女御が凄艶な八重咲きの桃花なら、中宮は寒さに耐えて咲く寒椿」とか素敵♥

「魂鎮(たましずめ)」は、東宮時代に臣下から冷遇されていた帝が
その臣下の筆頭であった左大臣の娘である藤壷の中宮に今になって嫌がらせをしていた真相や、
東宮時代に先立たれた妃と彼女の忘れ形見で6歳で夭折した姫宮を思ってむせび泣く帝の姿、
藤壷の中宮と有たかの不義によって生まれた男の子を二人が若宮と偽っていた事、
そして政征が帝が姫宮を内裏から下がらせずに看取った事を秘密にしていた事など、
数々の「秘密」が次々明らかになって面白かったです~
密事を読んだ時は
自分を冷遇していた臣下の娘である妃に陰湿な嫌がらせをする帝が暗い…と思いましたが、
ちゃんと中宮の幸せを考えていたからこその行動だった事が分かって良かったです。
どっちにしてもドロドロで後味悪いのは変わらないのですが、
そのじめじめした陰鬱な空気が結構面白かったです~

最初は一話完結方式で登場人物も変わると思ってたので
四話とも連続している話だったのはちょっと残念だったし、
平安あや解き~が三角関係拗らせてるので
今作ではこう子と政征がすんなりくっつくと思って楽しみに読んでたけど
それもあやふやに終わったのは物足りないと思わないでも無かったですが、
ライトなノリと思わせて高貴な人の業とかままならなさみたいな物が感じられて
これはこれで面白く読めたので良かったです。
小田さん的には如子が推しなんだろうけど、彼女のキャラには特に感銘を受けなかった…(^^;)))


流離の花嫁は椎名咲月さん挿絵で
ブックオフオンラインで220円から110円になるのずっと待ってたので喜び勇んで買いました♥
以前書いた同じく椎名さん挿絵の
「ランジャールの宝冠」も貴嶋さんとは知らずに買ったのですが、
ランジャールの宝冠よりずっと良く出来たお話で良かったです‼
衰退した帝国の皇女が敵対しているアラビアンな世界観の帝国の国王に嫁がされる事になり…
とだけ書くとそこらの少女小説やTLにゴロゴロしてる設定ですが、
今作では嫁いだ皇女イレーネが妾腹で周囲から冷遇されて育ち
皇帝である異母兄や祖国の帝国を憎んでいて、
嫁いだ国の王ジャファルを殺そうとして故郷の帝国が滅ぼされれば良いと思っていたり、
ジャファルが数年前実の母であるアストリアに謀反を企てられ、
実弟ラティフをそのせいで幽閉しておかなければならなくなり苦しんでいたりと、
そこここで設定や展開に一捻りあるのが独自性出していて良かったです。
ジャファルの細かいことに拘らない豪胆で飄々とした性格に見えて、
実の母である母后アストリアに冷淡に扱われる事への苦しみも抱えている所がきゅんとしました。
アストリア様も成人に達した息子を産んでいるとは思えないほど若々しく美しいお妃様という、
絶対私の好みな美女なので挿絵欲しかったです・゜・(つД`)・゜・
少女小説界はもっとお妃様萌えという需要を理解するべき‼((ヾ(≧皿≦メ)ノ))
自分が逃げようとしたせいで
唯一心を許せる大事な従弟アキウスを死なせてしまったと自分を攻め続けているイレーネに、
ジャファルが
「人が死ぬということは
その者が抱いていた希望や思いまでもが立ち切られてしまうということだ。
だからアキウスの意思を覚えていて引き継ぐ事が死を無駄にしないと言う事だ」
と諭してあげる所がとても良かったです。
イレーネを殺そうとしたアストリアもまた失われた帝国の幻に支配されているのだと
彼女を許すのではなく理解するイレーネも、
幽閉を解かれて旧ドゥーカス領の総督に任命されたラティフの元で
監視下に置かれるアストリアという落とし所も、厳しすぎなくて好きでした~
ラスト、イレーネがずっと大事にしていたアキウスのペンダントを湖に投げ、
この人の元でなら安心して生きていける、そう、きっと─
そう、きっと─
と、二回繰り返して終わる所が余韻を感じさせて凄く良かったです。
椎名さんの挿絵はあまりアラビアンな世界観が伝わってこなかったのがちょっと残念でしたが、
ジャファルとイレーネがお忍びで街に出かけるシーンは挿絵も展開も可愛くて好きです♥
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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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