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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

庭師がそう言ったその時です。青い薔薇はとたんに元の美しい青薔薇姫の姿に戻りました。青薔薇姫は、自分の世話をしてくれた優しい庭師にほほえみかけると、
「青い薔薇を摘もうとしなかったのはあなたが初めてですわ。」
とおっしゃいました。そうして、今までの自分の身の上を全て庭師に話して聞かせました。
庭師はそれを聞くと、青薔薇姫の足下にひざまづいてこう言いました。
「私には王子様のようなお金も、王様の様な力もありません。けれど美しい青薔薇姫さま、あなたを愛しています。どうか私と結婚してください。」
青薔薇姫は答えました。
「ええ、ええ、喜んであなたと結婚いたします。」
こうして、青薔薇姫は庭師と結婚して、たくさんの美しい薔薇を作りながらいつまでも幸せに暮らしました。
今でも元気なら、まだ薔薇を作り続けているはずですよ。きっとね。



続きから後書きの様な物。
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さて、この薔薇園の薔薇たちの世話をしていたのは、一人の貧しい庭師でした。この庭師がまたいつもの様に花たちの世話をしにやってくると、そこに見たことの無い青い薔薇のつぼみがあるのを見つけました。
「はて、どうした事だろう。昨日までこんな薔薇はついぞ見かけた事はなかったのに。」
庭師は不思議に思いましたが、青薔薇姫が姿を変えた青い薔薇のつぼみを、庭師は他の薔薇たちと同じように毎日それは優しく、一生懸命世話をしました。

それから幾日かが過ぎました。庭師が丁寧に世話をしたおかげで、青い薔薇のつぼみはある朝、とうとう美しい青い花を咲かせました。その薔薇は、今まで青薔薇姫が作ったどの薔薇よりも美しいものでした。そこへ、ちょうどこのお城の王様がお散歩の途中に通りかかりました。
「おお、これは何と美しい青い薔薇ではないか。」
王様はたいそう感心して、この青い薔薇が欲しくてたまらなくなりました。
「庭師よ、私はこの薔薇が気に入った。ひとつこの薔薇を摘んでくれ。褒美はうんととらせよう」
王様は庭師にこう言いつけました。けれど庭師は、こう言いました。
「王様、いくら王様のお言いつけといえ、この薔薇を摘むわけにはいきません。薔薇が死んでしまいます。」


yumiさんに青薔薇姫を描いて頂いたので、私も急いでアップしなくては!と思い、青薔薇姫第4段。中途半端な所で終わっててすみません;;
今回挿絵(?)に使わせていただいた薔薇の写真は、私がいつもお世話になっているサイトさまの管理人様であるhideさまから頂いた物です。少し色をいじって青くしてみました。
hideさま、逆コラボ快く承諾して下さりありがとうございます!感謝ですm(_


青薔薇姫は王子と結婚して、これでようやく幸せになれるんだわと思いました。けれど、お城での暮らしは青薔薇姫の思っていたものとは全く違っていたのです。
青薔薇姫は王子のお妃としてふさわしいよう、毎日遠い昔の歴史やいくつもの難しい外国の言葉や、音楽や歌のお勉強をしなければなりませんでした。そして、その時間以外は、全て青い薔薇を作ることにあてられました。青薔薇姫には自由な時間は全くありませんでした。青薔薇姫は毎日へとへとに疲れ果てていらっしゃいましたが、青薔薇姫と結婚した王子は、優しい言葉ひとつかけてはくれませんでした。
「これでは塔の中にいるのと変わらないわ!」
青薔薇姫はとうとうひめいをあげました。ある月の明るい晩、青薔薇姫はついにこっそりとお城から逃げ出す事にしました。

そうしてまたいくつもの山を越え、谷を越えて、青薔薇姫はまた大きなお城にたどり着きました。そのお城のお庭には、それはそれは立派な薔薇園が有りました。その薔薇園では、赤や黄色や白の美しい薔薇たちが、お日様に向かって、誇らしそうに花を咲かせていました。その薔薇を見た青薔薇姫は、思わず
「まあ、見事な薔薇。ああ、私もこの花たちの一つになってしまえたら…。」
とつぶやきました。そのとたん、青薔薇姫は一輪の青い薔薇のつぼみの姿に変わり、たくさんの薔薇たちの一つになりました。


いい加減忘れられそうなので青薔薇姫の第三弾です。
今回はちょっと現実的なお話になってしまって、メルヘンの雰囲気が壊れてしまったのが残念です…
グリム童話の世界観を目指しているのに…!
次回は挽回したいです。

青薔薇姫が塔の中に閉じこめられてから、何日たったでしょう。その間青薔薇姫は、毎日塔の窓辺で涙をこぼしつづけました。
そうして何度目かの夜、青薔薇姫がいつもの様に「私も野原を駆け回れたら…」と泣き伏していると、突然塔の下に植わっていた薔薇の花が青い薔薇に変わり、しゅるしゅるとつたが伸びて塔の窓まで届いてきました。青薔薇姫はびっくりしましたが、きっと神様がお恵みを与えてくださったにちがいないと思って、薔薇のつたをつたって高い塔から下りてゆきました。
青薔薇姫の美しい白い手を薔薇の棘がさして、手からは血が流れましたが、青薔薇姫はそんなことには構いませんでした。
そうして青薔薇姫は、7日7晩歩き続けて、やっととある王様の立派なお城にたどり着きました。
青薔薇姫はお城の門を叩いて言いました。
「どうか私をこのお城でやとってください。」
すると王様が出てきて、
「ふむ。それで、そなたは何が出来るのだ?」
と訪ねました。
「青い薔薇が作れます。」
そうして青薔薇姫が目の前でごく普通の薔薇を青い薔薇に変えたのを見ると、王様はたいそう驚きましたが、
やがて
「気に入った。そなたを王子の妃に迎えよう」
とおっしゃいました。こうして、青薔薇姫はこの国の王子と結婚しました。


青薔薇姫第2弾です。いきなりハッピーエンド!?(笑)いえいえ、まだまだ続きますよー。

青薔薇姫は高い塔の上に閉じこめられていました。そうなったいきさつはこうです。

昔花の国の紅薔薇王と白薔薇王妃の間にお姫さまが生まれました。このお姫さまは生まれたときから世にも珍しい青薔薇の冠をかむっていたので、青薔薇姫と名付けられました。
ところで不思議なことに、この青薔薇姫が育てた薔薇はどんな薔薇でも青くなりましたし、手に触れた薔薇はどんな薔薇でも青い薔薇に変わりました。そのせいで、王様はたちまちお金持ちになりました。

さて、青薔薇姫は成長するにつれて輝くばかりに美しいお姫さまになりました。その髪は金色の絹糸のようで、瞳はエメラルドの様な緑色でした。
青薔薇姫が年頃になると、紅薔薇王はこう考えました。
「こんなに美しくて、しかも珍しい青い薔薇を作れる姫のことを他の国の王子達が知ったら、きっと青薔薇姫をめぐって戦争が起こるに違いない。」
こうして青薔薇姫は、16歳になった年に、高い高い塔の上に閉じこめられる事になりました。
「ああ、私も他の皆の様に自由に野原を駆け回りたい…」
青薔薇姫は毎日窓辺に座って泣いて暮らしました。


続きます。前から書きたかった童話「青薔薇姫」です。とにかくグリム童話へのオマージュとして書いています。塔の上に閉じこめられてるお姫さま萌えー!という考えだけで作ったお話です(苦笑)

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7月15日生まれのかに座、A型。
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