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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
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絵は小雨プリンセス版白雪姫…の育った姿。
白雪姫とは思えない色黒の汚肌になってしまった…;;
コピックの肌色何度も重ねすぎたようです。加減が難しいなあ。
お伽話のお姫様をキャラデザするのはとっても楽しくて私のライフワークの1つです。
白雪姫は特にディズニーの世界初の長編アニメ映画のイメージが
グローバルスタンダードで定着してる感があるので、
あえて全く違うイメージを打ち出すのが凄く楽しかったひねくれ者です。
白雪姫、数あるプリンセスの中でも一番大好きなお姫様ですー
名前が響きも含め綺麗で素敵ですよねえ。漢字圏の人間で良かったと思います。
しかしこの白雪姫のデザイン気に入ってるのですが
髪は長い方が良かったかなあと思ってついでにちょっと大人にしてみたら
このデザインは小さい女の子だから可愛かったんだな、と思いました…
頭身高くしたらドレスが単に地味なだけに見える…ちょっとマッチョになっちゃったし…
ちなみにオリジナル版はこちら↓

全体的にそれなりに豪華なんだけど
こびとの家にいても浮かない素朴さもあるデザインを目指しましたー
真っ白な分シンプルでもシルエットで可愛く見せる感じにしたくて。
肩のフリルとか天使の羽根みたいなイメージです。
ヘアアレンジもお気に入りですー髪はやっぱりこれ位短い方が子供らしくて良いな…
キャラデザしてると不毛ですが自キャラコスプレとか妄想します…
この白雪姫のコスプレどなたかにして欲しいなードレスは光沢を抑えた布で髪の薔薇は造花で。
にしても白雪姫、瞳の色は何色なんでしょうね?私は好きなのですみれ色(紫)にしてますが…


という事でやっと本題です。
BSプレミアムシアターで笈田ヨシ演出のオペラ蝶々夫人と
ウディ・アレン演出のオペラジャンニ・スキッキ観ましたー
蝶々夫人は笈田ヨシさんが最初のインタビューで
自分の中に終戦後の進駐軍が来たときの事が原体験としてあって、
富める国と貧しい国の格差というのを観ている人に提示して考えて欲しいと言っていて、
舞台も20世紀初頭から昭和初期の長崎に変えられていて面白かったですー
1つ1つの変更点は特別印象に残らなかったけど、ラストシーンが秀逸でした。
普通は蝶々夫人はラスト武士だった父親の短刀で喉を切り裂いて自害して、
そこに丘を登ってきたピンカートンの声が被さるという演出ですが、
今回の演出では蝶々夫人がピンカートンとの間の息子を出て行かせてから
短刀を鞘から出して
覚悟を決めるようにじっと見つめる所にピンカートンの声がする、という終わり方で、
今まで見慣れていて当然の成り行きと思っていた演出が
いかにそのつもりはなくとも
露悪的なエキゾチシズムになっていたかというのを気付かされるとても綺麗な終わり方だなと。
その前に蝶々夫人が家の前に立てていた星条旗や
ピンカートンと結婚して改宗したキリスト教徒の象徴としてのロザリオを捨てるシーンもあって
蝶々さんはピンカートンの事をひたすら想って逝くのではなく
裏切られたと絶望して、彼への想いを捨てて逝くのかとか考えさせられる所も良かったです。

ウディ・アレン演出のジャンニ・スキッキも洒落てて良かったです~
ヴェルディのファルスタッフとかもそうですが、
悲劇ばかりを書いていた作曲家が最後に喜劇を作っているというのが
凄く人の強さとか生きることの喜びとかを感じられて良いなあと。
アレンのジャンニ・スキッキは1940年代位に時代設定されてて、
装置とか衣装も時代感出てて良かったです~
ラウレッタ役のソプラノ歌手艶やかな黒髪のウェーブヘアに
お洒落な黒いドレスが似合っていて素敵で美しかった~「わたしのお父さん」も良かったです。
チェスカ役の歌手もちょっとミシェル・ファイファーに似ていてモデルみたいで美しかった~
ラストはジャンニ・スキッキの芝居がかった口上が大好きなのですが、
今回の演出では最後にジャンニ・スキッキが
ブォーゾの親族の一人(役名忘れた)に刺されて例の口上を言い終わってから倒れるという
ブラックユーモアたっぷりの終わり方で面白かったです。
ジャンニ・スキッキは口上通り地獄に行くのかそれとも…?と想像させる所が好き。


23日の夜中はマリインスキー・バレエのディアナ・ヴィシニョーワ主演のジゼル観てましたー
ずっと楽しみにしていたのですが、何かいまいち…
ディアナ・ヴィシニョーワは41歳とは思えないほど若くて綺麗だし
テクニックも申し分ないけど、何だか心に響かなかったです…
狂乱の場とか確かに演技力はあるんだろうけど何だか綺麗に演じすぎてる気がしてなあ。
ジゼル1幕のヴァリも演奏がぶつぶつ途切れ途切れな感じで流れが無くていまいちでした。
2幕のソロはさすがという感じでしたが。
アルブレヒト役のマチュー・ガニオも思ったほど上手くなかった…
何かジャンプ低かった気が…
昔は本当に少女漫画の王子様が抜け出してきたみたいなきらきらした美形だったけど
大分おじさんになったなあ…充分イケメンだけど。
ペザントは男性も女性も凄く良かったです~
男性ヴァリはジャンプも高くて端正で爽やかな踊りが素敵だったし
女性ヴァリは踊る楽しさ、喜びが観ている側にも伝わるような
溌剌としていきいきとしたとっても可愛らしい踊りで、
最初から最後まで流れも途切れなくて凄く良かったです!
でもやっぱり主役2人が何も伝わってこない…
第2幕のジゼルの献身とか普通なら涙が出そうになる所なんだけど全く何も感じませんでした。
ウィリ達の踊りは静謐で美しかったです~ミルタ役の方もハマり役で良かった。
にしてもマリインスキーのジゼル、ガリーナ・メゼンツェワ主演のDVD持ってるのですが
衣装変わった…?バチルドの衣装期待してたのにダサっ…
カーテンコールではディアナ・ヴィシニョーワにこにこしてて凄く感じよかったですー
不憫な役所のハンス役の方にお花をあげてたのが好感度高かった(笑)


最近読んだコバルト文庫は
白川紺子さんの「黄金の淑女(ゴールデン・レディ) わたしは犬じゃありません」と
小田菜摘さんの「そして花嫁は恋を知る 黄金の都を受け継ぐ姫」の2冊。

黄金の淑女はかなり前にまだ白川さん読んだこと無い頃
センター南のブックオフで108円で売っていて
白川さんネットで凄く薄い薄い言われてたのでその時は買わなかったのですが、
もはや欲しかったコバルト作品はあらかた買い尽くしてしまった所に
最後の牙城として残ってた欲しかった数冊の内の一冊だったので
同じくセンター南で売ってたのを見た時はキターと思いました。
当時買ってたら有り難みも半減してたと思うので待ってて良かったです。
目立たず・地味に・慎ましくをモットーに生きていた宮廷女官エリアーヌが
完璧な貴公子と讃えられる実はドSな第二王子クロードに無理矢理花嫁にされ
彼好みの淑女に仕立て上げられるというマイ・フェア・レディ物で、
白川さんが言っていたとおり
作中でエリアーヌがドレスをとっかえひっかえする描写がいっぱいで
イラストの椎名咲月さんの可愛い挿絵と相まって
華やかなドレスの描写がとっても素敵でマイエ・フェア・レディ物の醍醐味を堪能しましたー
白川さんお気に入りの舞踏会用ドレスの挿絵とか特にティアラが可愛くて良かったー
ヒーローのクロードも「俺の前でそんなセンスの欠片もないドレスを着ることは許さん」と
ドレスの見立てとかも完璧なところとかさすがだし
舞踏会用ドレスを着たエリアーヌを見て「黎明の女神のようだ」と褒め称えるところとか
台詞も甘くて良かったです~
社交辞令が苦手なエリアーヌが困ってることを察してさりげなくダンスに誘う所とか、
気遣いが出来る所や優しさが自然に書かれてたのも魅力的で良かったです。
シャルルも清々しいまでの悪役で気持ちよかった。ドSなのはクロードよりこの人だと思う。
死後1ヶ月経ったらさすがに国王の死体は腐ってるのでは…とか思わないでもなかったですが。
リズのキャラものんびりした感じが可愛くて好きです。
エリアーヌが始終クロードに振り回されてばかりで
好意を向けられてもきょとんとしてるみたいな所とか
シャルルにクロードに危害を加えることをほのめかされても
嫌とかやめてとか思わないのは薄情だなーと思ったし、
ラストの勘違いもお約束だけどもう少しクロードになびいてあげてほしかったけど、
クロードの無理矢理な理論で結婚続行でこれから段々ほだされていくのを期待です。
何度も言うように華やかなドレスや社交界といった女の子の大好きな物が詰まってて、
企画勝ちの作品だなーと思います。
ゴールデン・レディと讃えられていた母への
エリアーヌの複雑な思いとかもっと掘り下げるのかと思ったけどそこは白川さんだしな…
確かに薄いけど何冊か読んだらこんなもんかと思えるようになりました。


黄金の都を受け継ぐ姫は90ページの短編・中編・SSが入っててそれぞれ主役が違うお得な本。
世界観は同じですがこの前借りたアンティクレアとルキウスの話よりずっと良かったですー!
表題作は物凄くあっさりしたほとんど舞台も動かないお話で
主役のエウノミアとリュミニクスにも何分描写が薄すぎて萌えませんでしたが、
表題作のエウノミアの父親世代のお話の中編「緑の森からきた王女」が凄く好きでしたー
王道の政略結婚で嫁いでくるお姫様という所から始まって、
優しい結婚相手にときめきをおぼえながらも
何だかんだ誤解やすれ違いがあって仲がこじれて、
でも最後は丸く収まってハッピーエンドというとにかく王道なお話で、
前のアンティクレアの話みたいに複雑な政争の描写とかも無くて
馬鹿な私にも読みやすかったですー
アマリエが嫁いだ先のブラーナで
友好的に見えた人々に影で蛮国の姫と蔑まれていたことにショックを受けたり、
夫となったレオンに愛人がいると勘違いしていさかいがあったりと
様々な衝突や落胆を繰り返しながらも
誤解が解けてレオンと結ばれる所はとことんベタだけど心地良かったですー
アマリエのプライドの高い所とか可愛くて、
実はアビリア語の読み書きが出来ないのを
ずっとレオンに告げられない所とかも可愛らしくて良かったですー
テオドラがレオンの実母だったというのは予想できませんでしたが。姉くらいかと思ってた…
展開はお約束なんだけど戦争の悲惨さや良い戦争など無いと議論を闘わすところや
アマリエの皇太子妃として出来ることをしようと頑張る所とか、
ちゃんと書きたいことやキャラの魅力を独自に書いてる所も良かったです。

SS「はれの日の夜」はこれまた世界観同じで別のカップルが主人公のお話ですが、
初夜の話が収録されているというだけでこの本予約したくらい期待してました(笑)
「やっとあなたを自分のものに出来る」という直截な台詞が大胆でどきどきでしたわー

にしてもあとがきで小田さん自分で糖度低いと仰ってるけど
編集さん相手の数々の武勇伝に笑いました。
ヒーローがヒロインに贈った腕輪を簡素と表記して編集さんのだめ出しが入ったら
「そんな高級なものほいほい贈る経済観念のない男なんて結婚相手としてだめでしょう」とか
灰色の髪を老人のような髪と書いて友人に私が編集でもキレるわと言われたとか。


今回は色々書きたいことが多くていつも以上にだらだらした記事になりましたすみません!
少女小説もキャラデザもオペラ・バレエも楽しいです!!
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04/19

2017


絵は髪短いけどバーレイ公国の雪白姫と謳われ
白磁の柔肌と美貌を褒めそやされていた頃の少女リリー・ヘザー。
波津彬子さんの絵とかで下ろした髪の一房が胸元にかかってるのも可憐で良いよねーと思って。
普段は後ろ髪は全部後ろに流しちゃうので…しかし胸にかかってる一房が分かりにくいorz
年始にNHKでやっていた毎年恒例のニューイヤーオペラコンサートで
歌手の名前も何のアリアを歌ったのかも覚えてませんが、
水色のドレスでこういう風に髪に花飾りを飾って下ろしてた歌手の方の姿が
とっても可愛らしくていつか描きたいと思っていたのです~
その歌手の方が着ていたドレスは水色だけどもう少し淡い青紫がかった色で
身頃には繊細な刺繍がされててスカート部分はレースで飾られてた気がするのですが、
可憐な野の花のような雰囲気は忘れがたいものがありました。
髪飾りの花もいつもは絶対こういうマーガレットみたいな花は使わないのですが、
何度も言うように野の花のような素朴な雰囲気を出したかったので。
色は本当はピンクにしたかったのですがインクが無くなりそうだったので…
ドレス描くのは楽しいのですがスカート部分の面積を塗るのに
コピックの消耗が激しいのが悩ましいところです…
まあ白と相性良いのは水色だしね…


コバルト文庫2冊と角川ホラー文庫を1冊読んでましたー
コバルト文庫は前田珠子さん原案・香月せりかさん著の「光の巫女を抱く夜」、
小田菜摘さんの「そして花嫁は恋を知る 薔薇の想いは海を越える」の2冊。


光の巫女を抱く夜は去年ひずき優さんの「光の巫女を放つ風」と一緒に売ってたのに
ひずきさんの方しか買わなくて、
同じ世界観・キャラクターでヒーローだけ違うという企画だったのを読んでから知って
当て馬ヒーローハワルアトの方が好みだったので盛大に後悔したのですが、
それから数ヶ月、やっと香月さんの方も買えて感無量です…;;
しかしこの企画当て馬の方が良く見えるのは何でなんだ…(笑)
ひずきさんの方のヒーローだった異国の皇太子エイシャラムは
今回は当て馬というより良きお兄ちゃん的なポジションでしたが、
頼りがいがあって魅力的でした~

転じて今回のヒーローハワルアトはひずきさんの方ではひたすらいい人で報われなくて
可哀想でしょうがなかったけど、
いざヒーローになってみると何か性格変わってるし
ヒーローとして特にかっこいい所も無くヒアルキトへの恋情と自らの役目に苦しむというのも
うじうじしてる感があってあまり…でした。
由利子さんの挿絵のハワルアトは本当にかっこよくて美形で素敵なんだけどな~
一番最初の挿絵のヒアルキトの唇に人差し指を当てるハワルアトに萌えました。
小さい頃のヒアルキトとハワルアトが結婚式を見て
花嫁さんに花輪を贈ってあげようと頑張るヒアルキトと手伝ってあげるハワルアトは
可愛らしいエピソードで良かったです~
途中からハワルアトの方が主人公なんじゃ…と思うくらいヒアルキトの影が薄かったし、
ブラスダルとサーシャルのとってつけた様な親子の葛藤話は何だかなあと思いましたが、
カゲリに侵されたハワルアトがヒアルキトを襲うシーンで
ヒアルキトがこの彼もまたハワルアトの真実の想いの1つだったのだと彼を受け入れるところも
ハワルアトもそんな自分の欲望を認めてその上でヒアルキトと分かり合える所も良かったです。
ラストシーンは光の巫女を放つ風もトランキザムから離れて
エイシャラムの国にいくラストだったので、
ヒアルキトとハワルアトがトランキザムに残るラストもあっても良かったんじゃとは思ったけど
ラストシーンのハワルアトの医者としての仕事を支えながら
お裁縫が苦手だけど結婚式はトランキザム風にしたいと衣装を縫うのを頑張るヒアルキトと
それを手伝ってあげると言うハワルアトが甘甘で可愛かったです~
ひずきさんの光の巫女を放つ風の清々しいまでの勧善懲悪と比べると
多少もやっとする所はあったけど、全体的にはそれなりに萌えられたので良かったです。


小田菜摘さんのそして花嫁は恋を知るは同一世界観の1巻完結形式のシリーズもの。
以前図書館で割りとシリーズ初期の頃の紅の砂漠を渡る姫を読んで
○○は××だから△△だと思うだろう、みたいな因果関係を語る所の文章が
何でそうなるのか良く分からないところが多くて
糖度も低めだったし…とあまり評価高くなかったのですが、
今図書館で借りて読んでる「コバルト文庫で辿る少女小説変換史」という本で
現在のコバルトの主流である「姫嫁」ものの先駆けとなった作品と紹介されてたので、
改めて読んでみたくなって一番最近に書かれたシリーズを取り寄せて読んでみましたー
やっぱり文章は大分こなれてて因果関係の分かりにくさも解消されてたので良かったです。
偉大な女帝である母グラケィアに対して
自分の凡庸さに複雑な思いを持つアンティクレアが兄皇子の死を受けて皇太子となり、
国を治めるのに必要な政治手腕を学んでいき、
兄や自分の美質を理解してくれる母の側近ルキウスに惹かれていくという筋書きですが、
最近のコバルトにしては硬派な作品で、
それにしては舞台が王宮からほとんど動かないので
スケール感という点では物足りなかったですが、まあ手堅くまとまってる感じでした。
アンティクレアの政治手腕というのも
馬鹿な自分には説明されても良く分からなくて、
特に国を去ったルキウスを追うときにファーリンを連れて行くというアンティクレアの判断が
何故ファーリンに敵わないと感じさせたのかは
私の頭が悪いだけですが全く分かりませんでした。
ダマラがわざとアンティクレアがルキウスを蔑む言葉を言ったとルキウスに誤解させる所は
どこの少女漫画だよと思ったし、
ルキウスがアンティクレアに好意を寄せる理由も薄いとは思いましたが、
ルキウスが自分の出自を恥じていないのに
アンティクレアと並ぶ時に初めてその事を後ろめたく思う、という伏線は良かったし
ルキウスの今までの功績を市場の一件だけで説明してるのはどうかと思いましたが、
ルキウスの魅力は自然に書かれてて良かったです~
ラストの結婚式のシーンと挿絵は素直に良かったと思いました。


夜葬は第23回ホラー小説大賞読者賞受賞作。
あらすじを読んで私の大好きな陰惨な土俗信仰をモチーフにしたホラーだと思って読み始めたら
安い都市伝説みたいな感じとあか抜けないもっさりとした文章で始まって、
最初の60ページ位は読むのやめようかなと思うくらいでしたが、
何だかんだで続きが気になって読み進めてしまいましたー
栃木県の限界集落に伝わる夜葬という独自の土俗信仰が
現代のスマホとかと結びついて次々と顔をくりぬかれた死者を生み出していくという話で、
序盤で朝倉三緒と袋田翼が出てきたときはすぐに死ぬ雑魚キャラだと思ってたので
彼等2人が鈍振村に向かって事件の真相に近づいていく展開にはやや面食らいましたが、
2人の安い青春ドラマみたいな淡い恋みたいな感じに鼻白んでたので
そのまま終わらず悲劇的な結末に向かう三緒の姿に
恐怖と同時にホラーらしいカタルシスを感じられて良かったです。
ラストシーンの袋田を失った三緒の狂気と鈍振村の福祀りの犠牲になった子どもたちの霊が
窓硝子に張り付いているというホラーの定番のシチュエーションに
久々に読んだことを後悔する位の恐怖を感じました…
鈍振村の夜葬や福祀りの風習を語るかつての村長の音声にも戦慄したし、
何度も言いますが文章は比喩とかこなれて無くて稚拙だし
「それが他人のためというのが何とも彼女らしいではないか」とか
小説なのに第三者の主観が地の文に入るところとか凄く受け付けなかったけど、
題材の良さでカバーしてる感じでした。
冷静に考えると色々疑問点も残るけど、読み終わって
とりあえずスマホとかケータイの着信音にめちゃくちゃ敏感に反応してる自分がいます。
今夜は電気消して眠れないよ~;;

最近ブックオフで欲しかったコバルト文庫を108円で見つけたときの快感が忘れられなくて
それだけならまだしも
私が行ってない間にもあの本が108円になってたら…
という不安に苛まれてもう病気だなと思ってます(苦笑)
特にコバルト文庫が安いブックオフがセンター南と横浜にあるのですが、
セン南はともかく横浜は週1でも通うの辛い…
しかし私が行ってない間に
数々のコバルト文庫が108円になってたんだろうなと思うとぎりぎりが止まりません。
ブックオフ依存症と合併症のコバルト文庫中毒に苛まれて死にそうな今日この頃です。

そんな訳でここ最近久々に3冊もコバルト文庫&オレンジ文庫を108円で買えてうきうきです。
欲しかったコバルト文庫が108円の棚にあったときの感動といったら…
毎回何度も本棚に戻してまた手にとって…を繰り返して挙動不審になってます。
ということで最近買ったコバルト文庫&オレンジ文庫は
藍川竜樹さんのコバルト文庫「死にかけ聖女と皇帝の帰還」
白川紺子さんのコバルト文庫「雪候爵の銀灯師 みせかけ夫婦と王宮の庭」
長谷川夕さんのオレンジ文庫「おにんぎょうさまがた」
の3冊。


死にかけ聖女は以前買った死にかけ花嫁のスピンオフで前作より20年後のお話。
修道院を運営していくために修道女や孤児達が一丸となって
ルチアの偽聖女っぷりを演出している導入部分がユーモラスで面白かったです~
ヒーローのクラウディオは敬語キャラだけど不遜で腹黒な所が良かったです。
父のカエサルと母ヘルミナを巡って
エディプス・コンプレックスしてるのがほのめかされてるのも可愛かった。
前作ほとんど覚えてないけど、ヒロインのルチアが前作ヒロインのヘルミナみたいに
ただ良い子ちゃんなだけじゃなくて
自分の存在意義とか人々を騙していることに引け目を感じているところとか、
負の感情を持った等身大な女の子な所が好感持てて良かったです~
クラウディオもルチアを溺愛するだけじゃなく
ルチアにもらった血を飲んでも病気が治らなかった妻の事を思って
ルチアを襲おうとした男にされるがままになっていたルチアを
「あなたは死んでもいいかもしれないがあの男はどうなる?それは責任転嫁だ」
とちゃんと厳しく諫めるシーンとか、彼女にしっかり意見したり責めたり出来る所が良かった。
膝枕の所はルチアもクラウディオから迫られてばかりじゃなく
ルチアの方から彼に好意を示してあげる所が微笑ましくて可愛かったです~
クライマックスの教皇の葬儀のシーンは数々の奇跡を演出するしかけがよく考えられてて、
カテリナが死んだと思わせておいて助かってたのも
後味悪い結末…と思ってたので良かったです。
修道院のシスター達の活躍もふふっと出来て楽しかったし、
クラウディオの嫉妬深い求婚もこの先ルチアが振り回される感じが想像できて良かったです。
前作ヒーローのカエサルとヒロインヘルミナもラストで
「こっちを睨んでる馬鹿がいるから」と軽口を叩きつつも
新婚の2人を2人きりにしてあげる所が良かったです~
悪役のレアンドロが思ったほど頭良くなかったのがちょっと物足りなかったけど、
ジーノの若い2人を微笑ましく見守ってるところとか好きでした~
クラウディオがルチアを圧倒的なカリスマ性とか言ってるけど、
その時点ではルチアクラウディオから必死に逃げようとしてただけだよね?
と盛大にツッコミたい所もありましたが、
全体的には前作よりスケール大きくなってたし笑えるところもあって、
よくまとまったお話で良かったです。


雪侯爵の銀灯師は白川さん棘公爵の花嫁では薄い薄いと思ったけど
前作公爵夫人は銀灯師で慣れたのか白川さんが実力付けたのか、そこまで薄さ感じなくて
ヒロインのエミリアとヒーローのヴィクトルの
お互い好意を持ってるのに、
エミリアがヴィクトルの監視役に雇われている自分は彼を裏切っているのだと苦しみながらも
ヴィクトルの側にいたいから隠して役目を続けてる事や
それを知っていてエミリアに側にいて欲しいからあえて知らないふりをしているヴィクトルの
切ないじれじれラブが美味しかったです~
あらすじで2人はお互い相手に秘密を抱えていて…と書かれていたので
2人の秘密がそんな事?というのはちょっと肩すかしでしたが、
お互い幼い頃の贈り物を宝物として大事に持っている所とか可愛くて
2人が好き合ってる気持ちが無理なくて良かったです。
相変わらず銀灯師という職業の説明が全くないのはアレだけど、
ヴィクトルが口づける度にはにかむ様に笑うというのが目に見えるようで可愛くて、
ラストはじんわりと素直に良かったなあと思いました~
スピンオフ2編が収録されてるのは知らずに買ったのですが、
エミリアとヴィクトルの息子エリアーシュが主人公の子世代編、
「銀灯師と雪兎」もエリアーシュの
容姿はヴィクトル似だけどくえない感じに成長した姿にも萌えたし
初恋を大事に思ってアマーリエと結ばれる感じが可愛らしくて良かったですー
アマーリエの最初は彼に冷たくするけどエリアーシュにどきどきする描写とかも可愛かった。
「おやすみ、わたしの魔術師」も白川さんが一番のお気に入りだと言っているだけあって
この世に留まり続けている魔術師アロイスと
王女サラの約束が切なくて儚くも美しいラストシーンが綺麗でした。
挿絵のアロイス美形だった!!
一冊で色々なお話が楽しめて、しかも全体で1つの世界観でつながっているという
お得な感じで良かったですー


おにんぎょうさまがたはセン南のブックオフで
108円になるまでまだまだかかるだろうな…と思ってたら思いの外早く安くなってて
高く売ってたのが値下げされたのを見るのは久々だったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
今年の1月下旬に出たばかりですよ!
内容はお人形を題材にした5編のホラー短編集。

1話目の「ミーナちゃんは許さない」は何か文章がぎくしゃくしてて、
ラストで主人公の狂気がちらっと覗くのはおっと思ったけど
全体的にはよくある都市伝説みたいな域を出て無くて安っぽいと思ってしまいました。

2話目「サマーはなおらないで」は
死んだ夫の執着が妻と娘を脅かすのかと思いきやまさかの感動もので、
ラストの一文が
娘の結婚式の夢をみて泣いていた夫の暖かい体温と姿が感じられるようでしみじみしましたー

3話目の「あくじき少女」はこういういっちゃってる女の一人称って何番煎じだよと思ったし
主人公が中年のおばさんなのも予想できたけど、
ありすの末路は予想外で幸せになったと思ったのに可哀想でした。

4話目「エセルが映したから」は
1時間後の出来事を人形の目から見た映像で知ることが出来るという設定が面白かったし、
美人の屈託も主人公の誰からも必要とされない哀れさもリアルで
後味悪いけど一番面白かったです~

5話目の「さよならクローディア」は人形が添え物感有って、
どちらかといえば主人公の少女が引っ越した田舎の村の
土俗信仰の話の方がもっと読みたかったです。

どの話も本筋が人形と関係なく進むところが結構あって、
この作家さんのテーマを縛らないホラーも読んでみたいなーと思いましたが、
全体的にはまあまあ楽しめたので良かったです。
さあ明日からまたきりきりブックオフ巡りだぜ…
4月2日は町田に毎年恒例まちだ全国バレエコンクール中学生の部を観に行ってましたー
13時からの中学生の部の後シニアの部があって本当はそれも観て行くつもりだったのですが
シニアの部たった24人くらいしかいないし全員の審査が終わるのが20時半になるということで
帰りに町田のブックオフにも寄りたかったし次の日は午前中からマローンだったので
体力温存するためにも中学生の部が終わる18時半に帰ることにしました。
にしても去年は午前中から丸一日中学生の部だったし
その前の年までは中学生の部丸2日位あったのにどんどん参加者減ってて心配になります。
2日連続朝10時から開始で夜まで続く審査観に行くのは体力的に辛かったので良いけど、
昔は270人くらい参加者いたのに今年は132人しかいなくて、
来年以降コンクール継続できるのか心配…
毎年春の訪れを感じる恒例行事で楽しみにしてるので無くならないで欲しいなあ。

それはそうと、今年は去年までと比べて凄くレベルが落ちてました…
ミスする子が凄く多かった…
去年はまだお稽古事でここまで踊れれば充分、って感じの子ばかりだったけど、
今年は発表会ならまあ充分だけどコンクールの入賞レベルには到底達してない子ばかりでした。
踊られるヴァリも参加者自体が減ってるから必然的にバラエティなくなるのは仕方ないけど、
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥとかゼンツァーノの花祭りとか無くて残念だったなあ。
代わりにアルレキナーダがかなり多かったです。
ここ数年アルレキナーダ増えてるな~特徴有る振り付けで人気有るの分かるけど、
あざといし1人2人なら可愛いけどこう何人もいると飽きるよ…
逆に数年前までは人気だったサタネラは最後の方に何人かいたけど大分減ってました。
流行廃りがあるのね…
タリスマンも多かったけどこういう全幕ではあまり踊られないヴァリが人気なのは何だかなあ。
本当に原作観てるんかと言いたい。エスメラルダも大分減ってたなー
オーロラは鉄板ですがスワニルダも第1幕・第3幕合わせると結構いました。
黒鳥は一人だけ、ガムザッティも少なかったなー森の女王は結構多くて嬉しい。

ミスする子がありえない程多い中でごく数人上手い子がいるだけって感じだったなー
個人的には56番のラ・バヤデール影の王国ソリスト踊った子と
81番のワルプルギスの夜踊った子が上手かったと思います。
影の王国ソリストは1つ前の子も影の王国ソリストだったけど、(曲は違う)
その子との上手さの差が歴然でした。
ひらひらした衣装の扱いもこなれてたし片足ポアントで立って前進する所綺麗だった。
ワルプルギスの夜はこういう珍しい演目踊る子は大抵上手いなーと思います。
数年前もファラオの娘のヴァリ踊った子が優勝してたし。
ワルプルギス~身体の可動域が凄く広くて、ダイナミックな踊りで
ラストのポーズまでの流れもよどみなくて良かったです~
会場からは小声で拍手したい~の声が。
でも真打ちはラストの132番のディアナとアクティオンのヴァリ踊った男の子。
数年前までは男の子の出場者の方が少ない分レベル高かったのに、
今年は全然でしたが最後の最後にこの演技観られただけでも来た甲斐あったと思いました~
あまり観た事ないヴァリだったけど、ジャンプも高くて勢いがあって素晴らしかったし
回転技本当ぶれなくて力強くて凄かった~一陣の風のような踊りでしたー
間違いなくあの男の子優勝だろうなあ。

にしても毎年行ってるまちだバレコンももう17回目か~
確か初めて行ったのが17歳位の時の第3回位だったから、
もう本当に十数年もの間毎年行ってるんだなあ。
昔みたいに少女の踊りの初々しさ、愛らしさに感じ入る事が無くなっちゃったのは残念だけど、
それでも一日浴びるほどバレエを観られるこの機会は本当に貴重で大好きです。
衣装を観てるだけでも
女の子ってスカートはけるだけでも女の子に生まれてきた甲斐あるよな~と思います。
スワニルダのワルツ踊る子の足を上げる度にふわっとなびくスカートとか眼福でした。
何度も言う様に昔ほど色々なヴァリが観られなくなったのは残念ですが
まあ年々衰える体力的にはこの位の人数がちょうどいいかな…
今年もバレエ漬けの幸せな一時を過ごせて良かったです~!


世界フィギュアスケート選手権観てました~
女子はオリンピック3枠取れなくて残念でしたね…
あのメンバーじゃ厳しそうだなとは思ってましたが。
三原舞依ちゃんはフリーのシンデレラスケートを滑れる喜びが
曲の疾走感と一体となって爽快感を感じさせる演技で良かったです。
樋口新葉ちゃんはフリーのシェヘラザードエキゾチシズム満点な衣装とプロで好きです~
妖艶な曲調のとらえ方や表現の面はまだまだだと思いますが、それが返って可憐で
16歳の新葉ちゃんだからこそ出せる清純さを感じさせるシェヘラザードで良かったですー
ガブリエル・デールマンのラプソディ・イン・ブルーも
大人の魅力とキュートさを同時に感じさせる演技で、
表情もいきいきとしていて曲調に良く合った体の使い方が良かったです。
ポニーテールをいじる仕草とかも色っぽさと可愛らしさが共存してる感じで。

男子はショート凄く見応えありましたねー
宇野君、フェルナンデス、チャンの3人の演技の完成度が凄かったですー
宇野君は哀愁漂う感じ、フェルナンデスはスペイン男の色気むんむんのマラゲーニャ、
チャンは無邪気な子どものような繊細さ、
3人それぞれの世界観が感じられてとっても良かったです~
特にフェルナンデスは今までで最高のマラゲーニャで素晴らしかったです!!
それだけにフリーは羽生君だけ異次元の演技だったから結果は異論無いけど、
上位陣の崩れが残念だったなー…
あとフジテレビはミーシャ・ジー大好きだなと思いました(笑)
ミーシャ・ジーは自分で振り付けたプロ単調な感じで何だかなあ。
ちゃんとした振り付け師に依頼した方が良いんじゃ…
でもフリーのくるみ割り人形のジャンプ全て着氷した後の
喜びを全開に解放する様に滑る姿は何だかんだ言って心揺さぶられました。
ボーヤン・ジンもネイサン・チェンの下位互換とか失礼なこと思ってましたが
表現の面でも良くなってて良かったです。
ジェイソン・ブラウンも所作の1つ1つが流れるようになめらかで、
静謐な滑りがピアノ・レッスンの音色にぴったり合っててとても美しかったです。

EXはミーシャ・ジーのチュッパチャプスをメドベちゃんにあげる所から始まって
上着を脱いでキレキレな踊りを見せるところとか
凄くエンターテインメント性高い良いプロで好きでしたー
あれも自分の振り付けなのかな?
とにかくまた一年フィギュアの行方を見届けられて良かったですー
10月末からのGPシリーズから頑張ってここまで観てきて良かった…;;

セリスさんは序盤の気丈な女将軍の姿から
早々とロックにぞっこん乙女になるところが何とも可愛くて好きです(笑)


3月20日の夜中にBSプレミアムシアターでやっていた
ローラン・プティ振り付けの新国立劇場バレエコッペリア観ましたー
プティ版コッペリアは観るの初めてでしかも2月に上演されたばかりの公演と言うことで
観に行こうか迷ってたのでTVでやってくれて嬉しかったです~
コッペリア良かったです!キュートでコケティッシュな振り付けの中にも
しっかりバレエのテクニックが盛り込まれていて、
通常のコッペリアがポーランドの農村が舞台なのに対し
プティ版はパリが舞台と言うことで全体的に瀟洒な雰囲気が出ていて楽しかったです~
スワニルダ役の小野絢子さんとっても可愛かった~
白鳥とかお姫様役が似合う方だと思ってたけど等身大のおきゃんな女の子役も似合って。
もう振り付けとか覚えてないけど
スワニルダのワルツ、ローザンヌとかでよく踊られるヴァリではありますが
小野さん、スワニルダはかくあれかしという愛らしさで素敵でした~
衣装もお花柄のボディスにパフスリーブ、チュチュが可愛かったvv
コッペリア人形も可愛かったです~目を閉じたり開いたり、扇をゆらゆら揺らしたり。

でも一番印象的だったのはスワニルダとフランツの恋よりコッペリウスの悲哀。
ラストの2人の結婚式の喧噪の中たった一人取り残されバラバラになったコッペリアを抱いて
真っ暗の舞台の中スポットライトに照らされるコッペリウスの姿がとても哀切でした。
コッペリウス役のルイジ・ボニーノ、
素敵な紳士ながらもユーモアも感じさせる演技が良かったです~
番組始めにじんわりと心に染みるラストシーン、と言ってて
他の版のようにコッペリアが命を持って動き出すとかかなーと思ってたので
全く救済のないラストに戸惑いましたが、
プティの老人の孤独に寄り添うのと同時に
人形に恋するというのを決して肯定していないというか、
ひとりよがりの愛情なのだと断罪する相反する2つの心情を物語っている気がしました。
逆にフランツはスワニルダそっくりに作られたコッペリアに恋するというのは
白鳥の湖の白鳥と黒鳥の様に、一人の女性の二面性に恋していたとも考えられるなと。
フランツ役の方も名前忘れちゃったけどテクニック素晴らしかったし、
1時間半飽きさせない舞台でとっても楽しかったです~
しかしプティが亡くなってたの全く知らなかったよ…
彼の振り付け作品ではこうもりとかも大好きだなー


という訳で毎度お馴染み少女小説日記。
最近読んだのは高遠砂夜さんのコバルト文庫「オデットと魔王の宝珠」、
葵木あんねさんのルルル文庫「緋色の聖女に接吻(くちづけ)をー白き翼の悪魔ー」、
ひずき優さんのコバルト文庫新刊「腹へり姫の受難 王子様、食べていいですか?」
の3冊。

オデットと魔王の宝珠はシリーズ物の第一巻で
基本シリーズ物は集めるのが大変なので買わないようにしてるのですが、
渋谷センター街店のブックオフで100円サービス券が余ってたので
他にめぼしい物が無かったのでまあただなら…と買ってきました。
2時間位で読み終わってしまうくらい内容薄かったです…
ヒロインのオデットの変に良い子ちゃんじゃない現実的なところは良かったですが、
何分キャラや展開がレヴィローズの指輪のセルフ二番煎じっぽいのばかりで
このシリーズ打ち切りっぽい終わり方だと聞いてましたが
伏線が何一つ回収されないで終わるのが目に見えるような終わり方でした。
起屋一子さんのイラストが可愛かったのだけが救いかな…


緋色の聖女に接吻をは発売当時全く食指が動かない表紙とあらすじで、
1,2ヶ月前ブックオフで買ってからずっと放置してる間に
別の店でもっと安く売ってたりして盛大に後悔してましたが、
まあ期待してなかった分それなりに楽しめました。
ヒーローの元大天使で神の怒りに触れて悪魔に落とされたバルキネスが
良い意味で期待を裏切る性格で良かったです。
アリーチェがジュストの娘だというのは全く予想して無くてやられましたー
葵木さんの作品っていつもラスト付近に雑な陰謀があって何だかんだで終わりって印象でしたが
今回はいつもと違うタイプの自分に悪役の自覚がない悪役というのが新鮮で良かったです。
ラスト神の接吻を消さなかったために許されたバルキネスが
アリーチェの側にいるために再び悪魔として生きることを選ぶ所は感動でしたー
でもこの2人好きあってても結ばれることは出来ないんだよね…と思ってしまいましたが。
そういう所も良い意味でいつもの葵木さんらしくなくて2人の魂の繋がりが素敵でした。
教皇選挙とか実際のキリスト教の感じから遠ざかりすぎないよう
でも適度にぼかされて上手く書かれてて良かったです。


腹へり姫は今月のコバルト文庫の新刊。
例によって書店で定価で買おうかブックオフに並ぶのを待とうか散々迷いましたが、
ひずきさん好きなので決心して買ってきましたー
加々見絵里さんの表紙微妙だしあらすじも今すぐ読みたいような感じではないし
こんな微妙な案件ブックオフ待ちで充分だったなー…と
買ってから往生際悪く後悔してましたが。
お金の問題じゃないんだ…ブックオフを渡り歩いて探す楽しみを逃すのが惜しいんだ…

前置きが長くなりましたが、内容は面白かったですー
ひずきさんの書くお話はわいわい賑やかで読んでて楽しいです。
今回は特にコメディに特化した作風で、
最近のコバルト文庫って序盤はコメディでも変にシリアス挟んでくる作品が多い中
肩の力を抜いて笑いながら最後まで楽しめて良かったですー
あらすじを読んで腹へりの呪いをかけられたティシエナ姫の
お付きの騎士の亡国の王子アルフィアスは
通り一遍の堅物騎士なのかと思ったら、ティシエナにぞんざいな態度だったのが意外性有って
序盤の大食いコンテストでたらふく食べた後のティシエナに抱きつかれて
「にんにくくさい」とひっぺがす所とか、
「ここまで来たら買えるだけ安く魚を買って帰るぞ」とか、
有能なのにティシエナの食糧事情をクリアするためだけにその力を使ってる感じが笑えました。
ティシエナもひずきさんのヒロインはみんなそうですが
良い子ちゃん過ぎない良い子で好感持てるところが好きです~
台詞とか心の声が飾り気がない素直な感じで読んでて凄く気持ちいい。
たまに「はぅ…」とか頭弱い系女子みたいな台詞があるのはアレですがスルーしてました。
ティシエナが腹へりの呪いをかけられて内心落ち込むことがあっても
皆に心配をかけたくないからわざと脳天気に振る舞ってる所も、
それをちゃんと見ててそんな彼女の力になりたいと思うアルフィアスも良かったです。
キャラも絵師さんが悪婿のコミカライズをしてた加々見さんという事もあり
悪婿と既視感ある感じは若干しましたが、
イケメン好きの魔女イングリッドも結局いい人で
めんどくさい乙女こじらせた女なのが面白かったし
顔以外取り柄のないダメ王子のコルフィッツも巨乳大好き設定が笑えて憎めなかったし
どのキャラも立ってて良かったですー
個人的に近衛副隊長のラヴェルが意外とまっとうなキャラで好きでした。
ひずきさん本来はもっと複雑な政治事情とか推理物とか書ける人だけど、
あえてギャグや軽いノリに終始してるお話作りで良かったですー
イングリッドの過去の話を絵本にして売り出してるけどアンハッピーエンドで売れて無くて
「売れてないんかい」というイングリッドのツッコミとか好きです(笑)
ティシエナの「女の子がみんな胸の開いた服を着こなせると思わないで下さいネ?」
って台詞も好きです。
ほど良く糖度もあって良かったけど、
ただ一つ苦言を呈するなら加々見さんのイラストがなあ…
ティシエナが地味で美少女に見えないしヒーローのアルフィアスもデッサン狂ってるし…
でも全体的には楽しめたので良かったですー
またひずきさんの新作が読めて嬉しかった!
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