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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

…名前はリリー(百合)ですが…
リリー・ヘザー王妃の少女時代。嫁ぐ直前かな。
川原由美子先生の観用少女の白雪みたいなイメージで描きたかったのです。
黒髪の塗りに本気出して描こうと思ったのですが、大して綺麗に見えませんねえ…orz
真っ黒なドレスに映える真っ白い肌というのを表現したかったのですが、
言うほど色白に塗れなかった…
ドレスの黒色ももっと濃くして肌を引き立てたかったな。
でも黒の中に真っ赤な薔薇は結構映えて見えるように描けた気がして雰囲気は気に入ってます。
小雨プリンセス版シンデレラの衣装に似ちゃってますが。引き出し少ないなあ…


毎年楽しみにしてるローザンヌ国際バレエコンクール、
例年は5月のGW頃の放送ですが第45回目の今年は今日6月3日の放送でしたー
10代20代の頃のような新鮮な感動はないけど、
やっぱり夏の初めの新緑が美しいこの季節に
世界の若いダンサー達の美しく研ぎ澄まされた肉体と踊りを観るのは
とてもフレッシュな息吹を感じられて大好きです。
ぶっちゃけプロの舞台の放送よりローザンヌの方が好きかも。
未完成だからこその可能性やきらめきが感じられるし、
一人3分前後の短い踊りが次々観られるので変化に富んでて退屈しない所が好き。

今年は全体的にレベル高かった気がします~
でも女子はパキータとかラ・バヤデール幻影の場とか海賊のオダリスクとか
抽象的な作品が多くて、前みたいにオーロラとかスワニルダとかジゼルとかの
キャラクター性・ストーリー性のある作品踊る子が少なくなったのは寂しいなあ。
キトリは2人いたけど。あとローザンヌでキューピッド踊った子初めて観た…
でもみんな衣装は凝ってて個性出してたのでまあ良かったですが。
男子も王子様系踊る子が前より少なくなったのが残念。
あと今年はコンテンポラリー・ヴァリエーションの審査を
全員分放送しなかったのが残念でした…
確かに毎年20人全員のコンテを観るのはだるかったけど、
同じダンサーでもクラシックと全然雰囲気が変わるのを楽しむのが醍醐味なんじゃないの…
解説の方は去年までのスターダンサーズ・バレエ団の方から
バーミンガムロイヤルのファーストソリストだった山本康介さんに変わられてましたが、
最初は男性の解説者かーとちょっと不満だったけど
技術面だけじゃなく役柄の表現面や衣装にまでコメントしてるのが面白くて、
特にコンテの解説はとても詩的でダンサーって感受性豊かじゃないと務まらないんだなーと。
たった3分前後の踊りにあそこまで様々なことを感じられるって凄いなと思いました。

女子で気に入ったのは中国の李芳斉さん。
クラシック・ヴァリエーションのパキータのエトワールは
いかにもプリマバレリーナという気品に満ちた女性らしい踊りが素敵だったし、
コンテのノクターンは
同じノクターンを踊ったルーマニアのディアナ・ジョルジア・イオネスクさんも
とても優美で完成された大人の女性のしっとりとした雰囲気を感じさせて
まるで月の光のように美しかったけど、
李さんのノクターンは同じ振り付けなのにまた全く違った雰囲気で、
今まさに花開こうとほころびはじめた薔薇のつぼみのような
大人の女性になる直前の少女の初々しさが感じられる踊りで凄く好きでしたー
コンテ踊り慣れてないのか少したどたどしい所もあったけど、それすらも可憐に感じられて。

去年は以前みたいに感受性が無くなったーとか嘆いてたけど
同じ振り付けを違うダンサーが踊るだけでこんなにも差が出る面白さをまだ感じられて嬉しい。
オーストラリアのジェシ・シーモアさんのコンテのレクイエムも良かったなー
ひだをたっぷり取った真っ白いロングスカートが素敵で、
長い美しい褐色の髪を下ろして舞う様が
音楽はグレゴリオ聖歌で厳粛な感じなのにどこか色香を感じさせるのが面白くて、
巫女の奉納する舞を観ているようでした。
いつかも書いたけど髪の毛って本当にセクシュアリティを感じさせるなーと。

日本の藤本結香ちゃんもクラシックの影の王国第1ソリストは
踊り自体は上手かったけど15歳という年齢もあってまだ体型が完成されて無くて
ちょっとちんちくりんに感じちゃったけど、
コンテのシンデレラ・ストーリーは15歳の少女らしい
無邪気で純粋な感じのシンデレラを演じててとっても可愛かったです~
15歳の今だからこそ出せる自然な可愛さだなと思います。

2位をとったブラジルのマリア・フェルナンデス(略)さんのキトリは
おきゃんでチャーミングな曲をばっちり表現してて結果にも頷けましたー
コンテも自分の個性や魅せ方をよく知ってるなーという感じ。
今年はクラシックよりコンテの方が観るの楽しかったかも。

男子はこれといって気に入った子はいなかったけど、
スカラを取ったイタリアのミケーレ・エスポシト君は舞台を大きく使った海賊で
テクニックも安定してたし、コンテも技術・表現力共に突出してる感じでこれまた納得。
日本の中尾大亮君のジークフリートも正統派王子様オーラ出てて好きでした。

解説の山本さんが胴体の体貫が~とか腕のポジションが~とかだめ出しされてるのを聞くのは
技術的な部分は分かっても
そういうバレエの決まり事とか
基礎的な面が出来てるかどうかは全く分からない私には
へーという感じでとってもためになりましたが、
どの子か忘れたけど女子のチュチュのスカートが短すぎて勿体ない~とか言ってたのは
この人オネエか…?とちょっと思ってしまいました…^^;;
何にしてもダンサー達の若々しいエネルギーに触れられて
こちらも良い刺激を受けられて楽しかったです~
今年も放送してくれてありがとうNHK!!
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-クリスタル、再び-
じゃないですが(FF9ネタ)
最近着飾ったお姫様や貴婦人ばかり描いてたので、
某方と少女談義で(私だけが)盛り上がっていた事もあり、
久々に私の理想の少女である粉雪を描いてみました。
ああ、昔は粉雪描くのもの凄く楽しかったんだよなーと色々思い出せました。(過去形)
16歳位の頃はこんな感じの粉雪ばかり描いてましたー
真っ白いワンピースを着て、少し不安そうな表情で未知の何かに怯えるようにも見える少女。
自分の内面も身体も日々移り変わっていく事に戸惑いを隠せない少女。
儚げで手を伸ばせばたちまち淡雪のように消えてしまうような、
そんな少女性をこそ描きたいと願っていました。
膨らみかけた胸、柔らかな二の腕、すんなりした脚を描くのが大好きだったなあ。

いつの間にか粉雪以外の少女は全く描かなくなってしまいましたが、
昔の私の絵を描く原動力は自分の理想の少女を紙の上に表現したいという情熱であり、
少女のまとう空気感のような物までも表現したいとずっと思っていました。
粉雪は冬の少女ですが、私の思い描く少女の原風景は
夏の陽炎のように揺らめく真っ白いワンピースの少女です。
冬の少女の白い頬が寒さでうっすらと上気した感じも大好きなのですが。
ベビードールも大好きだったなあ。白と水色の組み合わせも。
少女のイノセントさにはやはり白がよく似合う。
いつか必ず過ぎ去ってしまう一瞬だけの美しさだからこそ、
少女は永遠の憧憬なのだと思うのです。とまれ、お前は美しい、というやつですね。

…にしても最初は立ってる絵描こうとして4枚失敗して、
ただ単に立ってるだけの絵がこんなに描けないなんてと
一発描きとはいえ画力の衰えを痛感しました…
最終的に座ってる絵で色々誤魔化してお茶を濁しましたが、
スカートから出てる足がおかしすぎる…
粉雪の髪を塗るときはいつも茶色を薄い色から順番に3色使うのですが、
2番目に塗る茶色が買い換えたばかりだったのでインクが有り余りすぎて
久々にコピック握ったこともあり全然制御できなくて
最後の一番濃い茶色で何とか前髪のあたりは誤魔化しましたが
ツインテールの塗りは誤魔化しきれず大失敗してますorz
やっぱりちゃんと定期的にコピックも使わないとどんどん下手になるなあ…
昔描いた粉雪の髪の塗り見るとあくまでも私比でですが超絶技巧に見える不思議。
肌だけは粉雪の名前通り色白な感じに塗れたのではないでしょうか。
まあPhotoshop Elementsのレベル補正のおかげですが。
しかし粉雪のデザインは本当に私の大好きな要素が詰め込まれてるなあと思います。
風になびく白いリボンとか可憐の極みですよねえ。


と、前置きがとんでもなく長くなったので本題の色々な感想はあっさり目にします。
絢爛たるグランドセーヌ8巻、ブックオフのセールで買ってきましたー
相変わらず奏がどこまでも一直線で、
悩む姿までもが私って駄目じゃん!!みたいな直情型な感じなのが読んでて面白いです。
アビゲイル・ニコルズからディアナの参考にと動画を送られて、
自分なりのディアナはスカラシップを狙うディアナ!と思い定めて踊る所は面白かった!
翔子がいつも通りの踊りのオーロラを踊ってるのを観て
舞台の広さを把握するところとかも伏線が利いてて良かったですー
履き潰しかけたポアントか新しめのポアントかどちらを使うか悩むところとか、
相変わらずバレエのリアルのディティールが丁寧に描かれてるところも好きです。
YAGPの日本予選で滝本先生が会場に近いホテルを取っておくべきだったとか、
そういう細かい描写1つ1つにもリアリティがあって楽しい。
にしてもこの漫画どことなく百合っぽいのがわざとなのか狙ってるのか。
嫌な匂わせ方じゃないので全然気にならないんですけどね。
翔子と絵麻の関係とか一筋縄ではいかない感じで面白いですー


第23回日本ホラー小説大賞優秀賞に選ばれた坊木椎哉さんの
「きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて」読みましたー
究極の純愛を書いたホラーみたいな紹介をされてたのでどんなもんかと思いましたが、
まあ純愛だけど思ったほど切なさとかやるせない感じとかは無かったかな。
あくまでホラーという枠の中での純愛で、
シズクの左手を鞄に入れて
イタギリから初めて外の世界に出ていく晴史というラストは
晴史の視界に映る鮮やかな色彩と共に一筋の希望を感じさせて良かったですが、
「純愛」という言葉に期待しすぎたかも知れません。
竹林老人は死ぬだろうなとは思ってましたが結構早かったので拍子抜けしたけど、
彼の生き様は人生の奥深さを感じさせて好きです。にしても最近オネエキャラ流行ってるな…
全体的には面白く読めましたが、肝心の物語の舞台であり屋台骨であるはずのイタギリの街が
治外法権でどこか無国籍な感じにしたいのは分かるけど世界観の詰めが甘いというか、
言うほど独特な雰囲気が出てない感じがしたのは残念でした。


21日にNHK教育でやっていた「NHKバレエの饗宴2017」観てましたー
これもチケット取ろうか迷ってたのでこんなに早くTVで放送してくれて幸せ。
井上バレエ団のナポリ第3幕よりは、実況ではもっさりとか発表会とか言われてて、
確かにあか抜けない感じはしましたが、
最初の男性ソロを踊ったダンサーはジャンプ力があって良かったですー
女性の2番目のソロを踊った方も流れるような動きで良かったし、
ヒロインのテレシーナ役を踊った方は
さすがに自分の良さが引き立つ角度とかを
よく研究して分かってるなーという感じで良かったです。
相手役のジェンナロ役の男性はちょっとジャンプが低空で期待外れだったけど…
去年のルグリが選抜したジュニアのダンサー達のナポリと比べると
フレッシュさは無いけどやはり躍り込んでる感じがしました。

浜田・貞松バレエ団の死の島はコンテなので全く期待してなかったけど、
舞台が暗すぎて何してるのかほとんど分からなかったけどラフマニノフの曲が良かったし
黒いクロスがかかったテーブルや扉が効果的に使われていて、
死に怯えながらも必死であがく人間の姿の美しさを描いているという通り
ダンサー達の動きの1つ1つがとても表現力を持っていて、最後まで飽きずに観られましたー
ラスト、テーブルにかかっていた黒いクロスを身体に巻き付けて
「2つの異なる世界を繋ぐ」物である扉を出ていく女性の姿がとても象徴的で
彼女は死を乗り越えたのかそれとも…?と色々想像が膨らみました。

新国立劇場のテーマとバリエーションは、
主役の米沢唯さんと福岡雄大さんがコールドと一緒に踊るとき
自分たちだけが目立とうとするのではなく、
コールドと一体となって、
それでいて彼等とは一線を画した自分たちの輝きを放ちながら踊っていたのが
コールドも主役も一丸となって息が合ってこそのバレエという芸術の素晴らしさを感じさせて
とても感動しました~コールドにも惜しみない拍手を贈りたいです。
米沢さん、指導者の方にとにかくフェミニンに、と強調されたと言ってましたが、
本当に女性らしく気品溢れる中にも艶っぽさも感じさせる踊りで美しかったです。

牧阿佐美バレエ団の眠れる森の美女第3幕は…牧の眠り上野水香さん主演のDVD持ってるけど
衣装とか装置とか変わった…?
王妃の大きく横に張り出したゴージャスなスカートとかは良かったけど、
セットが狭苦しく感じられてちょっと残念…
銀の精役の阿部裕恵さんはくるみのクララ踊ってた14歳の頃から
自分なりの役作りとか踊りのビジョンを全然感じられない所が全く変わって無くて、
踊りは確かに上手いのかも知れないけど
今度ドンキで主役デビューだそうですが大丈夫か?と思ってしまいました…
青い鳥役のダンサーはジャンプ力もあるし上手かったけど、
ちょっと踊りに力みが感じられたかな。
フロリナ王女役の方は最後ちょっとぐらついていたし音に乗り切れてない所もあったけど、
愛され姫オーラ出てて可愛かったですースタイルも良かった。
肝心のオーロラ役の青山季可さんは姫と言うより女王のようなクールな雰囲気で、
ちょっとミスキャストだったような…
王子役の舌咬みそうな名前の男性ダンサーも跳躍も低いし迫力が全くなくて残念。
抜粋という事で全幕とはまた違った難しさもあったのでしょうが、
上野さん主演のDVDの方がずっと良かったです。

踊りの合間合間に挟まれるリハーサル映像とかダンサーのインタビューとか観るのも楽しくて、
クリエイティブなエネルギーに触れると本当に心がフレッシュになるなあと。
新緑が美しいこの季節に芸術やいきいきとした感性に触れられるのはとても気持ちいいですね。
…でも今回はDVDに焼いて保存しておくほどではないかな…


あっさり目と言いつつこれですよ…あっさり目でこれなんですよ…毎度前置き詐欺すみませんorz

ということで主要オリキャラ6人をミニキャラで描いてみました。
本当はもっと凝った絵描きたかったんですけどね…orz
左上から時計回りにユーディ、粉雪、透子、貴史、聖夜、ラズル。
ユーディが一番ミニキャラらしく描けた気がして気に入ってます。
ラズルはこの衣装ミニキャラに落とし込むの難しくて
特に貴史との頭身の違いがあからさまですみません…;;
日だコンの2人は年一回しか描かなくなってしまって主要キャラとも言えない気がしますが…

このブログももう7年続けてるんですね…
ブログの内容もその都度ハマってる物によって
ドラマになったりオペラ・バレエになったり小説になったり様々に変わってきましたが、
ここまで続けてきて様々な方から感想頂けたりした事がとても嬉しかったです。
もちろん通りすがりの方もとっても嬉しいです!
この2,3年位はすっかり読書備忘録になってますが、
これからも気まぐれに続けていきますので見守っていただけると嬉しいです~
色々な意味で来て下さってる方に優しくないブログですが、
8年目も雨の通り道をどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

リリー・ヘザー王妃の喪服姿パートⅡ
この前ちょっと彼女のシリアスな話もしたので
絵も今回は未亡人らしい沈痛な面持ちにしてみました。
喪服のデザインも更に露出度控えめでかっちりした雰囲気にしてみましたー
ヴェールも慎ましやかにロングで。
ヴェール部分はトーンなのですが裾のレースのトーンとの境目がはっきり出てしまい残念。
確か映画「仮面の男」だったと思うのですが、
フランス王の未亡人の王妃?王太后?が
こんな感じの喪服姿で終盤ちらっと映ったのがとても印象的で。
何度も言いますが長いヴェールの陰に隠された慎ましやかな美貌の未亡人って素敵ですよね。
しかしリリー・ヘザー王妃はこの時34歳ですが20代にしか見えない設定なのに年相応に見える…
髪型のせいもありますかね…まあ夫を亡くして彼女なりに憔悴してるという事で。


先月末に発売したばかりのコバルト文庫が
それぞれ渋谷センター街店とあざみ野店でかなり安く売ってたので買ってきましたー
どちらも帯付き!vv
とくに秋杜フユさんの「イノシシ令嬢と不憫な魔王 目指せ、婚約破棄!」は
表紙デザインがいつもながら凄く可愛くてブックオフで探してたので嬉しかったですー
まあどうせすぐ108円になって
ああーもう少し待てば良かったぁー;;ってなるのは分かってるんですけどね…
白川紺子さんの「ブライディ家のおしかけ花婿」は表紙可愛いことは可愛いけど
あんまりコバルトっぽくない感じであらすじも大して惹かれないし…と思ったけど
繰り返しますが発売後半月位しか経ってないのにかなり安かったので。
コバルト文庫読むの自体ももちろん楽しいのですが、
何が楽しいってネットに感想書いて一つか二つでもレスもらえると本当に嬉しくて
それ含めて楽しみで買ってる感じです。
まあいつも108円で買った発売後大分経ってる本の感想ばかり書いてるので
ほとんどはスルーされるんですけどね…
そういう訳で発売後一ヶ月以内の新刊に出会えるとついつい買ってしまいます…


と、前置きが長くなりましたが感想。
秋杜さんのイノシシ令嬢は何度も言いますが表紙可愛い~vv
クロエの凛々しい表情可愛くもかっこいいしサカノ景子さんいつもドレスあまり上手くないけど
今回は紫色のドレスそれなりに華やかで可愛いかったですーアルセニオスもイケメン!

内容はあくまでもシリーズ全作読んでればという前提ですが、
シリーズ中随一の内容の濃さだったと思います。
前作ヒロインのアティナの比重がかなり占めてて
その辺は前作でやっとけよと思わないでもなかったですが、
こじらせシスコンと精霊の花嫁のヒーローコンラードも出てきたり、
シリーズファンへのサービスが多めだった気がします。
肝心の今作のヒロインのクロエは本当にタイトル通り
猪突猛進型でまっすぐな気性がとっても可愛くて良かったですー
序盤の自分と同じ色のドレスを着た令嬢に嫌味で褒められても
馬鹿正直にお礼を返しちゃう所とか、
アルセニオスに女だからと気遣われても自分は騎士としての矜持があるから
女だという事を理由に気遣われても侮辱だと感じたり、
アルセニオスに「あなたがやった事は民を救う正しい行為だったのです」と
王位を剥奪した際に苛烈な粛正をして敵も多い彼をまっすぐ肯定してあげる所良かったですー
アルセニオスも前作に出てきた所ほとんど思い出せなかったけど、
魔王というあだ名とは裏腹に騎士道精神に溢れた正義感ある所と
文武両道な所がかっこよくて、
クロエに図らずも屈辱感を与えてしまった後きちんと騎士として認めて稽古を付けてあげる所や
フィニカに向かう途中で聖王女の騎士に出くわしてスカートを切り裂いて応戦したクロエに
彼女のことを騎士として尊重するのと同時に女性としてもきちんと気遣って、
女性として大切なものをおろそかにしないで欲しいとお姫様だっこする所とか
魅力が自然に書かれてて良かったです!
全体的に2人が惹かれ合う過程がとても丁寧で自然で
アルセニオスは誰に何を言われようと
クロエに自分のやったことは正しいと肯定してもらえて凄く救われたんだろうなとか、
クロエも女だからといって自分を見くびらないで
対等に扱ってもらえた事が嬉しかったんだなとか、かと思えば女性扱いもされて戸惑ったり、
とにかく2人の心の動きが読んでて手に取るように納得出来る感じが凄く良かったです。

脇キャラの配置も良くて、クロエの従兄でアルセニオスの側近のデメトリの
騎士馬鹿なクロエで遊んだり毒舌をあびせる所も良いキャラしてたし、
逆にクロエからもごく自然に急所をえぐられて落ち込む所とかやりとりが面白かったです~
「今の下りが全て仕置きだったのかよ」のシーン好き(笑)

ヨルゴスは老獪ながらもお茶目な好々爺だとばかり思ってたので
終盤で明かされる真実には面食らいましたが、
偽のアレサンドリ王太子妃を仕立てたベゼッセンより
回りくどいヨルゴスのやり方の方が遙かに意味不明でした…
そしてあえて今まで言ってませんでしたが
クロエの騎士設定のみならず
毒の匂いが分かるとか
一度読んだ物の内容を忘れないというチート性能は盛りすぎだろ…と興醒めでした。
ラストのヨルゴスの真意を明らかにするためだけの設定だったのが丸わかりで
凄くご都合主義を感じてしまいました。
でも特に前作虚弱王女と口べたな薬師ではゆるふわで幼稚といっても良かった
各国の政情や政争の設定が今回はかなり詰められてて、
まだまだ他のコバ作家さんに比べれば及ばない部分もあるけど
カルピオマ辺境伯の下りとか諸々、
かなり説得力持たせてたのは秋杜さんの成長を感じましたー
お前に甘えても良いか?とアルセニオスがクロエに膝枕してもらったり、
今夜はお前の温もりを抱いて眠りたいというラスト近くのシーンとか、
サカノさんの挿絵共々甘くて可愛くて良かったです~

偽王太子妃の捕り物のシーンのコンラードの台詞への
「かわいい多くない!?」「長っ!タメ長っ!」とかいうクロエのツッコミとか
ギャグは悪のりしすぎな感も有ったけど、
全体的にはまあまあまとまってて最初から最後まで凄く楽しんで読めました。
イノシシ令嬢クロエの爆走と魔王アルセニオスのツッコミが追いつかない感じ面白かったですー


白川さんのブライディ家の押しかけ花婿は…
まあ良かったんだけど、話の密度はこれ位で良いんだけど
キャラが薄味な感じでいまいち萌えられなかったのが残念だったかな…
ヒーローのデューイとかもうひと癖位個性盛って欲しかったです~
全体的に惜しい!!もう少しで萌えられそうで萌えられない!!って感じでした。
マリーの父母とかもっと出番増やしてキャラ付けできそうなのに勿体ない。
上流階級の貴族達が魔法を扱えるという世界観と
各々が普通の魔法の他に自分だけの持って生まれた魔法を持ってるという設定は良かったですー
第一章はマリーのトラウマが明かされる所とか春荒れの魔女になれなかったという屈託が
え?そんな事??感があってちょっと肩すかしだったし、
不幸な生まれの少女とその使役獣の犬との絆とかは良かったけど
ちょっと構成がだるい所があったかな…
第一章で大きな扱いだった鉱石がその後の章ではあまり話に関係なくなったのも
第二章の全体の雰囲気から浮いた弁護士の母親殺しの件も、
どちらも違う意味でですがバランスの悪さを感じました。
マリーの唯一の友人アリサとデューイの友人で魔法審議員のフィオンとのロマンスは
爽やかな空気感が感じられるようで良かったですー
第三章でマリーが春の帳に主人と認めさせる下りはちょっとあっけなくて
そんな事だけで良いの?と思ったけど、
マリーのときめくとまばたきする度にまぶたから蝶が羽ばたくとか、
アリサの花を咲かせるとか、レディ・ルルスの手を叩くと人でない物が人になるとか
各キャラの持って生まれた魔法の描写や種類は詩的で綺麗で面白くて良かったですー
ただ絵師さんの庭春樹さんがなー…
表紙も挿絵も童話的な雰囲気が話に合ってると言えば合ってるんだけど、
キャラが太って見えて…
もっと椎名咲月さんとか凪かすみさんとか
好きな絵師さんで読みたかったと思ってしまいました…


GWのセールで櫛木理宇さんの角川ホラー文庫、ホーンテッド・キャンパスシリーズ第10弾
「きみと惑いと菜の花と」買ってたの読みましたー
コバルト文庫にどっぷりな身にはホラーとかあんまり…と思って読み始めたのですが、
「なぜおれはブラッド・ピットに生まれなかったのだろう-
鏡の前で、八神森司は真剣にそう思い悩んでいた。」
という冒頭の文にくっそ笑いました(笑)
前巻までは余計だと思ってた新キャラ・鈴木の存在にも慣れて
オカ研メンバーと馴染んでる感じも良かったし、
森司とこよみのデートも可愛かったし、
いつも通りぞわぞわする本能に訴えかける恐怖のツボを心得てるお話作りも
ギャグも巧みで凄く楽しめましたー

「目隠し鬼」はちょっとお話が込み入ってて
シーツの間から覗く白い女の足という導入部からかなり話が展開して
ちょっといっぱいいっぱいになって恐怖感はあまり無かったけど、
目をつぶってれば相手なんて誰だって同じ、という鮎美の言葉と
目隠し鬼との結びつきが恐ろしくも示唆的でしたー

「よけいもの、ひとつ」は死者の話じゃなくバイロケーションの話だったので
怖くはなかったけど、返って箸休め的な感じに読めて良かったです。
この作家さんはこういう家庭環境で育ったらこういう人間になるだろう、という
キャラの背景作りがいつもヴァリエーションがあって特徴的だな、と思います。
初穂の切なく一途な想いが通じて良かったと思いましたー
あとこれまでのシリーズで明記されてなかった泉水ちゃんの美形設定が確定して
泉水ちゃん好きには美味しかったです(笑)190㎝の精悍な偉丈夫良いよね!!
森司のオカ研入部後すぐのエピソードという事で裏話的な感じで良かったです。

「いちめんの菜の花」は何度も言うように森司とこよみのデート描写が可愛くて、
ホラーにそういうの求めてないんで!!と思ってたけど意外に楽しんでしまいましたー
森司が成績には全く繋がらないけど地味に得意なことでポイントを稼いでいって
今までに見られたことのない眼差しを浴びる所とか良かったねと。
この2人これで付き合ってないんだぜ…というのを地でいってて微笑ましかったです。
そんな裏での事件も3編中一番怖くて満足できましたー
磁場が狂っていて過去の情景が見える土地に建っている廃屋や怪しい新興宗教と
よりましにされていた母子の悲劇など、相変わらずぞくぞくのツボを突くのが上手いなーと。
ラストでそれまでの3編を総括して終わる〆かたも
ああ、そうだったなこのシリーズこういう感じだったなーと思い出せてくれて
様式美を堪能しましたー
いつもはオカルト事件だと思ったら黒幕は生きた人間だったというオチが多くて
恐怖が半減するのが残念だったのですが、今回も確かにそういう所もあったけど
オカルトというかホラーの比重もちゃんとあってオカルトミステリの醍醐味を楽しめました。
このシリーズいつまで続くのか分からないけど、
シリーズ物もキャラ立ちさせるのが上手い作家さんが書くと面白いなと思いましたー
…で、映画化の話どうなった?

昨日13日は駒込にある女子栄養大学の中にある料亭・松柏軒で
素敵なコンサートを聴きながら美味しいランチのフルコースを頂いてましたー
短歌を教えてる母の生徒さんが所属しているアマチュアコーラス、
コーロ・リリーのメンバーの方に招待券を頂いたのですが、
朝9時起きで凄く眠くて疲れてたので行くの止そうかと思ってた位ですが
あいにくの雨模様も気にならないくらい素敵な一時を過ごせて良かったです~


10時半から開場で、駒込駅から徒歩4,5分位の
分かりやすい場所にある女子栄養大学に迷うこともなく10時45分頃到着した私と母。
私は前日体重調整のためほとんど食べてなかったので
とにかく一刻も早くコース料理が食べたかったのですが、
プログラムを観て12時半からランチタイムと書かれてるのを見て落胆してました…
が、ランチタイムまでのコンサートがとっても良かったので待つのも苦になりませんでしたー
最初にコーロ・リリーの方が20人ほどで
埴生の宿、アニー・ローリー、峠のわが家、
花に寄せて~ⅠたんぽぽⅡ猫じゃらしⅦばら・きく・なずなー母に捧ぐー
チムチム・チェリー、星に願いををハーモニーで聞かせて下さいましたー
指揮をなさったのはバリトン歌手の成田博之さん。
アマチュアコーラスという事で上手とは言えない感じでしたが、
声は皆さん綺麗だし一生懸命心を込めて歌われているのが伝わってきて良かったです。


全曲歌い終わって「練習ではどうなる事かと思ってたけど皆さん本番に強いですね!」とか
「皆さん私の指揮する手は見てくれてるんですけど目は合わせてくれないんですよ笑」とか
成田さんのユーモアたっぷりのトークも楽しかったです~
練習中のあれやこれやや
伴奏で成田さんと同じく合唱を指導されてるピアニスト・頼田恵さんのご紹介とか、
和気藹々とした雰囲気で進行していきましたー
ここからスペシャルコンサートと言うことで
ゲストに同じくバリトン歌手の古澤利人さんとソプラノ歌手の管純子さんが加わり、
プロの生歌が間近で聴けてとってもテンション上がりました!
歌い終わって席に着かれた
今回ご招待下さったコーラスメンバーの一員の奥様に言われて初めて思い出しましたが、
3年前のこの記事で管純子さんと成田博之さんのコンサート行ってたんですよね…
管純子さんはお名前聞くと確かに覚えがありましたが、
あのとき舞台上で観ていた管さんがこんなにも近くで歌ってるのを聞けるなんてと感激でしたー
成田さんのお名前は全然覚えてませんでしたが^^;;

成田さんの歌われた母親に窓から聞こえてくる恋の歌を聞いてはいけないと言われている娘が
それでもやっぱり耳を傾けてしまうというカンツォーネ、
抜群の声量と叙情的なメロディがとても良かったですー
古澤利人さんはイケメンで素敵でしたー
最近はミュージカルの方でも活躍しているらしく、
自分はミュージカルの俳優の中では太ってる方なんですよ~と
山崎育三郎さんとかの細さを強調してましたが、
あんなにスマートな古澤さんより細いってどんだけーと会場がどよめいてました(笑)
古澤さんはラ・マンチャの男より見果てぬ夢を日本語で歌って下さいましたー
声量はさほどではないけど、感情が良く乗っていて良かったですー
更にその後成田さんにご趣味は?と聞かれて最近油絵を始めて、
コンクールに出したんですけど今審査待ち、と仰って皆がすっかり信じ切っている所に
唐突に頼田さんのピアノ伴奏が始まって、古澤さんがケータイを取り出して出るふりをして
「これから俺は大画家だ、親戚中に見直させてやる」と曲名は分かりませんが
ユーモアのある歌詞とメロディの曲を歌われて、
最後結局最終選考に残ったのは間違いだったと分かって「もう電話には出んわ」と〆る
ユーモラスな歌を披露して下さいましたー
成田さんが「すっかり騙されましたよー」と言って古澤さんも
「騙してすみません笑全部大嘘です笑」と謝ってらしたのが笑いを誘ってました。
客席から華やかなお花柄のワンピースを着た管さんが現れて
オペレッタ・メリー・ウィドーより
ヴィリアの歌を日本語で歌って下さったのもうっとりでしたー
管さんも声量も音域もさほど無いけど、
何よりお姿が美しいしメリー・ウィドー大好きなので嬉しかったです♪
ピアニストの頼田さんもエリーゼのためにを披露して下さって、
なかなか生で最後まで聴く機会の無い曲だしメロディラインのひきこなしも流麗で素敵でした。
古澤さんがもう一曲「赤とんぼ」を披露して下さって、
しみじみとした空気に包まれて良かったですー
最後に成田さんがもう一曲歌われたのですが、成田さんにも日本語の歌も歌って欲しかったな…

さあスペシャルゲストの本格的なコンサートを堪能した後いよいよランチタイム!
という所で乾杯といえば乾杯の歌ですよねという事で、
何とバリトン歌手の成田さんと古澤さんが管さんと共に「無理矢理歌います笑」と
ヴェルディの椿姫より大好きな乾杯の歌を披露して下さってテンションはだだ上がり~♪


成田博之さん


古澤利人さん


管純子さん

私はシャッターチャンスだ!と写真撮るのに必死で
最初の方を良く聴いていなかったのが残念でしたが、
管さんの歌うヴィオレッタが本当に美の女神のように美しくて、
バリトンのお二人も本来はテノール歌手が歌う所を全く違和感なく歌って下さって、
祝祭ムードが高まって良かったです~
こういうシチュで聴く乾杯の歌はまさに至高ですね~
空腹は限界でしたがとっても満足しました☆

さあここからは怒濤の飯テロですよ。
松柏軒のお料理、とーっっても上品なお味でどれも凄く美味しかったですー!
最初に赤ワインか白ワインか選べて、私は何となく気分で白ワインを注文。
赤ワインにした母がついでもらって早々立ち上がった弾みで杯をひっくりかえしてしまい、
白いテーブルクロスに血のように赤ワインのシミが付いてしまって不吉な感じでしたが(苦笑)

アミューズヴァリエ:
ホワイトアスパラガスのパンナコッタ
サーモンのリエットライム風味

パンナコッタクリーミーでとっても美味しかったです~vv
サーモンも程よく塩気が利いてて美味しかったー
パンも別添えのオリーブオイルをかけると一層美味しかったです♪


オードヴル:
大粒ホタテ貝のカリカリポワレ
グリル野菜と一緒に
バジルとタプナードのソースとチェリートマトのコンフィー

大きな帆立貝がバーベキューみたいに香ばしく焼けていて美味でした~
周りのお野菜もバジルソースに付けて食べると美味しい~vv
バジルソースの風味がまた絶品で!!


メインディッシュ:
黒毛和牛肉のロースト
根セロリとじゃが芋のピュレと温野菜添え
香り豊かなマデラソース

お肉がとっても柔らかくてジューシーな肉汁が美味しかったです~
添えてあるポテトのすり潰しも甘く味付けしてあって優しいお味だったし、
ステーキのソースが辛すぎず淡泊すぎずちょうど良くて凄く美味しかった!


デザート:
松柏軒特選デザートと季節のフルーツとアイスクリーム添え

バニラアイスは濃厚で美味しかったし、
フルーツの載った甘いパン生地みたいなのも優しい甘さで良かったです。


毎年参加してる方から料理は色々注文があるそうでかなり力入れてるとのことで、
本当にどのお料理もとっても味わい深くて凄く美味しかった~
量も程よくてカロリーが気になる私にも優しい♪(笑)

美味しいランチを味わってる間にも
司会の方が色んな人にインタビューとか感想を振りまくってて、
もう少しゆっくり食べさせてくれれば良いのにとは思いましたが^^;;
最後に会場の皆さんで「花は咲く」を立ち上がって合唱してお開きになりました~

私は管さんに「みなとみらいでのコンサートも今日も凄く素敵でした!」とお伝えして
一緒にお写真も撮っていただいたのですっかり満足。
管さん気取らない気さくだけど上品な美しい方で、少しだけでもお話しできて良かったです~
素敵なお人柄が伝わってくるようでした。


行くまではなんだかんだうだうだ言ってましたが、
美味しいフルコースを頂きながら美しい音楽に酔いしれることが出来た一時、
とっても楽しかったです~!耳もお腹も大満足!(笑)
色々あって一人で行くのはちょっと躊躇われるけど、
母と一緒ならまた行きたいなー
コーロ・リリーの真摯な合唱も良かったですが、
何といってもやはり普段舞台上で歌っているプロの歌手の方を
こんなに身近に感じられたのがとっても嬉しかったですー!
初夏の午後の優雅なランチタイム楽しかったですー♪

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