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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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簡単に舞台感想♪


絵は今月始めに描いたオリキャラ・戸倉姉妹の三女、菖蒲子と四女、椿子。
昭和初期ごろの旧家のお嬢様という設定で、ちょっと細雪みたいな感じです。
名字はとのくら、なまえはそのままあやめことつばきこと読みます。
flowersの大正浪漫な作風が特徴の漫画家さん、若眉ぎん先生が
作品の中でキャラに付けてた「菫子」という名前がとても素敵だなあと思ったので、
私も花の名前でそのままでも名前として成り立つけど、あえて子を付けても可愛い名前…
と考えて、葵子、桔梗子、菖蒲子、椿子の4姉妹が生まれました。
私にはありがちですが、完全に名前から先に生まれたオリキャラです(^o^;)
菖蒲子は初出の去年描いたハイカラさんルックの絵と大分違っちゃったな…
いや椿子も初出の同じく去年描いたモノクロ絵とは別人…(((^^;)
髪の描き方をある絵師さんの真似したので別人感が強くなってしまいました。
菖蒲はとても奥ゆかしくて美しい花で好きなのでもっと可愛い子に付けたかったけど、
菖蒲子が最初に描いた時平凡顔になったので姉妹の中で一番平凡な設定になりました(ヽ´ω`)
椿子は姉妹で桔梗子の次に美人。
菖蒲子は14歳の女学生で、椿子は13歳で病がちなので学校には行っていません。
それぞれの名前の着物を着ているのですが、今の季節特に椿柄は暑そうですね(^-^;
着物絵は着物の柄だけでなく帯、帯締め、帯留め、半襟、足袋等、
パーツが多く色合わせを考えるだけでも大変で作画コストがめちゃくちゃ高いのですが、
その分頑張ると豪華になるのでやりがいがあります~
姉の桔梗子も描いたので続いて載せたいです。


25日にWOWOWでやっていた宝塚の「ピガール狂想曲」、面白かったです~
母の死で借金取りに追われていたジャンヌは、
髪を切り男装して憧れていたムーラン・ルージュで働くことに。
そこで支配人のシャルルから、
今話題の小説「クロディーヌ」の作者ウィリーの美貌の妻で
実はクロディーヌのゴーストライター・ガブリエルを
ムーラン・ルージュの舞台に立たせる様に説得するようにと言われ…

シェイクスピアの十二夜を下敷きにしているそうですが、
私は十二夜のストーリーも良く知らず、
女性が男装して女性から愛されることになるという位しか知らなかったのですが、
それでも全く問題なく観られて良かったです~
セットも衣装もちょっと質素(((^^;)な感じでしたが、
冒頭のウィリーと共に取材に応じるガブリエル役の美園さくらさんの
ストライプを大胆に使ったモノトーンのデイドレスがとってもエレガントで、
美園さんの美貌を引き立たせていて素敵でした~(///∇///)
その後のムーラン・ルージュの前での人々の歌と踊りも
明るく楽しく、程好くオールドファッションな雰囲気で好きです。
時代的にもっとふりふりいっぱいの
豪華で優美な衣装が観られると思っていたので
その点は少し残念でしたが、
質素ながらも可愛らしい女性達のドレスは良かったです。
ムーラン・ルージュの踊り子達もみんな可愛い♥
特にイヴェット役の方の髪型とドレスが色合いとか好きでした♪
ハーフアップに大きなリボンっていかにもって感じで可愛いですよね~(*^▽^*)

ジャンヌ/ジャックがシャルルに惹かれるのもとても自然な流れで理解出来て良かったです。
ガブリエルが「もう夫のゴーストライターは嫌‼これからは女性も自立する時代よ‼」と
ウィリーからの手紙をぐしゃぐしゃにする所も可愛かった(笑)
これも前回書いた5月の花嫁学校と同じく、
女性も自分の力で花開く事が出来るという、
現代的なメッセージが小気味良く込められていて
そこに十二夜から着想を得て、
ジャンヌにそっくりな顔の貴族の腹違いの兄がいて、
彼がジャンヌを探している過程でガブリエルと出会い恋に落ち、
シャルルとジャンヌもまた上手く結ばれるという
誰が観ても共感出来る心暖まるミュージカルに仕上がっていて良かったです~
ジャンヌを追う借金取りのマルセルがムーラン・ルージュに乗り込むとき、
「チケット代を払ってください」というチケット係に「俺を誰だと思ってるんだ~⁉」と言いつつ
「いくらだ‼」と言う所の芝居とか笑いました(笑)
脇キャラもそれぞれ良い味だしてて、良くまとまった良い舞台でした~
振り付け師のミシェルも好き。
女性のヅカ俳優が男装してオネエキャラを演じるというややこしい所が好きです。
ラストのレビュー部分は良くも悪くもヅカだなあという感じでしたが、
薄紫のドレスの娘役と男(役)性のデュエットは解放感のような物を感じて感動しました。


後もう1つ、
13日にNYのラジオシティ・ミュージックホールで開催された第75回トニー賞授賞式、
生でも録ってたのですが結局観ず_(^^;)ゞ後日字幕版で所々飛ばして観ました~
ミュージカル衣装デザイン賞とか、興味ある賞だけ観たのですが
舞台美術や衣装に携わる仕事にはとても興味があるので面白かったです。
2019年に来日公演を観に行ったミュージカル王様と私に出演していた
同作品でトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したアンナ役のケリー・オハラと
同じくミュージカル助演女優賞を受賞したチャン夫人役のルーシー・アン・マイルズが
今回のプレゼンターとして出演していたのは嬉しかったです♪(*≧∀≦*)
生の舞台を観た女優さんがTVに出ているのって不思議な感じだわ~
ミュージカル作品賞のノミネート作品のステージパフォーマンスも
それぞれに個性豊かで楽しかったです~
私が特に気に入ったのが、ミュージカル衣装デザイン賞とミュージカル楽曲賞を受賞した「SIX」。
ヘンリー8世の6人の妻達が現代に蘇り、
自分がどれ程酷い仕打ちを受けたかを歌で訴えリードヴォーカルの座を競うと言う作品で、
王妃様だらけというのも私のツボだし、言葉遊びや韻を踏んだ台詞や歌もお洒落で、
「離婚、斬首、死亡。離婚、斬首、生存」と
6人の妻達の末路を語る導入部から
人種の異なる現代的な女性達がヘンリー8世に受けた仕打ちをはすっぱに語り歌う所が
とってもノリノリで楽しかったです~♥
ジェーン・シーモアの「唯一愛された妻」という独白に「ムカツク」と言う他の妻達の所好き♪
パフォーマンスの後
このジェーン・シーモア役の方がダンサーで代役だったという事が語られる所も
ブロードウェイ魂だなあと感動しました~((o(^∇^)o))
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しばらくあっさり目に感想続くよ~


大分ブログの雑記に載せる絵が貯まってきたので、
今日から三日間位の記事は1つの話題だけにテーマを絞ってあっさり目に書きますね~
その方が読んで下さる方にも優しいですし_(^^;)ゞ
1つの記事に話題をいくつも詰め込むのは、
話題を絞った短い記事をいっぱい書いてログが早く流れるのが嫌だからと言うのもありますが、
一番は一緒に載せる絵があまり描けてなくて出し惜しみしてるからなのです。
でもそうやって出し惜しんでる間に結局使わなかった楽描き絵がいっぱいあるので。
今日の絵はジューンブライド&ロイヤルウェディングなリリー・ヘザー。
彼女のジューンブライド&ロイヤルウェディング絵は去年も描きましたが、
今年の方がドレスのデザインはゴージャスで王室っぽく出来たと思います。
背景の百合は去年の使い回しで色合いもレースを使った背景もほぼ同じですが(ー_ー;)
有難いことにTwitterの
「うちの子ウェディングファッションショー2022」と言うタグ付けて上げたら
思ったよりたくさんいいねが頂けたのですが、
最近絵の顔は丸くなるのに頭身が高くなりがちなので
頭身低くしようと気を付けるあまり色々バランスが悪くなっちゃいました(。・´д`・。)
タグ付けて上げた絵はあまりに頭身が低くなりすぎたので、
後から修正した方の絵をここには載せておきます…これでも充分アンバランスだけど( ´д`)
全体的なティアラやドレスのデザインや百合を持ってる(ブーケ?)所とかは気に入ってるのですが、
白って本当に塗るのが難しい…(。>д<)
美しい純白ドレスが塗りたかったのに象牙色にしか見えなくてへこみました・゜・(つД`)・゜・
でも15歳の花嫁の可愛らしさ(自分で言う)とロイヤル感は出てるからまあ良いか…


今月20日発売の推しレーターさん椎名咲月さん挿絵の、
紫月恵里さんの一迅社文庫アイリス、
「クランツ竜騎士家の箱入り令嬢4 箱から出たら花祭りで試されました」、
Amazonで予約しててお届け予定日が22日~24日となっていたのに、
昨日18日に届きました…‼!!(゜ロ゜ノ)ノ
嬉しいけど何か早売り書店で買ったような若干の後ろめたさがあります(^-^;
コロナも一頃よりは落ち着いただろうし
Amazonでキャンセルして発売日に書店に買いに行こうか迷ってたので嬉しい誤算でしたが。
クランツ竜騎士家、椎名さん挿絵じゃなければ追ってないかな…というシリーズなので
毎回ヒロインのエステルの服装も表紙の色合いとかもいまいち好みじゃないので
これ以上本置く場所も無いし買わなくても良いかな…と思ってたのですが、
とにかくAmazonの袋から出して表紙絵見た瞬間
可愛い~‼(///∇///)って目が♥になりました(>∀<)
今までのシリーズの表紙は神秘的な感じを強調するためか夜設定が多かったけど、
今回は明るい日の光の下で、
何よりエステルの民族衣装風のお洋服が
めちゃくちゃ凝ってて可愛かったのです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
特に髪を覆うレースの被り物とスカート裾の刺繍模様、そしてたっぷりのフリルが可愛すぎ‼
民族衣装大好きだし他の少女小説の表紙とは一線を画した雰囲気でとっても素敵でした~
ここまで本格的なオリジナルの民族衣装描けるの椎名さん凄い(*ノ▽ノ)
カラーピンナップもミルカとフレデリクの二人が美しくて素敵~☆

内容も前巻が起こってる事が良くわからないまま読み終えてしまって
ストーリー的にもあまりそそられない展開だったのでもう切ろうかなと思ってたのですが、
今回は文章が少しだけ読みにくい所は有るけど、
ジークヴァルトの竜騎士として番としての役目に目覚めたエステルが
今までより積極的にジークヴァルトに迫ったり(語弊)、
お話全体の展開も明快で華やかさがあって、彩りとでも言うような物があって凄く楽しめました~
キャラ立ちもしてるし今までよりユーモラスな描写も多く上達してたのが良かったです♪
新キャラの綺麗好きで気難しい奥庭の竜フレデリクと
彼の竜騎士でブラント伯爵家の鉄面皮令嬢と呼ばれている
妖精のような美少女ながら素手でティーポットを壊せる位怪力なミルカ、
どっちも濃くて読んでて面白かったです。
フレデリクのおネエ言葉っぽい不思議な話し方と麗しい外見の相乗効果も
ミルカの可愛らしい外見に見合わぬ怪力ゆえに周りから奇異な目で見られて
対人恐怖症の様になってしまった所とかも新しい‼と思いました~
ミルカのレース編みの腕を自慢するミルカ大好きなフレデリクも
彼に対抗してエステルの描く絵を絶賛するジークヴァルトも可愛くて良かった(*´▽`)
前述のように「エステル、少し黙ろう ジークヴァルト様が引いてる」と言うユリウスの所とか
フレデリクに睨まれてカタコトになるマティアスとか、
エステルの「私卵産むんですか⁉」のシーンとか、
ユーモラスと言うかコミカルな要素の描写が今までより多くて頑張ってるのが感じられて、
もっとギャグこなれてる作家さんはいくらでもいるけど、
そういうちょっとぎこちない所含めて読んでて癒されました(* ´ ▽ ` *)ノ

これまた前述のようにラブも大増量で、
竜の流儀を尊重&愛情表現で
自分からジークヴァルトの首筋を噛む(竜にとってのキスに当たる行為)エステルとか、
それ以来ジークヴァルトがそっけなくなって、傷付いて
花灯の守り人の役目の最中
「嫌われるのは悲しいです」と感情を吐露しちゃうエステルも可愛いし、
エステルに首筋を噛まれて耳や首まで真っ赤にしちゃうジークヴァルトも
とってもウブでニヨニヨしました~
かと思えばラストの番の儀式の時、
アルベルティーナに買ってもらったウェディングドレスを着たエステルを見て
「言い方が悪かったか?美しいと言ったつもりだったんだが」
とかさらっと言っちゃうジーク様最高でした‼(*≧∀≦*)
そのくせドレスの襟が詰襟なので首筋を噛めないと残念がるジークヴァルトエロ可愛い‼
本当にエステルもジークヴァルトも第1巻からは想像も出来ない位積極的になって、
愛情表現が多くなったのが感慨深かったです~良いぞもっとやれ‼
エステルの最初は怖いと思っていたジークにすっかり心を奪われている所も、
ジークも負けずにエステルに懐柔されて穏やかな物腰や表情になってるのが素敵すぎる♥
ラストの人間同士のキスをしてる二人の挿絵最高でした‼(*^▽^*)

本筋の、長命の実が凍結されたままシェルバ国に渡ったことで庭の循環が滞る様になり、
庭の長ジークヴァルトがエステル達と共に長命の実を回収しにカルム国に行く事になり…
と言う展開も明快だし華もあってわくわくしました~
そしてエステルとミルカの間に芽生える友情が可愛い~‼((o(^∇^)o))
エステルのために祭の時に着る衣装を貸してくれたミルカに
エステルがお礼にミルカの大好きなレースのリボンをあげる所とか、
ミルカがひきつったような顔じゃなく自然な笑顔で笑えた所は暖かくてじーんとしました~
マティアスやウルリーカ、二人の間に生まれた子竜も
前巻ではいまいち感情移入出来なかったけど、良いキャラに成長していて楽しかった♪
ユリウスとセバスティアンもより個性が出てきたし、
もちろんフレデリク様も凄く良い味出してて素敵でした~‼(。ゝ(ェ)・)-☆
「今ワタシ貶したよね…?」の所とか好き。
とにかく久々に明るいファンタジーなじれじれラブ少女小説の世界観に浸れて
読んでる間中幸せな時間でした~ヽ(●´ε`●)ノ

ローザンヌ国際バレエコンクール2022感想


絵は少女漫画の扉風を目指して描いた粉雪
正面顔が珍しく可愛く描けて、
今まで描いたモノクロ絵のいいね数を大きく更新したのがとっても嬉しかったです♥
一度こういう昔の少女漫画風に主線を太めの線ではっきり描いてみたかったのですよ~
瞳の中身もリアルGペンツールじゃなく丸ペンツールで描いたら
理想通りのきらきらした瞳が描けて満足(* ̄∇ ̄*)
この絵がきっかけで初めて話しかけて下さったフォロワーさんもいて嬉しかったー


今年のローザンヌ国際バレエコンクール、NHKEテレで観ました~
若い頃に比べると
特にコンテンポラリーに対する感性がダダ落ちしたなあ~と思いますが、
若いダンサーによるフレッシュなクラシックバリエーションは
やはり観ていて贅沢だし楽しいなあ~
好きだったのはやはり2位に輝いた田中月乃さんのジゼルと、
6位のアメリカのマヤ・ションブルンさんの森の女王と
優勝したダリオン・セルマンさんのアルブレヒト。

田中さんは舞台に出てきてお辞儀をした瞬間から「あ、ジゼルだ!」って感じで、
役に入り込んでいるのが観ていて一目で分かる所が良かったです~
ジゼルのバリエーションって可愛くて好きだけど、
最初のマイム部分の所で気合い入れるあまり演技過剰になりがちな子が多いのに
田中さんはその点全く嫌味がない自然な演技でとっても好感が持てました~
片足トントンが終わった時の一瞬素に戻った様な笑顔も可愛かったし、
ラストのピケターンは回転の早さに緩急を付けたりする余裕まで見せて凄く良かったです~
解説の山本さんが「上体がしっかり引き上げられているから脚が地面にぴったり刺さって、
ふわふわ軽く見える」と仰っていたのもそうなのかーと勉強になりました。
コンテンポラリーのエコーはジゼルとは全く違った雰囲気だったけど、
真っ赤な衣装もそうだし、振り付けた方も韓国系?みたいだし、
田中さん自身の中にある「アジアのルーツ」をとても感じさせる力強い踊りで良かったです。
動きに空気を圧迫する様な力を感じるというか。

マヤ・ションブルンさんは私の大好きな森の女王のバリエーションだし、
脚も高々と軽々上がってとても綺麗だったし、
イタリアン・フェッテ逆回転とか初めて見たし
森の女王らしいしっとりとした気品があってとっても美しかったです~‼(>∀<)
コンテンポラリーもエレガントで素敵でした。

アルブレヒトを踊ったダリオン・セルマンさんも
登場した瞬間からアルブレヒトの憂いと悲しみが伝わってきて、
振り付けの一つ一つにもアルブレヒトの苦悩が込められている感じが凄く良かったです。
貴族らしい気品もあって素敵でした~
自分の踊る役柄をしっかり理解して表現しているんだなと分かる所がとても良かったです~


解説の山本康介さんも毎年ながらキレキレの解説で
一見するとそつなく上手に踊ってるように見えるダンサーにも
改善すべき点がいっぱいあるんだな~と言うのが分かって面白かったです。
ポジションの点から役柄の表現の点、トウ・シューズの固さといった点まで幅広い解説で、
特にエスメラルダを踊った韓国の女の子への
「この年齢でこういうキャラクター性の強い踊りを(指導者に)踊らされてる感が見えるのが辛い」
という解説には
山本さんのバレエやダンスにおける生徒と指導者の関係への啓発と言った物も感じられて、
また最後の
「パンデミックやウクライナ情勢と言った世界情勢の中で、
バレエを語るにはロシアやウクライナの歴史抜きには決して語れない、
ダンサー達にはそういった事を踏まえた上で平和を愛する心を持って踊ってほしい」
といった言葉には、
山本さん自身の平和への想いとダンスに対する誠実な姿勢がとても感じられて、
凄く感動しました。
「バレエの動きだけを頑張るのではなく、
バレエ以外の物にたくさん触れて、
そうして自分の中に蓄積された物を踊りを通して見せるのがダンサー」
と言う言葉にもとても深みを感じました。
相変わらず山本さんの決まったポジションを通って腕を上げたり腕を前に出したりするお手本も
美しくてうっとりしました(* >ω<)

田中月乃さんのインタビューも素直で純朴な感じがとても初々しく可愛らしかったです~
まだまだあどけない女の子という感じがとても好感が持てました。
いつにも増してあっさり目の感想になってしまいましたが、
ローザンヌ放送凄く楽しみにしていたので無事観られて良かったです(*´▽`)

Kバレエ飯島望未さん主演「ドン・キホーテ」



絵は今まで描いたドレスの中でもトップクラスに気に入ってる
ライラック色の雛菊のドレスを着たリリー・ヘザー
junさんと観に行ったミュージカルマリー・アントワネットの、
ランバル公爵夫人の衣装がこんな感じの袖のデザインと色でとっても素敵だったので、
そんなイメージで描いてみました~
特にレースを重ねたゴージャスな姫袖とふんわり広がったスカートがお気に入り(*´▽`)


今日WOWOWでやっていたKバレエの飯島望未さん主演のドンキ観てました~
飯島さん、先月から流れてた番宣でヒューストン・バレエのプリンシパルだったと聞いて
期待してたのですが、思ったより普通だったな…
海外のカンパニーのプリンシパルと言えどピンきりですしね(((^^;)

第一幕、ドン・キホーテの屋敷に現れるドルシネア姫の幻影、
ドルシネアのメアリー・スチュアートキャップを被って長いヴェールを引いたドレスが
良くあるチュールみたいな薄い素材じゃなくてちゃんとしっかりした生地で素敵でした~♥
顔周りを縁取るレースの襟(ラフ)も時代感出ていて素敵。
ドルシネア役の方、ちょっとお公家風の顔立ちが
返って典雅な雰囲気が出ていて役に合ってました~
全身白一色のドレス、とっても素敵♥
バルセロナの広場、キトリ役の飯島望未さん、登場した瞬間にパッと輝くようなオーラが無い…
バジル役の山本雅也さんも粋な雰囲気が無く何か草食系男子な雰囲気で…(^-^;
でもまあ飯島さん可愛らしくてお茶目な感じのキトリでこれはこれでありかな。
熊川哲也デザインの衣装も
キトリの胸のチェック切り替えや四段ティアードのお花の刺繍の入った赤いスカートが可愛い♥
全体的にバルセロナの町の人々の演技とか
キトリとバジル、その他のモブとのかけあいの演技とかに
海外のカンパニーのドンキの様な小粋で活き活きした感じがなくて、
良くも悪くも日本的な感じの奥ゆかしいドンキでした…
バジルがキトリを片手でリフトしたまま静止する所、
他よりかなり長く音を取ってましたが、ちょっとしんどそうな感じが伝わってきて
そんな無理にやらんでもと思ってしまいました_(^^;)ゞ
エスパーダ役の杉野慧さんは闘牛士に相応しい伊達男っぷりで素敵♪
キトリの第一幕のバリエーションは何か普通…
キトリの父ロレンツォに結婚を認められないキトリとバジルが
手に手を取って駆け落ちする場面は
キトリが被っていた赤い総レースのストールが可愛くて良かったです~

第二幕、ジプシーの野営地でのジプシー達の演技は
それぞれの人間関係が短い中にも伝わってくる様な感じが良かったです。
ドン・キホーテの夢の場はドンキの中で一番好きなシーンなのですが、
ドリアード(森の妖精)達の衣装も森の女王の衣装もキトリの幻影の衣装も
皆白一色で華やかさが無くて残念…
妖精らしく水色や黄色やピンクや黄緑のパステルカラーの可愛いチュチュが観たかった…
ここでドン・キホーテの前にドルシネア姫とキトリの幻影が同時に出てきて、
ドン・キホーテがキトリとドルシネア姫が別人だと気付く、と言う演出は
新しいけどどんな意図があるのか良く分からなかったσ(^_^;)?
森の女王役の戸田梨沙子さんは、優雅で優美な踊りで良かったけど
何となく中盤踊りにキレが無いと言うか…もう少しクリアに動いてほしいな。
でも最後のイタリアン・フェッテを繰り返す所はとても上手くて良かったです‼
森の女王のバリエーション曲も振り付けも大好き♥
キューピッドのバリエーションは溌剌とした音楽を表していて無難に良かったです。
キトリの幻影役の飯島望未さんのバリエーションは…
キトリとコントラストを付けようとしていると言うより、
そろりそろりと安全運転で踊ってるようにしか見えなくて何か残念…( ´д`)
今回の舞台全体に言えることですが、
とにかくダンサー皆海外のバレエ団の様なハジけた雰囲気や勢いがなくて
そろりそろり安全運転もっさりした踊りに見えて…
いつもWOWOWでやるKバレエの公演はそんな事無いのに~
ドルシネア姫(今回のキトリの幻影)のバリエーションも曲も振り付けも大好きなのにな~
ラストのキューピッド、森の女王、キトリの幻影が
三人ならんで舞台を斜めに横切る所は良かったです~

町の酒場で泥酔したバジルが扇を持って踊る所は
山本さんユーモアたっぷりの演技で良かったけど、
バジルの狂言自殺のシーンはこれまた振り付けやダンサー達の表現が控え目な感じでした。
その前のドン・キホーテとガマーシュの決闘のシーンは
なかなか迫力とコミカルさがあって良かったけど。

第三幕、キトリとバジルの結婚式。
キトリの友人の第一バリエーションの女性は、体型がぽっちゃりでいまいち…
バジルのバリエーション、山本さんマイムや演技の時はそこまででも無いけど(^-^;
踊りはダイナミックで爽快感があって凄く良かったです~‼
キトリの友人の第二バリエーションの女性は、
音楽に合って良くコントロールされた踊りで良かったです。
キトリのバリエーション、飯島さんエシャペする所とかあまり綺麗に見えない…( ´д`)
上手い人が踊るととってもキュートで素敵なバリエーションなのに、
飯島さんもっとコケティッシュでチャーミングな感じを出して欲しかった…
でもコーダのグラン・フェッテはさすがに上手い…と思ってたら
軸がどんどん左にずれていってあちゃー(×_×)でした。
山本さんの回転技はとても上手くてスケール感あって良かったです~
ラスト、お祭り騒ぎに沸く人々の間に
白いレースを被った高貴な雰囲気の女性が通りかかって、
ガマーシュが思わずお辞儀をして
ドン・キホーテがはっとして女性の後を追う所で幕になるのは面白い幕切れでした~
ドルシネア姫の幻影が具現化したのかな?という想像が膨らむ感じで良かったです‼
むしろドルシネア姫は最初から実在したのでは…とか。
Kバレエやドンキにしては活気がない大人しい舞台で
飯島さんも言うほど上手くなかったけど(^o^;)全体的には楽しめたのでまあ良かったかな。
て言うかこれもDVD持ってるんですが、KバレエのDVDはほとんど熊哲主演なので
彼の踊りの上手さは認めるけど傲慢な性格が嫌いな私には
フレッシュなダンサーが主演するKバレエの舞台を
WOWOWでやってくれるのが有り難いです(^^)b

久々に一般ライト文芸‼


絵は前回の三色すみれのドレスとシリーズもののつもりで描いた薔薇のドレスの粉雪
描いたのはこっちの方が先ですが。
ロリータブランド・ベイビーザスターズシャインブライトの
薔薇一杯のピンク一色のドレスとボンネットがとても可愛くてゴージャスだったので
そんな感じに描きたくて描いたものの、これ以上薔薇を描く気力がなくて
あのゴージャス感をいまいち再現出来ませんでした…(ヽ´ω`)
最近ななめ向きの顔がスランプで全く安定しないので、
思いきって正面向きならまぐれで可愛く描けるかも?と思ったのですが
ご覧の通り左右の瞳の大きさが違うし不安定になっちゃったのも残念(ー_ー;)
やっぱり普段楽描き帳に上手く描けないのにCGで描いたからって上手く描ける訳無いですよね~
絵はやはり日頃の積み重ねが大事だと良く分かりました…( ´д`)


久々にブックオフでTLや少女小説以外の一般ライト文芸を通販して読みました~
櫛木理宇さんの角川ホラー文庫「ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる」と
松田志乃ぶさんの集英社オレンジ文庫「赤ちゃんと教授 乳母猫より愛をこめて」の二冊。

ホーンテッド・キャンパスシリーズは去年の5月に出た「まちにし主はきませり」から1年、
多分新作出てるんだろうなと思いながらも
もう本置くスペース無いしめんどくさくて新作チェックしてなかったのですが、
去年の11月に今作「だんだんおうちが遠くなる」が出てたことを遅ればせながら知り、
他の本との値段の兼ね合いの関係でついでに購入したのですが、
さすがに期待に違わない安定感で面白かったです~
でもうろ覚えだけど前巻まちにし主はきませりでは
事件の首謀者の新興宗教の女性教祖が捕まらず何か事を起こそうとしていると言う
シリーズで初めて一冊完結ではなかった終わり方だった気がしたのですが、
続きの今作では普通にまだ解決はしてないけどとりあえず一段落、みたいな話になってて
若干戸惑いましたが。まあ一冊完結なのがこのシリーズの気楽に読める所なので、
だらだら続けられるよりは良いけど。

「水晶の飾り窓」は、強運の持ち主で暗い境遇にありながらも身を持ち崩さずに済んだ紀枝と
悲惨な性的虐待の被害者で、紀枝と自分を同一視する事で現実から逃れようとした理都子の
分かたれた明暗がとても悲しかったです。
紀枝の夫を心から愛しているがゆえの
夫の罪をしっかり償ってほしいと言う言葉が前向きな未来を感じさせて良かったです。
にしても本当にこのシリーズオチに認知症とか脳の機能的な障害を持ってくるの好きだな…

「だいすきな祖父母」は
百々畝家に代々伝わる8歳から12歳の女子だけが行わせられる新年の儀式と言うのが
どんな意味がある物なのか楽しみに読んでたのに
そこが曖昧なままだったのでちょっと残念でしたが、
ミネが見た座敷をぴょんぴょん跳び跳ねる子供が凄く怒ってる、という光景が
良い感じに意味不明でぞくぞく出来て、
ミネが実は駆け落ちしたのではなく姉の一子によって殺されて死体遺棄されていたという真相も
旧家のプライドの高い人々の起こした狂気という感じでやるせなくも怖くて良かったです。
襖の影から覗く祖父の件の方は
ギャンブル狂の駄目人間な叔父に「はあ?もう俺達は他人なんだよ」と
電話で啖呵を切ってしっかり解決した甥っ子が頼もしくて痛快でした(>∀<)

「四谷怪談異考」は
黒沼部長の四谷怪談の原作のうんちくが読み応えあって面白かったです~
一見すると美しい舞台女優・紫乃譜が
実は隣家の虐待されている女児のSOSを
「強者との同一化」と言う心理の働きにより無視し続けてきた、
一番醜い心を持っていた女性だったと言うのが何とも怖かったです~オカルト的な意味でなく。

全体的に今回は怖さ控えめだったけど、
恐怖譚の合間に森司とこよみちゃんのニヤニヤラブが挟まれたり
恒例の森司の男飯の様子とかが挟まれてるのもお約束で
安心して読める一因になっていて良かったです~やはりこのシリーズは外れなしだな~と満足。


赤ちゃんと教授は、
ブックオフオンラインで110円の集英社オレンジ文庫を検索して、
比較的新しい2020年刊のこの本が引っ掛かったので新しくてお得、というだけで買ったのですが、
松田さん大好きなコバルト文庫「悪魔のような花婿」シリーズで上手さは十分知ってたので
今作もその期待に違わぬ上手さで良かったです~

会社の下宿先を火事で焼け出されて職無し、家無し、貯金無しになった
家政婦の経験もある二か国語を喋れるスーパー乳母、西東鮎子が
偶然出会ったイケメンでセレブな英文学科教授、島津伊織と彼の姉の息子、あさひのために
あさひのベビーシッター兼伊織の婚約者として奮闘する事に…というお話。
相変わらずキャラクターや会話が皆活き活きしていて面白かったです~
伊織の乳兄弟、芥川九郎が訪ねてきた時の
「西東フィアンセ鮎子です」
「ミドルネームみたいにフィアンセを名乗るな、ずうずうしいやつだな」
と言うやり取りが好きです(笑)九郎さん名前通り苦労性な所が好き♥
伊織の「こんな失態は恩師にリチャード四世とリチャード五世を間違えて質問した時以来ですよ」
をうけての鮎子の「例えがハイブロウ過ぎて反省度合いが良く分かりませんが…」
とかも好きです。
謎解き要素は結構ライトでしたが、
それより思ったよりフェミなメッセージや内容だったのが意外でした~
まあ育児がテーマのお話なのでそう言ったメッセージになるのは必然とも言えますが。
鮎子のシッターする子供をさん付けで呼ぶ意図が
子供の権利条約にある、子供をその成熟の度合いに応じて意思のある主体として認める、
と言う姿勢を忘れないよう自戒する意味があったというのも良かったし、
「女性に子供を産めとばかり強要して、男性は何してるんだって話ですよね」と
政治のあり方に憤慨する鮎子と多聞学長の会話とか、
伊織の典型的な九州男児で男尊女卑の祖父に
母や大好きな姉の巴が虐げられている様子を見て育ち、
社会に出てもそれが決して特殊な考えではないと言う事を思い知り、
自身が男性だからこそ、見ているだけではなくその状況を変えたいと思うのだ、という
伊織の言葉とかに一人の女性としてとても共感し、頼もしく思いました。
でも一番印象的だったのは、瞳子の「娘の茉莉花にいくら消耗させられても、
朝ボサボサの髪でベッドから起きてくる茉莉花を抱きしめる度に
生まれて初めて茉莉花をこの腕に抱いた時の気持ちがよみがえる、
まるで踏み荒らされた庭が朝起きてカーテンを開けたら、真っ白な新雪に包まれていたみたい」
という言葉。そうか、子供を育てるってそういう気持ちなんだ、と感動しました。
私の親友が去年二人目の子供を産んで、子育て真っ最中で
メールとかの返信が遅く文面もそっけないことに若干の不満と寂しさを感じていたのですが、
そんな私に天啓を与えてくれたような言葉でした。
瞳子の、娘の茉莉花のためにと不実な夫の浮気や義母の暴言を耐えようと思っていたけれど、
遂に別れる決心をする所の夫、英二への
「あなたはいつも椅子取りゲームで可哀想な椅子を取れば私が何も言えないと思っているのよね」
と言う一連の台詞の吐露もとても良かったです。
周子刀自の宝探しを制して五葉グループの代表役を義兄に指名した瞳子が、
「これから街を征服するように」颯爽と去っていく後ろ姿が目に浮かぶような幕切れが
とても爽やかで良かったです~
周子刀自の宝探しの品も、いかにも奥ゆかしい俳句のヒントとは裏腹に
宮家のお姫様らしからぬ不良娘だった周子刀自の思い出の数々がとても爽快で、
特に寒梅と妬心の下りの真相が好きです。
宝探しに勝てば多額の寄付金が手に入ると
浮き立つ文学科の教員達と社会学科の教員達の
知恵比べの様子もとても楽しくてわくわく出来て良かったです~ヽ(●´ε`●)ノ
そんなフェミな内容だったので、
鮎子と伊織の関係が恋愛関係にならないのも納得出来て返って好きでした~

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読書、映画鑑賞
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7月15日生まれのかに座、A型。
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