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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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新年初日記♥ニューイヤーオペラコンサート



皆様、遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
絵は去年の11月1日に描いた今年の年賀状の虎のアップと年賀状元絵。
虎なかなか可愛く描けたと思います♪
中華風の年賀状、と言うか中華絵描くの自体かなり久々です~(^-^;
小学生の頃親友にもらったふしぎ遊戯にハマって以来
しばらくはエセ中華風衣裳の女の子ばっかり描いてたんですけどね~
中国の名前も凄く好きです‼
小梅でシャオメイとか鳳春でフォンチュンとか、
リアル中学生時代オリキャラに付けた名前です。
でも今はあまりこういう麗々しい?中国女性の名前見かけないので、
時代遅れなのかもしれませんがσ(^_^;)?
この絵の彼女は黄霞蝶(こうかちょうもしくはホアンシャァティエ)という名前です。
武則天と言う中国のドラマのサイトを見ながら描きました~
中華衣裳の美女は天女のようで素敵ですよねえ…(*´艸`*)
唐代の華やかな衣裳や髪飾り大好物なのですが、
ドレスに比べて全然詳しくないので
もっと勉強していつか全身の中国美女描いてみたいです~‼(☆∀☆)
額に模様描く花鈿も中国美女の華麗さを一層引き立てて大好きなのです♥
この絵は西洋絵画で処女とユニコーンが寄り添ってる様なイメージの
東洋版みたいなつもりで描いてました(〃⌒ー⌒〃)ゞ


毎年楽しみにしているニューイヤーオペラコンサート観てました~
今年は少数ながらも有観客での開催で、
ホールもいつものNHKホールが改装中のため東京芸術劇場だったので、
歌手のバックにプロジェクションマッピングで映像を映し出すなど
演出が例年より凝ってて観ててとっても華やかで楽しかったです~‼(*≧∀≦*)
開幕の笛田昭裕さんのアルフレートと森麻季さんのヴィオレッタ、
合唱メンバーによる椿姫の乾杯の歌からもううきうきでした~
森さんは相変わらず華やかな美人で、まさに宴の女神と言うに相応しい‼(>∀<)

今年は有名オペラの中でもある晴れた日にとか誰も寝てはならぬみたいな代表曲じゃなく、
芝居重視の場面の重唱だったりアリアが多かったけど、
名アリアばかりじゃないのも返ってオペラの演劇性を感じさせて良かったです~
知らないマイナーなオペラのアリアとかも、今までなら退屈してしまう所ですが
歌詞から色々シーンやストーリーなどを想像して楽しみました((o(^∇^)o))
カルメンの中でもミカエラの歌うシーンを二つそれぞれ別の歌手に歌わせたり、
いつもより体系的でより凝った演出で見応えありました‼ヽ(●´ε`●)ノ
村上敏明さんのホセと石橋栄実さんのミカエラが故郷を思って歌うシーンの二重唱では
背景がセビリアの街並みから
ひまわり畑と風車のある田園風景に変わったり、
まるで本当の舞台のようでとても良かったです。
石橋さんのミカエラ、白地に黒で刺繍の入ったふんわりしたドレスがお似合いで
モダンさもありながらしとやかな雰囲気もあってとっても可愛かった~♥
反面、ミカエラがホセを奪ったカルメンに対峙する前に歌うシーンを演じた砂川涼子さんは
自立した強い女性という感じのミカエラで、本当に歌手によって
役の雰囲気や解釈ってこんなにも変わるのね~ととっても興味深かったです~
三段フリルのケープ付きのロイヤルブルーの細身のドレスも素敵でした。
須藤慎悟さんのエスカミーリョが歌う闘牛士の歌も
賑やかし役みたいに三人の女性歌手が彼を取り巻く所とか可愛かった♪
特にパステルグリーンのロマンティックなドレスを着た方が可愛かったです♥
最後にはホセと二人のミカエラも加わって闘牛士の歌の大合唱となるのもニクい演出でした‼

こうもりから「宴は招く」を合唱団が歌うところは、
それまでのシンプルな白いドレスで統一していた女性合唱の方々が
成人式のファーで出来たショールみたいなのを羽織って手に扇を持って出てきて、
たったそれだけで夜会に集まる高貴な淑女達に見えて
そういう小物を効果的に使った創意工夫も
いかにも舞台らしくて面白かったし楽しかったです(*^ー^)ノ♪

今年はそこまで女性歌手のドレスで良かったのあまり無かったけど、
森麻季さんが「死の都」からヒロインのアリアを歌う所、
森さんごく淡いライラック色の
白いレースの刺繍が身頃からスカート裾に向かって入ったロマンティックなドレスが
とっても良くお似合いで、登場した瞬間から目が釘付けになりました~(*ノ▽ノ)
森さんはっきりした目鼻立ちに見合った個性的なドレスの着こなしも素敵だけど、
正統派のお姫様や妖精のような甘いドレスもとっても似合う~(*≧∀≦*)
アリア自体も「もう一節あった 覚えているだろうか」と語りが入る所とか印象的で、
そのアリアだけ聴けば悲劇とは思えないほど甘美で美しいメロディーで良かったです~

毎年恒例の出演のテノール福井敬さんの歌うトスカのカヴァラドッシのアリアも
「今ほど命がいとおしかった事はない」と
処刑寸前のカヴァラドッシの独白が悲劇性を高めていて良かったです。

イタリアにはヴェルディのオペラを歌うのに適した深みのある声のことを
「黒い声」と言うそうで、そういう言葉が生まれること自体
イタリア人の音や音楽に対する感覚の鋭さを良く表していて面白いなあと思いました~

フィナーレは毎年お馴染みのこうもりよりシャンパンの歌。
女性歌手の皆さんお色直し(違う)してる方もいて誰だか分からない方とかもいましたが、
森さん白地に赤い花模様の大胆なドレス、素敵なんだけど
数年前にも同じドレス見たような…?(^^;)))
歌手の方って舞台衣裳のドレスは皆さん自前なんでしょうか。
ともあれ、例年とは一味違う凝った演出や構成が楽しくて、
そんなコンサートのフィナーレに相応しい晴れやかな終わり方で楽しめました~
また一年無事生き延びられて本当に良かった…( >д<)、;'.・
来年のニューイヤーオペラコンサートまでまた頑張って生きよう…

遅ればせながら、
皆様今年も雨の通り道をよろしくお願いいたします( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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TVでオペラやバレエを観まくりました♥


やぶうち優先生のファンブックの表紙にインスパイアされて
そっくり同じポーズで描いてみた粉雪
少女には白ワンピが最高に似合いますよね‼(*≧∀≦*)
少女熱が一番たぎってた17歳位の頃は粉雪にこんな服ばっかり着せて描いてました。
粉雪は私の理想を全て詰め込んだ永遠の少女なのです(* ´ ▽ ` *)ノ


今月12日にBSプレミアムでハンブルク国立歌劇場のホフマン物語観ました~
サーカスの演出等を手掛けている演出家の作品だけあって凄く凝ってて
様々な趣向を凝らしてて、とっても楽しかった~(o´艸`o)♪
オランピア、アントニア、ジュリエッタ、ステルラを同じ歌手が演じる演出で、
あっと驚く仕掛けや衣装を観てるだけで楽しめました~
オランピアのオルゴールの様な台座の上でアリアを歌うところ、
ちょっとバレエっぽい衣装でとっても可愛かった♥
歌ってない時でも人形らしいぎこちない動きで演技してるのも面白かったです。
アントニアのその浮世離れした性格を表したような
妖精のように大きな蝶の羽を付けた衣装も度肝を抜かれました~これまた可愛かった‼(>∀<)
「家事で一生を埋もれさせるのか?子を産めば美貌などすぐ色褪せるぞ」
という悪魔の囁きが恐ろしくも説得力ありました。
アントニアの母親の登場の仕方にもびっくり!
ジュリエッタの18世紀風のドレスも素敵だったけど、
映画ライフ・イズ・ビューティフルにも使われている
大好きなホフマンの舟歌が短かったのは残念だったかな。


今月20日にWOWOWでやったマシュー・ボーンのシンデレラ、
ネットで凄く面白かったと見たので期待して観たのですが、何か普通でした…
舞台を第二次大戦中のイギリスにした意味もあまり感じられなかったし、
マシュー・ボーンの白鳥の湖位大胆な解釈を期待してたのでちょっと肩透かし。
でも継母役のダンサー、
黒髪に時代を反映したエレガントなファッションが似合う美女で素敵でした~
シンデレラも普段のブルネットをひっつめてる姿も可愛いけど、
カフェでの舞踏会に現れたときの
金髪を結い上げて純白のドレスを着た姿はさすがに美しくて良かったです~
パイロットが王子の代わりというのは良く分かりませんでしたが…
あの時代はパイロットってエリートなのでしょうか?
エンジェルの真っ白いスーツを着た姿は粋で良かったです。
舞踏会の後シンデレラとパイロットのベッドシーン(事後)があるのは驚きでしたが、
生々しくないので許容出来ました。マシュー・ボーンだしね…
ラストの地味な姿に戻ったシンデレラとパイロットが
駅から鉄道で旅立つシーンは明るい未来と希望を感じさせる幕切れで良かったです♪


28日のロイヤルバレエの
高田茜さんとアレクサンダー・キャンベル主演のカルロス・アコスタ版ドン・キホーテ
めちゃくちゃ良かったです~‼
今まで観た全てのドンキの中で一番気に入りました‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
アコスタ版ドンキ、昔BSプレミアムで放送したとき観た時は凄くつまらなく感じたのですが、
今観ると様々な要素が取り入れられてて、もうね‼音と光とダンスの洪水‼
前観た時は頻繁に人々のかけ声とかが上がるところが
無音の世界のバレエに慣れてる身としては気恥ずかしく感じられて好きじゃなかったのですが、
今観るとそれらに加えて、カスタネットの音、人々の手拍子、指パッチン、ギター等、
全てが主役であるダンスの補助的な役割で使われてる所が本当に楽しくて‼((o(^∇^)o))
舞台美術ももっとショボい記憶だったけど
ドン・キホーテの登場シーンでそれまでのバルセロナの街並みが
モーゼの様に割れていく所とかスムーズで素敵でした。

そして何と言っても主役二人の魅力(*^▽^)/★*☆♪
キトリ役の高田さんは抜けるように白い肌にクールなメイクが映えて
お洒落で粋な町娘という感じがぴったりでとっても魅力的‼(* >ω<)
衣装も上衣の黒地に赤いお花のプリント?がしてあるのが技ありな感じで可愛かった♥
バジル役のアレクサンダー・キャンベルは
ちょっとコリン・ファース似の欧米人が好きそうなハンサムで、
私もコリン・ファース好きなので気に入りました~♪
ドンキは主役二人の性格とか演技とかの組み合わせに色々なパターンがありますが、
今回は特にバジルが凄く私好みの役作りで
高田さんのキトリとも合ってて凄く好きな感じのカップルでした~‼(☆∀☆)
エスパーダもイケメンはイケメンでも
闘牛士と言うよりドン・ファン的なイケメンでしたが(^-^;スマートでかっこよくて、
メルセデス役のダンサーもきりっとしたお顔だけどしなやかで女らしさもあって素敵でした。

衣装もすっごく可愛いの~‼(///∇///)
第一幕のバルセロナの町の娘たちの
薄紫、黄緑等のパステルカラーのスペイン風の何段も重ねたティアードスカートの衣裳、
可愛くてうっとり~☆
原色使いの衣裳が一般的なドンキだけに淡い色合いがとても新鮮でした♥

お芝居の部分も凄く作り込まれてて、
ガマーシュが親切にしてくれた庶民の女性とくっつくという斬新な演出で
女性の指に指輪をはめたりとか
バジルの狂言自殺のシーンで
バジルが片足だけ45度に上げて倒れてて、
芝居に付き合うキトリが片足が顔に当たって邪魔そうにする所とか、
細かいディティールまで凄く凝っててぎっちり密度が詰まってるので
観てて凄く楽しいんだけど、時間が経つのが凄く遅く感じました_(^^;)ゞ

踊りの面でももちろん良かったです~
高田さんは凄くアカデミックな踊りでポーズの一つ一つがとても美しかったです‼
キトリの時が良すぎて
ドルシネア姫の時はさぞかし気品高い姫君になるだろうと期待しすぎたので
幻影の場ではちょっとだけ期待はずれでしたが(^^;)))
ドルシネア姫も決して悪くないんだけど。とにかくアカデミックで正確なポーズが良かった。
第三幕のキトリのヴァリも
扇を使って音をしっかり使って緩急をつけながらチャーミングに踊ってて凄く良かったです‼
第一幕のカスタネットのソロも見事でした~
コーダのグラン・フェッテはさすがに余裕がなくて笑顔もひきつってるし
回転が少し遅くてちょっと見劣りしたのが残念でしたが…(((^^;)
キャンベルはバジルのヴァリ、ちょっとジャンプが重い気がしたけど
コーダの回転は滑らかで早くて凄く良かったです~
幻影の場のドリアードの女王役のダンサーも
脚を上げる時凄くスラーっと形の良い脚で脚線美が素敵で良かったです~
ドリアードの女王に黄色の衣裳というのも新鮮で可愛かった‼(*^ー^)ノ♪
キューピッドはちょっと踊りが重かったけど。
幻影の場は赤いお花の装置に囲まれてて、
ちょっとディズニーの不思議の国のアリスの生ける花園みたいで可愛かったです。


29日のWOWOWでやったKバレエの海賊も
グルナーラとメドゥーラが姉妹という設定だったり、
奴隷市場でのグルナーラとランケデムのパ・ド・ドゥで
グルナーラのヴァリの音楽がエスメラルダの曲になってたり、
三人のオダリスクの踊りが第二幕に入ってて
三幕の生ける花園の踊りがカットされてたりと
通常の海賊とはかなり大胆に構成が変えられてましたが、
スリムでコンパクトになってて結構好みで楽しめました~♪
グルナーラとメドゥーラの姉妹が本当に匂い立つほど美しい…(*´▽`)
二人と友人のギリシャの少女たちが踊る冒頭は
まるで妖精の群れを見ているようでした~(* ̄∇ ̄*)
奴隷市場のパ・ド・ドゥも
通常の明るい音楽でなくエスメラルダの短調の音楽を使う事で
グルナーラの性的に搾取される嫌悪感がありありと伝わってきて、
今風の演出になっているな~と思います。
第二幕のパ・ド・トロワ、
アリ役のダンサー跳躍が凄く高くてダイナミックな踊りで凄く良かったし、
メドゥーラのヴァリも最後まで流れがあって美しかったです~
Kバレエのダンサーの層の厚さにびっくりしました。
前に熊川哲也がアリ役のDVDで観たときは
アリが主人のコンラッドを銃弾から庇って死ぬというラストに
熊哲のナルシシズムをありありと感じてしまってうわぁ…と思ってしまったのですが、
今回のアリ役のダンサーは若くてイケメンだったので様になってました(^^)b

怒濤のようにバレエを観たよ‼(。ゝ(ェ)・)-☆



TVでな!!。・゚・(Д`)ヽ(゚Д゚ )泣
絵は紫とどっち載せようか迷ったけど、初志貫徹して最初のピンクバージョンのリリー・ヘザー。
TLの表紙みたいなドレスとリボンに付いたパールが描きたかったのですが、
塗りを新しくしたのが災いして
ドレスが光沢のある生地みたいに見えて、上手く甘辛MIXになりませんでした( ノ;_ _)ノ
ヘッドドレスももっと凝るか
面倒がらずにまたつばの広い大きな帽子を合わせれば良かったなあ(;ω;`*)
あちこちドレスデザインのアイデアを使ってしまったので
次のドレスまできっと難産だわ…


と言うわけで、先月WOWOWで
パリオペラ座バレエ団のエトワール、オーレリ・デュポンの引退公演のマノン、
今月同じくWOWOWで
英国ロイヤルバレエのマリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフのラ・バヤデール、
Kバレエカンパニーの中村祥子さんと遅沢祐介さんのくるみ割り人形、
ロイヤルバレエのサラ・ラムとムンタギロフのマノンを立て続けに観ました~
ラ・バヤは正直ダルかったけど、
それ以外は創作意欲がたぎってる時だったり大好きなくるみだったりで楽しく観られました~♪
今日と明日にもロイヤルバレエのドンキホーテとKバレエの海賊があるんですが、
全部書くとまた記事が長くなりすぎるのでひとまず今日までの感想です~

パリオペのマノンは、暗い話だし音楽は馴染みないしで
録画してから観るまでに凄い時間かけてしまったのですが、
観始めたら引き込まれてしまいました~☆
まずマノン役のデュポンが天使のような美少女という設定に説得力ありすぎる美貌!!
ちょっとエラ張ってる所とかもチャームポイントになってて、
お話全体の説得力が増してるのが良かったです~((o(^∇^)o))
デ・グリュー役のロベルト・ボッレも完璧な美形だし
美男美女カップルで目の保養になりました(o´艸`o)♪
後レスコーの愛人役のアリス・ルナヴァン、
以前の来日公演でドンキのキトリを観た事があったのですが、
その時からパッと花のある雰囲気が変わってなくてとても存在感あって良かったです~‼
第一幕でマノンが馬車から降りてきた時から、
可愛い青灰色のリボンいっぱいのドレスを着たデュポンに目が釘付け♥
寝室のパ・ド・ドゥも流れがあって一幅の絵のように美しかったです。
レスコーの愛人が娼館で踊る所も可愛くて素敵でした~
ラストは深まる悲劇に反して高揚感ある音楽が
マノンにとってこの結末は救いだったのかもな、と思わせられる幕切れでした。
幕間に挟まった、エトワールを引退してオペラ座を去るデュポンへのインタビューや
カーテンコールでの感極まったデュポンの姿もとても心に残りました~


ラ・バヤはDVDいくつか持ってるんだけど
最初のニキヤがソロルと逢い引きしてるところを大僧正が覗き見する所までで
大体飽きて最後まで観られません(^^;)))
華やかなパ・ド・ドゥや影の王国のソリストなど
踊りの見せ場は一杯あるんですけどね~
ヌニェスのニキヤは心優しい美少女という設定に相応しい
柔らかく情感のある踊りと雰囲気で良いのですが、
私のイチオシ、ガムザッティ役のナタリア・オシポワがちょっと…な感じでした。
マイムの所は良いんだけど、大好きなガムザッティのヴァリ、
キビキビ踊りすぎで…
もっと伸びやかでおおらかな音楽を使って可憐に音を取って踊って欲しかった…
ソロル役のムンタギロフは優柔不断な役をやらせると上手い!
でもロイヤルの版はソロルが明確にガムザッティの美貌に心変わりした演出を無くしてるのが
誇り高いお姫様萌えの私には物足りなかったです。
影の王国のソリスト三人はまあ普通。第一ヴァリは好きな雀由姫さんでしたが普通でした。
でもロイヤルの版はちゃんとラストに寺院崩壊のシーンがあるので
カタルシスはあって良かったです。
影の王国で終わる版は知り切れトンボ感あって好きじゃないです。


KバレエのくるみはDVD持ってるのですが、今回かなり演出変わってました~
冒頭のマリー姫がネズミの王様の呪いでネズミに変えられる所、
DVDでは王様とお妃様も出てきて装置とかもそれなりに大がかりだったのに、
今回はマリー姫の天蓋付きのベッドの周りにネズミ達がいて、
マリー姫が顔を出してネズミになって終わりでした。前の方が分かりやすくて良かったなあ。
クララ役のダンサーはDVDの方のダンサーより自然体な演技でどちらも可愛かったです。
そしてシュタールバウム夫人役の女性が私好みの雅な貴婦人っぷりで気に入りました~♥
エンパイアスタイルのドレスが良くお似合いで、
特に後ろ姿のうなじから肩、腕にかけてのラインが美しい~(///∇///)
ドロッセルマイヤー役のダンサーも美形で良かったです~
くるみ割り人形とネズミの王様の戦争シーンはKバレエらしくスペクタクルで良かったです♪
王子役の遅沢さん、と言うかKバレエの男性プリンシパルダンサーは
皆芸術監督の熊川哲也と同じ髪型なのが気になる…(ー_ー;)
人形の国の踊りはアラビアとロシアが良かったかな。
マリー姫役の中村祥子さん、ややマッチョな感じであまり好みじゃないですが、
名だたる海外のバレエ団で活躍してきただけあって安定感は抜群でさすがでした~
ラストクララが夢から覚める所、
ベッドに置かれたプレゼントの包みを開けて王子とお姫様の人形を取り出す所が
DVDには無かった演出で、
X'masオタとしてはそういう細かいディティールを描くのは気に入りました(* ̄∇ ̄*)


昨日のロイヤルのマノンは、
パリオペと同じ演目とは思えないほど演出や衣装が違っててびっくり。
物語も一層荒々しく暴力的で悲劇性の強い感じになっていて、
同じケネス・マクミラン振り付けなのにこうも違うのね~と
パリオペと比べるのが楽しかったです~
マノン役のサラ・ラムはデュポンとはまたタイプの違った
お人形のような可憐な美少女という感じで、
美しい金髪をアップにした髪型も似合って素敵でした~(☆∀☆)
デ・グリュー役のムンタギロフは
これまたうだつの上がらない役やらせるとハマるなあ~(誉めてる)
ムッシュー・GMがレスコーを殺す所とか、
荒れ地の監獄の看守がマノンを慰みものにする所など、
目を覆いたくなるような悲惨な演出で、
主役二人が美形過ぎるせいでどこかおとぎ話のような雰囲気だったパリオペ版とは
全く違う物語に感じられました。
マノンの登場シーンでサラ・ラムが着てる
青っぽい灰色の裾にラインの入ったマントがとっても可愛かった~♥
衣装もパリオペと比べるとよりシックな感じでしたが、
寝室のパ・ド・ドゥの時にマノンが着てるチュニックは
全面が細かい編み上げになったロイヤル版がより好きです♥
娼館のシーンはレスコー役の平野亮一さんの独壇場!!
酔いが回ってふらふらになり倒れる所とか、
パリオペと比べて完全にコミカルキャラでした。
カラフルな衣装の男性三人のパ・ド・トロワも明るく軽やかで良かったです~
ただレスコーの愛人役のダンサーがかなり年いってて、
どんだけ歳の差恋愛なのよ…と思いました(((^^;)
流刑地をそぞろ歩く貴婦人たちのエレガントなお帽子と
たっぷり襞を取った上品な色のドレス、素敵だった~(*≧∀≦*)
マノンが看守に弄ばれる所は前述のように目を覆いたくなりました…
第一幕でマノンがムッシュー・GMに
自分の若さと肉体が財産になるのだと言うことを身をもって知らせられる所とか、
美しい女性に生まれたからこその悲劇が現在まで続く女性の立場の弱さを体現しているようで、
ラストもパリオペとは違って悲劇の極致だと感じました。

いやぁ~、一ヶ月の間にこれだけバレエを観られるのは最高ですね!!
ではこれから録画していた高田茜さん主演のドン・キホーテ堪能します(*^▽^)/★*☆♪

波津先生のカラーは相変わらず絶品


最初に描こうと思ってたのは全く違う雰囲気で、
リリー・ヘザーにするつもりも無かったんだけど、
とりあえずこの形のボンネットが描きたかった絵です。
スカートのデザインが浮かんだ時は
胸元の開いたイブニングドレスの上衣と合わせたかったのですが、
この襟のつまった胸元のデザインしか思い浮かばなかったので昼用ドレスになりました(^o^;)
そこはかとなくお人形チックになった気がしますσ(^_^;)?


11月29日発売の波津彬子先生の能をテーマにした短編集、
「幻妖能楽集」、Amazonで通販して発売日に読んでました~
表紙がいつもながらとっても綺麗‼(☆∀☆)
最近の波津先生は洋物が多かったけど、
波津先生の和物もやはり良いなあ~と再確認した一冊でした☆
内容は能の代表的な名作の数々を、
波津先生が少女漫画的な解釈を加えながら漫画化した物。
とは言え、あくまでも波津先生の漫画はあらすじ的な感じで、
漫画だけで読むと若干物足りなかったですが、
監修の山内麻衣子さんのコラムを読んで
ようやく作品の全体像や概要が見えてくるという感じでした~
山内さんの解説は堅苦しくなく
能の見所や作品鑑賞のツボ、能のお約束事なんかをバッチリ解説してくれるので、
波津先生の漫画がどんな所を山内さんの指導で描いたのかが良く分かって面白かったです~
むしろ解説が本編だろ?的な感じもしました(^^;)))
特に山内さんは専門が染色美術史なので、
衣装に対する言及が多くて、舞台衣裳フェチの私には興味深かったし
波津先生が山内さんのアドバイスで衣装の表現に力を入れた事が伝わって面白かったです。
特に「海人」の最後の海人が「龍戴」という頭飾りを付けているというのを忠実に描いている所に
その片鱗が伺えましたv( ̄ー ̄)v
好きだったのは「羽衣」かな~
他のお話の女性達が能の作られた時代的に十二単姿が多かったので、
羽衣の天女の中華風の装いと髪型がとても新鮮で、
もともと天女大好きなので
波津先生の描く可憐な天女様とっても好みでした~‼♥゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
羽衣伝説というと天女の水浴びを見た若者がその羽衣を隠して
彼女を天に帰れないようにして妻にする、という話を思い浮かべますが、
羽衣を拾うのが壮年の男性という所に能の性格が出ている気がします。
天人が死ぬときに頭の花が萎れる、身体が臭くなる等の前兆があると
山内さんの解説で書かれていたので、
波津先生の漫画でもその表現がありますが、
花が萎れるは可愛いけど身体臭いのか~…とちょっと生々しく想像してしまいました(ー_ー;)
天女が語る天の都の
玉で飾られた宮殿や黒衣の天人と白衣の天人が十五人ずつ仕えているという様子も
雅な描写でとても素敵でした~(*ノ▽ノ)
「葵上」も源氏物語のなかで六条の御息所が一番好きなので楽しめました~
能に出てくる鬼が持つ杖の解説など、
漫画を読んだあとに読むと分かりやすくて良かったです。
元皇太子妃で才色兼備の完璧な貴婦人って素敵ですよねえ…(o´艸`o)♪
そんな美女が浅ましい鬼になってしまうというのが何とももの悲しいです。
波津先生と山内麻衣子さんのタッグで、
能に対する興味が深まる趣深い本で良かったです~‼((o(^∇^)o))


そして先月27日発売の月刊flowers1月号で
波津先生のふるぎぬや紋様帳が巻中カラーと言うことでこちらは書店で買ってきました~
ふるぎぬや、カラー扉の白妙の着ているあやかし柄の羽織可愛い♥
本当は着物絵はオーソドックスなお花が一杯の模様が一番好きなのですが、
白妙のキャラと年齢的にあんまりキャピキャピした着物は着せられないのは仕方ないかな(^-^;
内容はいよいよクライマックスと言うことで、
伊都子のおばあちゃんが夢に出てきたり、
藤のはこせこが再登場したり、核心に近づいてどきどきしました~
次号(3月号)で最終回らしいけど、表紙&巻頭カラーだと良いなあ。

他の作家さんで印象に残ったのは、西炯子さんの「初恋の世界」。
黒岩嬢の豪華すぎる結婚式の様子がぶっ飛んでてとっても楽しめました~
神前式を済ませて花嫁花婿が牛車で登場とか、
地元局アナによる司会とかハイビジョンテレビ等の豪華商品が当たるビンゴ大会とか、
金にものを言わせて人海戦術で熱々サーブの料理とか。
いつの間にか色打掛‼いつの間にかカクテルドレス‼とか
登場人物と一緒に豪華絢爛なバブル時代とみまごう結婚式を味わえて楽しかったです。

新井理恵先生の「新井理恵劇場 異世界転生猫山さん」も
主人公の男子が黒髪で私好みで良かったです(笑)猫山さん毎回笑えて好きです‼(^^)b
いちいちツッコミ所満載の展開の内にも
流行りの異世界転生モノをおちょくってる感じもあって好きです~
「何だろう…幼なじみがナースで癒し系とか色々もりだくさんなのに全然嬉しくない…」
っていう主人公の呟きが好き(笑)

赤石路代先生の「神無月紫子の優雅な暇潰し」も
ゾンビ映画について熱く語る紫子さんが可愛くて
最後皆が幸せになって悪者は成敗される痛快で優しい世界に和みました~♪

わか眉ぎん先生の「咲かずの奇話」も
わか眉先生いつも大正浪漫世界観のレトロなお着物や作風が好きなので読めて嬉しいです~
朱知の髪型と薔薇柄の羽織可愛い♥
四季子ちゃんも話全体も明らかに鬼滅意識してるっぽいけど、
四季子ちゃんのデザイン禰豆子ちゃん似で可愛い~♥
菖蒲井教授と塔之助の切ないすれ違いが良かったです~
朱知が官能小説作家だったのも
塔之助がそのファンだったのもやられた‼(>∀<)
シリーズ物意識してるんだろうけどまず続かないだろうな…と思いつつ
わか眉先生の作風好きなのでまた新作読みたいです‼(* ´ ▽ ` *)ノ


他の掲載作品もそれぞれに味があって、ここに上げた作品だけじゃなく
全ての掲載作品が一丸となって大人向け少女漫画という雑誌のカラーを織り成してる感じが
とても独特の読み心地があって好きでした☆
連載作品だけじゃなく読み切り作品にもそのカラーが反映されててまとまってるしとても好き。

最近読んだ色々感想


アクキーと一緒に初めてマグカップも作りたくて描いた粉雪。
結果は印刷所のテンプレートの説明不足で絵の上下が切れてしまいましたが(;ω;`*)
イラスト自体は可愛く整って描けてお気に入りです♪
こういうぺたっと足を投げ出して座ってる絵って少女らしくて好きです~


最近読んだ本はトリイ・ヘイデンのノンフィクション
「うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語」、
仲村つばきさんの集英社オレンジ文庫
「廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠」の二冊。


うそをつく子は、
私の大好きなノンフィクション作家・トリイ・ヘイデンの
何と16年ぶりの新作ノンフィクション。
これまでのシリーズは教師で児童心理学者であるトリイが
過去に出会ったアメリカの小学校や障害児学級、
または病院等での担当児童の子供達との交流を描いた物でしたが、
今作では夫と共にウェールズに渡って娘を育てながら、
精神に問題を抱える子供達のためのグループホームに
ボランティアとして関わる事になったトリイが出会った
ジェシーという9歳の少女との交流の日々を描いた物語。
ネットサーフィン(死語)していて偶然発売を知って、
矢も盾もたまらずAmazonでポチりました~(☆∀☆)
最後に発売されたノンフィクション、
「霧のなかの子」を読んだのが二十歳の時で、
その時の強い印象がいまだに残っているので、
またトリイのパワフルで人生を楽しむ術に長けた仕事ぶりが読める!!と
喜び勇んで五時間半かけて一気に読みました~

四人姉妹の末っ子として50歳の母親から生まれ、
「予定外の子」で
産後鬱の母親とアーティストの父親から十分な育児を受けられず育ったジェシーは
日常的に嘘をつき、暴力をふるう扱いにくい子供に育ちます。
両親から家に帰ってほしくないとはっきり言われているジェシーは
ボランティアとしてやって来たトリイに反発しながらも
次第に心を開いていくのですが…

相変わらずノンフィクションでありながらミステリーの様に謎めいて
ページをめくる手が止まらないリーダビリティは健在でしたが、
正直に言うと、
やはり今までのノンフィクションシリーズと比べると
若干パワーダウンしている感は否めなかったかな…
トリイ自身が70代?と高齢ですし、仕方のない事とは思いますが、
アメリカ時代の教師やセラピストとして活躍していた頃と比べて
ウェールズの独特の気候や環境の印象もあって、
随分曖昧模糊とした印象を受けました。新鮮と言えば言えないことも無かったですが。
トリイの作品で好きだった、
子供達と向き合う時間の外での回りの同僚達や友人達との気兼ねないお喋りとか、
人生を楽しむ術を知っていた生き生きとした人柄が
今作ではあまり感じられなかったかなと。
トリイのユーモアの感覚が、過酷な状況におかれた子供達の辛い境遇を読む苦しさを
上手く中和してくれている所が好きだったのですが。
でも、新天地ウェールズで羊を飼いながらヒースの咲く湿原で生活するトリイの物語も
独特の世界観と魅力があってこれはこれで良かったかな。
ジェシーの抱えた性的虐待の問題も、
今までのシリーズの様にセンセーショナルになりすぎないように書かれていて、
テーマ性という意味ではやや弱いものの、
ノンフィクションである以上はそれもまた仕方のない事ではあるのかな。
両親に必要とされず、里親の家を転々とするジェシーがとても悲しくて、
グループホームのスタッフであるジョーゼフにいたずらをされたという嘘が
彼の人生を台無しにしてしまうことになるとは思わなかったというジェシーの
「ただジョーゼフとマリーナとピクニックに行きたかっただけだったんだよ」
というたったそれだけのささやかな願いに、
ジェシーが今まで本当の意味で自分のものを一つも持てなかった悲しさと
切なさが伝わってきて、とても胸に詰まされました。
ラストのジェシーに一番のお気に入りだった子犬のパペットをプレゼントしたトリイが、
ジェシーの幸せそうな様子を見ながらグループホームを去り、
それから何十年も全く音信が無かったジェシーから
本を出すようになったトリイにアメリカからのファンレターが送られてきたなかに
ひっそりと美しい女性の写真と「これが今の私の家族です。あなたが知りたいと思って」
というメッセージが書かれたジェシーの手紙が送られてくるエピローグが
このノンフィクションシリーズのお馴染みの
途中でどんなに胸が痛くなる過酷な状況が子供達を襲っても、
最後にはノスタルジックな幸福感が溢れる文章でしめくくられる感じが変わっていなくて
とても感動しました。
十六年ぶりにトリイの新作が読めて本当に良かった!!
表紙の大竹茂夫さんの怖いんだけど不思議に心惹かれる不可解な生き物達を描いた挿画も
変わっていなくてとても安心しました。


廃墟の片隅で春の詩を歌えは
今月3日にブックオフで110円で買えました~
コロナの新規感染者が減少し始めた9月から10月、11月と
三ヶ月連続で29日のブックの日に町田・関内・あざみ野・センター北と
久々にブックオフ巡りが出来てめちゃくちゃ嬉しかったのですが、
せっかく感染者が減ってる平安の時期だったから
もっと3日に一回位通ってても良かったなあ~と後悔していたのですが、
そうこうするうちにオミクロン株が入ってきてしまい、
気持ち最後のつもりで行ったあざみ野のブックオフで
まさに欲しかった廃墟の片隅で~があって運命を感じました(///∇///)
本当はこの前に「廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還」という前編があって
そちらは買えていないのですが、
後編だけでも十分楽しめて凄く良かったです~!!
仲村さんの廃墟シリーズ、一作目の「ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女」は
そこまで高評価で無かったのですが、どんどん面白くなるなあ~☆
重厚な王朝絵巻でもありながら、
少女小説風のロマンティシズムもしっかり入っていて読んでいてとっても楽しかったです!
前後の展開が分からないのはアレでしたが、
革命で地位を追われたベルトラム王朝の三人の王女の末娘アデールが
夫のグレンと共に新興で開放的な気風のニカヤへ公務に向かうところから始まって、
炎帝と呼ばれる豪放なニカヤ国王マランとの駆け引きや
王弟ユーリからのアプローチなどを受けながら
アデールがニカヤの自由な発想の政治に感銘を受ける冒頭から引き込まれました~
ニカヤ語とイルバス語を自在に操ってグレンを揺さぶるユーリ王子達との
政争と言うほどではないですが腹の探り合い?も楽しめました。
マラン国王が美貌の王妃を略奪した敬意も面白くて、
夫を立てる控えめな王妃に見えて狩りの名手で
ウサギを事も無げに仕留めるニカヤ王妃様も素敵でした♥
ニカヤの開放的なお国柄も生き生きと書かれていて、
実際にアデールと一緒に観光気分が味わえました♪

アデールの長姉で王政復古で女王として即位しているジルダと
自分の子に王位継承権を与えたい次姉ミリアムが
母王妃マリガと宮廷画家との間の
不義の子だったと告白された時の二人の衝撃とやるせなさもよく伝わって、
ジルダが王杖エタンに命じてミリアムを毒殺せざるを得なかった苦悩も読んでて苦しかったです。

アデールがただ人形のように周囲の言いなりになり王女ではなく、
国民が希望を持って生きられる国にするために
自らが王冠を被る決意をするところと、
女王ジルダを自害したと見せかけてニカヤへ密かに逃れさせ
第二の人生を始めさせる事を選ぶ所、
そしてクライマックスのカスティアとの長期戦の大勝利の描写は
とてもカタルシスがあって良かったです~
全てが終わり女王として王冠を被ったアデールのもとに
ジルダから春の詩を歌う手紙が届くところは泣けました。
でもなあ~、
王女の帰還を読んで無いのでエタンとアデールの関係や絆が分からなかったこともあり
グレンがあっさり死んじゃって結局本当の意味でアデールから愛してもらえなかったのは
可哀想過ぎやしないか?(^^;)))
グレンもアデールを愛しすぎるあまり
彼女を鳥かごの中に囲って一切外の情報から遮断させるとか酷いところもいっぱいあったけど、
エタンとのあれこれはあったのでしょうが、
アデールがあっさりエタンを愛してると告白する所はちょっと微妙…
王道でテンプレでも
アデールはグレンと幸せになって欲しかった…ヽ(;▽;)ノ
ともあれ、エンターテイメント性たっぷりのヒストリカルで
とっても私好みで良かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

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7月15日生まれのかに座、A型。
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