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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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母が私を産んだ歳(追記有り)


36歳になりました。と言うわけで本日誕生日です。
母が私の歳には子供が二人いてバリバリ教師として働いてたのに…
とか思わなくもないですが、まあ私は私のスピードで歩いていくしか無いんだろうなと。
とりあえず去年の誕生日に書いた目標の1つでも出来ることを増やすについては
台所のシンクと三角コーナーの掃除とゴミ出し、トイレ掃除が出来るようになったので上出来かなと。
有言実行偉いぞ私。
来年までには風呂掃除とコンロの掃除が出来るようになっていたい。

Twitterで日付変わってすぐに今日誕生日ですと呟いたら早速フォロワーさんにたくさんおめでとうリプ頂けて嬉しかったです♡
ていうか深夜でも意外と皆様Twitter見てらっしゃるんですね(*_*)
今年はケーキは桃のショートケーキとモンブランとダークチェリーのタルトを頂きました(*≧∀≦*)
ショートケーキは生クリームは美味しいんだけど
桃があまり新鮮じゃなくてちょっと残念でしたが、
久々に食べたポンデラルマ(ケーキ屋さんの名前)のモンブラン濃厚で栗の渋みも絶妙で、
ダークチェリーのタルトもタルト生地安定のサクサク感と香ばしさで
ダークチェリーの甘酸っぱさと合っていて美味しかったです~(。-∀-)♪
いつも誕生日はお天気に恵まれて、夏らしさを感じられる日で
ああやっぱりこの日に生まれて良かったなあと思います(о´∀`о)
て言うか生々しい話コロナ禍の中一年生き延びられて本当に良かった…(´д`|||)
どうか来年の誕生日も無事迎えられます様に。

リアルでもオンでもお祝いしてくださった皆様ありがとうございました!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

─追記─

大事なマブダチjunさんが
誕生日プレゼントにお洋服を贈って下さいました~:*(〃∇〃人)*:

何て可愛いラッピング!!と既に目が♡♪

中身はこんな素敵なワンピースでした!( 〃▽〃)
夏らしく清楚でしかも涼しげ!
まるでオフィーリアが着ているようなワンピースです~(ノ≧▽≦)ノ
実際は写真よりもう少し青っぽいお色で、
小花柄や草花柄の刺繍がとっても可愛いんですよ~m(。≧Д≦。)m

サイズもちょうど良くて、着心地も抜群!
junさん、いつもjunさんが着ていらっしゃる可愛らしいお洋服とは縁がないと思っていた私に
こーんな愛らしいワンピをプレゼントしてくださり本当にありがとうございました!(*^▽^*)
来年の夏にはこのワンピを着てデート出来ると良いなあ(*^。^*)
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バレエと読書どっちも好き♥


7月になっちゃったけど王道のウェディングドレスも描きたくてマリアベールのリリー・ヘザー
マリアベール上品で清楚で大好きです♥背景の素材と絵の相性が良くて良かった。

早目の誕生日プレゼントにKバレエのシンデレラのDVD買ってもらいました~
前に東京文化会館の音楽資料室で観た事あったのですが結構面白かったのと、
WOWOWで今月Kバレエの放送3つもやるの楽しみにしてたのに
マンションの共同アンテナが4K対応してなくて観られない事が分かったので代わりになればと。
シンデレラ一回観ただけだったのでほとんど忘れてて楽しめました~
シンデレラ役の松岡梨絵さんは第二幕の舞踏会でのソロ
控えめで清楚なシンデレラの性格が良く出ていて凄く愛らしい踊りで素敵でした!
王子役の宮尾俊太郎さんは
Amazonのレビューで下手下手言われてましたが十分及第点だと思うけどなあ。
ポジションの甘さとか通の目からしたら色々言いたいことはあるのかもしれませんが。
舞踏会でシンデレラの継母と義姉達に乗られて戸惑った顔してる所好きです。
熊川哲也のアレンジで一幕で仙女が四季の精を呼び出すところを
よりシンデレラの生活に密着した花瓶の薔薇や庭のトンボ、ティーカップ等が
妖精になって寄り添ってくれるという変更も面白かったです~
トンボの踊りがゆったりしてて良かったです。
第三幕で偽のガラスの靴を仕立てて王子を騙そうとして死罪になりそうになった継母を
シンデレラが助けて感極まった継母と抱き合う所はとても感動的でした~
辛く悲しい境遇にあっても懸命に生きていた心優しい少女が
その優しさを失わなずにいたお陰で幸せをつかむという、
ごくシンプルなシンデレラストーリーがとてもしみじみと心に染みるバレエでした~
王子様と並んでお城に向かうシンデレラの頭上で
流れ星が光るラストシーンが美しくて良かったです!


最近読んだ本は久賀理世さんの集英社オレンジ文庫
「王女の遺言 ガーランド王国秘話」、
水守糸子さんの同じく集英社オレンジ文庫「乙女椿と横濱オペラ」の二冊。

王女の遺言はまだコバルト文庫があった頃コバルトから出た
「招かれざる小夜鳴き鳥は死を呼ぶ花嫁 ガーランド王国秘話」のスピンオフ?
招かれざる~が題材は好みなのに凄く地味でひたすら退屈だったので
そのスピンオフでそれも4巻完結が決まってるというのを聞いて
4巻分もあの熱量の無い話を追いたくない…と全く買う気は無かったのですが、
書店でねぎしきょうこさんのチューダー朝風の重厚なドレスを着た王女と物乞いの表紙と
本編の前のキャラ紹介のイラストを見て俄然気になり始めて、
高かったけど遂に買ってしまいました~結果悔い無し!!(*≧∀≦*)
先日のシェイクスピア警察も凄く独創性あって面白かったけど、
王女の遺言も王道の筋立てとキャラクターながら堅実な筆致で楽しめました♥
キャラクター造形やキャラ相関はテンプレながら、
ヒロインの王女アレクシアが凛とした聡明な性格でしゃべり方が古風なのも合っていて
娼館に売り飛ばされそうになっても見ず知らずの少女達と友達になって
知恵を絞って脱出する所とか大胆で読んでいて気持ち良かったです~
アレクシアとシャノン、カーラ、マディ達少女が仲良くなっていく過程も
微笑ましくて可愛かったです~
重厚な歴史絵巻が読めると思ってたら良くも悪くも少女小説的な筋運びでしたが、
もう一人のヒロイン、アレクシアの身代わりを勤める事になる女優のディアナと
アレクシアの従兄弟のアシュレイの関係も今後どうなるのか気になります~
アシュレイもいかにも穏やかで優しげな貴公子キャラに見えて裏がありそうですが。
アレクシアと従者ガイウスの関係はテンプレ過ぎて萌えられませんでしたが。
アレクシアが馬車の御者に自分の美しい金髪を切って賃量にする所はかっこ良くて痺れた!(*>∀<*)
まだ1巻目でどうなるか全然わかりませんが、最後まで追いたいです~


乙女椿と横濱オペラは好きなイラストレーター丹治陽子さんの表紙が凄く可愛くて
舞台もレトロな感じで好みそうだったので買ったのですが、こちらは若干期待外れでした…
表紙とタイトルからレトロモダンな可愛い恋物語だと思って読んだら中身は薄いホラーでした。
一話一話の内容は嫌いじゃないんだけど、
恋模様もホラーもどっちも薄くていかんともしがたい…
「椿の神隠し」は何とも薄すぎて感想の書きようが無い話でした。で?っていう。
「すみれリボンと花幽霊」は佳花の正体は見抜けなかったけど
乙女達の花園女学校の描写をもっと盛って欲しかったです。
「狗神の恋」は私好みのどろどろしたホラーの要素があってまあまあ楽しめたけど、
草介の秘密とか紅との恋の行方とかが中途半端で何かなあ…
全体的に横濱と銘打ってる割には横浜要素がほぼほぼ薄くて、横浜市民としても物足りなかった。
ガーランド王国と一緒に買ったのですが、明暗が別れました…( ´△`)
110円ならまあちょうど良いかなと言う感じの内容でした(^o^;)

大ヒットの読書日記♥


絵は相変わらずTL小説を買い漁って貪るように読んでるうちに
自分でもTLの挿し絵風のモノクロ絵が描きたくてたまらなくなって描いた絵。
色んなTL絵師さんのイラストをいっぱい見て研究して
どんな線や絵柄が自分の描き方に合うか考えた上でテストに描いたのですが、
やっぱりまだまだこなれてなくて改善の余地ありですね( ノД`)…
私の画風自体が全くTL向きじゃないのは禁句としても(^o^;)
線の太さとかトーンの貼り方とかもっと研究しないとなあ…
でもこの一つ前に描いたモノクロ練習絵で
クリスタのトーンが何度貼り変えても書き出し時にモアレてしまうか反映されない現象が起こって、
もう憧れの編点トーン貼ったモノクロ絵は描けないんだとショック受けてたので、
ネットでググって解決出来ただけでも良かったです~ヽ(;▽;)ノ
拙い所はいっぱいあるけど、全体的な雰囲気は気にいってる絵です。
没落子爵家の令嬢で家財や美術品等を質屋に入れて凌いでいる
レディ・パトリシア・ソールズベリ(愛称トレイシー)と
そんな彼女に契約結婚をもちかける謎めいた紳士、リチャード・ウォーロック。
トレイシーのバッスルスタイルのドレスがシンプルながらも可愛く出来たかなと(o´艸`o)♪
無難に衣装が描きやすいヴィクトリアン舞台です(((^^;)
しかし本当に私は男性の美形が描けない…・゜・(つД`)・゜・


昨日と今日で二冊本を読みました~
おなじみ櫛木理宇さんの角川ホラー文庫「ホーンテッド・キャンパス 待ちにし主は来ませり」と
菅野彰さんの集英社オレンジ文庫「シェイクスピア警察 マクベスは世界の王になれるか」
の二冊。
どちらも買って大満足の快作で、特にシェイクスピア警察の方は没頭してしまいました!


ホーンテッド・キャンパスはシリーズ何冊目だ…?とりあえず最新作です。
今回はついに森司とこよみちゃんのクリスマスデートが実現‼
もうお前ら何で付き合ってないんだという二人のもどかしくも愛しいラブ模様の背後で、
いつものオカルト事件 も 着々と進行していて…という巻。
今回は全編X'mas舞台のオカルト事件が目白押しで、
バックに親に見捨てられて悲しみを背負った子供達という共通するテーマが通底にあって
いつもより統一感が出ていて良かったです~
X'masマニアとしてはX'masを舞台にしたホラーはあまり読みたくないと思ってしまいますが、
二作目の「黒いサンタクロース」とかちょっとほっこりした後味の話もあったし、
通常のホラー展開でも合間に口直し的に森司とこよみちゃんのデートの情景が書かれているので
いつもより怖さ控えめだったのも返って良かったです~
いやむしろ二人のデートの情景の口直しにホラー要素があるのかと思うくらい、
いつにも増して二人のラブ増量で、なおかつギャグ要素も増し増しでとっても楽しめました‼
初期の頃はホラーに恋愛要素とかイラネと思ってましたが、
18冊だか19冊もじれったい二人を見せ続けられると
何かもう見守る親のような気持ちになります(笑)

「有罪、無罪、原罪」は
社会的地位は高くてもクレーマー気質の傲岸不遜な離婚した父親に虐げられてきた少年円谷勇雅が
鬱病の母親を支えるためと自らの学費のためにホストのアルバイトをして、
常連客の女性に殺されるという何ともやりきれない話でしたが、
黒沼部長の
「僕は復讐肯定派だよ 一瞬で殺してしまうより生かして社会的地位を奪った方が苦しめられる」
という何とも因果応報な結末にすっとしました。

「黒いサンタクロース」はサエちゃんの父方の祖父が可哀想と思ってたので
真実が明かされて実は祖父がワンマンな悪者だったと知ってこれまたすっきりしました。
澪子とバーテンダーの仲が上手くいってほしいです~
鈴木と泉水ちゃんの会話も男同士気安い感じで良かったです~
ラスト泉水ちゃんが視たバーの外のクリスマスツリーの側に立っていた少年が
実は澪子とバーテンダーの未来の子供か妖精だったのでは?という
何ともほのぼのな幕引きと思わせて不穏な鈴木の心情で終わる所も良く出来てました。

「待ちにし主は来ませり」はその引きからの呪いの人形譚で、
黒沼部長の古今東西の民話や伝承に登場する再生のシンボルである木と呪術逃走譚という
民族学的・神話学的観点から見た解説が興味深かったです~
いつも参考文献が巻末にずらりと載せられるほど研究熱心な櫛木さんには珍しく
白雪姫の粗筋やペルセポネーが冥界から戻れなくなった等
ちょくちょく間違いがあったのは気になりましたが。
そして今までのパターンと違って1巻で全ての事件が解決せず
次回に続く様な引きだったのはちょっと消化不良でしたが、
それもいつにも増して飛ばしてるギャグで帳消しになりました~
小山内の天然モテ自慢とか森司とこよみちゃんの観に行った大人の純愛映画が
ラブシーン多すぎて隣のこよみちゃんの顔を見られなくなって
「二人の恋の行方よりこの後の自分のいく末の方が気になる」
「お前らのキスは見飽きた」森司とか
こんなに気まずかったのは法事で
父親所蔵のセクシービデオを従兄弟の結婚式のDVDと間違えて流してしまった時以来だ、とか。
黒沼部長が女子達に囲まれてケーキビュッフェで撮った写メを見て
「羨ましい状況のはずなのにあまりそう思えないのは何ででしょう」
「完全に溶け込んでるからだろうな」と言う鈴木と泉水ちゃんの会話も好き。
ホタテのなんちゃらも笑いました。
X'masらしくホラーなのにハッピーな気分になれるシリーズ最新作でした(*≧∀≦*)


シェイクスピア警察は以前ちらりとネットで評判を見かけて気になってたのですが、
こちらも文句なしに快作でした~‼
シェイクスピア本人が書いたとされる戯曲37作について、
あまりにも自分勝手な脚色や解釈をした舞台が多すぎると言う理由で
英国で発令され世界各国で批准されたたシェイクスピアの戯曲の台詞、設定等一切を
原典から変更する事を禁じると言う法律と
その法に従い不適切な戯曲の上演を監視し精査し
問題の無い舞台だけを上演出来ると言う権限を行使するシェイクスピア警察と、
その法に抗い自らの潤色したシェイクスピアの戯曲を水面下で上演する
シェイクスピアテロリストという対立する立場にある二人の美丈夫、
シェイクスピア警察天道とシェイクスピアテロリストの空也。
そして二人の王に付き従うそれぞれの思惑を持った関係者達のドラマを描いた作品。
最初こそその突飛すぎる設定に笑いながら読んでましたが、
話が進むにつれ
読み解く人間によっていかようにも解釈できるシェイクスピアの戯曲の奥深さ、
言葉と言う物が持つ力、そして舞台俳優や脚本家のプロ意識と
何より作者の生の生き物である舞台を鑑賞する喜び、
シェイクスピアや演劇に対する愛がひしひしと伝わってきて、
私も今更ながら観劇が恋しくてたまらなくなりました。
梅田の
「俺は左でも右でもリベラルでも
 シェイクスピアの言葉を自分の思想を主張するのに使いたくない」
という台詞が好き。
魅力的な登場人物やあっと驚く展開も満載で、
5歳の頃から天才子役として舞台に立ち芸歴21年になる天才役者飛鳥のキャラが特に好きです~
収容人数3000人の大劇場で何度も演じた経験があり
声が反響して自分の声が聞こえないという仲間達に
的確なアドバイスをする所とか頼もしくて好き。
マクベスの三人の魔女を思わせる三婆達も良い味出してて大好きです。
シェイクスピアの戯曲はロミジュリ位しかまともに内容知らない私でも
全く困らない位マクベスやリチャード三世、リア王、ハムレットなど
解説をきちんとしてくれるのも凄く読みやすくて良かったです!(*^▽^*)
「うっざ…この客」とか
「何がロイヤルシェイクスピアだバーカバーカ」とか
ギャグも豊富でとっても楽しめて読み応えありました‼
やっぱりDVDやTVでは決して感じられない劇場で体感する臨場感は格別ですよね。
早く私もまた観劇に行きたい‼。゚(゚´Д`゚)゚。

色んな事を脈絡なく語るよ


さて今回はどの絵載せようかな~と管理画面見たらこの絵が飛び込んできて
やっべ描いたこと忘れてたわギリギリ6月中に載せられて良かった…
と思ったジューンブライドリリー・ヘザー。
ウェディングドレスという事でとびっきり素敵なデザインを着せてあげたかったのですが、
そんなに簡単に良いデザインが浮かぶはずもなく…
髪型とかドレス全体の雰囲気とかも悩んだ末、
腐っても王族の結婚式だし可愛いよりは重厚寄りに描きたいな~と思ってこうなりました。
16世紀ルネサンス風。ついでに言えば戴冠式風です。このポーズならブーケ描かなくて良いし←
リリー・ヘザーは最近は髪下ろした絵ばっかり描いてましたが、
こういうコンパクトなまとめ髪も大好きです~
15才の花嫁らしく緊張感の中にも初々しく清楚な雰囲気が出る様に表情頑張りました~
名前はリリーなのに私が薔薇しか描けないせいでいつも薔薇ばかり身に付けてる彼女なので、
せめて背景に百合をしょわせてみましたが百合ぼんやりしちゃったなあ…花難しい‼


そしてもう半月も更新してなかったのですね…
本もそれなりに読んでたし今月からお家時間充実のためにのWOWOWに加入したので
ミュージカルや映画もいっぱい観てたのですが、
何となくしっかりまとまった感想を書ける気分じゃなかったのでブログ放置してました(^-^;
と言うわけでいつもほどきっちり(←??)ではなく、
思い付くまま徒然と最近観たり読んだりした色々の感想~


本はまず梨沙さんの一迅社文庫アイリス「狂伯爵と買われた花嫁」1巻と4巻を読みました~
大分前に最初に2巻を読んで3巻を読んで、1巻も買ってあったのですがずっと放置してて、
最近完結巻の4巻を買えたのでやっと1巻と一緒に読んでみました~
1巻は2巻読んだときの
何でこの人達一緒に暮らしてるねんみたいな謎のいきさつが分かったのは良かったけど、
かなり糖度控え目で話もあまり動かなくて、正直良くこれで2巻出たな…という感じでした。
リリアンの両親を亡くして引き取られた叔母の家で辛く当たられた経験から
いつでも笑顔を絶やさず人の助けになろうと頑張る良い子ちゃんな所に若干いらっとしましたが
作中でそれを代弁してくれる人がいるので良かったです。
ちゃんとヒロインを持ち上げるだけじゃなくそれに疑問を差し挟んでくる作風は好きです~
ギャグもこなれてて上手いのですが、あまりに連発されるので
ちょっと私ギャグ展開上手いでしょ?的な作者さんの意識が透けて見えて鼻につきました(^o^;)
後2巻3巻でも思ったけどこの作者さん特有の毒のある展開…
レベッカの姉の惨殺死体の所は
脇役だろうと人が拐われてもすんでのところで助かるのが王道の少女小説で冒険してるなあと。
ホラーも読むのでエグいのも嫌いではないのですが、少女向けはやっぱり平和なのが好きだなあ。

4巻は3巻がどんな所で終わったのかとかほとんど忘れてたので思い出しながら読んでましたが、
クリストファーの好きな子と小指絡ませて眠るだけで満足しちゃう
子供は畑で収穫すると思ってた19歳男子にあるまじき純粋な所が
どんな経緯を経てリリアンとのハッピーエンドに繋がるのか楽しみにしてたのに
娼館のお姉さん達に襲われかけたせいで性の真実をあっさり知っちゃって、
ラスト何食わぬ顔でリリアンとの間に子供作ってる所に凄くがっかりしました。
今までの引きは何だったんだ…
性知識に疎い天然ヒロインは少女小説あるあるだけど男子は珍しくてワクワクしてたのに( ´△`)
エルももっとクリストファーの母親の皇女との間に
感動的な悲恋のエピソードとかあると思ってたのにあっさりクリストファーに殺されるし…
今までの毒とエグさが嘘のように平和なラストなのは良かったですが。
ジェラルドの助手になったレベッカとかカーンに一目惚れして秘書として働く事になった子とか。
リリアンの祖父も良いキャラで良かったです~


後読んだのは小林泰三さんの「人外サーカス」「失われた過去と未来の犯罪」。
ヤスミン、ホラーからミステリー、SFまで変幻自在で痛快な作風が大好きだったのに、
去年末に亡くなられたことを知ってショック…
もっともっと笑えたり唸らされたりする快作いっぱい読みたかったなあ…( >д<)、;'.・
人外サーカスは私の好きなヤスミンの作風とは違ったので途中離脱しそうになりましたが、
最後まで読むとあっと驚かされたり謎が解けたりする事が多いので頑張って読みました。
うん、まあ嫌いじゃないかな。徳さんはヤスミンの作品に作品の枠を越えて
それこそ八面六臂の登場と活躍をしますが、一体何者なんだ…(笑)
失われた過去と未来の犯罪は、
恐らくとある国の核実験が引き金となって
全人類の記憶が10分しか持たなくなるという後の歴史で「大忘却」と呼ばれる出来事と
その後の人類のその影響を何とか食い止めようとする働きを書いた第一部、
幕間を挟んで、大忘却後考え出された
予め生まれてからのあらゆる記憶を
小型のメモリを体に差して生活することで補うシステムが確立された未来で起こる
様々な人々の物語をオムニバスの様に書いた第二部とに別れているのですが、
記憶と魂と心はどう違うのか?体が死亡しても記憶が残っていればそれは死と言えるのか?
といった禅問答とも哲学的とも言える命題について考えさせながら、
様々な人々の記憶にまつわる悲喜こもごもの物語が紡がれていてなかなか楽しめました~
個人的には晴香と晴菜の物語がちょっとブラックな感じで好き。


WOWOWは加入する前は私が観たかったのいっぱいやってるじゃん‼と思ってましたが
いざ入ってみると意外と観るものが無かった…(ヽ´ω`)
それでも今月はまず1日に映画「ヴィクトリア女王 最期の秘密」、
9日にアメリカで生放送されたミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」「ヘアスプレー」
15日に井上芳雄司会の「僕らのミュージカル・ソング2020」、
16日にメトロポリタン・オペラの「メリー・ウィドウ」、
17日に映画「二人の女王 メアリーとエリザベス」
23日に去年の5月に観に行った映画
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語」と、
こうして書いてみれば結構楽しんだのでまあ良いかなあ。
来月はKバレエの海賊とコッペリアとロミオとジュリエット位しか観たいの無いけど(。・´д`・。)

メットのメリー・ウィドウのライブヴューイングは
メリー・ウィドウ一番好きなオペレッタだしメットならさぞ衣装素敵だろうなあと楽しみでしたが
衣装まあ綺麗なんだけど、簡略化されててあまり細かくなくて…(ヽ´ω`)
でも幕間に歌手や演出家等のインタビューも挟みながら
ショービズの国アメリカらしくスリムになったメリー・ウィドウ楽しかったです~
私が2年前ヘルニアを押して観に行った王様と私の来日公演でアンナを演じた
ブロードウェイのスターケリー・オハラがヴァランシェンヌ役で出ているのも感激‼
彼女大学ではオペラ専攻で夜の女王のアリアを歌ったとか知られて良かったです~
第一幕ラストでハンナとダニロが踊って
ハンナが「憎らしい人!何て素敵に踊るの」って言うシーン好きー(*^▽^*)
三幕のカフェマキシムでのフレンチカンカンのシーンも爽快で良かったです~

僕らのミュージカル・ソング2020は再放送みたいですが、
司会の井上芳雄が毒舌なのはあれでしたが
色んなミュージカル俳優さん達のコロナ禍での奮闘が知られて良かったです~
もっとミュージカル曲ガンガン歌ってくれるのかと思ってたのでちょっと残念でしたが、
そんな俳優さん達の公演が中止になって何してたかみたいなお話も興味深かったです。
来月の後編も楽しみ。

お久しぶりの読書日記だよ


絵はあんまり延びなかったけど
自分では結構気に入ってる大正浪漫のお嬢様、戸倉椿子(とのくらつばきこ)お嬢様。
自分ではどうしても大正風の曲線を強調したゆったりした着物の着付けが描けなかったので、
高畠華宵の絵を模写しております(。>д<)
背景点描ベタの感じを間違っておどろおどろしくなっちゃったけど、
着物のお花柄豪華になるように頑張ったので気に入ってます~
結果的にアプデしても19年前のペンタブ使えたから良かったけど、
Win10にPCをアプデする前に
初CGの時から使ってるペンタブで描く最後の絵のつもりで描いたので、
気合い入って顔とか結構整って描けました(o´艸`o)♪
前に書いた増刊flowers春号に載ってた若眉ぎん先生の「くちなし堂大福帳」の、
菫子お嬢様のレトロなお着物姿がとても好きだったので、
自分もモノクロの着物絵が描きたいと思っていたのです♪


タイトル通り久々の読書記録~
最近読んだのは一川みりさんの角川ビーズログ文庫「一華後宮料理帖 第十一品」、
瀬川貴次さんの集英社オレンジ文庫「わたしのお人形 怪奇短編集」
の二冊。


一華後宮料理帖は堂々の完結巻!!
朱西の造反の理由が全く分からず前巻までやきもきしながら読んでたけど、
真実が明かされてみれば何故思い付かなかったんだろうと言うくらい明快な理由でした~
朱西の真意を知った理美が鳳家当主としてしょう飛の敵だとばかり思っていた朱西の中に
かつてと同じ優しい朱西を見いだしたところは切なくも感動的でした~
朱西の替え玉として迅景有を処刑して、何故俺を生かしたのですかと憤る朱西に
しょう飛が朱西の頬を打って「お前は大馬鹿者だ!」と
目に涙を浮かべて激昂する所も良かったです~
「お前が命を懸けて仕えた余の事を信じよ!」というしょう飛の言葉にうるうる…
理美が正体を隠した朱西と共に和国に戻るラストも色々想像が膨らんで良かったです。
あえて難を言えばもう少し理美と朱西お互いの恋心やラブラブぶりを書いてほしかったですが、
その辺があまり濃くないのもまあ個性なのかなと。
しょう飛も理美に抱いていた感情は恋心だけでなく
母であり妹であり姉であり臣であり友であった、
だから理美がどこにいても自分を案じてくれるから離れても良いと思ったと言う落とし所も
三角関係の可哀想さを感じさせない良い采配だなーと思いました。
男女間に芽生えるのは恋情だけでないというのがとても清々しいラストだなと。
四夫人達に世継ぎを頼むと言って
「私は元々そのつもりでおりました」とノリノリの宋貴妃と頑張りますという温賢妃、
私は傍流とはいえ鳳家の血筋を引いているので争いを防ぐために子は産まないけど、
産まれた子の母親の一人として支えますという鳳徳妃、
男嫌いだけど陛下なら良いかな~と揺れてる余淑妃、
四夫人四人それぞれの反応や思惑も楽しくて良かったです~
伯礼にあなたが好きよと言ってしてやったたつもりになった鳳徳妃が
逆に伯礼に「私は宦官ですがあなたを愛することは出来るよ、碧秀」と言われて
伯礼の一枚上手っぷりを思い知らされて赤面する鳳徳妃も可愛かった(* ̄∇ ̄*)
周孝仁と丈鉄の親子関係も今後一筋縄ではいかないけど和らぐ予感を感じさせて、
ラストの見開きの挿絵ページで登場人物達のそれぞれの行き着くところが感じさせられる所が
凄くぐわーっと来て感動しました~(*^▽^*)
和国へ戻った理美と朱西がどんな人生を生きたのかも少しは知りたかったけど、
昆国の歴史の中でも最も優れた治世が始まる─という幕切れの言葉に
あれこれしょう飛が主人公?と思いながらも感動しました。
少女小説らしい幸せな幕切れに満足しました~烏帽子を着けた朱西とかも見てみたかったな。


わたしのお人形は瀬川貴次さん
瀬川ことび名義で角川ホラー文庫で書いてた時の作品が好きだったので
久々のホラーで楽しみに読みました~
「海の香り」は色々想像の余地を残しつつガチガチと歯を鳴らす中居の所で終わってるのが
短いけど印象に残って良かったです。
「廃団地探検隊」は探検隊の大学生達自身がこの世ならざる者である事を示唆しながらも
爽やかな青春を回顧する様な物語が好きです。
「小さな生き物」は全然可愛く無いのに小さなに生き物に段々哀れみが沸いてくる所が
上手い書き方だなあと思いました。
「心配しないで」はこれだけ良く意味がわからなかった…
結局心配することで生き霊が生じてしまうと言うことで良いの?
「わたしのお人形」は王道人形ホラーと思わせて唐突にギャグ展開になる所が笑いました。
マリアンヌ大好き過ぎる人形者の主人公笑った。
市松ちゃんとの和解?も笑いながらも切なかったです。
「わたしのお人形 その後」はマリアンヌと市松のお陰で下着泥棒を撃破する
平和な日常が楽しげで何より。
「インフェルノ~呪われた夜~」はノスタルジックなホラー映画を充てる様な感覚でした。
TL読み漁ってるくせに一般向けで性描写があると照れてしまう…
全体的には瀬川さんらしいバラエティに富んだホラーを楽しめて良かったです。

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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