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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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読書とお家観劇で芸術の秋


特に名前や設定などは決めてないクリノリン・スタイルの女の子
アリックスやモーデリンと同じ時期に続けて描いたのですが、一番いいね数が伸びました。
黄色と緑の爽やかな感じの配色が気に入ってます~


王女の遺言3と同じ日に届いた仲村つばきさんの集英社オレンジ文庫
「クローディア、お前は廃墟を彷惶う暗闇の王妃」読みました~
このシリーズは(多分)一作目の「ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女」
しか読んでないので、その後シリーズが続いたなかで
どんな展開になっていたのか全く分からず読んだのですが、
それでも想像よりずっと楽しく読めて良かったです~‼
久賀さんの王女の遺言もだけど
王朝絵巻、歴史劇が大好きなのでベアトリスはいまいちだったけど
王妃と言うタイトルだけで購入したのですが(((^^;)
ベアトリスは一作目と言うことで
ベアトリス、アルバート、サミュエルの三兄弟の周りを取り巻く状況や
王の子供全員が王位につくイルバスと言う国のあり方など、
設定の説明に大半を割いてる感じで文章にも華がなくて雰囲気も地味で退屈でしたが、
今回のクローディアはシリーズが続いてきて各王の話や設定が大分詰められてたので、
三兄弟の長兄アルバートの物語に焦点が絞られてて読みやすかったです~
王女の遺言は文章も物語も硬質な感じでしたが、
クローディアは良くも悪くも同じ歴史劇でも文章も雰囲気も程よく軟派な感じで、
ベアトリスの時より文章に色気が出ていて良かったです。

生まれつき左目が金色で昼の間光を浴びられない体質の伯爵令嬢クローディアが、
厄介払いの様に送られた修道院でシスターとして暮らしていたところに、
青の陣営の権力を拡大するため
一刻も早く世継ぎを作るために王妃を探すことにしたアルバートが訪れ…という
まずその国王の花嫁探しという王道の展開にわくわくしながら読んでました~
そして末息子サミュエルを溺愛していた王太后イザベラがサミュエルから引き離され、
肺と精神を病んでクローディアの暮らすエルーデル女子修道院にお忍びで療養に来て、
生まれつきの目のせいで自分に価値が見出だせないクローディアが
イザベラの夜の世話係となることで自分の役割を少しでも見出だそうとし、
イザベラの言葉を肯定するでも否定するでもなくただ耳を傾け、
物語を読み聞かせたり薬湯を作ったりと世話をする過程で
少しずつイザベラの頑なだった心を溶かしていくという
クローディアとイザベラの魂の絆が描かれていく所がとても感動的でした。
やがて全てを目のせいにして自ら変わる努力をしなかったのだと気づいたクローディアが
強くならなければと決意する所や、
イザベラがクローディアと接するうちに
愛情とは愛しているから自分の事も同じように愛してほしいと願うことではない、
それはただの執着なのだと気付く所がとても良かったです。
廃坑を脱出する際見張りの男から奪った鍵を持つ手が震えるクローディアを
イザベラが本当の母のように「大丈夫よ、大丈夫」と包み込む所は
涙なくしては読めませんでした~

アルバートの尊大で自信過剰で直感を信じるところも憎めなくてかっこよくて良かったです。
直感でクローディアこそ王妃に相応しいと感じ、
手紙や贈り物をするも全く靡かないクローディアに難儀しクローディアからのそっけない手紙に
王杖のウィルに「地方監査官でももっと熱のある報告を寄越すぞ」と愚痴る所とか、
女など贈り物や名誉をぶら下げれば誰でも自分に群がるとしか思っていなかったのに
今まで彼の周りにいた女性とは全く違うクローディアに初めて恋をして
城を抜け出したクローディアを「追いかけるべきか追いかけないべきか」とウィルに聞いて
「追いかけないという選択肢を考えるようになった事が驚きですよ」
と言われちゃう所とか可愛くて初心でニヤニヤしました(笑)
アルバートとウィルの遠慮のないやり取りやクローディアの妄想癖等、
序盤の一般向けの文章の中で突如少女小説的なギャグが入る所は違和感ありましたが、
後半にいくにつれてほとんどコバルト文庫的な話運びや文体になっていくので、
そうなるとギャグシーンも素直に笑いながら読めて良かったです。
アルバートとウィルの「無神経な発言でボコボコにされますよ」「誰が無神経だ」とか
「お前は良くそこまで薄情な事が言えるな」「自分の事じゃないからです」とか
ポンポン交わされる小気味良いギャグ会話好き(笑)

クローディアがイザベラを守れるのは自分しかないと
自らの勇気を奮い立たせて廃坑を逃げ回る所から、
アルバートに正式に城に呼び寄せられ結婚を申し込まれ、
やはり自分に王妃はつとまらないと逃げ出した先で追いかけてきたアルバートに
クローディアの両の瞳と同じ紫と金色の糸で刺繍された美しい女性用の眼帯を贈られ、
自分の心ををどん底に落とせるのも天上に引き上げられるのも
アルバートの言葉だけなのだとついに彼の求婚を受け入れる決意をする所はとても良かったです~
その後アルバートに「結婚するにはまず恋をしなくてなりませんよね?」と
罪な言葉を言ってアルバートを落胆させる所はお約束でしたが、
前述の心境からもクローディアが既にアルバートに惹かれている事は明白なので
微笑ましく読めました~
ただラストだけシリーズ物なので仕方ないとはいえ
三兄弟の先祖のアデール女王の息子が企てる陰謀に焦点が移って
本作の主人公のクローディアの影が薄くなってしまったのだけは残念でしたが。
ベアトリスとギャレットの主従の恋もテンプレながら可愛かったので、
晴れて夫婦となった二人のやり取りを読めたのも嬉しかったです。


多分二ヶ月前位にWOWOWでやっていて録画してた
サイモン・ゴドウィン演出・岡田将生主演の舞台ハムレット、やっと観ました~
シェイクスピアの戯曲を全編通して観るのは多分初めてでしたが、
衣装や装置などとても現代的なハムレット、楽しめました~
登場人物が皆悪役とか善人といった一枚岩でない所がとても気に入りました。
シェイクスピアの戯曲の力はもちろんですが、それよりも
台詞に役柄の感情と魂を乗せる役者という仕事の凄さをまざまざと感じ、驚嘆させられました。
出演者全員の熱のこもった演技に圧倒されました~岡田将生があそこまで演技が出来たとは驚き‼
ハムレットの父王の弟の国王や松雪泰子演じる王妃等熱演で素晴らしかった‼
中でも黒木華演じるオフィーリアがとっても気に入りました♪
初登場シーンの前髪の一部を三つ編みに編み込んで
残りを下ろして背中に流して毛先を巻いた髪型がとっても可憐で、
女性の豊かな髪って最高の魅力があるなあ~とうっとりしました。
黒木華の悪く言えば芋っぽい雰囲気が
かえって正統派の美女には出せない
オフィーリアというキャラクターの純粋さ、無垢さをよく表していて、ハマり役だと思いました。
父ポローニアスをハムレットに殺されて狂気に陥ったところの演技は
短く切った髪に花冠を乗せてか細い声で要領を得ない事を話したり歌を歌ったり、
突如激しく暴れて叫んだりとまさに圧巻で、オフィーリアの悲劇がせつせつと胸に迫ってきました。
ラストは新たにデンマークの王位についた王子が観ていても誰なのか分からなかったのですが、
彼が王位についた後でも
同じような悲劇はきっと王朝というものが続く限り起こるのだろうと思わせられる幕引きでした。
以前書いた「今こそ、シェイクスピア」と言う番組で中嶋朋子さんが言っていたように、
どんな舞台でも最後まで観れば必ず自分のなかに何か府に落ちる物がある、という言葉が
なるほど本当だな~と面白かったです~
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ちゃんと細々した感想書きに来たわよ


…もう1ヶ月放置する事は無いようにします(^o^;)
絵は伯爵令嬢レディ・モーデリン・パウエル。ウエストの民族衣装っぽいリボンがお気に入り。


昨日17日発売の久賀理世さんの集英社オレンジ文庫「王女の遺言 ガーランド王国秘話3」と
今日18日発売の紫月恵里さんの一迅社文庫アイリス
「クランツ竜騎士家の箱入り令嬢3 箱から出たのに竜に呼び戻されそうです」
両方ともAmazonで予約してたの発売日に届いて読んでました~
特に椎名咲月さんの表紙&挿絵楽しみにしてたクランツ竜騎士、
お届けは20日~22日となってたのにちゃんと発売日の今日昼届いて嬉しかった‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚


王女の遺言は2巻が1巻と比べてあまり楽しめなかったのでそこまで期待はしてませんでしたが、
予想外に楽しめて良かったです~‼
表紙のセラフィーナ様の憂い顔とドレス美すぃ~‼エリアス君もいたいけな感じで可愛いです♥
前巻で登場人物が増えたのに人物紹介ページが1巻のままだったのが不満でしたが、
今巻で前巻登場したセラフィーナ、リーランド、ノアの立ち絵が追加されてたのと
冒頭に前巻までのあらすじがねぎしきょうこさんの一枚絵で何ページも入ってたのが
お得感あって嬉しかったです~今は亡きコバルト文庫を読んでる気分になりました。

前巻がどこで終わったのかも忘れてたのですが、
ガイウスの窮地から始まって
そこから王女アレクシア襲撃事件や
グレンスター公の陰謀、そしてそっくりの容姿を持つアレクシアとディアナの出生の秘密まで
登場人物の会話で流れるようにするすると物語の真相がほどかれて解きほぐれていく感じが
読んでてとっても爽快感あって楽しかったです~
前巻まではアレクシアを取り巻く陰謀も首謀者も最初から分かりきってる感じで
重厚な歴史絵巻には程遠いと思ってましたが、
ここにきて複雑に絡み合った真相が明らかにされていく感じがとてもエキサイティング‼
キャラもテンプレ揃いで面白味無かったのが
少しずつそれぞれの個性が出てきて、その台詞の機微を読むのも面白かったです。
かつてガイウスの父に
月夜の湖面を泳ぐ白鳥のようと讃えられたとか讃えなかったとかというガイウスの母コルネリアの
たおやかな容姿や雰囲気に似合わず
武芸の家柄の夫人らしく勇ましい所がとっても好きでした。
「そういうお話は後で聞きます」「あらつまらない事」という
ガイウスとの一連の会話シーンが大好き(笑)
ウィラードとセラフィーナの関係にもある意味グッと来ました~
楚々たる美女と見えて心に冷たい炎を抱えたセラフィーナの意外性が良い‼
ウィラードも彼女を本気で愛しているのか利用したいだけなのか読めないのが良いです‼
幼い王太子エリアスも健気で聡い所がとっても可愛くてきゅんきゅんしました♥
父王に次期王に指名されて異母兄ウィラードとセラフィーナにどんな妨害を受けるのかハラハラ‼

そして何よりアレクシアとディアナの出生の秘密に関わる
二人の生母メリルローズ王妃と愛妾リエヌの関係と
取り替え劇の顛末にはわくわくさせられました~
まるで実際にあった歴史劇を観るように引き込まれて読んでました。
こういうドロドロ王朝絵巻は大好きです‼

ガイウスとアレクシアの気持ちが通じ合う所も甘くて良かったです~
ガイウスが見知らぬ少年のためでも剣を振るうガイウスだからこそ好きになったのだ、
というアレクシア可愛い♥「見たのだな」「見てません」の所も二人の世界で可愛い(笑)

前巻では地の文の比喩が格調高くしようと頑張ってるけどぎこちない、
みたいに書きましたが、今巻ではそのぎこちなさも味に思えて、
劇中劇の台詞とかも本当のシェイクスピアの戯曲の様に流麗で素敵でした。
惰性のつもりで買ったけど、これは来年1月発売の完結巻4巻も必読ですわ…
いとけないエリアスがウィラード達に狙われちゃったりするのか、
そしてタイトルの王女の遺言とは何を意味するのか、しっかり見届けたいです~ヽ(●´ε`●)ノ


クランツ竜騎士家はAmazonから届いた紙袋から出して椎名さんの表紙見た瞬間
可愛い~♥(*>∀<*)ってなりました♪
エステル竜騎士という設定なので1巻も2巻も竜騎士の制服で
椎名さんの良さがあまり活かされてなかったけど、
今回は令嬢らしいドレスでジークヴァルドの礼服と相まって胸キュン♥

本編は読みやすくて、いまいち状況が良く分からない所も
文章が平易なのでさらっと流して読んでるうちに内容が頭に入って来るという感じでした~
特別キャラが立ってるとか話が面白いとかじゃないけど、
紫月さんの竜萌えの書き方と、恋心の書き方の初々しさ、瑞々しさが好きなシリーズです♪
最近TLばかり読んでるので、
のろのろじれったい恋心の進展が久々で新鮮でした(笑)TLは出会って30ページでキスするからね…
TLって元々少女小説から派生したジャンルだし
文章の組み立てかたや特徴もそんなに変わらないと思ってたけど、
やはり性描写無しの少女小説は明確に恋の進展やお話そのもののリズム感が全く違って、
その違いを久々に実感できたのが楽しかったです。

ジークヴァルトがちゃんと番になるエステルに寄り添おうと
人間の世界の風習なんかを知ろうとしてくれる所かっこいいなあ~♥
エステルのジークヴァルトに首を甘咬みしても良いか?とか聞かれて
胸が痛いくらい引き絞られる、とか
前述の通り恋心の描写がぽかぽかと心が暖まる様な感じで可愛かったです~
城の夜会でのダンスシーンは最高でした‼竜なのにダンスまで踊れちゃうジークヴァルト凄い‼
「ジークヴァルト様が素敵で見とれてしまって…」と言うエステルに
「─そうか」
と短く返すジークヴァルトに
失礼だったろうかと彼の方を見たら頬を染めてた所は挿絵も素敵できゅんきゅんでした‼♥
エステルのジークヴァルトの周りの令嬢に嫉妬するところや
彼の反応にいちいちどぎまぎしちゃう初心なところも変わってなくて大変可愛かったです♪
でも彼から愛されるだけじゃなく
ちゃんと自分から「ジークヴァルト様が好きです。番にしてください」と言うところは
かっこよくて良かったです‼
その後のキスシーンはキタ━(゚∀゚)━!
マティアスジークヴァルトに何教えてくれてんですか‼最高‼(笑)
マティアスとウルリーカとの間の子竜も描写がとっても可愛かったです~♥

おこぼれお家観劇感想と読書感想



絵は何と8月に入って初お絵描きのお姫様、シャルリーゼ姫
前回の記事で書いた椎名咲月さん挿絵の新刊「王女でしたが竜騎士の専属薬師になりました!」の表紙の
ロッテの姫姿があまりにも可愛かったので、
最近めっきり創作意欲が沸かなかったのですが椎名さんリスペクトのドレスが描きたくて描きました~
本当はリリー・ヘザーに着せたかったのですが、
彼女の髪型だとティアラが飾れないので新キャラにしましたf(^_^;
ドレスの色は何の疑問も抱かず青に決めてましたが、
たまには緑とかでも良かったかも。
アンダースカートに付いてるリボンが互い違いになってる所が特に気に入ってます♡
そして何よりティアラ!!
椎名さん絵のティアラで線画が分かれてなくて繋がってる所(上手く言えない)と
飾り方が大変ツボだったので真似してみました~
ティアラの形は実はフリー素材集に載ってたのを模写してます(>_<)


前回のごたまぜ記事で書き忘れましたが、7月21日にWOWOWでやっていたミュージカルピーターパン観てました~
これも過去にアメリカのテレビ局が生放送した舞台の映像。
ピーターパンは20年前位にBS2で日本人キャストの公演がやっていたのをビデオに録っていて、
一回も見返してないけど
冒頭のダーリング夫人(メアリー)の水色のアール・ヌーヴォードレスがとっても素敵だった記憶があったので
今回の衣装も楽しみにしていたのですが、
メアリー役の女優さんちょっと老け顔だしドレスもピンクでシンプルな感じすぎてちょっともの足りませんでした…( ノ;_ _)ノ
ウェンディ役の女優さんも結構体格よくて少女っぽくなかったしなあ…
でもピーターパン役の女優さんは最後まで女性と分からなかった程、
美少年にしか見えなくて素敵でした!!まさに男装の麗人(*^ー^)ノ♪
フック船長はじめ海賊達の踊るタップダンスが軽妙で楽しかったなあ~
後BS2で観た記憶でウェンディがネバーランドの孤児たちに物語を聞かせてあげるところで
「ハムレットはどうなるの!?」って聞かれて、
「ハムレットもオフィーリアも王も王妃も死んで…
残った人達は幸せに暮らしました!」
という台詞が好きだったので、今回もちゃんとあって安心しました。
ラスト、ピーターパンを待ち続けたウェンディが大人になってピーターを迎え、
彼女の娘ジェーンがピーターとネバーランドに旅立っていく幕引きは
少年は永遠だけど、少女は必ず大人にならなくてはならないという儚さが
少女主義者にはたまらなくて、
ほろ苦いラストで好きでした~
大人になったウェンディが素敵なピンクのドレスにウェーブした短い髪型になっている所も
時代の変換を表していて良かったです。


先日初めて利用したオンラインブックオフで
前前から椎名咲月さんの表紙が凄く可愛くて欲しかった
入皐さんの講談社Xハート文庫「姫が恋した華麗なる怪盗」
110円で買えてウハウハ♡
店頭で見つけられたら理想でしたが通販でも十分嬉しかったです~:*(〃∇〃人)*:
表紙のライゼの深紅のドレスいかにもお姫様と言う感じで華やかでとっても可愛い~!(*≧∇≦)ノ
内容は冒頭から色々はしょりと言うか説明不足な所が多くて、
硬質な文章も読みにくかったですが、
エアフォルクとライゼとヴァルトの出生の秘密とか、
ライゼがちゃんとお姫様してて、
王女でしたが~よりは私好みの王朝ロマンスだったのでまあまあ楽しめました。
ライゼが務める守護姫と言う役割の定義なんかの設定がまるっと無視なのとか
ライゼの母の第二王妃が絶対私好みなのに挿絵も無く
悪女然とした登場の仕方の割に小物だったのとか
不満はいっぱいありましたが、
第二王妃と彼女と通じていた宰相に毒を盛られていた大王が
エアフォルクが美しすぎて自分の威光が薄れるのではないかと不安だったと、
エアフォルクに心情を吐露する所はしみじみ泣けました~
ラストのエアフォルクからライゼへのプロポーズもお約束とは言え、
ノルト始め周りの皆に手拍子されて断れない雰囲気になるライゼの所とか、
手拍子の音と人々の期待が聞こえてきそうで良かったです~
挿絵もどれも凄く可愛かった(*^▽^)/★*☆♪
特にエアフォルクに後ろから抱き付かれてる下着姿のライゼの所が好き♪
最近はTLばかり読んでますが
好き絵師さんなら少女小説のじれったいラブがやはり一番良いですね( *´艸`)

最近読んだ物や観た物ごちゃ混ぜ感想


今のうちに書いておかないとまた次の更新が一ヶ月後とかになりそうなので。
絵は例によってTL挿絵風(自称)
ロレンツォと結婚したばかりの頃のリリー・ヘザーと
ロレンツォの愛人だと噂される侯爵夫人アデル。
アデル顔は綺麗に描けたけど髪型がおばさんっぽすぎただろうか…
いかにも幼げなリリー・ヘザーの髪型やドレスとの対比を出したかったのですが。
TLのHシーン以外の日常風景の挿絵も見るの大好きです。


7月にBSプレミアムでやっていたマリンスキー・バレエのドン・キホーテ観てました~
ドンキの主役キトリとバジルって欧米のバレエ団だと
色っぽい大人の男女として演じられる事が多いけど、
今回のキトリ役のヴィクトリア・テリョーシキナとバジル役のキム・キミン、
色っぽいとか粋とか大人っぽいみたいな要素は無くて、
純粋に明るくて陽気な清潔感あるカップルと言う感じでロシアバレエっぽさを感じました~
舞台に本物の馬が登場したりする演出も豪華で楽しめました~
2幕のジプシーの人形劇で出てくる子供達も上手で可愛かった~
幻影の場はドルシネア姫のバリエーションの音楽が通常と違うのは残念でしたが、
ドリアードの女王のマリア・ホーレワテクニックが申し分なくて素敵でした~
ドリアード達の黄色、黄緑、水色、紫、ピンクのパステルカラーで統一された衣装も
妖精らしくてとっても可愛くてうっとりしました。
エスパーダ役のダンサーも凄く男らしくてかっこよかった!!
グラン・パ・ド・ドゥのキトリの32回転のグラン・フェッテ、
テリョーシキナ回転がなめらかで綺麗で良かったです。
可愛いカップルのドンキ躍りの見せ場も盛りだくさんで楽しめました~


これまたBSプレミアムでやっていた宝塚のはいからさんが通るの舞台観ました~
去年劇場でやっているのを知って、当然行けないけどTVでやってくれないかな~と思ってましたが
まさか本当にこんなに早くやってくれるとは!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
権利の関係もあるしTV放送は難しいと思ってたので凄く嬉しかったです!
ヅカ版はいからさん凄く良かったです~ヅカとはいからさんがここまで相性良いとは驚き!!
ちゃんと最初からラストの結婚式までストーリーほとんどはしょらずやってくれて、
少尉や編集長、鬼島、蘭丸のキャラも、
ヅカの男役で表現するのに凄く合ってたんだな~と思いました~
大正時代と言う舞台設定を活かして、日舞からバレエ、ウィンナワルツまで
様々な音楽や踊りの見せ場を作れるのも良いなあと思いました~
個人的には環達職業婦人がモダンガール姿で踊り歌う曲がお洒落で可愛くて好きでした♥
伊集院家での園遊会のシーンの女性達の
色とりどりの豪華なバッスル・スタイルのドレスも凄く美しくて眼福でした~(*ノ▽ノ)
紅緒役の娘役さんはまさに漫画からそのまま抜け出してきたかの様なハマり役!!(*≧∀≦*)
可愛すぎない凛々しい演技が好印象でした~
かっこいいじゃじゃ馬娘紅緒を好演していてとっても良かった!
伊集院家での紅緒の花嫁修行のシーンとか、
はいからさんのギャグの雰囲気を壊さず上手に舞台化していて良かったです~
あまり良く覚えてないけど伊集院伯爵夫人のドレスも素敵だった気が。
伊集院伯爵とか如月とか牛五郎とかのコミカルキャラもしっかり作り込まれた演技で
本当にはいからさんの雰囲気そのままに舞台化されていて見所満載の素晴らしい舞台でした!


久賀理世さんの集英社オレンジ文庫「王女の遺言 ガーランド王国秘話2」買いました~
1巻が凄く好きだったので定価で買ったのですが、うん…
何かこの作品に限らず、オレンジ文庫や今は亡きコバルト文庫とかでも
本格的歴史ロマン!!みたいな触れ込みに期待して買ってもがっかりする事が多いんですが…
少女小説やライト文芸にそんな重厚な大河歴史絵巻を期待するのが間違ってるのでしょうか。
本作王女の遺言も陰謀の首謀者が最初から分かってて
陰謀自体も大して頭使ってなさそうな感じが何だかなあ…
これから陰謀の目的や首謀者があっと驚く感じになると良いのですが。
それ抜きにしてもページ数の割に話運びがこぢんまりしててなあ…
エリアス皇太子の健気で聡い所は可愛くて好きです。
ガイウスが金の薔薇と称えられたアレクシアの生母メリルローズ王妃の肖像画を見て
「姫様の勝ちだな」と思うところも姫様バカなガイウスが可愛かったです。
アレクシアが娼館に連れ戻されて売りに出される所の女将の口上は艶があって好きでした。
リーランドがただの役者兼劇作家と見せかけて
どうやら高貴な出自らしいのはどうなっていくのか…
とりあえずここまで読んでしまったので来月出る3巻も買うつもりです。 


今月20日発売の山口悟さんの一迅社文庫アイリス
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…11」特装版
Amazonで発売日に届いて良かったです~
最近TLばっかり読んでて少女小説はご無沙汰だったので
カタリナ一人称の色気のない文章も相まってじれったい少女小説のラブに慣れるのが大変でした(笑)
今回は攻略対称から告白されてもキスされてもすぐ忘れてたカタリナが
ジオルド叔父の「自分に好意を寄せてくれる相手を無下にして平気でいられるなんて最低だね」
みたいな台詞がきっかけで
自分と相手の気持ちにしっかり向き合おうと決意する所は良かったですが、
ジオルドとキースに「こんな素敵な人に告白されて本当に嬉しかった」と台詞コピペしたり
なげやりな感じがして何だかなあでした。
また全方位に八方美人もといたらしスキル振り撒いてるし、
何だかんだでまた恋愛関係はしばらくなあなあになりそう。
でもキースが上述の台詞をカタリナに言われて
「うわ~⁉」ってベッドごろごろ転がる所は可愛かった(笑)
後デューイの事に関連してカタリナが
キースもデューイ位の歳の頃はそわそわしてて落ち着かなかったもんなあって思い出してて
キース苦労してたんだなって思いました(笑)
ニコルも相変わらず人形のような美貌で落ち着いた性格に似合わず
実は激情を秘めた情熱的な青年な所が好きです~
後半はデューイと言うかFL2のキャラには心底興味がないので惰性で読んでました。
それ抜きにしてもマリアと父親の関係修復含めやっつけ感あった気が。
でもいい加減マリアちゃんマリアちゃんばっかりなカタリナには
NL至上主義の私はうんざりしてたので今回はマリカタ薄目で良かったです。
ラスト幼馴染みズが集まってわいわいする所はこれぞはめふらと言う感じで良かったです~
やっぱりFL1面子のわちゃわちゃが見てて一番楽しいです。
「誰かさんのおかげで仕事が山積みでなかなか来られなくて」
「仕事が遅いのを人のせいにしないでくれますかね 
何なら未来の義兄として仕事を教えましょうか」
「ジオルド様の義弟になる予定は全く無いので結構です」
みたいなジオルドとキースのいつものバチバチも様式美でやっぱり好きですいいぞ一生やってろ。
特装版特典小冊子はアニメ二期5話のジオルド達四兄弟のエピソードほぼそのままで
期待していただけにがっかりでしたが。せめて別視点とかにしてくれればなあ。
でもジオルド達の両親が王と王妃になったのってジオルドとアランが生まれた後だったんですね。
でも特装版表紙の女の子達が可愛いので買って悔い無しです!
ピンナップの全員集合も可愛くて良かった!
メアリの衣装ってやっぱり可愛いなと改めて思いました。


ブックオフオンラインで大好きな絵師さん椎名咲月さんの挿絵してるご本が
6月7月に新しく出てたのを知って、矢も盾もたまらずポチったのが昨日届きました~
本当は実際にブックオフに行って見つけて買えたら一番嬉しかったのですが、
事前に発売知ってたら絶対定価で買っちゃってたと思うので
ブックオフオンラインで知られて良かった(*>∀<*)
雨宮れんさんのジュエルブックスピュアキス
「王女でしたがこっそり竜騎士団の専属薬師になりました!」。
とにかく表紙が可愛くて!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚最近の椎名さんではトップクラス!!
椎名さんのイラストはやっぱり金髪ふわふわウェーブでドレス着たお姫様の絵が一番好きです~
特にティアラの形と飾り方が好き♥
内容はタイトルからお姫様が家出でもするのかな~とか思ってましたが
自分を王女だと知らないで生きてきた薬師見習いの少女ロッテが
王族にだけ発現する瞳に星が浮かぶ星眼の持ち主だったことから
シャーロッテ王女として王宮に迎えられる事になり…と言うお話で、思ってたのと違って残念…
お話も何だかふんわりしていて、状況が良くわからなかったり、
文章が下手と言うわけでは無いのですが色々伝わりづらかったです…
しかし最近少女向けラノベでも竜流行ってるな。
ヒーローのレジナルドも黒髪騎士とテンプレであまり萌えられなかった。
メイドのリタさんはまだ若いのに過去に色々事情がありそうで良かったですが。
チャラ男ホーカンに結婚しようと口説かれて「良いですわよ」と言いながらも
あれこれ条件を出す所好きです。
ウレクもうさんくさそうに見えてシャーロッテや亡き国王夫妻に忠実だった所とか良かったです~
そして表紙だけでなく椎名さんの挿絵がいつにも増して丁寧で可愛かった気がします!!
一番最初の王宮に行ってドレス着せられたロッテの挿絵めちゃくちゃ可愛かった~(*≧∀≦*)

ショーマストゴーオン!(*≧∀≦*)


絵は先日書いた「王女の遺言 ガーランド王国秘話」のイラストを描かれている
ねぎしきょうこさんの絵に影響されてチューダー朝(ルネサンス)風ドレスを着た貴婦人。
全体的な色合いや衣装の形、塗りが良い感じに出来て気に入ってます(o´艸`o)♪


WOWOWで去年気になっていた
バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女ララの葛藤を描いた「Girl」という映画を観ました。
ドキュメンタリーの様にララのすぐ側で彼女の毎日を追う映像がとても臨場感があって、
トランスジェンダーの人々のリアルな気持ちが良く理解できて良かったです~
ホルモン注射を打ち、だんだん自分の体が女性らしくなっていくのを嬉しく思う反面、
医師に「手術をしても結局何も変わらなかったらと思うと怖い」と吐露するララ。
ぺニスにテープを貼ってバレエ学校に行くララ。
そんなララに「いつも私達の裸見てるんだから良いでしょ」と
ぺニスを見せることを強要する残酷な「少女」達…
ララの男性として生まれた自分の性を認められず苦しむ姿がとても胸に迫って苦しかったです。
このララ役の女優さん、本格的なバレエシーンもあるしヌードもあるけど、
本当にトランスジェンダーの女性が演じてるのかな?
とはいえ豊かな金髪と青い瞳の美しい女優さんで、
だからこそ女性の性を渇望する姿に観ている方も苦しくて仕方なかったです。
あえて母親の存在を描かず
ララを献身的に支える父親のキャラクターを描くことで
ララが家族にとても恵まれているのが分かる所は
辛いシーンが多いこの映画の中で大きな救いになっていると思いました。
ララと10歳違いの弟ミロもとっても愛らしくて!!
でもある朝服を着替えるのを愚図るミロに「やめてヴィクトル」と
男性だった時の名前を呼ばれ、「もうその名前で呼ばないで」と言うララのシーンは
それだけでララが今まで自分の性を受け入れられず苦しみ続けていた事を如実に物語っていて、
過去のララの苦しみが目に見えるようでした。
ララが救急車を家に呼んだ後にぺニスにハサミを入れるシーンは
観ていて物理的にも精神的にも痛くて痛くて仕方なかったです。
でも病院に運ばれたララの元に走って駆けつける父のひたむきな姿が救いになっていて良かった。
ラストシーンは最近観ているディズニーの実写化映画みたいな
気軽なエンターテイメント映画では決して味わえない、
一つの物語がはじまって終わるまでを二時間で体感すると言う
映画の楽しみ方を思い出させてくれる、示唆にとんだ終わり方で良かったです。
私達は当たり前に生まれた自分の性を享受しているけど、
その性を身体を手術してでも欲している人達がいると言うことを
男性も女性も知っているべきなのかも知れないと思いました。


WOWOWで13日にやっていた「僕らのミュージカル・ソング2020 第二夜」観ました~
前書いた第一夜がもっとバンバンミュージカルナンバーを歌ってくれると思ってたので
トークばかりで期待はずれと書きましたが、
今回はそのトークが凄く興味深い内容ばかりで、
私自身去年のひな祭りの日にせっかくヘルニアが治ったんだし一番良い席で観よう!!と
予約していたミュージカルアナスタシア、公演中止になってとっても残念だったので、
他にも去年国内で公演予定だった様々なミュージカルの舞台に出演予定だった俳優さん達の
正直な気持ちや自粛中の過ごし方の話などをとても興味深く観られました~
司会の井上芳雄も第一夜の時は毒舌で嫌な感じと思ったけど、
だんだん気にならなくなってそういうキャラとして観られる様になりました~
知っているナンバーは一個も無かったけど、
ジャージーボーイズ・四月は君の嘘・ダディ・ロング・レッグス等々
ゲスト達の歌うミュージカルナンバー新鮮で楽しめました~
ミュージカル「エリザベート」等で知られる演出家小池修一郎さんの語る
芸大在籍時の井上芳雄さんの昔話なんかも面白かったです。
坂本真綾さんの語るミュージカルの魅力、
俳優さんがすぐそこに居るという臨場感と言うのにも納得でした。
コロナで辛いのは好きな舞台を観に行けなくなった私達観客だけじゃなく、
むしろ何ヵ月もその舞台のために準備を重ねてきて気持ちが高まっていた所に
中止せざるを得なかった俳優さん達が一番辛いのかもなあと思いました。
最近少しずつ日本のミュージカルも観る様になって俳優さん達の名前も覚えてきていたので
コロナ禍の中でそんな彼等が何を感じどう生きているのかというのを知られて、
とても楽しめた時間でした(*^ー^)ノ♪


15日の誕生日の夕方からBSプレミアムでやっていた
「今だからこそシェイクスピア」という番組観てました~
数々のシェイクスピア劇に出演し、
彩の国シェイクスピア劇場の芸術監督を勤める吉田鉱太郎さん、
21歳で主演したハムレットで数々の賞を受賞した藤原竜也さん、
16歳でロミオとジュリエットのジュリエット役を演じ
その後もシェイクスピア劇に出演を続けている中川朋子さん等、
日本を代表するシェイクスピア俳優達が
シェイクスピアの魅力について徹底討論するという番組で、再放送だったのですが
先日書いたシェイクスピア警察読んで以来
シェイクスピアの戯曲が気になって仕方なかった私にはジャストタイミングでした~!(*>∀<*)
彩の国~の舞台で実際に着用された衣装の紹介もあってご機嫌!(☆∀☆)
個人的に大竹しのぶさんが演じたリチャード三世のマーガレット王妃の、
全体に赤薔薇をあしらった優美なドレスがとっても素敵で気に入りました~☆
街頭でシェイクスピアに対する印象を聞くと、
長台詞ばかりで難しいというイメージが強いとか
シェイクスピアの時代の歴史背景が今と違って理解出来なくて敬遠されがち、という意見には
中川さんが言ってらした
「演じてる私達だって全部の台詞を理解してる訳じゃない、
とにかく一度舞台を観に来てほしい、最後まで観ればきっと腑に落ちてくるから」
という言葉がとても印象に残りました。
前述のGirlみたいな映画もそうですが、
舞台も約2、3時間の上演時間で何らかの物語が始まって終わって、
その時間を体験すると何か必ず自分の中に残るものがある、と言うのは凄く良く分かるなあと。
私もずいぶん若い頃母と天王洲アイルでチェーホフの三人姉妹の原語上演を観に行った時、
全体の粗筋は理解できなかったもののラストシーンだけが今でもとても印象に残っていて、
それだけで観に行った意味があったと思っているので。
シェイクスピア四大悲劇の一つのリア王には
実は別人によって後世に書かれたハッピーエンドの結末の物があり、
一時はそれが悲劇の物と平行して上演されていたとか、
ロミオとジュリエットでロミオの元にロレンス神父の使いが届かなかったのは
実はその使いの僧が伝染病の家にいたために足止めされていたからだったとか、
初めて知る事実も盛りだくさんで、
吉田鉱太郎さんによるマクベスの有名なトゥモロースピーチの実演とかも
即興で台詞がすっかり入っていてこれだけの表現が出来る俳優って凄いなあと思ったり、
とっても楽しく興味深い時間を過ごせて良かったです~
400年経っても飽きることなく世界中で上演されてるって本当に凄いことですよね!!( ; ロ)゚ ゚
それだけシェイクスピアの言葉の魅力って偉大なんだなと、私も観に行きたくなりました(^^)b

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