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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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少女小説&お家バレエ感想♪


三色すみれのドレスを着た粉雪
ゴシック&ロリータバイブルをいっぱい見て研究したので
結構ロリータらしく描けてお気に入りです♪
普段より等身高めなのはわざとです(^-^;
この形のボンネット描くのは初めてだったのですが、
髪型共々今風ロリータっぽく出来ました~
1つだけ惜しむらくはボンネットのつばの左の方の一点だけ紫が濃くなってる所(ヽ´ω`)
操作ミスとかでは無いのですが、修正しておけば良かったなあ( >д<)、;'.・


小野上明夜さんの一迅社文庫アイリス、「愛されすぎた嫌われ姫 妖精王の騎士の受難」
読みました~小野上さん以前コバルトで読んだ「誰が王子を殺したの?」が凄く薄味だったし、
その後読んだ確かビーズログ文庫の作品も恋愛がほとんど動かなくて期待外れだったので
今回も全く期待せずに読んだのですが、予想外に面白くて良かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
宮城とおこさんの表紙もめちゃくちゃ綺麗で可愛い~‼♥
オデットのウエディングドレスも薔薇の色や塗りも凄く綺麗。
ピンナップも青のドレスのオデット可愛い~‼(///∇///)
もちろんアッシュロードも黒髪美形で最高です♪
内容は続き物だと知らずに買ったので前巻を読んでないと分からない事も一杯有りましたが、
妖精王の呪いで人の秘密を知ってしまうと言う力を持っていた通称嫌われ姫・オデットが
そんな彼女の呪いに興味を持って近付いてきた元王子アッシュロードに溺愛される様になり、
晴れて呪いは解けてグランセス侯爵ことアッシュロードと婚約関係になったオデットの所に
招かれざる客人がやって来て…と言うお話。
少し文章が読みづらくて、例えば
「セイジュ入りポールは一番安全な場所にいた。すなわちオデットの腕の中だ」
みたいな、因果関係?を書いた所がどうしてそういう結論になるのか分からなかったり、
何回も同じ所を読み返してしまってましたが、
とにかくキャラ立ちが凄く良くて個性的で面白い‼(*≧∀≦*)
いかつい外見に似合わず猫のぬいぐるみポールを抱いていないと眠れない騎士カスパール、
妖精王セイジュに仕える邪悪な妖精だけど人間の食べるお菓子が大好きなサーキスも良いけど、
何よりオデットの侍女リンゼルがそこらの少女小説のメイドキャラとは一線を画していて、
13人の弟妹を養うためにその清楚な美貌を武器にして
毎日何人ものカモと逢瀬をして貢がせているため多忙、と言うのが最高でした(>∀<)
オデットも良くある大人しくて気弱なお姫様じゃなく
丁寧口調なのに「ちっ…」とか言う結構毒舌な所も凄く好きでした(* ̄∇ ̄*)
ヒーローのアッシュロードはそんなキャラ達の中では比較的テンプレな方でしたが、
絶世の美男ではないものの自分に自信があって見せ方を知っているという所や
頭が切れて情に厚く、オデットを熱愛してる所とかかっこ可愛くて好きです♪
普段はアッシュロードの猛攻にたじたじな初なオデットが
「秘密ゆえに近付いてきたアッシュ様が、秘密ゆえに去っていくのではないかと怖いのです」
と自分の中のアッシュロードの存在の大きさに気付き、
その心情を吐露したリンゼルに
「ばっかじゃないの。その気持ちを本人に伝えれば即解決ですわよ」
と言われて、アッシュ宛に「怖い。好きです。怖い」と
何枚も手紙を書き損じながら最終的に
「あなたの婚約者から愛を込めて」と最大限頑張って自分の愛情を伝える手紙を書くオデットが
とっても可愛かったです♥
「リンゼルがヒーローでは」とあとがきで小野上さんが言っているように、
「私は侯爵夫人付きの侍女になりたいんです。売り時を逃されたら困るんですよ」
と言いながらも声にはオデットを気遣う気持ちが滲んでいたり、
オデットの書き損じてゴミ箱に捨てた手紙を
全てアッシュに送ってたリンゼルとかも凄く良かったです~
その後の書き損じた手紙は全て細かく破いてから捨てる様にしたオデットの後日談も好きです(笑)
アッシュの実の兄でトロア王子の護衛官のフェルナンの
真っ直ぐだった気性が歪んでしまった過程も切なくてやりきれなかったです。
宮城とおこさんのモノクロ絵はあまり見たことが無かったので
挿絵はどんなもんかと思ってましたが、
男性キャラは正直何か精気無くていまいち…だったけどオデットは凄く可愛くて良かったです~
舞踏会のシーンの挿絵好き~ヽ(●´ε`●)ノ
ラストは「段階を踏もうとすると失敗する」と学んだアッシュが
ストレートに「結婚してほしい」とオデットにプロポーズする所がかっこよくて、
キスシーンも甘くて淡く綺麗な表現で素敵でした~(* ´ ▽ ` *)ノ


昨日の夜11時20分からBSプレミアムシアターで放送していた
ミラノスカラ座バレエの「ラ・バヤデール」観ました~
ラ・バヤはいつもDVDだと
ニキヤとソロルの逢い引きを大僧正が覗き見するあたりで飽きるのですが、
やはり初めて観る舞台はちゃんと最後まで飽きずに観られて良いですね~
美術も王の宮殿のセットとかちょっとペーパークラフトみたいな感じで可愛かったです~
色合いや天井の装飾もインドと言うよりはイスラムのモスクみたいで綺麗でした。

第一幕、ニキヤの登場シーン、
ニキヤ役のニコレッタ・マンニちょっと歳いってるけど
憂いをおびた美貌が素敵で、大僧正がニキヤのヴェールを取った時の効果が映えて良かったですー
ガムザッティ役のマリア・セレステ・ローサは確かに小顔だけど
ソロルがニキヤから心変わりするのが説得力ある美女であって欲しかった…
でも王がガムザッティのヴェールを外してソロルがはっとその美貌に魅せられる所好きです~
第二幕、ソロルとガムザッティの婚約式、
最初に踊るコールドの緑と黄色の衣装の女性達の
胸に赤い小花模様が散らされてるのが可愛いな~と思いました(^^)b
ブロンズアイドルはもっと気迫みたいな物が欲しかったな~美味しい役なのにぱっとしなかった。
壷の踊りの緑とピンクの衣装の女性の
頭に乗せた壷を見る時の上目使いの表情がユーモラスでありながら凄く可愛くて
愛らしい踊りで良かったです~
ただ脇の二人の女性の役は少女がやって欲しかった…少女がやるから可愛いのに~
太鼓の踊りはインディアンみたいな仮面が怖かったけど
迫力があって良かったです。
ソロルとガムザッティのグラン・パ・ド・ドゥ、
ガムザッティの紫のクラシックチュチュ、上衣のデザインが凄くモダンで素敵でした~
でもガムザッティのバリエーション、ローサ前半音に遅れがちだったし
ヌレエフ版の振り付け可愛くない…(ヽ´ω`)ガムザッティのバリ通常のは大好きなのにな~
ソロルのバリエーションは、ソロル役のティモフェイ・アンドリヤシェンコ
戦士としてはもう少し野性味みたいな物があっても良いのかもしれないけど、
勢いと流れがあって颯爽としててとっても良かったです‼
コーダの通常ではガムザッティがイタリアン・フェッテする所も
ヌレエフ版では変わってて残念でしたが、
最後のフェッテはローサ綺麗に回ってて良かったです~
二人を祝福する舞を踊らされるニキヤが花籠に入っていた毒蛇に噛まれ苦しむ所を、
艶然とソロルに手にキスをされながら眺めるガムザッティの所は
尊大なお姫様らしくてとても好きでした(*´▽`)
第三幕影の王国、幻影達がアラベスクパンシェしながら次々と降りてくるシーン、
スロープ少なくね…?
他の版では三段位あった気がするのですがあんなもんだったでしょうか。
影の王国のソリスト、
第一バリエーションの女性はちょっと上半身が固いのが気になったけど、
脚を上げて下ろすのを何度も繰り返すところ、コントロールされていて良かったです。
第二バリエーションの女性はちょっとニコニコ踊りすぎな気がしたけど、
溌剌とした音楽を良く表した可愛い踊りで良かった。
第三バリエーションの女性はまあ普通に上手かったかな。
ニキヤとソロルのヴェールの踊りも良くコントロールされていて綺麗で良かったです~
ラストのニキヤのピケターンはマンニさすがに上手かったけど、
影の王国で終わる演出はぶつ切り感あって好きじゃない…( ´△`)
そもそもラ・バヤ自体ヨーロッパから見たアジア、オリエンタル趣味が露骨な話だしなあ…
カーテンコールで熱烈にキスするマンニとアンドリヤシェンコには面食らいました(((^^;)
付き合ってるらしいけど大胆だなあ…
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12周年!!

 絵は季節に合わせて夏らしい色の聖夜で(形容矛盾)
本日で当ブログ雨の通り道12周年です!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!
最近はバレエの放送を観た時やたまーに読書した時に感想を書きに来る位ですが、
Twitterで思うようにいいねが伸びない愚痴とか
鬱憤ばらしを書ける場所なので、
読んで下さってる方には楽しくないとは思いますが(((^^;)
これからも本音が言えるホームとして大事にしていきたいです~(*^3^)/~☆
いつも覗いて下さる皆様に感謝!( ≧∀≦)ノ
13年目もよろしくお願いいたします( v^-゜)♪

久々に少女小説&Kバレエ白鳥の湖2021


先月描いた甘ロリ粉雪
あまりしたことがない色使いにしようと思ってこんな感じに。
パラソルが上手く描けなかったのが残念だけど、顔は可愛く描けました~
ピンクハウスの動画で見たギンガムチェックのテープがロリ服にも応用出来そうだなあと思って。


久々に一迅社文庫アイリスを読みました~月本ナシオさんの「妖精姫の花嫁修行」。
何か、凄く勿体ないなあ~…っていう作品(^-^;
キャラ設定とかの素材とストーリーはとっても良く出来てるのに、
肝心の所で台詞が言葉足らずだったり児童文学かと思うほど台詞が幼稚だったり、
文章にタメが全く無かったり…
かるさんのイラストも表紙は凄く可愛くてライルもかっこよくて私好みなんだけど、
中の挿絵がトーンじゃなくグレースケール処理だったのも個人的にがっかりでした(ー_ー;)
それは置いておくとしても、挿絵に少女小説らしい華やかさやきらきらが全く感じられないし
物によってはプロとは思えないほど稚拙で…
でも全体的にはとっても私のツボにハマるお話で良かったです~
幼い頃敵襲から逃れて一人妖精の国で育った王女フィリアナが、
300年の時を経て人間界に戻り、青年貴族ライルの元で彼の窮状を救うため
王国の王太子パトリック王子に嫁ぐための花嫁教育を受けることに…というお話。
フィリアナの当初のじじむさい口調が良い味出してて良かっただけに、
すぐ普通の少女言葉になってしまったのは個性が薄れた感じで残念でしたが、
ライルのいつも不機嫌で口下手で人に誤解されがちなキャラが良かったです~
ヴィジュアルも黒髪で私の好み♥
サラの慎ましやかな乙女に見えてしっかりもので言うべき時はきちんと主に意見出来る
芯の強い所もとても良かったです~
それだけに後半ほとんど見せ場が無かったのは残念でしたが。
ユニコーンのリースの穢れなき乙女が大好きで
可愛い娘と見れば賛美せずにはいられない所も個性的なキャラ付けで凄く良かったです。
でもフィリアナがライルに惹かれていく所の展開がいちいちベタでなあ…(((^^;)
前述のように台詞も小説ならもっとこう詩的な表現とかを使ってさ…と
指導を入れたくなる位単純で…
文章もフィリアナとライルの心の距離が近付く所は
もっと間を大事にしてときめきを綴ってほしいのに、全くタメがなく淡々としててなあ…
後例えば終盤城の王族だけが知る地下通路をフィリアナとライルとパトリックが進む所で
ライルがフィリアナに自分のコートをかけた、という記述があるのですが、
そこ1つ取ってももっとドキドキをふくらませられるだろぉ~‼フィリアナの心情は⁉と
ツッコミたい所が満載でした…
良かったのはライルとリースの険悪な関係の描写と
王子パトリックの花嫁探しの大舞踏会という華やかな設定、
その舞踏会で王子の心を射止めるために
フィリアナの前王朝の出自だという事を微妙に歪曲する謀略部分。
「馬が馬で運んでもらうなんて」「可愛い牝馬でも用意してやればご機嫌だろう」
と言うライルの辛辣な言葉がほぼ正解だった所は笑いました。
ラストのライルがフィリアナをベッドに押し倒してキスする所はきゃー♥
そして翌日理性がやききれそうになった自分を内省するライルが可愛かったです(* ̄∇ ̄*)
新しい家族が出来る、の本当の意味がとても幸せで良かったです~(*´▽`)


WOWOWで昨日やっていたKバレエの日高丗菜さん主演の白鳥の湖観ました~
Kバレエの白鳥はDVD持ってるのですが、
王子役が熊哲なので技術はともかく彼の傲慢な性格が思い出されてハマれないし、
オデット役のヴィヴィアナ・デュランテも踊りはとても上手いんだけど
かなりお年を召していてこれまたハマれないしで…だったので
今回フレッシュなキャストでの放送を観られて嬉しかったです~(*≧∀≦*)
冒頭のワルツ、女性の貴族の衣装の
襟ぐりがちょっとクリノリン・スタイルみたいに深く開いて羽飾りみたいなのがあしらわれてて、
スカートはふわっとした素材に薄ピンクと淡い黄色を合わせて少しぼかしが入ってるのが
凄く可愛くて素敵でした~♥
王妃の衣装も豪華さはあまり感じられないものの、
天野喜孝さんの描かれるドレスみたいなそこはかとなくファンタジーを感じさせる感じが
嫌いじゃなかったです~(>∀<)
王子役の高橋裕哉さんはいかにも気ままで気まぐれなプリンスと言う感じで、
そんな彼がオデットに出会って真実の愛を知って成長する姿が良く出ていて良かったです。
パ・ド・トロワは第一バリエーションの女性はちょっと体型がぽっちゃりしてて
踊りも所々雑な感じだったかな。
第二バリエーションの男性は動きがダイナミックでなかなか良かったです。
第三バリエーションの女性も普通に上手くて良かったです~
王子の家庭教師がオデットの幻影を見るのが新しくて興味深い演出でした~

第二幕、日高丗菜さんのオデットの初登場シーン、
日高さんどこかいとけない少女のような雰囲気で印象的でした~
このオデットの初登場のシーンで大体バレリーナのキャラ作りや個性が見えるのが面白いなあと。
そんないとけないオデットが
必死で自分達の侍女を守ろうとする気高さを感じさせる所もとても良かったです~
4羽の白鳥は前の新国立劇場劇場の白鳥ほどじゃないけど、
ぴったり揃ってて綺麗でした~
オデットのソロはあまり良く観てなかった…
第二幕コーダのオデットが大きく羽ばたく仕草をする所は
本当の鳥のように見えて良かったです~

第三幕、大舞踏会のシーンは冒頭のベンノの高速回転凄く上手くて素敵でした‼
王妃の長いトレーンを引いた盛装姿が素敵で良かったです~
私好みのウエストをきゅっと絞ってスカートをふわっと膨らませるシルエットじゃないけど、
王妃らしい威厳を感じさせるデザインで、
前のくるみのシュタールバウム夫人役で気に入ってた山田蘭さんが
今回も素敵な貴婦人っぷりの王妃を見せてくれて良かった♪
王子の花嫁候補の姫君達も白一色の清楚な衣装でしとやかに踊るシーンが可愛かったです~
ロットバルトとオディールが引き連れてきたスペインの踊りも
黒い仮面を付けた赤い衣装のダンサー達が
良い意味でいかがわしい雰囲気を出していて良かったです。
日高さんのオディール、いかにも悪役です‼って感じのベタなオディールじゃない所は良かったけど
ちょっとコケティッシュすぎて高級娼婦みたいに見えちゃうのが何とも…(^o^;)
もう少しミステリアスな雰囲気を強調してほしかったな。
黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ、アダージオのオディールのバランスの所拍手起きてたけど、
日高さん危なげは無いんだけど表情がこわばってて、
そんな無理にやらなくても良いのに…と思ってしまいました(^-^;
王子のバリエーションはまあ普通に良かったかな。
ロットバルトのソロは良く覚えてない(((^^;)
オディールのバリエーションは振り付けが普通とかなり違って面白かったです。
コーダのオディールの32回転、
日高さんダブルも入れながら全く軸がぶれない見事な踊りで良かった‼
王子に愛を誓われたオディールが王子を嘲笑うところも
派手な演出でカタルシスあって良かったです~

第四幕、王子を許すオデットの所
一瞬オデットが凄く泣きそうな痛々しい表情をする所が凄く印象に残りました~
死を選んで湖に身を投げたオデットを王子が追い、
白鳥達がロットバルトを取り囲む所は
通常の非力な白鳥達がロットバルトを追い詰めていく感じがとてもグッと来るのですが、
今回のただ成す術もなく動いている白鳥達もそれはそれで良かったです~
ラスト、沈痛な白鳥達とは対照的に
天上の世界で人間の姿に戻ったオデットが王子と幸せそうに抱き合い
永遠の愛で結ばれる二人の姿がひしひしと胸に迫ってきて
凄くうるうるしてしまいました~(。・´д`・。)

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絵は前回のラファエル前派っぽいドレスに
勝るとも劣らないほど気に入ってるドレスのリリー・ヘザー
ミュージカルエリザベートでエリザベートが着ている
実際の彼女が着用したドレスをモデルに作られたハンガリー王妃の戴冠式の時の
紺色のドレスが好きだったのと、
このスカートの装飾を使いたくて両者を組み合わせてみた絵。
ドレスの形的にはロココ風にしたので、
ポンパドゥール夫人の肖像画のポーズを真似て描きました~
このスカートの装飾、いつかリリー・ヘザーに着せるドレスに使おうと思ってたけど、
ルネサンス期位の重厚なドレスに合わせようか
もっと後の華やかな時代のドレスに使おうかどちらにしようか迷ってたのです~
装飾が重厚な感じなのでやはり威厳を感じさせるドレスに使おうかと思ってたのですが、
スカートの色を紺にする事で
ロココ時代の軽やかなドレスでも適度にどっしりした感じが出るかなと思って。
ピエス・デストマ(身頃)とアンダースカートに飾った白いリボンにも
紺色のラインを入れたら、良い感じにマリンカラーになりました(^^)b
ちなみに装飾は芳賀日出男さんの
「祝祭 世界の祭り・民族・文化」という写真集に載ってた物を真似てます(^o^;)
自力では装飾思い付かない( ノ;_ _)ノ


昨日の夜11時20分からBSプレミアムでやっていた
ヴェローナ野外劇場のオペラ「椿姫」観ました~
しばらくNHKオンラインチェックしてなかったけど、
久々に見たら一番大好きなオペラ椿姫をやってくれると知って狂喜‼(*≧∀≦*)
いつもなら情報知ってから1、2ヶ月は放映まで楽しみにしなきゃいけないのに、
今回は10日位で放送日になったのも嬉しい♪
椿姫良かったです~
昔は闘技場として使われていたヴェローナ野外劇場の広い舞台を使った、
ダイナミックな演出や装置と
野外劇場だからこその歌手達の声が良く延びる感じが良かった‼
主要キャスト以外の歌手やダンサーがマスクをしているのは
ちょっと現実に引き戻されて残念でしたが、すぐに慣れて気にならなくなりました。

序曲の間、ヴィオレッタ役のソーニャ・ヨンチェヴァが
ウィフツィ美術館とコラボしたという名画の数々を背に
自らの死の影を予感しているかのように何とも言えない表情で佇んでいたのが、
序曲が終わって舞台が明るくなると共に
パッと表情が移り変わって享楽的な表情になるの、
まるで女優のようで、
ヴィオレッタは毎夜こうして人々の前で享楽の仮面を被って
自らの死を見ないようにしているんだろうなあと
たったこれだけの時間の間にそれまでの彼女の苦悩や苦痛、
葛藤や孤独を感じさせるのが凄く良いなあと思いました。
ヨンチェヴァ、ちょっとふくよかだけど
毅然とした女王のような意思の強そうな美貌がヴィオレッタに合っていて良かったです~
バッスル・スタイルのトレーンを引いた黒いドレスも
後ろのデザインが適度に甘くて素敵でした。
ともかくも舞台が明るくなると、
舞台上部の左右の階段から着飾ったパーティーの招待客が押し寄せてきて
らんちき騒ぎになります。
前述のようにコーラスの面々はマスク着用ですが、
それぞれに趣向を凝らしたバッスル・スタイルの貴婦人達のドレス綺麗でした♪
アルフレード役のヴィットリオ・グリゴーロは
パッと見はおっさんっぽい…と思ってしまいましたが_(^^;)ゞ
伸びやかで若々しい声はアルフレードに相応しくて、
演技もいかにも純朴な青年という感じで細やかな感情の表現が上手かった‼
後歌詞の訳もNHKで椿姫やるとき今までずっと同じ訳(字幕)使ってたけど、
今回かなり独特の訳になってて、これまでと比べるのも面白かったです~
乾杯の歌も祝祭感と高揚感あって良かったし、
ヴィオレッタとアルフレードの「他の方をお探しになって 私に差し上げられるのは友情だけ」「あなたには心がないのですか」のやりとりの所も二人の演技が光ってて良かったです。
とにかく今回の舞台は演出が細やかで、
歌手のちょっとした手の仕草1つにも意味を持たせている様な感じが見てて面白かったです。
ヴィオレッタの「男爵様はそれほどはとても」を受けてのドゥルフォール男爵の
「あなたとは知り合ってまだ一年だし…」の所も
男爵が全く悪びれないどころかふざけながら言ってる所とか。
そはかのひとか~花から花へも
ヨンチェヴァの伸び伸びとした高音が美しくて良かったです~
いつもここで泣きそうになるんだけど今回は泣けませんでしたが。
後最後の高音を伸ばすところは高くなりすぎなくてちょっと残念。

第二幕、ヴィオレッタとアルフレードの愛の巣の内装が
ステンドグラスみたいなのを使って窓の外には雪が降ってたり、
凝ってて綺麗で良かったです~
ヴィオレッタの青灰色に花や葉っぱの刺繍の入った衣装も
バッスル・スタイルを踏襲しながらも裾からカラフルなフリンジみたいなのが覗いてる所とか、
衣装デザイナーの遊び心とデザインする喜びが感じられる意匠がとても印象的でした。
ジェルモン役のバリトンも歌がとても上手くて、
登場した時は「これは泣けるジェルモンになるか?」と思わせられましたが、
ヴィオレッタとの二重唱が始まると
市民階級の道徳を振りかざしてヴィオレッタを苦しめる従来通りの嫌な親父役でしたが、
ヴィオレッタに「それでは足りないのです」と
アルフレードと永遠に別れるように言い渡す所とか、
従来よりかなり強めに歌ってて、またもや演出の細やかさを感じさせられました~
ヨンチェヴァのヴィオレッタも毅然としながらも悲しみを感じさせる演技が上手い‼
このオペラ最大の泣かせどころの「愛してね アルフレード」の所は
毅然としすぎていてあまり泣けませんでしたが(^-^;

第二幕第二場のフローラの館での仮装舞踏会は
フローラ役の歌手が古代の女神像かハリウッド女優のようなゴージャスな美女で、
黄色と黒のレースを使ったバッスル・スタイルのドレスも
腰の大きなリボンにプリントが入っている所とか凄く可愛くて
ほっそりとした身体に似合っていて素敵でした~
野外劇場だけあって(?)ロマや闘牛士達のバレエもダイナミックに舞台を使っていて
スケール感があって良かったです~((o(^∇^)o))
ロマに「奥様には恋敵がいらっしゃいます」「子爵様はとても誠実とは言えませんね」
と言われて喧嘩するフローラと子爵の所も好きなのですが、
今回も可愛らしく焼きもちをやくフローラと狼狽える子爵が可愛かったです♪
そして夜会に現れたアルフレードが女性を連れているという演出も
今までありそうで無かった感じで凄く良かったです~
カードで勝ち続けるアルフレードの所に転がり込むお金を
鷲掴みにして自分のところに引き寄せる女性が、
いかにも素性怪しげな女という感じで面白い演出でした~
ヴィオレッタのドレスは白に黒でラインの入ったシンプルな感じでちょっと地味でしたが、
演技はヴィオレッタもアルフレードも鬼気迫っていて良かったです。
ヴィオレッタに札束を投げつけて侮辱したアルフレードに
「女性を侮辱するとは恐ろしい 今すぐ出ていけ」と罵る人々達も
誰一人ヴィオレッタの身を本気で案じている人間はいないんだなといつも哀しくなる場面です。

第三幕、前奏曲の間
通常はベッドに横たわったままな事が多いヴィオレッタが
ベッドの中で苦しそうに見悶えている様を見せる演出も、
ヴィオレッタの感じているリアルな苦痛、結核の病苦を観客に知らしめていて
とても彼女の苦しみに寄り添う意図が感じられました。
ジェルモンからの手紙を読むときの抑揚の付け方も
ヨンチェヴァ、独特な感じで印象に残りました~
ラスト、ヴィオレッタが倒れて息をひきとる所で誰も何も言わず、
一切の批評性を排するかのようにただ起きたままの出来事を提示する終幕のあり方に
改めて今回の舞台の演出の理知的さ、系統立てた知的さが感じられるようで、
またそれゆえに歌手や演技は素晴らしいのに泣けないのは何故かも腑に落ちた気がしました。

ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」&ロイヤルバレエトリプル・ビル


絵は大好きなイラストレーター椎名咲月さんがサイトに上げていらした過去の扉絵の中の
黒いチロリアン衣装の女の子が可愛かったので、ちょっと要素を真似て描いてみた粉雪の楽描き。
今回はちゃんと顔は下絵描いて(いつもは一発描きで線画描いてる)清書したのに、
顔の輪郭ヘロヘロで酷いですねorz
何だかこの前から以前と変わらないペンサイズで描いてるのに線も太くなってしまって、
多分初CGの時から20年愛用してるペンタブのペン先が潰れてるせいなんだろうなあと(ヽ´ω`)
粉雪と聖夜は子供の頃は粉雪の方が美少女だけど、
大人になると聖夜の方が凄い美形になる予定。
とは言え二人ともあくまでもトナカイなので、
自分達の人間姿にはあまり固執してないしこだわりもそんなにありません。
粉雪は聖夜より一週間だけお姉さんなの。(粉雪12月17日生まれ、聖夜12月24日生まれ)
絵の話に戻りますが、この髪型で粉雪描くのは初めてですね。
こういう髪型も好きです~(〃⌒ー⌒〃)ゞ


WOWOWで観た舞台の感想を2つ。
松竹ブロードウェイシネマでトニー賞を受賞した実話を元にしたミュージカル
「キンキーブーツ」観ました~
婚約者と一緒に念願のロンドンに出てきた青年チャーリーは、
突然の父の訃報で父の経営していた靴工場を継ぐことになり、サウサンプトンに逆戻り。
そんな折、路上で絡まれている女装好きなヘテロセクシャルのアフリカ系男性ローラに出会い、
彼達女装好き男子のニーズに合わせたキンキー(奇妙な)ブーツを作り、
ミラノのショーに出品する事にする…
と言う物語。
事前に見ていた舞台写真からもっと尖ったミュージカルを想像していたのですが、
服装こそ現代的でカジュアルですが
とってもハートフルな優しい物語で良かったです~
自分の性に囚われない女装男子達という現代的なテーマも深くて、
チャーリーが継いだ靴工場で働く
ローラ(本名サイモン)を認めない昔ながらのマッチョマン、ドンがローラに言う
「女は皆本当の男が好きだ」と言う言葉に、
ローラが返す「本当の男って何?」と言う問いかけに、
言葉に詰まるドンと共に観ている私達も考えさせられる様な感じもとても味わい深かったです。
遂にキンキーブーツの製作を巡って対立し、
ボクシングの試合で決着を付けることになったドンとサイモン(ローラ)のシーンは、
熱くて笑えました~(>∀<)
わざとドンに殴られて負けたサイモンにドンが「何故わざと負けた?」と問いますが、
サイモンはそんなドンに「ありのままを認めて」と書いたカードを渡し、
ドンに「私の願いはそれだけ」と返します。
こうして心を通わせるようになったサイモンとドンの友情が凄く感動的で好きでした~
チャーリーとお互いの身の上話をするシーンでサイモン(ローラ)が歌う、
「私は父の理想の息子じゃなかった。一番ステキな私を見てもらえない」
という歌も、ボクサーだった父の期待に応えられなかったローラの悲しみが伝わってきて
静かだけど全編で一番気に入ったシーンでした~(*≧∀≦*)
フィナーレのミラノでのショーのシーンで
チャーリー自ら自分達で作ったキンキーブーツを履いて登場し、
慣れないヒールにぐらついて倒れたところで舞台が暗転し、
舞台に赤いブーツの形のライトがいっぱいに輝き
ローラ達女装男子達とドンまでもがキンキーブーツを履いてショーの舞台を練り歩き歌う所は
最高にハッピーで楽しかった‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
「ありのままを認めて」「そのままで美しい」と言う、
今ではもはや陳腐とさえ言っても良いメッセージやテーマが
シンディ・ローパー作詞作曲の爽やかで疾走感のある楽曲に乗せて
とても感動的な人間ドラマに仕上げられていて、
ノリノリの歌とダンスを楽しみながら色々考えさせられる所もある、
何度も言うようにとても現代的なミュージカルで素敵でした♥
上演時間も二時間強とコンパクトで、
ミラノのショーでのフィナーレももっとガンガン盛り上げても良いのになとも思ったけど、
それぞれの曲も長さがちょうどよく飽きなかったのは良かったです~
チャーリーとローラの絆やチャーリーのキャラがちょっと弱いのは気になりましたが、
とにかく楽曲が良いので全編流れるように楽しんで観られました。


同じくWOWOWで英国ロイヤルバレエの「トリプルビル」観ました~
トリプルビルとはバレエ用語で一夜で三つの演目をセットで上演する公演の事だそうです。
一作目のケネス・マクミラン振り付けの「コンチェルト」は、
前回の日記で書いたNHKバレエの饗宴の「Air!」に良く似た雰囲気で、
むしろAir!の方がこの作品のパクリごふんっ…オマージュだったのかな~と思いました。
オレンジ、黄色、赤のレオタードを着たダンサー達が
曲調が変わる度に音楽を表現するように隊列を変えて踊る感じが楽しくて、
各楽章のソリストの男女カップルを見比べるのも楽しかったです~
特に第一楽章?のアナ・ローズ・オサリヴァンとジェームズ・ヘイが
見目麗しく明るい雰囲気で良かったです~
第一楽章ラストの終わり方も、
コールドダンサー達が行進のように舞台袖に捌けていき、
オサリヴァンとヘイだけが舞台袖でポーズを決めて去っていくのが面白くて好きでした♪
第二楽章のゆったりした曲調で踊った平野亮一さんと女性ダンサーのデュエットは、
ちょっと退屈だったな…
あまり集中して観てなかったけど、平野さんコンテはあまり似合ってない気がしました_(^^;)ゞ

二作目の「エグマニ・バリエーション」は
イギリスの作曲家エルガーとその関係者の物語を描いているという事位しか分かりませんでしたが、
ヴィクトリアンの素敵な衣装を見ているだけで楽しめました~
特に三人の子供達が踊るシーンでの、
セーラー服風の白に水色でラインやポイントの入った子供用ドレスを着た女の子が可愛かった~♥
水色のひらひらリボンとサッシュがポイントの白いドレスを着た少女と男性の踊りも
少女役のダンサーが動く度に揺れるリボンが萌え萌えで可愛かったです~
後フランチェスカ・ヘイワードが踊ったエルガーの娘役?の
髪には赤のリボンを着けてサッシュの赤と白いドレスのコントラストが印象的なドレスも
ドレスの襟元のフリルとか回転するとスカートの中からドロワーズが覗く所とか
ちょっとくるみ割り人形のクララを思わせる
少女らしい雰囲気のドレスが似合ってて可愛かったです♪
ラストは踊ったダンサー達全員が集まって一緒の写真に収まると言う終わり方で、
まさにエルガーの生きた時代の物語を閉じ込めた様な感じがして面白かったです。

三作目の「ライモンダ 第三幕」は
ジャン・ド・ブリエンヌ役のワディム・ムンタギロフはともかく、
ライモンダ役のナタリア・オシポワが何か二の腕太ましくて
顔もおばさんっぽくて貴族の姫と言うより逞しい女王みたいでがっかり…
第一バリエーションを踊った金子扶未さんの方が遥かにお姫様らしかった…
金子さん先日の眠りで気に入ってたのですが、
第一バリエーションも初々しくて華やかで優雅でとっても美しかったです~‼(* ´ ▽ ` *)ノ
第二バリエーションを踊った方は何か普通でしたが、
第三バリエーションを踊った方は大人の女性の品格のある優美な踊りでとても素敵でした(^^)b
ジャンのバリエーション、
ムンタギロフ長い手足から繰り出されるジャンプや足技が映えて良かったです。
ライモンダのバリエーションはやっぱりおばさんっぽい…(ー_ー;)
コーダはジャンのマネージュは軽やかで良かったですが、
とにかく主役ライモンダのオシポワが魅力無さすぎて…( ´д`)
ヒロインが駄目だとこうもダメなのね~とクラシックバレエの難しさを感じました(^o^;)
何だかんだ言いましたが、三演目ともそれぞれ見所はあったので、
上演時間もコンパクトだし楽しく観られて良かったです。

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7月15日生まれのかに座、A型。
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