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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」&ロイヤルバレエトリプル・ビル


絵は大好きなイラストレーター椎名咲月さんがサイトに上げていらした過去の扉絵の中の
黒いチロリアン衣装の女の子が可愛かったので、ちょっと要素を真似て描いてみた粉雪の楽描き。
今回はちゃんと顔は下絵描いて(いつもは一発描きで線画描いてる)清書したのに、
顔の輪郭ヘロヘロで酷いですねorz
何だかこの前から以前と変わらないペンサイズで描いてるのに線も太くなってしまって、
多分初CGの時から20年愛用してるペンタブのペン先が潰れてるせいなんだろうなあと(ヽ´ω`)
粉雪と聖夜は子供の頃は粉雪の方が美少女だけど、
大人になると聖夜の方が凄い美形になる予定。
とは言え二人ともあくまでもトナカイなので、
自分達の人間姿にはあまり固執してないしこだわりもそんなにありません。
粉雪は聖夜より一週間だけお姉さんなの。(粉雪12月17日生まれ、聖夜12月24日生まれ)
絵の話に戻りますが、この髪型で粉雪描くのは初めてですね。
こういう髪型も好きです~(〃⌒ー⌒〃)ゞ


WOWOWで観た舞台の感想を2つ。
松竹ブロードウェイシネマでトニー賞を受賞した実話を元にしたミュージカル
「キンキーブーツ」観ました~
婚約者と一緒に念願のロンドンに出てきた青年チャーリーは、
突然の父の訃報で父の経営していた靴工場を継ぐことになり、サウサンプトンに逆戻り。
そんな折、路上で絡まれている女装好きなヘテロセクシャルのアフリカ系男性ローラに出会い、
彼達女装好き男子のニーズに合わせたキンキー(奇妙な)ブーツを作り、
ミラノのショーに出品する事にする…
と言う物語。
事前に見ていた舞台写真からもっと尖ったミュージカルを想像していたのですが、
服装こそ現代的でカジュアルですが
とってもハートフルな優しい物語で良かったです~
自分の性に囚われない女装男子達という現代的なテーマも深くて、
チャーリーが継いだ靴工場で働く
ローラ(本名サイモン)を認めない昔ながらのマッチョマン、ドンがローラに言う
「女は皆本当の男が好きだ」と言う言葉に、
ローラが返す「本当の男って何?」と言う問いかけに、
言葉に詰まるドンと共に観ている私達も考えさせられる様な感じもとても味わい深かったです。
遂にキンキーブーツの製作を巡って対立し、
ボクシングの試合で決着を付けることになったドンとサイモン(ローラ)のシーンは、
熱くて笑えました~(>∀<)
わざとドンに殴られて負けたサイモンにドンが「何故わざと負けた?」と問いますが、
サイモンはそんなドンに「ありのままを認めて」と書いたカードを渡し、
ドンに「私の願いはそれだけ」と返します。
こうして心を通わせるようになったサイモンとドンの友情が凄く感動的で好きでした~
チャーリーとお互いの身の上話をするシーンでサイモン(ローラ)が歌う、
「私は父の理想の息子じゃなかった。一番ステキな私を見てもらえない」
という歌も、ボクサーだった父の期待に応えられなかったローラの悲しみが伝わってきて
静かだけど全編で一番気に入ったシーンでした~(*≧∀≦*)
フィナーレのミラノでのショーのシーンで
チャーリー自ら自分達で作ったキンキーブーツを履いて登場し、
慣れないヒールにぐらついて倒れたところで舞台が暗転し、
舞台に赤いブーツの形のライトがいっぱいに輝き
ローラ達女装男子達とドンまでもがキンキーブーツを履いてショーの舞台を練り歩き歌う所は
最高にハッピーで楽しかった‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
「ありのままを認めて」「そのままで美しい」と言う、
今ではもはや陳腐とさえ言っても良いメッセージやテーマが
シンディ・ローパー作詞作曲の爽やかで疾走感のある楽曲に乗せて
とても感動的な人間ドラマに仕上げられていて、
ノリノリの歌とダンスを楽しみながら色々考えさせられる所もある、
何度も言うようにとても現代的なミュージカルで素敵でした♥
上演時間も二時間強とコンパクトで、
ミラノのショーでのフィナーレももっとガンガン盛り上げても良いのになとも思ったけど、
それぞれの曲も長さがちょうどよく飽きなかったのは良かったです~
チャーリーとローラの絆やチャーリーのキャラがちょっと弱いのは気になりましたが、
とにかく楽曲が良いので全編流れるように楽しんで観られました。


同じくWOWOWで英国ロイヤルバレエの「トリプルビル」観ました~
トリプルビルとはバレエ用語で一夜で三つの演目をセットで上演する公演の事だそうです。
一作目のケネス・マクミラン振り付けの「コンチェルト」は、
前回の日記で書いたNHKバレエの饗宴の「Air!」に良く似た雰囲気で、
むしろAir!の方がこの作品のパクリごふんっ…オマージュだったのかな~と思いました。
オレンジ、黄色、赤のレオタードを着たダンサー達が
曲調が変わる度に音楽を表現するように隊列を変えて踊る感じが楽しくて、
各楽章のソリストの男女カップルを見比べるのも楽しかったです~
特に第一楽章?のアナ・ローズ・オサリヴァンとジェームズ・ヘイが
見目麗しく明るい雰囲気で良かったです~
第一楽章ラストの終わり方も、
コールドダンサー達が行進のように舞台袖に捌けていき、
オサリヴァンとヘイだけが舞台袖でポーズを決めて去っていくのが面白くて好きでした♪
第二楽章のゆったりした曲調で踊った平野亮一さんと女性ダンサーのデュエットは、
ちょっと退屈だったな…
あまり集中して観てなかったけど、平野さんコンテはあまり似合ってない気がしました_(^^;)ゞ

二作目の「エグマニ・バリエーション」は
イギリスの作曲家エルガーとその関係者の物語を描いているという事位しか分かりませんでしたが、
ヴィクトリアンの素敵な衣装を見ているだけで楽しめました~
特に三人の子供達が踊るシーンでの、
セーラー服風の白に水色でラインやポイントの入った子供用ドレスを着た女の子が可愛かった~♥
水色のひらひらリボンとサッシュがポイントの白いドレスを着た少女と男性の踊りも
少女役のダンサーが動く度に揺れるリボンが萌え萌えで可愛かったです~
後フランチェスカ・ヘイワードが踊ったエルガーの娘役?の
髪には赤のリボンを着けてサッシュの赤と白いドレスのコントラストが印象的なドレスも
ドレスの襟元のフリルとか回転するとスカートの中からドロワーズが覗く所とか
ちょっとくるみ割り人形のクララを思わせる
少女らしい雰囲気のドレスが似合ってて可愛かったです♪
ラストは踊ったダンサー達全員が集まって一緒の写真に収まると言う終わり方で、
まさにエルガーの生きた時代の物語を閉じ込めた様な感じがして面白かったです。

三作目の「ライモンダ 第三幕」は
ジャン・ド・ブリエンヌ役のワディム・ムンタギロフはともかく、
ライモンダ役のナタリア・オシポワが何か二の腕太ましくて
顔もおばさんっぽくて貴族の姫と言うより逞しい女王みたいでがっかり…
第一バリエーションを踊った金子扶未さんの方が遥かにお姫様らしかった…
金子さん先日の眠りで気に入ってたのですが、
第一バリエーションも初々しくて華やかで優雅でとっても美しかったです~‼(* ´ ▽ ` *)ノ
第二バリエーションを踊った方は何か普通でしたが、
第三バリエーションを踊った方は大人の女性の品格のある優美な踊りでとても素敵でした(^^)b
ジャンのバリエーション、
ムンタギロフ長い手足から繰り出されるジャンプや足技が映えて良かったです。
ライモンダのバリエーションはやっぱりおばさんっぽい…(ー_ー;)
コーダはジャンのマネージュは軽やかで良かったですが、
とにかく主役ライモンダのオシポワが魅力無さすぎて…( ´д`)
ヒロインが駄目だとこうもダメなのね~とクラシックバレエの難しさを感じました(^o^;)
何だかんだ言いましたが、三演目ともそれぞれ見所はあったので、
上演時間もコンパクトだし楽しく観られて良かったです。
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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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