忍者ブログ

雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

お久しぶりの読書日記だよ


絵はあんまり延びなかったけど
自分では結構気に入ってる大正浪漫のお嬢様、戸倉椿子(とのくらつばきこ)お嬢様。
自分ではどうしても大正風の曲線を強調したゆったりした着物の着付けが描けなかったので、
高畠華宵の絵を模写しております(。>д<)
背景点描ベタの感じを間違っておどろおどろしくなっちゃったけど、
着物のお花柄豪華になるように頑張ったので気に入ってます~
結果的にアプデしても19年前のペンタブ使えたから良かったけど、
Win10にPCをアプデする前に
初CGの時から使ってるペンタブで描く最後の絵のつもりで描いたので、
気合い入って顔とか結構整って描けました(o´艸`o)♪
前に書いた増刊flowers春号に載ってた若眉ぎん先生の「くちなし堂大福帳」の、
菫子お嬢様のレトロなお着物姿がとても好きだったので、
自分もモノクロの着物絵が描きたいと思っていたのです♪


タイトル通り久々の読書記録~
最近読んだのは一川みりさんの角川ビーズログ文庫「一華後宮料理帖 第十一品」、
瀬川貴次さんの集英社オレンジ文庫「わたしのお人形 怪奇短編集」
の二冊。


一華後宮料理帖は堂々の完結巻!!
朱西の造反の理由が全く分からず前巻までやきもきしながら読んでたけど、
真実が明かされてみれば何故思い付かなかったんだろうと言うくらい明快な理由でした~
朱西の真意を知った理美が鳳家当主としてしょう飛の敵だとばかり思っていた朱西の中に
かつてと同じ優しい朱西を見いだしたところは切なくも感動的でした~
朱西の替え玉として迅景有を処刑して、何故俺を生かしたのですかと憤る朱西に
しょう飛が朱西の頬を打って「お前は大馬鹿者だ!」と
目に涙を浮かべて激昂する所も良かったです~
「お前が命を懸けて仕えた余の事を信じよ!」というしょう飛の言葉にうるうる…
理美が正体を隠した朱西と共に和国に戻るラストも色々想像が膨らんで良かったです。
あえて難を言えばもう少し理美と朱西お互いの恋心やラブラブぶりを書いてほしかったですが、
その辺があまり濃くないのもまあ個性なのかなと。
しょう飛も理美に抱いていた感情は恋心だけでなく
母であり妹であり姉であり臣であり友であった、
だから理美がどこにいても自分を案じてくれるから離れても良いと思ったと言う落とし所も
三角関係の可哀想さを感じさせない良い采配だなーと思いました。
男女間に芽生えるのは恋情だけでないというのがとても清々しいラストだなと。
四夫人達に世継ぎを頼むと言って
「私は元々そのつもりでおりました」とノリノリの宋貴妃と頑張りますという温賢妃、
私は傍流とはいえ鳳家の血筋を引いているので争いを防ぐために子は産まないけど、
産まれた子の母親の一人として支えますという鳳徳妃、
男嫌いだけど陛下なら良いかな~と揺れてる余淑妃、
四夫人四人それぞれの反応や思惑も楽しくて良かったです~
伯礼にあなたが好きよと言ってしてやったたつもりになった鳳徳妃が
逆に伯礼に「私は宦官ですがあなたを愛することは出来るよ、碧秀」と言われて
伯礼の一枚上手っぷりを思い知らされて赤面する鳳徳妃も可愛かった(* ̄∇ ̄*)
周孝仁と丈鉄の親子関係も今後一筋縄ではいかないけど和らぐ予感を感じさせて、
ラストの見開きの挿絵ページで登場人物達のそれぞれの行き着くところが感じさせられる所が
凄くぐわーっと来て感動しました~(*^▽^*)
和国へ戻った理美と朱西がどんな人生を生きたのかも少しは知りたかったけど、
昆国の歴史の中でも最も優れた治世が始まる─という幕切れの言葉に
あれこれしょう飛が主人公?と思いながらも感動しました。
少女小説らしい幸せな幕切れに満足しました~烏帽子を着けた朱西とかも見てみたかったな。


わたしのお人形は瀬川貴次さん
瀬川ことび名義で角川ホラー文庫で書いてた時の作品が好きだったので
久々のホラーで楽しみに読みました~
「海の香り」は色々想像の余地を残しつつガチガチと歯を鳴らす中居の所で終わってるのが
短いけど印象に残って良かったです。
「廃団地探検隊」は探検隊の大学生達自身がこの世ならざる者である事を示唆しながらも
爽やかな青春を回顧する様な物語が好きです。
「小さな生き物」は全然可愛く無いのに小さなに生き物に段々哀れみが沸いてくる所が
上手い書き方だなあと思いました。
「心配しないで」はこれだけ良く意味がわからなかった…
結局心配することで生き霊が生じてしまうと言うことで良いの?
「わたしのお人形」は王道人形ホラーと思わせて唐突にギャグ展開になる所が笑いました。
マリアンヌ大好き過ぎる人形者の主人公笑った。
市松ちゃんとの和解?も笑いながらも切なかったです。
「わたしのお人形 その後」はマリアンヌと市松のお陰で下着泥棒を撃破する
平和な日常が楽しげで何より。
「インフェルノ~呪われた夜~」はノスタルジックなホラー映画を充てる様な感覚でした。
TL読み漁ってるくせに一般向けで性描写があると照れてしまう…
全体的には瀬川さんらしいバラエティに富んだホラーを楽しめて良かったです。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- 雨の通り道 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]