忍者ブログ

雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

少女漫画は良き…♥


絵は話題に合わせて原作版プリンセス・セレニティ
ドレスの柔らかい布地とひらひら感が全く表現出来なかった…

というわけでTwittertで今月号のなかよしの付録に
カードキャプターさくらのレターセットが付くと知り、
数年前久世みずき先生がなかよしに読み切り描かれてた時以来になかよし買いました!!
作家さんや作品めちゃくちゃ新陳代謝しててびっくり!
数年前は似たり寄ったりな学園ものばかりでいまいち無個性な感じが否めませんでしたが、
今回はファンタジーから外国舞台まで良くも悪くも吹っ切ってて、
絵のレベルも作家さん皆高くて思いの外楽しめました~(o´艸`o)♪

CCさくらのクリアカード編第47話は、クリアカード編割とシリアス寄りな展開と聞いてたけど
今回は小休止的な回だったのか
さくらちゃんに余計なことを言って不安にさせてしまったと落ち込む小狼君が
相変わらず天使な知世ちゃんのアシストもあってさくらちゃんを自分からデートに誘おうと頑張る
可愛らしい回で良かったです~♪
なかなかデートと言い出せない小狼君にケロちゃんとスッピーが
「はよデートって言えやぁああああ!!」と突っ込む所好きです(笑)
秋穂ちゃんも可愛いなあ♥
でもラストの海斗さんの苦しんでる様子とか、不穏な感じで終わっててどきどき…!
しかし黒髪イケメン良いですなあフヒヒ(笑)
見開きカラー扉もカラーガードみたいな服のさくらちゃんと小狼君が可愛くて、
小狼君が剣に手かけてるのとか黒背景もかっこよかったですが、
今のりなちゃって巻頭カラーでも1ページ目のカラーの漫画の部分無いのかな??

他に気に入ったのは雪森さくら先生の「新婚だけど片想い」
イケメン学生棋士の久遠君がかっこよくて、ちょっと天然ぽい感じがまた可愛かったです~
ヒロインの才色兼備のJk皐月ちゃんも
久遠君に好きな気持ちを知られまいと振り回される所とか、
クリパの王様ゲームで脇役男子にキスする事と言われて
付き合いが良くて場の空気とかを大事にする性格だけに強く抵抗出来ない所とか
話の中で自然に久遠君を恋しく思う気持ちやキャラが描かれていて、
一緒にどきどきしたり戸惑ったり、自然に感情移入出来ました(* ´ ▽ ` *)ノ
ラストの久遠君とのキスシーンにこれまた胸きゅんです!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

あとは美麻りん先生の「シークさまとハーレムで。」も
どこのTL雑誌だよと突っ込みたい所もいっぱいありますが
ヒーローのわんこ系王子様ルイも好みだし
ルイの兄王子のアディールも精悍な感じの黒髪イケメンで素敵でしたー
男性キャラの絵かっこいい!というか全体的に絵上手い。
ルイがアディールの元にいかないで欲しいと言う所の拗ねた表情大変可愛かった…♥
しかしヒロインの紗凪ちゃんがアディールにブラぽろりされる所とか
その後のコマの胸元と太ももにアディールの体が割って入ってる絵とか
本当どこのTL漫画だよと。幼年誌だよね…?と心配になりました(笑)
幼年誌でそぐわないエロ入れられると萎えるのですが、
この作品は絵も上手くて中東舞台という非現実感も私好みだし
ストーリーがそれこそ浴びるように読んでるTL小説みたいなので
良い悪いはともかく印象に残りました(* ̄∇ ̄*)

新人さんの読み切り二作もどちらもほのぼの可愛らしい感じで良かったし、
雨玉さき先生の「jsのトリセツ」もヘアアレンジの種類が可愛らしく解説されてて
ちょっと児童書みたいな雰囲気あって好きだし、
最後のヒーローの小学生とは思えない甘い台詞と雰囲気もとっても良かったです!

何度も言いますが似たり寄ったりの学園ものばかりよりは
雑誌のカラーがはっきり出てて、方向性が良く分かったので久々のなかよし楽しめました~
後各作品の読者からのイラストコーナーのはがきが
私が読んでた頃のりなちゃはほとんど漫画のシーンの模写ばかりで
実際それ以外は載りにくいと言われてたのが、
今はほとんどがその作品のキャラを自由に描いた物ばかりだったのが
今の子は小さいうちからお絵描き奨励されてるのかしらと時代を感じました。
ちなみにお目当てだったさくらのレターセットはとっても豪華でしたが、
りなちゃに再びレタセが付録に付くと聞いて
昔ながらの透明のビニール袋にまとめて詰められて本誌の間に挟まってるの想像してたら
ガッツリ個別にボール紙に入って包装されてて、
求めてたのはそういうのじゃ無くてさぁああああああ!!という感じでした(笑)
もう二度とシールやらノートやら手帳やらポケットティッシュやらが詰まった付録を
わくわくしながら開封する幸福感は味わえないんだなと切なくなりました…
いや本当にこれ単品で440円位で売ってそうな立派なレターセットでしたけどね!?
特にシールが見たことないイラストで知世ちゃんもいて可愛かったです♥


ついでに(酷)先月28日に発売のflowers11月号、
久々に波津彬子先生のふるぎぬや紋様帳が表紙&巻頭カラーという事で発売日に買ってましたー
でも表紙もカラー扉もちょっと期待はずれだったなあ…
表紙は伊都子の黒いドレス襟のレースとか繊細で黒い着物羽織ってるのお洒落だけど、
彼岸花が地味な印象でもうちょっと華やかなイラストが良かった…
巻頭カラー1ページ目のカラー漫画部分も色味地味だし
見開き扉も白妙もっと柄の凝った華やかな着物が見られると思ってたのに無地の着物だし…
全体的にも藤の花とか白妙の髪が白なので手抜きっぽさあって…
本編もついに白妙と伊都子の祖母の藤の3枚襲ねの着物の因縁が明かされたけど、
何かあっさりしすぎて薄味に感じてしまいました。
白妙と志貴子様の関係はちょっと百合っぽい雰囲気を感じました。
しかし波津先生一昨年はチャリティーサイン会にも行くほど大好きだったけど
Twitter見てると私と政治信条が真逆で最近ツイート見るのが辛くなってきて、
そのせいであんなに大好きだった作品も素直に楽しめないんですよね…
来月発売のふるぎぬや5巻も楽しみだし買うけどさ…

赤石路代先生の「神無月紫子の優雅な暇潰し」は
前連載してた「目もくらむ」よりずっと面白かった!
冒頭の歌舞伎座での若い子にいけずする着物警察のおばさんをやり込める所とか
痴漢を捕まえるために
同人イベントにコスプレして乗り込む紫子様が痛快でとってもかっこよかった!!
好きなものを誰に遠慮する事もなく好きに着ればそれで良いのよ、という
紫子様のメッセージに元気付けられました(*>∀<*)

絹田村子先生の「数字であそぼ。」も
合コンでサラダをよそわせようとトング渡してきた男の手にトング押し返して
「自分で取れば あ、さすが!」と
マイペースながらも事前に言われてた合コンのさしすせそを実践する
天然まふゆちゃんにくそ笑った(笑)(笑)
合コンぶち壊しにしてごめんと謝る世見子に
開業医の息子いなかったから良いよーやっぱ国立大じゃなくて私大狙わなきゃねー
みたいな事言う女の子達にも笑いました(笑)

別冊付録「幻想奇譚集」は表紙と裏表紙の波津先生の「異国の花守」のカラー描き下ろしかな?
異国の花守は文庫持ってるけど一回読んだだけであまり刺さらなくて読み返してないので
一話読んでこんなお話だったけーって全く覚えてなくて新鮮でした。
後は谷和野先生の「トワレット」
ストーリー自体は消化不良気味だったけど
ヴィクトリアンなナースメイドとお嬢様やドレスやお屋敷の描写がツボでした。
白壁たくみ先生の「ひとひらの雪」も
死んだ妻との儚くも愛しい日々が可愛らしい絵で少しノスタルジックに描かれていて好きです。


物心つく頃からりぼんっ子で19歳までりぼん買い続けてた私ですが、
大人になってからは完全に小説派だったので
久々に読むとやはり雑誌で色々な先生のバラエティーに富んだ作品を読めるのは楽しいですね!!
特になかよしはやはり久々にリアル少女向けの漫画をたくさん読めて楽しかったです(*´艸`*)
ちゃおは男の子も目が大きい漫画が多かったけど、
なかよしは男の子の絵が普段読んでるTLや少女小説の絵に近い感じで目が小さめでかっこよくて、
最近の少女漫画絵は全然好きじゃなかったのですが違和感無く入り込めました~
最近創作や二次創作でクリスタでちょこちょこ漫画描いてるので、
画面構成とか参考になって私もまた何か漫画描きたくなりましたヽ(●´ε`●)ノ
PR

いよいよ本格的な読書の秋突入!


絵は大分前に描いたあまり気に入ってなくて使いどころを逃してたリリー・ヘザー
ドレスが思ったより可愛くならなかったの。


最近読んだ本は読んだ順に、
山口悟さんの一迅社文庫アイリス
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」9、1、2巻、
守野伊音さんの角川ビーンズ文庫「西方守護伯付き魔女の初陣」
の四冊。


はめふらは最新刊の9巻から読んだら
2巻以降はファンディスクと言われてた意味が良く分かりました…
まずFL1の面子の出番が激減で最初と最後に申し訳程度にあるだけ…
恐らく正ヒーローであると思われるジオルドでさえキースメアリアラン以下と同じ扱い…
アニメが好きで入った身にはFL2の攻略対象とか全く興味ないし
お話も別物感あって物凄くつま…期待外れでした。
ソラとか激しくどうでも良いし
マリアちゃんとカタリナのいちゃいちゃに至っては
そういうの読みたかったらそーゆー雑誌読みますから!!って感じで…
NL派としてはマリアに抱く好意の十分の一で良いから
攻略対象に向けてカタリナ…って感じでした。
ソラ始めFL2の攻略対象も全く魅力感じないし、
どうしても幼少時代から丁寧な描写をしてたFL1面子と比べて愛着も沸きにくいし…
本編もカタリナが港町でウェイトレスとか
それカタリナではめふらである意味あるの?って。
お約束とはいえ敵のアジトでまんまと捕まっちゃうカタリナとか
学習しなくてヘイトたまりました。
捕まってる子供達を寝かしつけるので聖女感出されてもなあ…
とにかく全てがどうでも良いので次はまた5巻みたいなFL1勢(重要)の短編集か
さっさとジオルドルートで巻きに入って欲しいです。

1巻、2巻は小説家になろうで読んだのとほぼ同じで多少加筆されてる位でしたが、
やっぱり抜群に面白くて良くできた作品でしたー
文章力は上手いとは思わないけど普通に読めるし、
各キャラのトラウマを精神年齢お姉さんなカタリナが癒していく所とか
キャラ造形とかキャラ相関とか設定とか本当に上手い!!山口さん天才!!
特にキャラのトラウマとそれをカタリナに癒される所の各キャラ視点の描写が上手いなーと。
アランの
「泣くほどに笑ったら、何だか今まで溜まっていたものが涙と一緒に流れていったような気がした──目の前が明るく、胸は軽くなった。」
とか好きです。
繰り返しますが前世の記憶を思い出した8歳時点でカタリナが攻略対象や女の子達よりお姉さんで
多少余裕あるところとか、天然聖女でもあるけどある程度打算な所もあるのが好きです。
この時点のカタリナは本当に良いキャラだった…
3巻以降カタリナの精神年齢が逆行してる感じなのが本当残念。
2巻までの収録分はコミカライズ4巻までとアニメ一期で嫌と言うほど頭に入ってるけど、
やっぱり小説だとカタリナ以外の視点も読めるし
アニメや漫画では表現しきれない所も文章で補ってくれるので良いですね!!
キース推しには
「それにしても、ただでさえ異様にモテるのに、軽々しく女子の手を握って顔を近づけるなんて何て危険な子だろう」
の所でニヤニヤしました(笑)
しかしこうなると一期がせっかく神アニメの評判取ったのに二期でがた落ちしないか心配だなあ…
キース誘拐→カタリナにキス・決死の告白は是非アニメで観たいけど。


西方守護伯付き魔女の初陣は久々に椎名咲月さん挿絵の少女小説文庫買えて幸せ~(*>∀<*)
守野さん初めて読む作家さんで、
文章いきなり状況や視点が変わったり分かりづらい所もかなりあったけど、
魔女に守られた国の偉大な魔女王の娘で母と比べられる重圧に押し潰されていたミルレオと
西方伯の庶子として3歳まで下町で育ち
実の父から偉大な祖父へのコンプレックスで歪んだ愛情を向けられて屈託していた
若き西方伯ガウェインの
お互い共鳴しあい惹かれ合う関係が王道だけどしっかり書かれていて良かったです~
母女王の呪いでミルという少年の姿でガウェインの元に派遣されたミルレオが
ジョン達のやたら脱ぎたがるガチムチ達に囲まれてあわあわする序盤から
偽王女を真の王女として、強いたげられてきた魔女だからこその人のためにあれという矜持から
許せないと感じ撃退する中盤まで流れが分かりやすくて良かったです。
ガウェインがもうちょっと硬派な感じかと思ったら
11年前に一度会ったきりのミルレオ王女に心酔してて
ミルレオの呪いが解けて本来の清楚な美少女に戻ったら
やたら可愛いを連発する残念な性格だったのはあれですが、
それはそれで可愛くて微笑ましかったです。
ミルレオのいつも母と比べられて自信を無くすあまり自虐的になってて
すぐ「消えます…」と身投げしようとして
ガウェインに「消えるな消えるな!」と止められるやり取りの繰り返しも楽しかったです。
幼いガウェインにミルレオが「ガウェインがお祖父様になったら誰がガウェインになるの?」
と言ってあげたことで救われる展開と
それを現在のガウェインから聞かされてすっかり忘れていて
そう言った自分が母の女王のようになろうとばかり思っていた、と
自分を見つめ直す所も良かったです。
意外と残念な性格だったガウェインですが
慣れない貴族のやり方に適応しようとしてたり実務もしっかりやってたり、
公平でいざとなったら一番に前線に出て戦う勇猛さも良かったし、キスシーンも素敵でした。
終盤のバトルシーンも熱くて、ミルレオが自分自身を取り戻す過程も良かったです。
椎名さんのイラストがぴったりな王道ラブファンタジーが久々に読めて楽しかったです♪

久々に一般文芸読んだー


冬の装いの御堂姉妹
詞名子のピンクの着物がお気に入り。

最近読んだ本は小田菜摘さんの集英社オレンジ文庫
「平安あや解き草紙 その恋、人騒がせなことこの上なし」、
滝川さりさんの角川ホラー文庫「お孵り」、
はるおかりのさんの集英社オレンジ文庫「九天に鹿を殺す 火星王朝八皇子奇計」の三冊。


平安あや解き草紙はシリーズ三冊目。
二巻は一巻が良すぎて期待値高くてやや期待外れ…だったので
三巻はあまりハードル上げずに読んだら普通に楽しめました~
「いかなる財や名誉を持ってしてもどうにもならないこと」は
空木の美貌の描写が相変わらず麗々しくて素敵でした~
右近の美しい姉妹に挟まれて自分だけ器量が悪いという屈託から
女房達の間でも孤立して陰口を叩かれているという境遇も切なくて、
タイトルの意味が染み入りました。
二話目で右近が実顕の屋敷で
心根を入れ換えて働いているというその後が出てきたのはほっとしました~
「まったく人騒がせなことこの上ない」は
伊子の弟実顕とその妻暁子の相思相愛っぷりが可愛かったですが、
さすがに何作も物語を発表している評判の物語作家裄子の名を借りて
天賦の才があるとはいえ素人の実顕の書いた物語を発表しても別人の作と見破られないというのは
無理がありすぎると思いましたが(^-^;
姉の斎院にこきつかわれる嵩那が哀れながらも可愛くて、
最後の「こんな優しい姉上がいて羨ましいですよ」という嫌味も良かったです。
周りのお膳立てで二人きりになった嵩那と伊子の間の
緊張感の中にも甘い空気が混じった幕引きが艶っぽかったです。
「はしたない宮仕えのほうが性にあっている」は
伊子が謎解きする以外に尚侍としてお仕事してる場面がほとんど無いので
伊子の仕事を辞めたくないという気持ちが少し薄っぺらく感じてしまいましたが、
親子程も年の離れた帝の
伊子の生き生きと働いている姿が好きだから今は無理やり妃にしたくないという気持ちを知って、
揺れ動く伊子と自分もうかうかしていられませんねという嵩那の言葉で終わるラストが
これまた程良い緊張感を感じさせる幕引きで良かったです。
2巻の尚鳴のその後とか、
シリーズ通読してる読者にはキャラのその後が出てくるのも嬉しかったです。


お孵りは日本ホラー小説大賞読者賞受賞作で久々に当たりを読めて良かったです~
先月位に書いた同じく日本ホラー小説大賞読者賞受賞作のハラサキが凄く期待外れだったので。
九州の山間地帯に伝わる土俗信仰という
私の好みドンピシャな王道伝奇ホラーで文章も平易ですらすら読めて面白かったです!!
タイサイサマが具体的にどんな神様なのかとか
子供を産む前の妊婦がする儀式以外にどういう儀式があるのかとかは
もっと詳しく書いてほしかったですが、
乙留がへいすけの生まれ変わりだったとか重蔵にとっては乙留が三番目の子供だったとかは
読めなくて爽快感ありました~
やはり限界集落に伝わる因習的なホラーはぞくぞく出来て最高ですね!!
ラストはまさかの感動オチで良かったです~


九天に鹿を殺すははるおかさんの3ヶ月連続刊行の文庫の三作目。
個人的には前の二冊後宮染華伝と廃妃は再び玉座に上るより楽しめました~
九人の皇子達が皇帝の地位を手に入れるために殺し会うシステム「九天逐鹿」、
用語やルール等覚えることが多すぎて途中から全く理解が追い付かなくなりましたが(^-^;
それでも何とか読めるようになってて良かったです~
もう皇子達がそれぞれ誰にどんな風に殺されたかとか
それぞれの皇子の身の上とか全く覚えてません(((^^;)
狗が生き残るのは何となく予想出来た気がしますが、
水娥と入れ替わっていて従姉弟同士だと言うのは全く読めませんでした。
九天逐鹿中のどろどろ血生臭い感じが意外と好きだったので
ラストのいやに爽やかな落とし所はちょっと違和感あって気に入りませんでしたが、
いつものはるおかさんだなーというファンタジーご都合主義な所もあったけど
謎解き要素大分頑張ってたのは良かったと思います。
今までオレンジ文庫で読んだ中では一番ミステリーしてた作品でした。
しかる所に出してれば何らかの賞獲れそうというのは言い過ぎかもしれませんが。
個人的に第二皇子が替え玉だった事が明かされる所当たりが一番興奮しました。
しかしこれ一番幸せなのは早々と違背して豚になる事なんじゃ…

いつもの読書感想&喜歌劇「ほほえみの国」感想


絵はローザンヌの放送の翌日に描いたドン・キホーテのキトリ。
髪のハイライトがおでこに近すぎて頭が変な感じに見えるのを除けば気に入ってます。


中村朱里さんの一迅社アイリス文庫、
「あだしの屋敷の手伝い花嫁 けものけだものばけものだもの!」
宵マチさんの美麗表紙に釣られて表紙買いしましたが正解でした~!!(*≧∀≦*)
明治~大正位の日本の雰囲気にファンタジー要素をプラスした世界観が新鮮で、
楽しく読めました~カラーピンナップも描き下ろしで豪華!( ☆∀☆)
櫻子の口調も古風で可愛くて、征獣狼の超絶美形だけど掴み所の無い性格や話し方も好きでした。
吉宝丸の征獣狼に対する毒舌も好き~
「すみません、朝っぱらからニヤニヤしてたのが気持ち悪かったので」とか笑った。
櫻子が征獣狼に惹かれるのが早すぎる気もしましたが、
二人で町に買い物に出掛けたり
征獣狼の髪を櫻子が三つ編みに結ってあげる所とか可愛くて良かったです~
ただ異世界から召喚されたマレビト千華が典型的な我が儘な嫌な女で
櫻子に対抗意識丸出しなのとか、
最近はいわゆる悪役の女の子でも最後はヒロインと和解したり
実は憎めない所があったりするのが主流な中で最後まで嫌な女なままで、
そんな千華を櫻子が最後まで敵視しないで彼女にも事情があるのだから、と思ってるのが
却って嫌味に感じてしまいました。
櫻子の兄美艶も、え、ガチのシスコン…?って感じで気持ち悪くて、
千華と美艶がザマァされて終わる展開になってるので若干後味が悪いのが残念でしたが。
櫻子の幼馴染みの御三家の若君達も
もっとどんな性格かとか知りたかったし活躍して欲しかったなあ。


図書館で予約してたのも忘れてた澤村伊智さんの角川ホラー文庫「などらきの首」
借りて読みました~「ぽぎわんが、来る」「ずうのめ人形」シリーズの短編集。
真琴と野崎の過去話や出会いなども興味深かったですが、それ抜きにしても
純粋にホラーミステリ短編集として楽しめる意外な結末を迎える話ばかりで楽しめました。
「学校は死の匂い」とか、ぽぎわんが~やずうのめ人形でも書かれていた
多くの人がこうした事が良い事だ、と思っている価値観を疑問視する、というか
欺瞞だと一石投じる様な感じは重いながらも共感しました。
具体的に言うと皆で一致団結するのが良い、素晴らしいという個より全体を重視する価値観。
体育館に出る少女の霊の死の真相とか意外性あって、
結末もブラックで気詰まりだけど良かったです。いわゆるイヤミス的な感じでした。
「ファインダーの向こうに」はまさかの感動オチでラストは暖かい気持ちになりました。


先月BSプレミアムシアターでやっていたメルビッシュ湖上音楽祭での
レハールの喜歌劇「ほほえみの国」、
ずっと感想書こう書こうと思いつつ書けなかったので今日こそは…!
レハールのオペレッタと言えばメリー・ウィドーが大好きなのですが、
ほほえみの国、初めて聞いて観ましたが現代的な演出が楽しくてなかなか面白かったです~
ヒロインのオーストリアの伯爵令嬢リーザと彼女に密かに片想いする青年士官グステル、
リーザと運命的な恋をして結婚する中国の皇子スー・チョンとその妹のミー等、
登場人物の設定や相関関係が現代の少女漫画にありそうな感じで良かったです。
スー・チョンに恋して中国に渡ったリーザが
スー・チョンが彼女の他に四人の妻をめとるというカルチャーギャップに耐えられず
故郷に帰る決意をするという展開に、
どんなどんでん返しがあってハッピーエンドを迎えるのかと思ってたら
本当に二人が別れて終わって、
結局当時の西洋人から見たオリエンタリズムと東洋人への偏見が感じられて
現在全く上演されてないのが納得な感じの筋書きでしたが、
音楽が本当に甘美で素晴らしいし、
最後にリーザを迎えに来たグステルがミーに必ずまた会える、と言う所は
かすかな希望も感じさせて良かったです。
全編に散りばめられた優美で軽やかなワルツのメロディーがとっても素敵。
特に一幕最後のワルツのシーンは
彫像のように整った美貌の貴婦人達と紳士達の踊るワルツが
素晴らしくエレガントでうっとりしました。
衣装も美しかった~リーザがスー・チョン皇子を迎える時の
中国の陶磁器をイメージした白地に青い唐草模様のドレスとか
とってもセンスが良くて素敵でした。
冒頭のリーザが競馬大会の女性部門に出場して優勝する所の演出は
まだ見ぬヒロインの登場にわくわくさせられたし、
ちょっとマイフェアレディのアスコット競馬のシーンを思い出しました。
全体的なストーリーや雰囲気はちょっと王様と私っぽかった。
才色兼備で現代的な伯爵令嬢リーザのキャラクターもとっても魅力的で良かったし、
リーザ役の歌手の方も美しい金髪に凛とした美貌で良かった!!
一幕でスー・チョン皇子と結婚して中国へ旅立つリーザを見送る彼女の父親
リヒテンフェルス伯爵の哀愁漂う佇まいが印象的でした。

はめふら原作3巻、4巻感想


朝ドラごちそうさんで加藤あいが演じていた亜貴子という役の写真を観ながら描いたのですが、
なかなか涼しげに描けてお気に入りの1枚。結構似せて描けたし。
モダンガールスタイルって可愛いですよね!!(*≧∀≦*)


はめふら3巻、4巻を買いました~3巻はジオルドファン、4巻はキースファンへの
それぞれファンサービス的な巻だと言われてましたが納得でした。
3巻はコミカライズ版5巻で読んでましたが序盤の魔法学園の学園祭パートが
いつもの面子でわいわいが楽しめて良かったです。
漫画で読んでても小説になるとまた漫画では表現できない事も描写されるので良いですね!
メアリの前でカタリナにいつも食べ物をはんぶんこにして食べさせてもらってる事を知られて
狼狽えるキースが可愛かったです♥
セリーナ様のカタリナ誘拐事件は顛末は大体想像できたけど、
ジオルドとアランの次兄イアンがセリーナ大好きだったのがお約束だけど良かったです。
ジオルドのキスは、うん、良かったねとしか。
しかしカタリナ、仮にも婚約者がいる身で
他の男(ソラ)と旅したいと言ったり
約束にソラと自分の瞳の色と同じ色の宝石を渡すのは駄目だろ…
男女の機微に疎いとか言うレベルじゃない…
カタリナにヘイト溜まる日が来るとは思いませんでした。

4巻は本当にキース推しサービス巻で、終始キースがお姫様で萌えました♥
実の母親に金で売られるキース哀れ…。゚(゚´Д`゚)゚。
山口悟さんは人物の闇の感情を描くのが上手いなーと思います。
ずっと実の親や兄弟達から疎まれ虐げられ人間扱いされてこなかったキースが
クラエス家に引き取られてカタリナに出会ってどれ程救われたか、
読んでておろろんとなりました~
闇の魔術の実験台に使われ命を落としかけたキースが
幼い頃からずっとそうしていたように
暗闇の中に身を潜めてそのまま溶けてしまいたいと思っている時に
カタリナが必死に呼び掛ける声が聞こえて、キースがカタリナ達の事を思い出して
目を覚ますシーンは感動的でした~((/_;)/)
キースの前ではミリディアナさん優しくて愛情深い義母なのね(笑)
カタリナの方も今までにない位キースの事想ってる事が書かれてて、
「私の大切な人」「最愛の義弟」とまで言ってて
この巻だけ読んだら普通にキーカタエンドだと思いそうな感じでした。
キースの「確かに寝ぼけてたけど、好きな人とした初めてのキスを忘れるなんて出来ない」
「ずっと子供の時から義姉さんが、カタリナが、女性として好きなんだ。愛してるんだ」
と顔真っ赤にして決死の告白するシーンは胸キュンキュンしまくりました~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
なのにキスシーンも告白シーンも挿絵無しって酷くない??ジオルドに消毒キスまでされるし。
編集的にはジオカタ推したいのが良く分かりました。ジオカタも好きだけどさぁ…
でもジオルドがカタリナのたとえ手に負えないような相手でも
助けを求める人がいれば真っ先に動くのがカタリナだ、と
カタリナの事を良く理解していてその上で愛してる事が分かった所は良かったです。
正直攻略対象達の中でジオルドが一番カタリナに惹かれる理由が薄いと思ってたので。

お留守番組の心情吐露も面白かったです~個人的にはニコル・アスカルトの苦悩が好き。
ニコルはめふらにハマるきっかけになった元最推しだし今でも好きだけど、
なかなかその内面が描写される事が無いので
学園祭でカタリナ相手に劇の練習をして抱き締めちゃった時の心情とか
理性では婚約者のジオルドとカタリナが仲が良くなるのは良いことだと思いながらも
本音は叫び出しそうだとか、ちゃんと熱い心を持った青年なのね~という感じで萌えました♥

何気にお互いの利益が一致して表向きは婚約者してる王国の第一王子ジェフリーと
魔法省の職員ラーナの関係も好きです。早くお互い好きになってくっついちゃえ!

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

バーコード

ブログ内検索

P R

Copyright ©  -- 雨の通り道 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]