雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
いつもの読書感想&喜歌劇「ほほえみの国」感想
- 2020/09/13 (Sun) |
- 日記というか雑記 |
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絵はローザンヌの放送の翌日に描いたドン・キホーテのキトリ。
髪のハイライトがおでこに近すぎて頭が変な感じに見えるのを除けば気に入ってます。
中村朱里さんの一迅社アイリス文庫、
「あだしの屋敷の手伝い花嫁 けものけだものばけものだもの!」
宵マチさんの美麗表紙に釣られて表紙買いしましたが正解でした~!!(*≧∀≦*)
明治~大正位の日本の雰囲気にファンタジー要素をプラスした世界観が新鮮で、
楽しく読めました~カラーピンナップも描き下ろしで豪華!( ☆∀☆)
櫻子の口調も古風で可愛くて、征獣狼の超絶美形だけど掴み所の無い性格や話し方も好きでした。
吉宝丸の征獣狼に対する毒舌も好き~
「すみません、朝っぱらからニヤニヤしてたのが気持ち悪かったので」とか笑った。
櫻子が征獣狼に惹かれるのが早すぎる気もしましたが、
二人で町に買い物に出掛けたり
征獣狼の髪を櫻子が三つ編みに結ってあげる所とか可愛くて良かったです~
ただ異世界から召喚されたマレビト千華が典型的な我が儘な嫌な女で
櫻子に対抗意識丸出しなのとか、
最近はいわゆる悪役の女の子でも最後はヒロインと和解したり
実は憎めない所があったりするのが主流な中で最後まで嫌な女なままで、
そんな千華を櫻子が最後まで敵視しないで彼女にも事情があるのだから、と思ってるのが
却って嫌味に感じてしまいました。
櫻子の兄美艶も、え、ガチのシスコン…?って感じで気持ち悪くて、
千華と美艶がザマァされて終わる展開になってるので若干後味が悪いのが残念でしたが。
櫻子の幼馴染みの御三家の若君達も
もっとどんな性格かとか知りたかったし活躍して欲しかったなあ。
図書館で予約してたのも忘れてた澤村伊智さんの角川ホラー文庫「などらきの首」
借りて読みました~「ぽぎわんが、来る」「ずうのめ人形」シリーズの短編集。
真琴と野崎の過去話や出会いなども興味深かったですが、それ抜きにしても
純粋にホラーミステリ短編集として楽しめる意外な結末を迎える話ばかりで楽しめました。
「学校は死の匂い」とか、ぽぎわんが~やずうのめ人形でも書かれていた
多くの人がこうした事が良い事だ、と思っている価値観を疑問視する、というか
欺瞞だと一石投じる様な感じは重いながらも共感しました。
具体的に言うと皆で一致団結するのが良い、素晴らしいという個より全体を重視する価値観。
体育館に出る少女の霊の死の真相とか意外性あって、
結末もブラックで気詰まりだけど良かったです。いわゆるイヤミス的な感じでした。
「ファインダーの向こうに」はまさかの感動オチでラストは暖かい気持ちになりました。
先月BSプレミアムシアターでやっていたメルビッシュ湖上音楽祭での
レハールの喜歌劇「ほほえみの国」、
ずっと感想書こう書こうと思いつつ書けなかったので今日こそは…!
レハールのオペレッタと言えばメリー・ウィドーが大好きなのですが、
ほほえみの国、初めて聞いて観ましたが現代的な演出が楽しくてなかなか面白かったです~
ヒロインのオーストリアの伯爵令嬢リーザと彼女に密かに片想いする青年士官グステル、
リーザと運命的な恋をして結婚する中国の皇子スー・チョンとその妹のミー等、
登場人物の設定や相関関係が現代の少女漫画にありそうな感じで良かったです。
スー・チョンに恋して中国に渡ったリーザが
スー・チョンが彼女の他に四人の妻をめとるというカルチャーギャップに耐えられず
故郷に帰る決意をするという展開に、
どんなどんでん返しがあってハッピーエンドを迎えるのかと思ってたら
本当に二人が別れて終わって、
結局当時の西洋人から見たオリエンタリズムと東洋人への偏見が感じられて
現在全く上演されてないのが納得な感じの筋書きでしたが、
音楽が本当に甘美で素晴らしいし、
最後にリーザを迎えに来たグステルがミーに必ずまた会える、と言う所は
かすかな希望も感じさせて良かったです。
全編に散りばめられた優美で軽やかなワルツのメロディーがとっても素敵。
特に一幕最後のワルツのシーンは
彫像のように整った美貌の貴婦人達と紳士達の踊るワルツが
素晴らしくエレガントでうっとりしました。
衣装も美しかった~リーザがスー・チョン皇子を迎える時の
中国の陶磁器をイメージした白地に青い唐草模様のドレスとか
とってもセンスが良くて素敵でした。
冒頭のリーザが競馬大会の女性部門に出場して優勝する所の演出は
まだ見ぬヒロインの登場にわくわくさせられたし、
ちょっとマイフェアレディのアスコット競馬のシーンを思い出しました。
全体的なストーリーや雰囲気はちょっと王様と私っぽかった。
才色兼備で現代的な伯爵令嬢リーザのキャラクターもとっても魅力的で良かったし、
リーザ役の歌手の方も美しい金髪に凛とした美貌で良かった!!
一幕でスー・チョン皇子と結婚して中国へ旅立つリーザを見送る彼女の父親
リヒテンフェルス伯爵の哀愁漂う佇まいが印象的でした。
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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
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