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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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駆け込み10周年


絵は特に内容に関係ないです
ミモレの袴にブーツで決めりゃ自転車だってこなせます♪(ブーツじゃないけど)

今日で本ブログ10周年です!
早いなあ~決して忘れて無かったですよ!
出来れば原点にかえって粉雪と聖夜のツーショット絵でも描こうかと思ってたのですが
全く間に合いませんでした…
10年前と言えばFF9にハマり続けてポチさんのサイトで絵チャしまくってたなあ…
毎日BGMはMelodies of Lifeでした。
それからあぐりのDVDBOX買ったりフルハウスのDVDBOX買ったり
コバルト文庫にハマってブログの内容がほぼ読書備忘録になったりして現在に至る訳ですが
10年前から変わらずいらして下さっているお客様も
通りがかりにでも見に来てくださったお客様も
本当にありがとうございます(*^▽^)/★*☆♪
こうして自分の性癖?をさらけ出せる場はTwitterとはまた違って大事な場所なので、
これからも細々と続けていきたいです。

そんな訳でTwitterでは少ししづらい話題なのですが…
日本では芸能人などがTwitterで政治の話題を出すとあまり歓迎されなかったり、
どころか批判リプが来たりして、
そういう所が政治的議論が活発化しない要因になっていると嘆く声を良く見かけるのですが、
それって本当にその通りで
芸能人だって一人の国民で政治に口出ししないのが望ましいとは全く思わないし、
そんな議論が起きること自体
日本人の政治を語るのをタブー視する国民性を感じるなあと思うのですが
でも政治信条を公にするのって一般人ですら難しいよなあと最近良く思います…
心では人の目を気にして政治的な意見を言えない国民性は間違ってると思うし
どんな思想を持つ人とでも議論しあって思索を深めるのがあるべき姿なのは分かってるのですが、
もし自分の政治信条を出してフォロワーさんに距離を置かれたら…と思うと
とても躊躇ってしまうのです。
本当にデリケートな問題で難しい…

どう悩んでも答えは出そうにないので…
はめふら(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)の
コミカライズ版4巻までと原作の一迅社アイリス文庫5巻を買ってしまいました!
せっかく新品で買ったけどコミカライズ3巻以降は
アニメ観終わってから読もうと思います~
フルバアニメにハマった時も一気に原作大人買いしてそれはそれで楽しかったけど、
やっぱりアニメ1話1話大事に観る楽しさは無くなっちゃったなあと思うので。
はめふらはアニメの出来がとにかく凄く良いので、
やっぱり最後までわくわくしながら観たいと思って。
ちなみに原作5巻はキャラの短編集との事だったので
ニコルのお見合い話が凄く気になって買ってしまいました。
ネットで5巻だけ読んでも楽しめる?って聞いたら
最低でもコミカライズ4巻までは読んでおいた方が…と言われたので。
とりあえずアニメ放送済み分のコミカライズ2巻までは読んだのですが、
アニメが好きすぎてコミカライズ版は絵柄とかどうしても比べてしまいました…
そしてひだかなみさん背景描くのがお上手でない(。・´д`・。)
同じく最近買った喜久田ゆい先生のコミカライズ版虫かぶり姫3巻が
背景含め作画が神レベルなのでこれまた比べてしまう…(ヽ´ω`)
やっぱりせっかくの華やか異世界ファンタジーなら
背景までしっかり夢見させて欲しいわけですよ…
人物は慣れたらコミカライズ版も素敵なんだけどなあ…
とりあえずコミカライズ版2巻の巻末の山口悟先生書き下ろしの
学パロはめふら小説が美味しかったです!
風紀委員キースに言われてもどこ吹く風で服装違反してるのに
ニコルに注意されると直す気はなくともさらっと分かったという双子王子に笑いました(笑)
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ブックオフ欠乏症だけどオペラとか読書とか


絵はTwitterで思いの外好評で嬉しかったリリー・ヘザーさん
前からデジタルで純白ドレス塗るのに苦手意識があったのですが、
特にいつもと変わった塗りした訳ではないけどそれなりに見られる物になった気がします。
ドレスのデザインはかなり昔ジルダ姫に着せたののリメイクですが、
差し色に紫を使ったら結構良い感じになったのでは無いかと。
帽子も気に入ってます~本当はもっとつばの広い帽子にするはずだったのですが、
ボンネットっぽい感じがかえってポイントになって良かったです。帽子の薔薇もお気に入り。


ブックオフや観劇・映画館に飢える心を飲み込んでお家で出来る舞台映像鑑賞や
ブックオフで買いためてた本を消化するのに邁進しております~
こういう時だからこそTVでオペラとかバレエやってくれるのほんま有難い…
多分二ヶ月前位だけどプレミアムシアターでやってた
二期会の宮本亜門演出の蝶々夫人と藤原歌劇団のリゴレット観ておりました~
蝶々夫人は死の床にあるピンカートンが
息子に実母の蝶々夫人の事を綴った手紙を託すという形で始まるのが
さすが宮本亜門らしい新しい発想で面白いなあと思いました~
大村博美さんの蝶々夫人数年前同じ二期会の旧演出の蝶々夫人の舞台Wキャストで観に行って、
生で観たのはもう一人のキャストの方でしたが
TVで大村さんの舞台放送して観ていましたが、
その時ともまた違った印象の蝶々さんで良かったです~
旧演出のTV放送の時は恋に生きる甘やかな蝶々さんだったけど、
今回は先述の演出のせいか母としての蝶々さんがよりクローズアップされていた気がします。
ピンカートンの船が着いたのを見て彼との息子を膝に乗せて
ゆらゆらと左右に揺れる所は本当に現代の母親と何ら変わらない愛情が感じられて良かったです~
小原啓楼さんのピンカートンも軽薄になりがちなこの役を
良くまとめていて良かったです。
ピンカートンが再び長崎の地を踏んだ時負傷していたのも上手い演出だなと思いました~
ラスト蝶々さんの幻影と共にあの世に旅立っていくピンカートンが
二人の永遠の愛を感じさせてとても面白い演出でした。
ケート役の田崎美香さんも
ほっそりした肢体に赤いバッスルスタイルのドレスとつば広の帽子がエレガントで素敵だった~♥


藤原歌劇団のリゴレットも
貴婦人の衣装とか時代が良い意味でごちゃ混ぜで可愛くて良かったです。
ジルダ役の佐藤枝美子さんはかなりお年を召していてうーん…と思いましたが、
歌声は可憐な小娘そのもので美しかったです~!
マッダレーナ役の島本弥生さんがリリー・ヘザー似の美女で良かったです♪


本は椎名咲月さん挿絵の吉村りりかさん著・角川ビーズログ文庫
「恋するシェイクスピア もうひとつのロミオとジュリエット」読みました~
椎名さんのジュリエット表紙も挿絵もいつも以上に可愛かった気がします~(*≧ω≦)
タイトルにもうひとつの、とあるので原作ロミジュリをかなり大胆にアレンジしてあるのかな?
と思ったらほぼ原作通りの展開でしたが、
あとがきで吉村さんが書いている通りなるべく元の戯曲の雰囲気を伝えるように書かれていて
って言っても私は戯曲のロミジュリ読んだこと無いのですが、
ジュリエットが愛するロミオが従兄のティボルトを殺したと知って
「美しい暴君、天使のような悪魔、鳩の羽を持つカラス、狼の残忍さを宿した子羊だわ!」と
あらゆる反語?を使って憤る所とか戯曲の雰囲気が伝わってきて良かったです。
ロミオの猫の様に気まぐれで子供じみた口調もツボでした。
エピローグの実は二人は生きていてヴェローナを出立していて、
大公にそれを確かめるためにベンヴォーリオが使者になるというオチはとても良かったです~
吉村さん版のベンヴォーリオとても好きです。


あと宇津田晴さんのルルル文庫、「レディ・マリアーヌの婚約」も読みました~
続き物で前二冊を読んでないので分からない所もいっぱいありましたが、
表紙のロベルトがかっこよすぎる…♥ブルネットの美青年素敵です!
伯爵と妖精と同じ高星麻子さん挿絵で、伯妖のエドガーは金髪だから刺さらなかったけど、
高星さんの黒髪美青年破壊力凄すぎる…♥
内容もこの前に椎名咲月さん挿絵の某ビーズログ文庫読んでて
歴史が好きでヒーローの頭の良さを表現するのに苦戦したと作者コメントにあった割りに
その辺があまりにお粗末で凄く薄っぺらかったので
今作でヒロインのマリアーヌも可愛らしい外見とは裏腹に真面目で有能で
ロベルトも策士な上文武両道でお話が凄く頭良さそうなので
やっぱりこういうのがプロだよな~と比べてしまいました。
頭良すぎて展開を良く理解できない所もあったけど。
ロベルトとマリアーヌも既に恋人同士として婚約を交わす仲なので、
かったるいすれ違いとかが無くて
二人の信頼関係が揺るぎ無い所がストレスフリーで良かったです~
ロベルトがマリアーヌに私より先に死なないで下さいと言われて、
お前の膝に抱かれて死ぬのが理想だったのに俺の人生設計をどうしてくれる、という所
可愛くて好きです♪

好き絵師さんの読書で当たり続き♪


大正時代の双子姉妹御堂詩名子と美音子。
モガ風ファッションも頑張って描いた着物の柄も気に入ってるのですが、
着物の構造を理解してなくて袂のあらぬ所から襦袢?が覗いてるのがハズカチイ( ノД`)…


せっかくブックオフで108円でコツコツ集めた大好きな椎名咲月さんのTLや少女小説、
今読まずにいつ読む‼と奮起して?
宝物の様に集めていた袋の中から気分で選んで消化しはじめました~
ここ最新で読んだ三冊はどれも当たりで良かった♪一冊はTLなので他二冊の感想。

加納邑さんの一迅社アイリス文庫「悪食姫 恋する悪魔のプロポーズ」
表紙もカラー口絵もルル可愛いしドレスもさすがの可愛らしさ♥
内容は少女小説らしい可愛らしい設定を
最後まであくまで可愛らしくラノベらしい楽しさに仕上げていて良かったです~
ロスの家にお世話になりながらろくに感謝しない所とか
ルルが若干性格悪いなーと思うところはあったけど(^-^;
ルルの美食命で美食>>>恋な所がほぼブレてなかったのが良かったです。

悪魔の正体がライフォードだったのは分かりきってましたが、
ユーオンの腕輪の伏線をすっかり忘れていてダメ王族と思い込んでたので
クライマックスのバトルシーンはなかなかやられた感があって良かった。
グリシュもルルの兄王子大好きと思わせてルルにいくのかな~と思ったけど、
純粋に忠誠心からルルに従ってて毒舌っぷりも良い味出してました。
パルフェを考え付いたのは良いけど速攻三次審査追加したのが書かれるだけで
作る描写が全く無いのは何だかなあでしたが、
ライフォードがルルにかけた美食の呪いの設定も良く考えられてて、
ルル方が額にキスして婚約が成立してライフォードからも額にキスする所は可愛かった(*^ー^)ノ♪
ラストの賞金の50(億ルギアでルルの長年の夢を叶える所も
空から降ってくるパステルカラーのマカロンの雨が見えるようで、
まだまだ諦めないユーオンやロスがロシオン王国にやってくる所とか
逆ハー展開もそれぞれのキャラがなかなか濃いので楽しかった♪
何よりタイトルインパクト持たせるために姫にネガティブな言葉合わせるのは良くあるけど、
悪食ってそういう意味でか!!というのは凄くやられて良かったです~
元気いっぱいのコメディで楽しく読めました~(*≧∀≦*)


同じく瑞山いつきさんの一迅社アイリス文庫「ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心」
これまた椎名さんの表紙もカラー口絵もめちゃくちゃ可愛い~!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
アイリス文庫カラー口絵付いてるの凄く嬉しい(*>∀<*)
表紙のゴスロリ風セラフィーナ衣装も色合いとか素敵♥

内容は私の大好きな自動人形とかスチパン世界観が新鮮でこれまた楽しめました~
人形のように可憐で自我の無い女の子がヒーローに触れて感情豊かになっていく…ってお約束を
上手く説得力を持って書いていて、
最初は「安物の自動人形みたいだ」とセラフィーナを揶揄していたアダムが
段々「何をして欲しいか、嫌なことは言え」と求めて来て
「今のは可愛い」とセラフィーナの感情を引き出していく所は王道ながらも良かったです。
アダムが最初かなりクズに書かれてますが、
有能家令バートランドが教育的指導と称して
主人に遠慮なく鉄拳をぶちこむ所とかも良かったです~
シェリーも凄く好き~前のご主人とのエピソードはあまり多くを語らないだけに切なくて、
ラストの戦闘能力が優れている種明かしも良かったです!
セラフィーナのアダムと接していると心が上から下へ下から上へ、
落ちたり上がったり、勢いで羽でも生えてしまいそうだ、って文も
恋心を良く表していて好きです。
アリーセとマルグリッドも外見絶対好みだったのに挿絵無かったのは残念でしたが、
マルグリッドが破天荒で気まぐれな母親だけどちゃんとセラフィーナを愛していたのは良かった。
実はアリーセを作ったのがアダムで幼いセラフィーナと面識があって、
更にセラフィーナの方から唇にキスしていたという巻末の小話も可愛かったです~(* ´ ▽ ` *)ノ

久々の少女小説


pixivで見た絵師さんの純白ドレスの塗りが綺麗で自分も挑戦してみたけど
全く綺麗に塗れなかった…でも昭さんに春の妖精のようと言って頂けて嬉しかった~
リリー・ヘザークイーンって書いてあるから王妃になった後かな。


最近はTLばっかり読んでましたが、このご時世本読む時間はいくらでもあるので
たまには積ん読してる少女小説も消化するかなって事で、
小田菜摘さんのコバルト文庫「そして花嫁は恋を知る 月の女神は黎明を導く」と
小柴叶さんの一迅社アイリス文庫「彩食師ノエルと王子と毒薬」読みました~


嫁恋はこれでシリーズ何作読んでるのか覚えてませんが、
「黄土の大地を潤す姫」と同じくらい政争描写はシリーズ中でもかなり読み応えありました~
相変わらずキャラが一言台詞発する度に
「あり得ない台詞だ」「嫌味だと思われてしまっただろうか」みたいに
キャラの言葉に隠された真意を地の文でいちいち暴く政略・政争萌え描写には辟易しましたが、
疫病騒ぎと国が信仰するアビリア神から新興宗教であったルシアン教に国教を変更するまでの
政争描写が凄く面白かった。しかし疫病騒ぎとかこのご時世読むの辛かった…
皇帝の娘だったヒロインのイリアティーヌと元奴隷で将軍だったシリウスが結婚した過程は
もっと詳しく知りたかったですが。

相変わらずこのシリーズのヒロインは嫌味で高飛車だけど、
疫病騒ぎでルシアン教徒だけが罹患しなかった真相が
祓いの期間中で肉食をしていなかったからだと明らかになるシーンはしびれました~
明らかにキリスト教をモチーフにしてるルシアン教が国教になっちゃうのは
キリスト教好きじゃない身からは分かってたけどちょっとがっかりしたけど、
ルシアン教に改宗するのが皇妃のイリアティーヌだけだった所も上手く考えたなという感じ。

アビリア神を信仰する大巫女ロクサリアをシリウスの側近ルクレティアスが見初め
アビリア神殿の巫女を廃されたロクサリアをルクレティアスが
自分が求婚するから男塾の講師にはするなとシリウスに言って、
「彼女を説得出来たらだぞ」とシリウスが遠回しに了承する所とか、
もちろん古代ローマ帝国とかモチーフにしてる物はあるんだけど、
それを上手く少女小説の世界に落とし込んで自分のものにして、
その中で自分なりの設定を考えて世界を作って
その秩序の中でキャラクターが生きて動いているという感じが
プロとしては出来て当たり前なのかも知れないけど、
小田さんは後書きでのローマ萌え読んでもわかる通り
本当にこういう世界や政略やお話が好きなんだなーって情熱を感じて、良かったです。
キャラクターが生きて動いているだけならまだしも、
名もない市民、農民に至るまできちんと生きている世界を感じさせる少女小説はそう無い。
エルミヤがアビリア神を奉る月の神殿の巫子で去勢させられていたという真相も衝撃的でした。
おまけの椎名咲月さんのその後のルクレティアスとロクサリアのミニ漫画も可愛かった♥


彩食師ノエルはねぎしきょうこさんの表紙が可愛く感じて何となく買ってあったのだったけど、
当たりで良かったです~キャラクターがみんな濃くて魅力的!(*>∀<*)
日常的に吐血してるけど戦いでは強いほんわかと思わせて腹黒王子様ジルベールもかっこいいけど
個人的には毒舌執事ライルが好きです。
時間に非常に厳しかったり「前を向いて歩くという初歩的な事も出来ないのですか?」とか、
他の少女小説の毒舌執事キャラより何歩も抜きん出た徹底ぶりが素敵です。
いつも慇懃無礼なのに実は口が悪くてたまに「…うるせぇ、ジジイ」とか地が出る所も好きです。
表紙から幼馴染みのハジと王子ジルベールがノエルを取り合う展開かと思いきや
一貫してノエルとジルベールの恋物語でした。
ノエルに人工呼吸した事を思い出させようとして
「これでも僕、初めてだったんだけどなあ」っていうジルベール様は可愛すぎた…黒髪王子良い…
かと思えばノエルに自分の婚約者になるという契約書に騙してサインさせる手腕はさすがです!
証拠隠滅が手早い上に異様に手慣れてる所も笑いました。
麗しの第二王妃ゼラフィーネ様の単純な悪女っぷり淑女っぷりも嫌いじゃないです。
お兄ちゃん大好きなアレクシス王子もちゃんとそうなる理由が説得力あって良かった。
母親も彩食師で目指していた夢の職業なのに
ノエルが彩食師になるため必要な条件の二つ目を知らなかったのだけは
無理有るかなと思いましたが。

東宝「レディ・ベス」DVDスターバージョン感想


話題に合わせて英国淑女のレディ・ベアトリス・フィッツジェラルド
そう言えばこの子も略すとレディ・ベスだ…(笑)愛称はべティなんですが。
でもフィッツジェラルドって多分英国人の名字じゃないよね…


今月1日に注文した東宝ミュージカル「レディ・ベス」のDVD
2度の問い合わせを経てようやく16日に到着しました~
コロナで人員減らしてると東宝モールのトップに書いてあったので仕方ないですが
国内の通販で半月かかるって…

レディ・ベス、本当は3月ミュージカルアナスタシア観に行く予定だったのがパアになったので
代わりに購入したのですが、
検索するとサジェストで 
レディ・ベス つまらない
とか出るので不安でしたが、思ってたよりずっと楽しめて良かったです~
幕が開いて冒頭レディ・ベス=エリザベス一世の占星術を示す星空を表す円形の舞台が現れて、
ベスの家庭教師ロジャー・アスカムが語りだす始まりはわくわくしたのですが、
その後も装置はその円形の舞台が基盤になってて、
豪華な舞台装置が次々入れ替わるのが好きな私にはちょっと残念だったのと、
期待してたチューダー朝英国の衣装が何か質感とか作り物っぽ過ぎるし
思ったより地味でモブの衣装もショボかったのも期待外れ…
同じクンツェ&リーヴァイのエリザベートはモブの貴婦人まであんなに衣装綺麗なのになあ…
でも冒頭のキャサリン王妃のブーゲルフードに地紋の入った茶色いドレスとか
アン・ブーリンの血の色を表すような赤い重厚なドレスは好きです~
ベスの衣装は初登場時のピンクの衣装が一番可愛かったかな。
後冒頭に出てきたリトルベスとリトルメアリー役の子役の女の子二人もとっても可愛かった♥

ストーリーはごく単純で、父ヘンリー8世に母アン・ブーリンを殺されて
田舎で家庭教師のアスカムと侍女のキャットに見守られて静かに育ったレディ・ベスが
ひょんな事から自称アーティストの平民ロビン・ブレイクと出会って恋に落ちるも、
女王となる定めのベスはロビンとの恋を封印し玉座につく…という物語。
エリザベートではあえて悲劇を肯定していましたが、
今作では愛や優しさを感じさせる前向きなメッセージが伝わってきて
ロビンも処刑されたりしないで穏やかな終わり方だったのがほっとしました~
そして何より主役二人の恋に説得力がある‼
ミュージカルの恋人同士って得てして色ボケで生温い目で見たくなるのばかりなのですが、
レディ・ベスでは王女のベスと庶民のロビンが出会って惹かれ合うまでが
とても良く理解できて、少女漫画ちっくな身分違いの恋に萌えられました~(>∀<)
てっきり悲劇的に終わると思ってたので前述のように穏やかな終わり方で良かったです。
ベスを処刑しようとした腹違いの姉メアリーも
悪役ではなく父に愛されず孤独に苦しんでいた不幸な女性として描かれていて、
ベスとの和解のシーンは感動的だったし
ヒールだと思ってたフェリペも案外良い人だったり、
そして何よりベスが女王になる覚悟をして去ることを決めたロビンにアスカムが
「あなたも彼女に教えた」と彼の生き方や行動を肯定する所が
とても救いが感じられて、
クンツェ&リーヴァイがエリザベートの時からかなり丸くなったのが感じられました~

キャストの皆さんはベス役の平野綾さんは本業の歌手だけあって
歌声凄く伸びやかで高音も透き通って綺麗だし、
はじめての台詞からベスの凛とした意思の強さと気品が感じられてとっても良かった!
ロビン役の加藤和樹さんは身軽で自由な役柄を良く体現していて魅力的でした。
アン・ブーリン役の和音美桜さんも母の愛でベスを見守る姿がとても感動的で、
歌声も母の慈愛に満ちていて泣けました~

印象的なシーンはいっぱいあったけど、
一幕で姉メアリーに淫倍の売の子と言われて母の肖像画に激情をぶつけるベスの場面とか、
震える激情の声がベスの苦悩を語っていて良かったし
メアリーとの和解シーンでメアリー役の未来優希さんが
ベスの腕の中で目を見開きやがて目を伏せ目を閉じる一連の表情に
ああ今未來さんはメアリーを生ききっているんだ、という実感が感じられて良かったです。
何と言ってもロビンとお忍びで男装して酒場に出掛けたベスがロビンに教えられて
「うっす!俺トム!よろしくな!」と何度も挨拶の練習をするシーンが可愛くて大好き♥

特典映像では平野さんが
ロビンのダブルキャストの山崎育三郎さんと
「傷ついた翼」を歌うボーナス映像が入ってましたが、
山崎さんのロビン普通に貴公子に見える美形で
そこらのミュージカルの陳腐な恋人に見えてしまって
加藤さんの飄々とした身軽な詩人ならではの魅力が出ているロビンの方がずっと好みでした~
演出の小池修一郎さんのインタビューで
「女性としての自由より選らばなければならない事がある
その心情を描きたかった」という言葉と
ベス役の平野さんの「ベスは可哀想に見えてしまいがちなのでそうならないようにと言われた」
という言葉はなるほどと納得させられました。
愛し愛されながらも別れざるを得なかったベスとロビンですが、
それからの二人の人生でその恋の思い出が希望の光を与えるんだろうなという
とても感動的な幕切れでした。
戴冠式を終えて女王となったベスが
全てを吹っ切るように振り向くラストシーンがとても印象的でした。
幸い何故か観てもいないのに舞台写真目当てでブックオフで買ったベスのムック本があるので
出演者インタビューとか後でゆっくり読もう…♥

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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