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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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当たりばかりの読書日記


絵は退院後初のお絵描きになったフランス人形風少女リリー・ヘザー
全体的な色合いが可愛く出来て気に入ってます。

相変わらず読書をしておりました。今回は一般向けも読んでました~
櫛木理宇さんの角川ホラー文庫「ホーンテッド・キャンパス 秋の猫は緋の色」、
吉本ばななの「花のベッドでひるねして」、
そして小田マキさんの一迅社文庫アイリス「幻獣の求婚 はぐれ竜と家庭教師」の三冊。
今回はどれも当たりで面白くて良かったです~

ホーンテッド・キャンパスは安定の怖さとギャグのキレで安心して読める感じでした~
表紙が今までで一番好きかも。にゃんこ可愛いしカフェの外観もモダンで綺麗。
「おしゃべりな傷口」は人面瘡の描写がグロい…
姉の面倒を見ることで自分の存在意義を見出だしていた琴子のとった歪んだ行動が
人面瘡を生み出していたというオチが心理ホラーという感じでした。
「赤猫が走る」は今回一番好きな話。
愛猫達と飼い主の憩う穏やかな時間を切り取ったカフェの幻が見える所は
そこに流れている暖かい空気感が読んでて感じられるような感じが良かったです~
「方脚だけの恋人」は借り家の座敷牢から見つかった片方だけの靴の数々という冒頭部分は
かなりぞくぞくさせてくれそうな予感がして楽しみに読んだのに、
真相が明かされていくにつれて段々怖さが目減りしていくのが残念だったかな。
このシリーズオカルトとミステリー要素が共存してるのは良いんですが、
前にも書いたけどミステリー部分が進むと事件の怖さが薄れるのがちょっとなんですよね…
でも森司の男飯とか結局女装させられる鈴木とか笑える要素もしっかり入ってて
私の推し和泉ちゃんが
ミスター雪大に選ばれる可能性もあるという記述に読んでてにやにやしました。


花のベッドでひるねしてはここ数年で読んだ吉本ばなな作品の中ではかなり好きな方でした~
幹と野村くんの会話とか可愛くて楽しいし、桃子さんの優しさにはホロリときました。
失った人を惜しむ気持ちと、人生の選ばなくていいことを見極めることが大事だという
お祖父ちゃんの哲学が深くて良かったです。
そして裏の廃ビルに住んでいたおばあさんが実の娘と数匹のうさぎを殺して庭に埋めていたという
ホラーちっくな要素がそういうきらきらした話の中に組み込まれてる所が
ホラー好きとしては凄く楽しめました♪


幻獣の求婚は宵マチさんの美しい表紙に惹かれて
まだ新しかったのに110円だった事もあり買ったのですが、これまた良かったです~
ギャグ要素もシリアスな作風の中で軽く流されてるので物足りない所はありましたが、
人間の世界に潜んで生きている1000才の竜であるヴィオークのキャラが予想外で、
天真爛漫で無邪気な言動が凄く可愛かったです~!
人の心が読めたり相手を自分の思う様に誘導できたり、瞬間移動できたりと
能力が色々チートで話を動かすためのご都合主義を感じないでも無かったですが、
ユーディットの事を心から気遣ってあげられて
継母や実の父親の事を許さなくて良い、逃げても良いかは自分が決めることだ、と
ユーディットの心の不安を包み込んであげる包容力が良かった。
ユーディットに恋してる自覚がなくてこの笑顔が見たかったんだ、と思うところ可愛かった♪
ユーディットも黒髪のアップヘアが少女小説では珍しくて好みだし、
ヴィオークに自分から告白する所は女の子攻めが好きなので凄く良かったです!
エルダとクレイトンは最初は主役だったのに脇役になったからかいまいち添え物感がありましたが…
ファンタジーだけどかったるいバトルとか陰謀とかが無いのも軽く読めて良かったし、
端から見ればバレバレなのに
お互いだけが相手に恋してるのを気付いてない二人が何とも微笑ましくて良かったです~
挿し絵も口絵も綺麗で満足!
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なかよし展行ってきたよ~


昨日は根津の弥生美術館になかよし展観に行ってきましたー
りぼん展より遥かにこぢんまりしてましたが、
私の愛してやまないカラーインクで描かれた少女漫画絵の数々が観られて良かったです!

9時半から入場時間の抽選を始めるという事だったのでそんなに混むのか…と怖々しつつ
朝8時過ぎから出発して9時16分に根津駅へ着くも、
弥生美術館2年前にもはいからさんが通る展行ったのに案の定迷って全く別の方向に行ってしまい、
結局二回道を聞き直して9時40分にようやく到着。
入場時間のくじを引くと11時からだったので
近くの吉野家でスパイシーカレーを食べて時間を潰してましたー

食べたくもないカレー食べる位ならその分グッズ買いたい…と思ったけど
スパイシーカレー具が全くない以外は辛さもちょうどよくて美味しかったです!
何より早さにびっくり。注文してから1分も経たずに出てきた気が…

11時前に再び弥生美術館前に着き、十分ほど門の前で列に並んだ後ようやく入場。
大正ロマン風の建物と隣接している夢二カフェも素敵♪

なかよし展、まずはまだアイドルの写真が表紙を飾っていた頃の創刊間もない頃の本誌から、
水森亜土さんが挿画をしていた頃の本誌とか懐かしい雰囲気の展示が。
付録も当時はハードカバーの立派な別冊付録が付いていたり、
水森亜土さんの紙の着せ替え人形とかの付録の展示もあって可愛かったです♪
個人的にスカートというか袴の部分が立体になった紙のお雛様の付録がツボでした。

その後大和和紀先生のイラストとか
まだ恋愛が主流じゃない少女漫画の黎明期の作品が載ってた頃の展示に。
手塚治先生のリボンの騎士の原画とかもありましたー
その後美内すずえ先生の妖鬼妃伝とかの怪奇漫画の潮流があって、
それから次第に少女漫画らしいラブコメ作品が主体になっていったとか、
ちょっとした少女漫画史が伺えて楽しかったです。
妖鬼妃伝の巻頭カラーページキャラの後ろのお花がとっても繊細で美しかった~
その後80年代の作品の展示になって、
おはよう!スパンキーとか抜粋で原稿を読んだだけでもうるうるしちゃいましたー

順路にしたがって二階に行くと今年亡くなられたあさぎり夕先生の追悼コーナーが。
あさぎり先生フォローしてる漫画家さんとかがツイートで思い出の作品を語ってたりしましたが
全く読んだこと無かったのですが、絵柄は正統派少女漫画な感じでとっても綺麗だし
なないろマジックとかの作品も
コメディタッチの古き良き懐かしの少女漫画ノリで楽しかったです~♪
図録に載ってなかったけど
ちょっとアリスっぽい水色のエプロンドレスの女の子のファンタジー風イラストが可愛かったvv

その後でお待ちかねの私がたまーに買ってもらってた90年代のなかよし作品の展示になって、
セーラームーンとかミラクル☆ガールズとかきんぎょ注意報!とか魔法騎士レイアースとか
懐かしすぎて泣きそうになりました;;
ミラクル☆ガールズのトラッドっぽいチェックのレターセット持ってたの
今でも覚えてるよ…(。・´д`・。)
くるみと7人のこびとたちも少女漫画なのに切ない結末で大好きでコミックス持ってるのですが、
第一話のカラーとかこんな色だったのね~黄色と緑基調がマッチしてて可愛い♪
ちょくちょく当時の付録の展示があるのも嬉しかったです♪(≧∀≦*)
これ持ってた~!!とか懐かしすぎた(。>д<)あの頃の付録には夢が詰まってた…
でも惜しむらくは大好きなあゆみゆい先生の原画のチョイスが何だかなあ…
もっと可愛い絵いっぱいあるのに~デリシャス!のイラストもっと観たかったし
何ならちむちむ・チェリー!のイラストも観たかった…なかよしじゃないけど。
セイントテールのカラーも可愛かったなあvv

ピチピチぴっちやだぁだぁだぁ!なんかのカラーの後に、
2000年代のプリキュアやしゅがしゅがルーンなんかの展示になって、
最後に現在連載中のなかよし作品のカラーがずらっと並んでて皆CG上手いな~と感心。
個人的にキッチンのお姫様のカラーイラストがとっても少女漫画チックで可愛くてツボでしたvv

りぼん展に比べると会場から予想はしてましたがかなり規模小さめでしたが、
大好きな少女漫画の可愛いカラー原画がたくさん観られてとっても楽しかったです♪
カラーインクで描かれたぱっちり大きな瞳の女の子のイラストやっぱり大好きだなあと実感♪
物販に入れる時間も15分刻みで決まってたのですが、
公式図録とミラクル☆ガールズとようこそ!微笑み寮へのポスカ買って満足です(* ̄∇ ̄*)

続・読書感想チキンレース


最近の絵の中では評判良かったヴィクトリアンなバッスル・スタイルのお嬢様、
レディ・クリスティン・バートン。
青いドレスが寒々しくならないうちに載せておきます。


消費税増税を前にして最後に108円で少女小説やTL買いまくりたいと思い
相変わらず3日に一度のペースでブックオフ巡りしております。
TLも読んでるのですが、少女小説の感想だけ。
最近読んだのはアイリスNEOのナツさん作「クラリッサ・オルティスのささやかな願い」
せひらあやみさんのコバルト文庫「ガラスの靴はいりません! シンデレラの娘と白・黒王子」
倉下青さんの一迅社文庫アイリス「侍女ですが恋されなければ窮地です」の3冊。


クラリッサ・オルティスのささやかな願いは大判で安くもなかったけど
宵マチさんの表紙が凄く綺麗でリュシアンがかっこよくて
気になってたので買ってしまいましたー
貧乏令嬢と成り上がり商人の契約結婚ものという事で、
もっと軽いラブコメっぽい感じを予想してたら
思いの外真面目な内容だったので面食らいましたが、とっても良かったです~
貧しい女性がお金も地位もある男性に愛されるマイ・フェア・レディ物はよくありますが、
今作は男性のリュシアンの方が貿易会社の社長として高い地位と名声と財力を持ちながらも
貴族社会で商売していくために必要なマナーが身に付いていないと自虐する所とか、
男性の方がマナーレッスンを受けるというのが新鮮で楽しかったです~
没落したオルティス候爵家の窮状とか長女のクラリッサが切りつめるだけ切りつめた上に
貴族の矜持だけにこだわって没落を止められなかった父親の介護までしているとか、
少女小説ながら重い設定に読んでて心が苦しくもなりました…
クラリッサ、シルヴィア、リリーの三姉妹もそれぞれ個性があって可愛いのですが、
シルヴィア姉を気遣ったり心情を慮れるのは良いけど
そこまで言うなら自分も働こ?と思わないでも無かったですが^^;;
全体的に貴族の社交やマナーについて凄く調べられてるなーって伝わってきて、
香水を買いに行く所とか巻末のマナーハウスへの小旅行とか楽しかったです!
何よりリュシアンが婚約者のクラリッサだけでなく
その妹達の事も家族として保護者として大事にしてくれてるのが凄く良いなあ~と思いました~
タイトルにもなっているクラリッサの願いの意味もとても優しくて感動しました。
口絵のリリーとシルヴィアも可愛いvv


ガラスの靴はいりませんは今年の1月に紙書籍で出た最後のコバルト文庫。
ぽっちゃりヒロインというニッチなネタなので
表紙可愛いけど108円になるまで待とうと思ってたけど、
横浜のブックオフで思ったよりずっと早く108円で買えて嬉しかったー!
…が、内容は褒める所が1つも見あたりませんでした…
ヒロインが三十路になっても自堕落に暮らしてる理由も
双子の王子がヒロインに求婚する理由も何でそうなるの??って感じで、
特にヒロインはもっと吹っ切ったクズヒロインが読めると思ってたのに
半端に国のためとか思ってるのがいらなかった…
王子2人もテンプレ性格の域を全く出て無くて面白味無いしなあ。
ギャグも上滑りしまくりでセンス全くないし、王子達より侍女ルートの方がありそうだしで
余りにもストーリーに起伏が無さ過ぎて…
でもこの可愛い表紙がこんなに早く手に入ったので良しとします。


侍女ですが~は図書館で1,2巻と借りてたのに間違って返してしまったので
また借りに行ったけど貸し出し中で、好きな椎名咲月さん挿絵だし
迷ったけどブックオフで一巻だけ108円だったので買ってきました。
ネット出身作家さんみたいですがそこらのプロよりよっぽど文章こなれてて上手かったですー!
2巻も図書館で借りてから買っても良いかなあ。
作者さんの頭の良さが凄く伝わってきて、
それが反映されてるヒロインのマリアダも更に上手のテレーザ公妃様もかっこよかったです!!
特にテレーザ様派手な美人で一見悪女風だけど
実は国の事や夫の事を一番に考えて心から愛してるのが分かるラストはしびれました。
椎名さん挿絵のテレーザ様華やか美人さんで素敵だったvv
イオニスの陰謀なんかも普通の少女小説とはひと味違った切り口で上手いなーと思いました。
フリストの「お主にとってあの侍女が5千の価値があるのなら、7千5百で最高値になる」
という台詞もフリストの寡黙なキャラと共に良かったですー

死ぬかと思った入院体験記・雑感、その後編

昨日はめちゃくちゃ急いで書いてたので誤字や誤変換が多くてすみませんでした;;
病院食の写真だけサムネイルでしか見られなくなってたので
クリック原寸大で見られるようアップし直しておきました。


入院中は体の痛苦はもちろん、精神的にももの凄くキツかったです…
まず着替えは完全に要介護で何とか寝ながら横向きにはなれるので
看護師さんにパジャマの上下を何とか着せてもらうことは出来ましたが、
壊れた操り人形みたいにされるがままで、介護されるお年寄りの気持ちが良く分かって、
将来の自分の老いと、それ以上に母も今はまだ元気だけどもう70だし
10年後20年後にはこうなっていくんだ…と母の老いを強く意識し、
いつまでも母に身のまわりのことや家事を全てやってもらっている訳にはいかないんだなと
何が出来なくても34で家事が出来ないことほど恥ずかしい事は無いと思って
退院したら絶対家事を覚える!!と決意してました。

後はとにかく痛苦が酷くて病院行けば全ての痛みをシャットアウト出来ると思ってましたが
そんな事は全然無くて、看護師さんも医師もプロだからレントゲンやMRIの画像見ただけで
私の痛い所やされると痛いことも全部分かってくれると思ってたのも全然そうじゃなくて、
看護師さんも親切にはしてくれるけど
私の事を本当に心の底から思ってくれてる人はここには一人もいないんだ…と
心細くてたまらなかったです。
何とか耐えられて頑張れたのは毎日面会に来てくれて待っていてくれる母がいたから。
私一人だったらとても耐えられなかったと思うし、
母のことが本当に心の底から大切で愛してると実感しました。
母がいなくなってからまたこういう病気になったらもう生きていけないと強く思いました。
書き忘れましたが病室は最初の2日間だけ4人部屋でその後5人部屋に移りましたが、
同室の他の患者さんが子供さんやお孫さんが面会に来てる度に会話に耳をすませて
私は結婚も出来ないだろうし、老後は孤独になるだろうから
こういう家庭や人生の基盤をしっかり築いて生きている他の患者さん達が凄く羨ましかったし、
お母さんの面会に来てる私よりも若いお嬢さん達もしっかりお仕事してる子ばかりで
普通は34にもなれば勝手に一人で入院手続きして勝手に退院していって当たり前なのに、
私は…とか凄く落ち込んで、ますますせめて一人になっても困らないように
家事だけはしっかり出来るようになろうと決意してました。

にしても人間って残念ながら痛いだけじゃ死ねないんですね…あんなに痛かったのに。
ちなみにこれも書き忘れてましたがブロック注射より痛いと言われてた手術でしたが
切ったのは2センチ位だったし
鎮痛剤の点滴が切れてもその後も全く痛まなくて良かったです~
絶対ブロック注射より痛くなかった!その分大変だったし入院費はかさみましたが。


で、現在。
退院当日はやっと家に帰れる開放感でいっぱいでしたが、いざ帰ってみると
理学療法士の梅田先生に言われた
「再発しないためには腰を曲げない、ひねらない」を意識しすぎて
何をしても「この姿勢腰に負担かかってないかな…」と過剰に神経質になりすぎて、
全く楽しめなくて
特に入院前まではずっとベッドの背もたれに斜めによりかかって寝ながら
タブレットや読書をしていたのですが、その姿勢をしても大丈夫か聞いてくるのを忘れていて
帰ったらまたTL読書やタブレットでネット三昧出来る!!vvと楽しみだったのに
怖くて全く出来なくて、精神的にめちゃくちゃ不安定になって大変でした…
これなら入院前の方がまだ良かったとか思っちゃうほど。
もう絶対に大切にすると決めた母にまた怒鳴ったり泣きついてまいらせてしまい、
あまりにも苦しいので昨日は精神科のかかりつけの医師に話を聞いてもらいに行って、
その足で北部病院に戻って看護師さんにタブレットの姿勢は大丈夫か聞きに行ってました…orz
結果長時間続けなければ大丈夫との事だったので少し安心して今は少し元気ですが。
本当に痛みが無くなって退院が決まったときは
嬉しすぎて胸が潰れそうになるという初めてする体験をして
何からしようかとわくわくしてしょうがなくて眠れないくらいだったのに、
こんな事になるとは想像もしませんでしたよ…自分のメンタルの脆弱さが辛い…
とりあえず痛みの記憶がまだ生々しいので心配になりすぎてしまうのだと思うので、
1ヶ月2ヶ月と経っていくうちにまた落ち着いて好きなこと出来るようになってれば良いなあ…
今は再発を恐れるあまり微細な足腰の痛みや違和感に過剰に反応してびくびくしてます。
早く元気になりたい!とりあえずウォーキングとストレッチ頑張って
最初から長時間座ったり無理だけはしないようにします!

死ぬかと思った入院体験記


8月22日、小雨に異変

22日朝10時からいつものように3時間ブックオフを巡り、
13時頃家に帰って録画していたドラマをソファに寝そべりながら45分視聴、
起きあがった途端体に異変が!
激しい腰痛で背中を5℃も曲げると痛い。
トイレに座るのもすとんと上下に真っ直ぐ腰を下ろさないと痛いし落としても一瞬曲がった時痛い
それでもまだぎっくり腰かな?と思い夜TL読んで歯磨いて眠る位には何とか出来る。

・8月23日、容態悪化、精神面も最悪、緊急搬送へ

14時頃起床、何とか自力で起床しトイレ、食事を済ませるも
ベッドで寝返りを打つだけでも腰に激痛が走るので全く動けなくなる。
ベッドに横向けで横たわりトイレも行けず虫の息をする小雨。
夕方帰宅した母が父を呼ぶも
何故かスイーツを買ってきて
ただのぎっくり腰だからトイレ位這っていけ、4,5日で治ると全く頼りにならない父。
夜7時父が帰った後、
今この状態で大地震や火災が起こったら逃げられないという危惧と痛みで
精神状態がどんどん悪化し、
前日ぎっくり腰で検索して
ヘルニアがある場合のぎっくり腰で尿や便が出なくなったら要注意と書いてあったので
起床して以来トイレに行きたくならず母に紙おむつを着せて貰ってしようとしても出ないので、
遂に母に頼んで救急車を呼んで貰う。
痛み止めのボルタレンを飲んで何とか上体を起こせるくらいになった頃救急隊到着、
決死の思いで隊員に支えられながら自力で歩き救急車に乗り昭和医大北部病院に。
真夜中近くなり入院が決まりお小水の管を入れてもらい、一晩救急病棟のベッドで明かす。
慣れないエアマットに夜中何度も目が覚める。

・痛苦の日々

とにかく入院さえ出来れば何とかなる、痛みから逃れられると入院を切望していた物の
26日まで脊椎の専門の医師が来ないとのことで、
数日痛み止めを処方されるだけで痛みはあまり良くならず、
縦にも横にもほとんど動けず特に縦移動や少しでも腰を浮かせると激しい痛みが走る。
この間レントゲンやMRI等の検査をするが、
ベッドからストレッチャーに移動する際縦に少し位置をずらされるだけで激痛なので、
検査が恐怖に。ベッドは傾斜がほとんどつけられないでしか起きあがれないため、
食事の皿が見えず味わう所じゃない。歯磨きと共に苦痛。着替えは完全要介護。
日中も夜もとにかく眠りまくる。この時点でぎっくり腰でなくヘルニアの悪化であると診断。

・脊椎専門医師江森先生に会う、ブロック注射にビビる小雨

26日、待ちわびた脊椎専門医師江森先生の回診。
ヘルニアの悪化で間違いないと言われ、ブロック注射をして効かなければ手術と言われる。
母はブロック注射を奨めるが、私は神経にちょっとヘルニアが触れてるだけでこんなに痛いのに
その神経に注射針を刺すなんてどんだけ痛いんだろうとビビり、
何とかブロック注射はしないで手術だけしてもらえないかと哀願する小雨。
江森医師、比較的あっさり承諾、31日に手術決定。

・ずっきーん事件

手術が決まり精神的に少しだけ安楽になった小雨と夕飯時毎日の面会に来てた母との会話中、
ちょっと上にずれようと腕で上体を支えながら慎重に腰を浮かせたはずが、
比喩でなく目の前に火花が飛ぶような激痛が腰を駆け抜け、
「いったーーーーーーーい!!」と叫ぶ小雨。人生最大の痛み。

・手術、そして一番永い夜

8月31日、ヘルニアの除去手術。
ブロック注射は痛いのでしたくないと言ったら
江森医師にでも手術はもっと痛いよと言われた事もあり、
また悪化する前の13日、同じ北部病院の外来で整形外科に行った際
右尻の痛みは手術しても治るか分からないと言われていたので
前日から不安で心拍数はばくばく。
16時半からの手術の前に少しでも気を紛らわせようとスマホをいじっていると、
何と手術が2時間早まったとの知らせが来て母にその旨LINEを送り着替えて手術室に。
オペ室では江森医師がノリノリでポップスを聴きながら歌っており、
ドラマとかでは観たことあるけど医者って手術中本当に音楽流すんだ…と変なところで感動。

全身麻酔をかけられ3数えないうちに昏睡、
目覚めたら手術は終わっていて傍らには母と看護師が。
目覚めた瞬間から点滴の鎮痛剤の副作用で
吐きそうなほどではない物の気持ち悪い絶妙な吐き気がし、吐き気止めの点滴も入れてもらう。
しばらくは酸素マスクもして母についていてもらうが2時間しても吐き気は収まらず、
母も帰り脚には血栓防止のため常に空気で流動する機械がとりつけられ、
まんじりともしない夜を過ごす。
吐き気は3,4時間弱で収まった物の、腰の傷跡にまかれたガーゼががっちがちに分厚くて
腰に硬い板を入れられてるような感覚で痛くて仕方なく、
2時間おきに看護師を呼んで背中にクッションを入れて貰い体の向きを変えてもらうも
ガーゼがじゃまで完全に横向きにも慣れず、3時間程度は眠った物の永い夜を過ごす。

・クララが立った!

結局夜明け前から全く眠れなくなり、前日の朝昼晩と食事が食べられなかったこともあり
空腹で朝8時の朝食が待ち遠しくてたまらない小雨。
朝食前に江森医師と他にも数人の医師が様子を見に来て、
早速歩行器に掴まって立たされる。
え、もう立つの…?立っても痛くないの…?と術前の痛みを思い出してビビリまくるが
何とかベッドの背中を起こしてもらい介助されながら怖々立ってみる小雨。
生まれたての子鹿みたいにぶるぶるしまくるが何とか立てる、そして痛くない!!
体の可動域は入院前と同じくらいだけど痛みだけが綺麗にすっぽりと抜け落ちた感じ。
「もう痛いところは全部取ったからねー、痛くないでしょ?」と言われ、めっちゃ感動。
結局朝食もぐらぐらしながらもベッドに座って食べ、
数日前に選択メニューで選んで楽しみにしていたホットケーキを
入院後初めてちゃんとお皿の中身を目で見て食べられる事にまた感動、
人間の食欲ってやっぱり目から来る所が大きいんだなと実感。
入院後初めてホットケーキとミネストローネ、サラダ、牛乳の食事を完食、
こんなに美味しい朝食を食べたのは生まれて初めてでした。
その写真撮っておけば良かったんだけど上の写真は術後数日たってからの昼食です。
 
・日々レベルアップ

術後2日目の9月2日からリハビリ開始。
担当の理学療法士の梅田先生はお顔とか声とか喋り方とか何となくきさなずさんに似てる。
2日はまず歩行器につかまって歩く事から始め、
3日には歩行器で病棟を歩き回っても良いことになり、
4日にはもう歩行器無しで歩いて良くなり、
5日に最後の仕上げで再発しないために腰に負担をかけない動きを教わる。
4日の夜回診に来た江森医師にいつ頃退院できますか?と聞くと
週末で良いよ~と言うので「じゃあ金曜とかでも大丈夫ですか!?」と聞くとあっさりOK。
6日の退院が決定。

・ドヤ顔で退院
歩行器無しで歩いてると術前を知ってる看護師さんから小雨さん凄いですねー!とか言われて
調子ノリノリの小雨。
6日朝9時に母が着替えを持って迎えに来て、身支度をし
看護師さんから忘れ物チェックなどをすませてもらった後10時過ぎに無事退院。


大体こんな感じでした。
本当はこの後入院中の雑感・心境や現在の状況などを書くつもりだったんですが、
急いで外出しなきゃいけない用事が出来たので続きは明日書きます!
とりあえずこういう記録はすっかり健康になってから書いてこそ意義がある物だと思うのに、
退院2日目にしてメンタルを病んでるとだけ言っておきます^^;;
どうか皆様あまりご心配なく!体の方は元気ですので!

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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