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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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久しぶりに私らしい日記


クリノリン・スタイルの髪型とドレスのシンデレラ。
髪型ドレスの時代に合わせて以前のデザインと変えてみましたが、描くの難しい;;
しかも私の画力では可愛く見えなくて残念…サイドの縦ロールはもっと長くするべきだった。

久々に読書日記です~
図書館で借りた好き作家の一人、小林泰三の連作ミステリー「安楽探偵」と
めちゃくちゃ久々に108円で買えたコバルト文庫、
藍川竜樹さんの「錬金術師と異端審問官はあいいれない」の2冊。


安楽探偵は謎解き要素は小林泰三にしてはかなりライトだけど、
1話1話の依頼者のエピソードが魅力的で興味深くて、
平易な語り口で語られるのでさくさく飽きずに読めて楽しかったです~
「食材」だけオチの意味が分からなかったのが残念だったけど;;
「命の軽さ」のラストも狂気的な笑いが好き。
「消去法」と「ダイエット」のトリック??が強引すぎて笑いました。
各話の最後の謎解きも小粒ながら面白かったけど、
最終話の「モリアーティ」でわたしが先生を断罪する展開にはやられたーと爽快感を感じましたー
ラストの先生の台詞がまた快感で読んで良かったです!


錬金術師~は一昨年の10月発売で
とっくに安くなってておかしくないのにどこのブックオフにもなくて、
ようやく横浜のブックオフでじりじり108円の棚に移動するのを待ってましたが、
2ヶ月位待ってた甲斐がありました~
最近は欲しいのは発売日に定価で買う様になってたので108円で買えるのは本当に久々で快感。
コバルト文庫今年の1月で紙書籍版は廃刊になってしまったっぽいし、
最近はTLばっかり読んでたので久々にコバルト読めて楽しかったです!
表紙の感じからヒーローの異端審問官ジルベールは良くある陰険メガネキャラだと思ってたら、
ヒロインのマリーの悲しい過去話にころっとデレてああいつもの藍川さんだなと思いました…
でも意外と人気者で正義感の強い好青年だったのは意外性有ってまあ良かったかな。
マリーが馬車の窓に映るジルベールの顔を頑張って見ようとする所綺麗で好きでした。

でも短編集とは知らずに買いましたが、特に1話目、
敵役のレオンとの攻防がもっと描かれるのかと思ったらジルベールとマリーの心情ばかりで、
もっと事件を深く書いて欲しかったです。
でも2話目の無骨で妻と娘を愛していながらなかなか伝えられないマリーの父とか
そんな父を若くして嫁いできた賢い母がちゃんと愛していたことが分かるところとか、
お約束だけど良かったです。「…これは体験談だ」って娘を諭すアルマン可愛い。
おまけの小話「甘い泡─お茶会への招待状─」も可愛いのに儚い雰囲気の話で良かったです。


BSプレミアムで18日にやっていた二期会の「後宮からの逃走」と藤原歌劇団の「椿姫」観ましたー
後宮からの~はちゃんと観た事あまり無いので
通常のオーソドックスな演出とどの位違うのか分からなかったけど、
お洒落で現代的でキッチュな感じの演出が楽しかったです~
サリム・パシャの宮廷で
それぞれ少しだけデザインの違う真っ白い衣装にティアラをつけた妃達の中で
ただ一人真っ黒いレースのドレスを着て
夜会巻きにしたコンスタンス役のソプラノの方が登場する所、
白い肌に黒ドレスが映えてとっても綺麗だったvv
第2幕冒頭でお風呂に入ってる妃達も美女揃いで、まるで天女の水浴びを観てる様でした~
パシャ役の台詞だけの役の俳優さんもさすがに一言一言の重みが凄くて良かったです!
コンスタンスがパシャに「あなたを尊敬しますが、決して愛することは出来ません」と
パシャからの贈り物のブラジャーやパンティーを投げつける所も面白かったです♪


椿姫は新演出とのことでしたが、そこまで奇抜な演出ではなくて観やすかったです~
今年の1月に上演されたばかりの舞台がTVで観られて幸せ!
冒頭序曲の中ヴィオレッタの大きな姿絵が現れ、
ヴィオレッタ役の砂川凉子さんが健やかだった頃を懐かしむように佇む姿が良かったです。
でも第1幕のヴィオレッタのドレスはやっぱりオーソドックスに白が良いなあ~
まあヴィオレッタという名前に合わせて紫色なのかもしれませんが。
クリノリン・スタイルの時代のドレスの貴婦人達は眼福でしたが、
藤原歌劇団の演技レベルが何というかクサ過ぎる…
主役2人のやりとりの後ろで喋ったり笑ったりって言うのは良くある演出ですが、
凄くわざとらしくて…せめてもうちょっと間を取れば良いのに
ひっきりなしに演技してるので凄く田舎芝居っぽく見えてしまいました。
でも第2幕のヴィオレッタのチェックのデイドレスも可愛かったし、
第3幕のパリを離れての二重唱もお互いもう助からないことは分かっているのに
必死で希望を持とうとしている様なヴィオレッタとアルフレードが泣けて、
ラスト、ヴィオレッタが再び生き返ると言うよりは
1幕でも出てきた絵の中に帰って行くような演出が新鮮で良かったです。
あの時代の巻き毛を両サイドに垂らして
残った髪を後ろでシニヨンにして花を飾った髪型可愛いな~。
2幕のバレエシーンの新国立劇場の渡辺さんもかっこよかったし、
谷桃子バレエ団の竹内さんも小鳥のように軽やかで可愛らしくて、
イタリアン・フェッテする所も上手で良かったです~
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はいからさんが行く!山手西洋館☆


と言いつつ、それらしい写真はほとんどありませんが^^;;
らかんスタジオでの写真撮影の後、父と桜木町からバスで港の見える丘公園前まで行き、
イギリス館、山手111番館、ベーリックホールを回ってきました~
ベーリックホール以外は2015年のjunさんとの山手西洋館巡りデート以来だわ~
港の見える丘公園前からいつもはベーリックホールの方しか行ってなかったけど、
もっと近くにイギリス館と111番館があったのね^^;;
イギリス館も季節の花の咲く花壇に囲まれて素敵でしたが、
何と言っても山手111番館が!!><
何とちょうど昨日26日から、「人形着物作品展 Madam.Kの着物~古き良き時代に~」という
私のツボドストライクな展示会がやっていたのです~!!

スーパードルフィーというお人形用に、
手刺繍の全て手作りのお着物を縫われているMadam.Kさんと、モデルのSDの親御さんの紳士、
Madam.Kさんの旦那様達と、しばし話が弾んでしまいました~(^O^)
正味20分くらいは話していたんじゃないかしら^^;;
Madam.Kさんと「アンティークな着物って良いですよねー!!vv」と大盛り上がりでしたvv
 
今回の展示会のための新作?お着物。
水色っぽい緑色に手刺繍の桜模様がとっても美しく優しく春らしい色合いvv
モデルはベスちゃん。ちなみにジョーちゃんもいるそうですよ♪

青いお着物がお人形の凛とした雰囲気に良く合っていて素敵ですvv


儚げな雰囲気のお人形にお着物のぼかしの感じや色が良くあってます~

この子が一番良く撮れてるかな^^;;
明るいオレンジのお着物に純和風のぱっつん黒髪がとっても好みです~!vv

一番上の展示会のメイン装飾?の写真は、
右側の子のお着物が柄といいクラシカルな紫色といい好みドンピシャで、
ピンク色のふわふわヘアーもとっても可愛くて好きですvv

SD、高校生時代に凄く好きだった個人サイトの管理人さんが3体お迎えされていて、
写真集の同人誌なんかを何冊も買って持ってるのですが、生で見るのは初めてだったので感激!
意外と小さかったけど、凄く繊細で可愛くて私もお迎えしたくなりました><
お着物の作者のMadam.Kさんは最初和裁をやっていらしたそうですが、
自分の好きな世界を表現できるのは自分だけ、と刺繍のお勉強も始めて今に至るそうで、
それって創作の原点ですよね!ガッツを見習いたいわ~(>_<)
思いがけず素敵な展示会に行き合わせられて幸せでした~vv
展示は31日までなので、ご興味のある方は是非!!^^

その後ベーリックホールでまた何枚か父に写真を撮ってもらい、
16時前位に帰り道にある去年と同じ山手10番館に入り
父はアイスクリーム、私はティラミス塩キャラメルアイス添えを頂きました~
相変わらずお店の雰囲気もクラシカルで素敵~vv
 
去年と同じく窓際の席だったので、西日が窓からよく入って
食べ物が不味そうに写る事に定評のある私のガラホですが珍しく美味しそうに撮れましたvv
ティラミスもチョコとチーズのマッチングが絶妙でとろけるような口溶けで美味しかったけど、
塩キャラメルアイスなめらかで後引く味わいが絶品でした~vv
父のアイスも一口もらいましたが、最初は爽やかな後味だけど後からコクが広がるようで、
シンプルだけど上品な美味しさでしたvv山手10番館さんのスイーツは本当に美味しいvv

そんなこんなで朝は曇天の横浜でしたが、無事写真館で楽しく貴重な体験が出来、
はいからさんルックで山手西洋館ロケも敢行できて素敵な出会いもあり、
帰る頃にはすっかり春の陽気となった山手で美味しいスイーツを頂けた一日、
本当に夢のように幸せでしたー!vv
あとは写真集が早く届かないかな~
2週間後位に出来上がって発送と言われましたが、今から待ちきれない~(>_<)

悲願達成!はいからさんルックで写真館へ☆


さあ皆様、去年のこちらの記事と髪の長さを比べてみて下さい。
1年伸ばしてやっとこれか…とおもわないでも無かったですが^^;;
遂に前々から色々なところでやりたいやりたいと言っていた
写真館ではいからさんルックをして写真撮影してもらう、を有言実行いたしましたー!!

着付係の母と写真館撮影後の山手西洋館ロケでのカメラマン係の父の都合の合う日で
なおかつ写真館の定休日以外で午前中の予約が空いている日…
という事で更に天気は運任せという厳しい条件の下、選び出された決行日が今日だったのです。
4月でも5月でも決行出来れば良いやとは思ってはいた物の、
やはりどうせなら新卒業生に混じれる^^3月中が良いなーと思っていたので良かったです><
天気も朝の予報では横浜は雨のち曇りで絶望していましたが、
写真館で撮影や会計を済ませて桜木町に向かった12時過ぎ頃には晴れ間ものぞいていて、
午後は完全に春の日和になって良かった~;;
では山手西洋館巡りレポは次の記事で書くとして、
今日は初めてとわくわくがいっぱいだった初・写真館体験記事を☆

朝6時起床で母に袴を着付けてもらい、
予定通り小雨の降る中8時50分に母と一緒にたまプラーザの写真館らかんスタジオへ。
こちらを選んだ理由は、私が大好きなsesamiというセレブなママ向けの子供服雑誌に、
ここで七五三の写真撮ったらとにかく写真が綺麗!!と評判が載っていたので。
まずはヘアメイクのお姉さんが受付で笑顔で迎えて下さり、
私はこういう感じにして欲しいとネットで拾った写真をお伝えして、ヘアメイク室へ。
右臀部の痛みで座っていられない私のために
お姉さんが椅子の上に立って立ったままの私のヘアメイクをして下さり恐縮でした;;
お姉さんとっても気さくでお喋りしながらちゃんと希望を聞いて下さり好印象でした~
私はとにかくハーフアップに毛が生えた程度のダウンヘアではなく、
本当に明治大正の古写真から抜け出してきた女学生の様な雰囲気にしたくて
時代考証を徹底して着物も袴もこだわってきたので、
お姉さんにも前髪を庇髪にしてもらう時「もっとボリュームを出して下さい!」と
何度も言ってしまいましたが、嫌な顔一つせず応じて下さり感動~;;
仕上げに家から持ってきた青地に花柄のリボンを頭頂部近くに飾って、
メイクは成人式の時袴履いた時はきりっとした感じだったので、
今回はアイシャドウもチークも口紅もピンク系で可愛らしい感じにしてもらいました~

そんなこんなで完成した髪型を後ろから撮った写真がこちら。
後ろ姿では分かりにくいですが、前髪かなりボリューム出してるんですよ~
昔の写真見て、この髪型ってどうやって膨らませてるんだろうと思ってましたが、
何だかかもじの様な付け毛の様な物を惜しみなく使ってかさを増しているのです~
あとはさらさらーと流れる黒髪の感じに憧れていたので、
クセっ毛の毛先をストレートアイロンでまっすぐにしてもらいました。
髪、理想を言えばもう15センチ位は欲しかったけどまあ良いか…
和服に西洋風の柄入りリボンというのも明治大正風モードの重要ポイントです!!(力説)

お姉さんにお礼を言い、いよいよスタジオ内での撮影へ。
このカメラマンのお兄さんがまた凄く良いキャラしてたのです~(笑)
「はい手を肩に置いて~、手を見つめて、意味はないんだけど笑ってーはいきゃは☆って感じで」
とか、指示の仕方がいちいち面白すぎる!!(笑)しかも的確!
合間合間に「はい可愛いですよ~今の凄く良い!」とか合いの手(?)を挟んで下さり、
時には床に寝そべり、時にはカメラの前に作り物の桜や楓の枝なんかをかざしたりしながら、
八面六臂の大活躍でたった30分の間に94枚もの写真を撮って下さいました!
自分ではそんなにポーズとか思いつかないからどうしよう~とか思ってたけど、
お兄さんさすがに着物が映えるポーズを熟知してらして、
次々指示を出して下さるので本当に心配は杞憂でしたー
着物を綺麗に見せるために袂に板を入れたりするのも面白かった。

お兄さんにも念入りにお礼を言い、最後にアルバムやフレーム、台紙等の商品と、
撮影した写真の中からどれを使って商品を作るかを選ぶ作業に。
PC画面の中に撮った写真が並んでて、カメラマンお勧めの写真には☆印が付いてるので
それを目安に写真を選択・拡大しながら見ていって、
最終的に7枚写真が入るアルバムを作ることにしましたー
お目付役の母と「これは笑顔が馬鹿っぽくない?」「これリボンが綺麗に映ってるじゃん」とか
やいのやいの言いながら7枚に絞るの悩んだけどゲームみたいで楽しかった~vv

そんなこんなでアルバムに使う写真を決めてお会計。
最初はアルバムなんて高価な物作るはずじゃなかったんだけど
思いの外安く済んで良かった~
とはいえ去年末・今年始めのバイト代がちょうど吹っ飛びましたが。悔い無し…!!

らかんスタジオ、チェーン店がいっぱいありますが
雑誌の評判も納得の写真の美しさとスタッフさんの親切さで、
とっても気持ちよく写真撮影する事が出来て本当に良かったですー!!
お店に入ってすぐの七五三用のドレスや着物がいっぱい並んでる感じとかもわくわくしたし、
写真の背景や小物類の豊富さも魅力的でしたー
写真館で撮影するの初めてだったけど、本当に貴重で楽しい時間を過ごせて良かった!
最初で最後だと思ってたけど、次回が有れば振り袖でまた撮りに来たいな~^^

駆け足読書感想レース


ヘルニアが治るまでお絵描きは自粛しようと思ってたけど
ツイッターでフォロワーさん達の素敵なイラスト観てる内に我慢できなくなって
無理をおして描いてしまった結果、案の定右臀部の痛みがてきめんに悪化しましたorz
キャサリンアルフレッドのお母さん、
レディ・アビゲイル・フランシス・メアリー・エクダール。
ロード・エクダールの娘で童顔でお茶目な貴婦人。
アール・ヌーヴォー・スタイルのドレスもシルエットとか凄く好きですー
線が太いのはその方が早く描けるからですが、早くまた細い線で時間かけて絵描きたい…orz


ブログ書けなかった間も、いや書けなかったからこそ相変わらず少女小説やTL読んでましたー
感想書きに来れなかったのは
PCの前に座ってられる限界の時間内で感想書ける気がしなかったのもありますが、
一番は一緒に載せる絵が描けなかったので。
でもそういう訳で1つ絵が書けたのでめっちゃ急いでここ1ヶ月位で読んだ本の感想ですー
制限時間は25分のチキンレース!!


ゆきた志旗さんのオレンジ文庫、「Bの戦場6 さいたま新都心ブライダル課の門出」
買いましたーBの戦場大好きだったので完結は寂しいけど、
完結巻だけあって綺麗にまとまってて良かったです!
今回はそれぞれのお客様の結婚式の事情は控えめで、
既存のキャラを掘り下げる感じの話が多くてそれはそれで最後らしくていいかなと。
美人だけどサバサバして頼れる先輩玲子さんの弱い部分とか、
伝説の営業マンだった小谷野チーフの意外な男前さとか良かった。
ゆずちゃんに
「花嫁と花婿は誰一人として同じ人はいない、それだけで個性なんだよ」
と諭す香澄かっこよかった!
3話目の結婚式の事情は感動しましたー
娘の弥生さんと孫のさつきさんに両手を支えられ車いすから立ち上がり、
「これ位平気だよ。あんた達が手を貸してくれればね」
と言う雪絵さんの言葉が、
これから先もずっと2人の支えさえあれば頑張れる、という意味にも思えて泣けました。
課長と香澄の恋模様も1巻からは想像もつかない位甘甘で、可愛くて良かったですー
意識高い系ブス専を標榜していた課長が
香澄さんが可愛く見えてしょうがないんです、と告白する所は可愛すぎた!
その分キャラとしては普通のスパダリになってしまって個性はなくなった気がしますが、
素直に2人を祝福できる感じで、色々想像できるエピローグも良い終わり方で良かったです!
B戦、香澄のブスでも卑屈にならずに
一組一組のお客様に真摯に寄り添ってお仕事する姿がとても素敵で応援したくなって、
ブライダル業界の裏事情なんかもいっぱい知られるし笑えて良いお仕事物小説で良かったです~
デートにリクルートスーツを着てきて
あくまで課長のマネージャーに見えるように装おう香澄とか笑った。

斉藤百伽さんのルルル文庫を2冊読みました。
「音狩り魔女の奇想曲」と「剣姫のふしだらな王子」。
今まで読んだ斉藤さんのご本4冊は全部大好きな椎名咲月さんのイラストで絵買いでしたが、
内容もとっても良かったので椎名さん挿絵じゃないご本も買ってみました。

音狩り魔女~は大好きな音楽をテーマにしたと書いてありましたが、
好きすぎて作品としては空振りしてるような…
この作家さん特有の恋する気持ちの幸せさとか面映ゆさみたいな物の表現があまり無くて、
テンポもあまり良くない気がしました。
でもリュリの音を箱に閉じこめる時の糸のように音をたぐり寄せる所の表現とかは素敵で、
相変わらずファンタジー設定はよく練る力量を感じましたー
王妃様も良かったし最後にはエオリア様もみんな収まるべき所に綺麗に収まって良かったですー

剣姫は椎名さんほどではないけど凪かすみさんも好きなレーターさんなので
表紙のラティカも凄く綺麗で可愛いし内容も良かったです!
ふしだらな王子レオニスが意外と純情だったのも可愛くてニヨニヨしたし、
ウィルフレッド王子の兄上大好きすぎてツンデレ目指してる所も笑いました。
ラティカは良くある少女小説の騎士系ヒロインのテンプレの域を出てない感じでしたが、
クライマックスの舞踏会で呪いが移るのも恐れず
レオニスに公衆の面前でキスする所男前でかっこよかった!!
そのシーンの挿絵のラティカのドレスもとっても繊細で可愛かったですーvv
クロヴァンの頭脳派と見せかけて意外と武闘系だった所もやられたし、
ラティカの家族達もみんないい味出してて笑えて面白かったですー
恋心の描写は斉藤さんの初期作品の方が丁寧だった気がするけど、
お約束をきっちり踏襲して綺麗にまとまってるし、読んだ後素直に面白かったーと思えて
音狩り魔女~よりずっと好きでしたー

ロイヤルバレエ リアム・スカーレット版「白鳥の湖」感想


作業所のある道の角のお寿司屋さんの庭に咲いてる紅梅。
背景が綺麗じゃないのが残念ですが…PCで見ると梅自体も全く綺麗に見えなくてがっかり。
分かりにくいけど現物は八重咲きが華やかでとっても素敵なのです。
ツイッターで毎年この時期になると必ず呟いてますが、
寒い中でも健気に咲く春の訪れを一番に告げる梅は私の一番大好きな花です~
艶やかで凛とした紅梅も楚々として慎ましやかだけど気品溢れる白梅もどっちも大好き。


今日の夜中にやってた英国ロイヤルバレエの白鳥の湖感想書きに来ましたー
少女小説やTLの感想は読んでるのが多すぎてPCの前に座ってられる時間内で書けないけど、
バレエ一本の感想くらいなら書けるかなと。

プロローグ、白鳥に変えられるオデットの姫姿をもっとフィーチャーしてほしい…
あっという間にチュチュ姿に変えられてがっかりでした。
第1幕、
宮殿のセットは右手側に重厚な門があって、
背景の木々もちょっと現代アートみたいな感じで豪奢で素敵でしたー
王子役のワディム・ムンタギロフはスタイル抜群だし細身で繊細な容姿が役にぴったり!
貴婦人達のバッスルスタイルっぽい白いドレスの衣装も可愛くて素敵。
ワルツは貴族達が踊ると言うことで少し改まった雰囲気で瀟洒で良かったです~
そして大注目の王妃の衣装!
王妃役のエリザベス・マクゴリアンは20年前位から王妃役やってる気がするけど、
まだまだ美貌が健在で若作りしても全然イケそうだけど、
今回は王子の他にも2人の娘がいるという設定からか
未亡人という感じを強調したいのか、白い物が混じったカツラ?を付けて年相応な感じでした。本当は若々しい美貌の王妃様が見たいけど、これはこれで嫌いじゃなかったです~
何と言っても未亡人らしい黒いバッスルスタイルの衣装がとっても素敵で!!><
肩口にレースがあしらわれたパフスリーブのデザインも大人可愛いし
後ろ姿のスカートの生地とか色とか襞の取り方の美しさが絶妙で
格式高い長いトレーンにも萌え萌えでしたーvv
王妃が去った後王妃の友人のアレグザンダー・キャンベルと
王子の妹たち、高田茜さんとフランチェスカ・ヘイワードのパ・ド・トロワ。
高田さんはメイクもう少し上手くなった方が良いんじゃ…
踊りは変な日本語ですが緩急の付け方が一本調子な感じがしたけど、
伸びやかな音楽ながら王女らしいしとやかさも感じさせる躍りで可愛かったです。
キャンベルはスタイルは仕方ないとして、もう少し踊りに勢いがあると良かったかな。
ヘイワードはアームスの使い方が素人意見ですがとっても気品があって、
ふわっと軽い感じも姫君らしく美しかったです~vv
おきゃんで可愛い妹娘(高田さん)と淑やかで気品溢れる姉娘(ヘイワード)って感じで素敵でした。
憂愁に包まれたまま狩りに出かける王子。第1幕終。

第2幕、湖。
オデットの登場シーン、マリアネラ・ヌニェスは好きなのですが
家にあるアンソニー・ダウエル版の白鳥は凄く良かったけど何か劣化してる様な…
鳥らしい仕草があまりそれらしく見えなかったし、体型がマッチョで儚さも足りない…
でも悲しみをたたえながらも毅然とした白鳥の女王らしい雰囲気は出てました。
4羽の白鳥は頭の動かし方が全然揃って無くて残念。
オデットのソロもやっぱりヌニェスダウエル版の時の方が鳥らしさがあって良かったような…
グラン・アダージオは今回に限らずどの舞台を観ても眠くなります。
第2幕終。

第3幕、花嫁選びの大舞踏会。
セットは相変わらず重厚で素敵。
王妃の衣装も1幕の方が好きだったけど、暗い赤っぽい豪奢な印象のドレスもまた素敵でした。
花嫁候補の踊り、姫君達4人がチュチュなのはまあ良いとして、
何か娼婦みたいなデザインなのはいかんともしがたい…
スペイン、ナポリ、ポーランド、ハンガリーの踊りはどれも普通に良かったです。
あまり時間をかけず展開がスピーディーなのも良かった。
いつも白鳥見る時ナショナルダンスが長くてグラン・パはよ!ってなるので笑
そしてお待ちかねの黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ、
ヌニェスあまり黒鳥姿も魅力的に見えなかった…;;
テクニックはまあ言うこと無しでしたが。
王子のソロはムンタギロフさすがでしたー勢いがあって端正でいながら力強さもある踊りで。
コーダの黒鳥のグラン・フェッテはヌニェスもさすがという感じでしたが、
オディールに愛を誓った王子を
ロットバルトとオディールがあざ笑って去っていく姿が好きなのに、
何だか今回は黒鳥の子供みたいなのが何人も出てきて
良く分からない内にオディールもロットバルトもいなくなっちゃうのは残念。
でも王子が騙されたと知ってロットバルトにつかみかかろうとする王妃とか、
その王妃から王冠を奪っていくロットバルトなんかは新しいなーと思いました。
第3幕終。

第4幕、王子の裏切りに絶望して湖畔に戻ってきたオデットに王子は許しを乞います。
オデットはロットバルトを滅ぼすために自ら死を選び湖に身を投げ、
白鳥たちに取り囲まれたロットバルトは苦しみながら息絶え、
王子が人間に戻ったオデットの亡骸を抱えて歩く姿で第4幕終。
人間オデットのプロローグではよく見えなかった衣装が
質感がちょっと分かったので良かったです。
オデットだけが死んで人間の姿に戻るというラストは初めて観ましたが、
余韻があってとっても好きでしたー

全体的に展開もテンポ良く飽きさせなくて、
振り付けのリアム・スカーレットがより人間のリアルな感情を描きたかったと言っていた通り、
登場人物一人一人の背景にある物語まで浮かんでくる様な感じはとても良かったです。
ロットバルトと王子の家庭教師が同一人物な意味は分かりませんでしたが、
3幕ラストでロットバルトが王妃の王冠を奪ってたので王位を簒奪したかったのかな?と。
去年映画館でライブビューイングされた時せめてDVDにならないかなーと思ってたので、
思いの外早くTVで観られて嬉しいvv豪華絢爛で説得力のある白鳥良かったです~

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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