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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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ロイヤルバレエ リアム・スカーレット版「白鳥の湖」感想


作業所のある道の角のお寿司屋さんの庭に咲いてる紅梅。
背景が綺麗じゃないのが残念ですが…PCで見ると梅自体も全く綺麗に見えなくてがっかり。
分かりにくいけど現物は八重咲きが華やかでとっても素敵なのです。
ツイッターで毎年この時期になると必ず呟いてますが、
寒い中でも健気に咲く春の訪れを一番に告げる梅は私の一番大好きな花です~
艶やかで凛とした紅梅も楚々として慎ましやかだけど気品溢れる白梅もどっちも大好き。


今日の夜中にやってた英国ロイヤルバレエの白鳥の湖感想書きに来ましたー
少女小説やTLの感想は読んでるのが多すぎてPCの前に座ってられる時間内で書けないけど、
バレエ一本の感想くらいなら書けるかなと。

プロローグ、白鳥に変えられるオデットの姫姿をもっとフィーチャーしてほしい…
あっという間にチュチュ姿に変えられてがっかりでした。
第1幕、
宮殿のセットは右手側に重厚な門があって、
背景の木々もちょっと現代アートみたいな感じで豪奢で素敵でしたー
王子役のワディム・ムンタギロフはスタイル抜群だし細身で繊細な容姿が役にぴったり!
貴婦人達のバッスルスタイルっぽい白いドレスの衣装も可愛くて素敵。
ワルツは貴族達が踊ると言うことで少し改まった雰囲気で瀟洒で良かったです~
そして大注目の王妃の衣装!
王妃役のエリザベス・マクゴリアンは20年前位から王妃役やってる気がするけど、
まだまだ美貌が健在で若作りしても全然イケそうだけど、
今回は王子の他にも2人の娘がいるという設定からか
未亡人という感じを強調したいのか、白い物が混じったカツラ?を付けて年相応な感じでした。本当は若々しい美貌の王妃様が見たいけど、これはこれで嫌いじゃなかったです~
何と言っても未亡人らしい黒いバッスルスタイルの衣装がとっても素敵で!!><
肩口にレースがあしらわれたパフスリーブのデザインも大人可愛いし
後ろ姿のスカートの生地とか色とか襞の取り方の美しさが絶妙で
格式高い長いトレーンにも萌え萌えでしたーvv
王妃が去った後王妃の友人のアレグザンダー・キャンベルと
王子の妹たち、高田茜さんとフランチェスカ・ヘイワードのパ・ド・トロワ。
高田さんはメイクもう少し上手くなった方が良いんじゃ…
踊りは変な日本語ですが緩急の付け方が一本調子な感じがしたけど、
伸びやかな音楽ながら王女らしいしとやかさも感じさせる躍りで可愛かったです。
キャンベルはスタイルは仕方ないとして、もう少し踊りに勢いがあると良かったかな。
ヘイワードはアームスの使い方が素人意見ですがとっても気品があって、
ふわっと軽い感じも姫君らしく美しかったです~vv
おきゃんで可愛い妹娘(高田さん)と淑やかで気品溢れる姉娘(ヘイワード)って感じで素敵でした。
憂愁に包まれたまま狩りに出かける王子。第1幕終。

第2幕、湖。
オデットの登場シーン、マリアネラ・ヌニェスは好きなのですが
家にあるアンソニー・ダウエル版の白鳥は凄く良かったけど何か劣化してる様な…
鳥らしい仕草があまりそれらしく見えなかったし、体型がマッチョで儚さも足りない…
でも悲しみをたたえながらも毅然とした白鳥の女王らしい雰囲気は出てました。
4羽の白鳥は頭の動かし方が全然揃って無くて残念。
オデットのソロもやっぱりヌニェスダウエル版の時の方が鳥らしさがあって良かったような…
グラン・アダージオは今回に限らずどの舞台を観ても眠くなります。
第2幕終。

第3幕、花嫁選びの大舞踏会。
セットは相変わらず重厚で素敵。
王妃の衣装も1幕の方が好きだったけど、暗い赤っぽい豪奢な印象のドレスもまた素敵でした。
花嫁候補の踊り、姫君達4人がチュチュなのはまあ良いとして、
何か娼婦みたいなデザインなのはいかんともしがたい…
スペイン、ナポリ、ポーランド、ハンガリーの踊りはどれも普通に良かったです。
あまり時間をかけず展開がスピーディーなのも良かった。
いつも白鳥見る時ナショナルダンスが長くてグラン・パはよ!ってなるので笑
そしてお待ちかねの黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ、
ヌニェスあまり黒鳥姿も魅力的に見えなかった…;;
テクニックはまあ言うこと無しでしたが。
王子のソロはムンタギロフさすがでしたー勢いがあって端正でいながら力強さもある踊りで。
コーダの黒鳥のグラン・フェッテはヌニェスもさすがという感じでしたが、
オディールに愛を誓った王子を
ロットバルトとオディールがあざ笑って去っていく姿が好きなのに、
何だか今回は黒鳥の子供みたいなのが何人も出てきて
良く分からない内にオディールもロットバルトもいなくなっちゃうのは残念。
でも王子が騙されたと知ってロットバルトにつかみかかろうとする王妃とか、
その王妃から王冠を奪っていくロットバルトなんかは新しいなーと思いました。
第3幕終。

第4幕、王子の裏切りに絶望して湖畔に戻ってきたオデットに王子は許しを乞います。
オデットはロットバルトを滅ぼすために自ら死を選び湖に身を投げ、
白鳥たちに取り囲まれたロットバルトは苦しみながら息絶え、
王子が人間に戻ったオデットの亡骸を抱えて歩く姿で第4幕終。
人間オデットのプロローグではよく見えなかった衣装が
質感がちょっと分かったので良かったです。
オデットだけが死んで人間の姿に戻るというラストは初めて観ましたが、
余韻があってとっても好きでしたー

全体的に展開もテンポ良く飽きさせなくて、
振り付けのリアム・スカーレットがより人間のリアルな感情を描きたかったと言っていた通り、
登場人物一人一人の背景にある物語まで浮かんでくる様な感じはとても良かったです。
ロットバルトと王子の家庭教師が同一人物な意味は分かりませんでしたが、
3幕ラストでロットバルトが王妃の王冠を奪ってたので王位を簒奪したかったのかな?と。
去年映画館でライブビューイングされた時せめてDVDにならないかなーと思ってたので、
思いの外早くTVで観られて嬉しいvv豪華絢爛で説得力のある白鳥良かったです~
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小雨
性別:
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職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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