雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
ボリショイ劇場・眠れる森の美女&パリの炎
- 2012/02/19 (Sun) |
- 日記というか雑記 |
- CM(2) |
- Edit |
- ▲Top
絵は小雨版いばら姫。
ボリショイバレエの眠れる森の美女とパリの炎、BSプレミアムでやってたの観てましたー
以下例によってだらだらと長い感想。
眠れる森の美女の感想
ボリショイの眠り~観るの初めてだったから装置とか衣装とかどんなだろう~ってわくわくでした。
幕が開くとまず、群舞が凄いスタイル良いなー
やっぱりロシアのバレエ団はさすがー。みんな細い!!
衣装は最初青い照明の時はちょっと地味?と思ったけど、
明るくなってみると良い感じに見えてきました~装置も然り。程よく重厚で素敵です。
眠り~は華麗な宮廷絵巻に浸れるのでくるみ割り人形の次くらいに好きなバレエなのですv
オーロラ姫の洗礼式。まず注目するのは王妃さま(笑)
今回の王妃さまはちょっと歳いってましたが細面の美人さんで満足。
私は細面の品のある美人に弱いみたいです。
群舞の隊列というか形がはっとする程綺麗…!グリゴローヴィチの振り付けが良いんだろうなあ。
群舞の列がポアントで立って交差する所とか、うっとりです…vv
鷹揚の精、のんきの精等の妖精達と、善の妖精リラの精の踊り。
リラの精…なーんかオーラが薄い…前に出てくると分かるんですが、
群舞の陰に隠れちゃうと途端にどこにいるのか分からなくなっちゃいます。
踊りもゆったりと緩急を付けて、伸びやかに踊ろうとしてるのは分かるんだけど、
体がついていってない感じ。
悪の精カラボス登場。
カラボスは女性ダンサーが演じてるのの方が凄みのある美しさが出て好きなんですが、
今回のカラボス役の男性とっても存在感のある演技で良かったです~
リラの精を圧倒してました(笑)
リラの精が呪いを弱めてプロローグ終。
第1幕、オーロラ姫の16歳の誕生日。
今回のグリゴローヴィチ版は、
マイムが分かりやすくて物語の展開が良く分かるのが良いんですが、
その分リアルさを追求したピーター・ライト版とかに比べるとちょっと演技が不自然かも?
と思わないでもないけど、やっぱり分かりやすいから良いか。
王様がちょっとした仕草しかないのに、
王妃を愛する愛妻家なのが分かる所とか凄い良いなあと思いました~
ディズニーの眠れる森の美女で有名なガーランド・ワルツ。
ここで多分ボリショイバレエ学校の生徒達が出てきて、
外国の子供大好きでバレエやってる少女大好きなロリコンの私は大興奮!!vv
幼く拙いながらも一生懸命大人に混じってちまちま踊ってる姿とか、
えもいわれぬ可憐さがあって大好きなのです~vv
特にロシアの子は本当に妖精みたいに可愛い。
来日公演とかだと外国から子役連れてくるのは大変なので
子役は日本人になっちゃうので、ここは本当嬉しかったです~vv
いや日本人の少女ももちろん大好きですけど!
というか色気を感じるのは東洋人だけなんですけど。
統計的に性的魅力を感じるのは自分と同じ人種になる事が多いという研究もあるみたいですね。
私は何を言ってるんだ。
とにかく一生懸命な少年少女たちが天使のように可愛らしかったです~vv
幼いと言ってもそこは一流バレエ学校の生徒達、堂々としていてさすが。
大人達も、ガーランド(花輪)や花かご持って踊るのが目にも華やかで…vv
衣装もベージュに近いトーンのピンクと落ち着いた黄色でまとめられていて、
凄く上品で素敵。シックなのに地味な感じがしない!!
後々も出てきますが、今回衣装が本当に色合いもデザインも綺麗でしたー!!
カラフルなのに突飛な感じがしなくて、上品にまとまっていて…
今まで観た眠り~の中で一番好きかもーvv
そしていよいよオーロラ姫役のスヴェトラーナ・ザハロワ登場。
ここ、跳ねる様な音楽に乗って舞台の上の方から登場するオーロラ姫が拍手をもらう
全幕でも随一の見せ場なのに、
カメラがロングにならなくていきなりアップで姫が出てきて興ざめでした。
TVで観てる人にも配慮してくださいよ…他はカメラワーク良かっただけに残念。
ザハロワ、前まではダイヤモンドの様に綺麗だけど硬質な感じが苦手だったんですが、
踊りに柔らかさと艶が出てきて良かったです~
でもプリマオーラが凄すぎてとても16歳の初々しい姫君には見えなかった(笑)
リラの精より女王様らしかったです(笑)
第1幕の見せ場、ローズ・アダージオ。
求婚者役の4人の王子の衣装が東洋趣味というか、やたらオリエンタル風なのが?でしたが、
まあロシアのバレエ団なので原典が息づいてるんだろうなって事でこんなもんだろうな。
えーと…この辺あんまり良く見てなかったです…
眠り~は綺麗な踊りが延々と続くから目に凄い心地よくて、
ぼーっと考え事とかしてるとついうっかり流して見ちゃうんですよね~…
もっと踊りの一つ一つに神経を集中させて見なければ。
最初の方観てた感じだと、
ザハロワバランスも全然ぐらつかなくて、軽々と脚も上がってさすがだなーと思います。
オーロラ姫のソロ。やっぱり16歳に見えない…というかあんまり良く(略)
そこへ老婆へ化けたカラボスがやってきて、姫に糸つむぎを渡します。
針に指を指されて弱っていく姫…のはずなんですが、
ザハロワ、演技下手…?
全然驚いた感じとか弱っていく感じが出てないんですが…
とにかくオーロラ姫倒れ、嘆き悲しむ王と王妃。
そこへリラの精が現れ、人々をお城もろとも眠りにつかせます。第1幕終。
第2幕、100年後森で狩りをするデジレ王子と貴族達。
前述の様に、貴婦人のドレスが色合いが絶妙で素敵でしたーvv
デジレ王子役のデーヴィット・ホールバーグ、素晴らしかったです~!!
颯爽と風の様に登場して、舞台を支配する踊り!!
彼、踊りの緩急の付け方が凄く上手。
回転した後すっ…と余韻を残して止まる…って所の間とか、本当に見事でした。
リラの精に導かれ、オーロラ姫の幻影を見るデジレ王子。
ザハロワ、ここでは幻影らしく儚げに踊ってて良かったと思います。
ホールバーグも音楽とともに段々姫への気持ちが高まっていく感じが
情熱的に出てて良かったです。
でもこのへん音楽も踊りも眠くなるんだよな~正直森のシーンはだるい…
デジレ王子がオーロラ姫にキスすると、目覚める姫とお城の人々。
通常だとここで第2幕終なんですが、ボリショイ版ではこのまま通常の第3幕に続きます。
スムーズなのは嬉しいけど1幕が長いな!!
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。
フロリナ王女と青い鳥、赤ずきんと狼、長靴を履いた猫と白い猫、シンデレラとフォーチュン王子と、
おとぎ話の主人公達がお祝いに駆けつけます。
青い鳥、凄く良かったですー!ジャンプが凄く高くてダイナミックで。
ジャンプして去っていく姿が凄く決まってて素敵!
フロリナ王女役のニーナ・カプツォーワ、愛らしさの中に自然なコケティッシュさがあって、
凄く可愛かったvv今回一番気に入っちゃいましたvv
赤ずきんは普通に可愛かったです。
それよりバックの木の役の人達が気になるんですが…(笑)そんなに歩く木って必要だったのか。
木役しかもらえない人とか可哀想だな…(笑)
長靴を履いた猫と白い猫は衣装が彩度を落とした青と白で可愛かったですvv
白猫ちゃんが凄く美人でした。
シンデレラとフォーチュン王子は、シンデレラが片方裸足で出てきて、
王子が靴を履かせてあげるのですが、
王子が自分の膝に靴を載せて履かせるのでシンデレラに足蹴にされてるように見えて、
王子ドM(笑)と思ってしまいました…
そしてオーロラ姫とデジレ王子のグラン・パ・ド・ドゥ。
ホールバーグ、ヴァリエーションも完璧でした~見ていて清々しくなるような踊り。
ザハロワはなぁ~…踊りは文句なしなんですが、
何分ただにこやかに明るく踊ってるだけで、少女から大人の女性に成長した姿とか、
結婚式を迎える初々しい新妻って感じが出てない…(T_T)
ザハロワ、ミラノスカラ座での白鳥の湖は良かったと思ってたけど、
やっぱり演技が課題っぽいです。
ラスト、登場人物が総出で踊るフィナーレの後、荘厳な終幕。
リラの精のマリア・アラシュが全然目立って無いとか色々有りましたが、
全体的にはすごーく満足度高かったです!!今まで見た中でも1,2を争うかも!
やっぱり衣装が綺麗なのが良いな~2幕で王妃が着てたピンクのドレスとか可愛かったですvv
パリの炎の感想
パリの炎ってストーリー知らないけど、フランス革命の話でしょ?
せっかく眠り~で夢の世界に浸ってたのに、雰囲気壊されて嫌…とか思ってたけど、
こちらも素晴らしい舞台でしたー!しかし重い…;;
ルイ16世統治下のフランス、
美しい町娘ジャンヌは義勇兵のフィリップに街でキスされ、恋人同士に。
ところが色好みの領主ボールガール侯爵に目を付けられたジャンヌを救うため
彼に歯向かったジャンヌの兄ジェロームは候爵の怒りを買い殺されそうに。
そこへ侯爵の娘アデリーヌが必死で止めに入り、ジェロームとアデリーヌも愛し合うようになる。
ボールガール侯爵邸で華やかな夜会が開かれ、
女優ミレイユ・ド・ポワチエが招かれ踊りを披露するが、それはフランス革命前夜のこと。
武装蜂起した女性達を率いたジャンヌやフィリップ達によって、貴族達は断頭台へと送られる…
このバレエ、全幕観るのは初めてで分からない所もたくさんあったのですが、
振り付けがとにかく凄くストレートで体全体を使って表現する感じが見てて凄く楽しかったですー!
どちらかというと現代バレエなのかな…?でも昔の作品ぽい…
腕とか上体の使い方が凄くコンテンポラリーぽいな~と思いました。
そしてキャラがいちいち可愛かったりかっこよかったりで!
フィリップ超色男でしたー!!
そして眠り~で可愛いフロリナ王女を踊ったニーナ・カプツォーワが
恋した人を助けるため父親を止めようとする健気な侯爵令嬢アデリーヌを踊っていて、
こちらも凄く可愛い~!何だその萌え設定ー!!芯の強いお嬢さまとか大好きですvv
フロリナ王女とはうってかわって
清楚で儚げな感じが自然に出てるので、どんな役でもなりきれちゃう人なんだなと感じました。
恐ろしい子…!!
女優ミレイユ役の方もしっとり大人びた踊りを見せたと思ったら
手練手管で侯爵とふざけあったり、魅力的でしたー
憎まれ役のボールガール侯爵も凄く感じ出ててハマり役でした!悪役は大事ですよね!
侯爵の館での夜会のシーン、これまたドレスが綺麗ーvv
貴族達がガボット?メヌエット?そんな舞曲を踊る時の、
女性のターンする度に翻るドレスの裾にときめきまくりでした…vv
といいますか全編やたら女性のスカートがふわふわボリューミーで、
回転したりすると裾からペチコートが覗いたりして凄く眼福でしたーvv
これまた眠り~とはうってかわって配色は赤と黒が基調ですが、このコントラストも大好きですv
貴族達が断頭台へ送られた後の、首無し死体がごろごろ転がってる所の酷たらしさとか、
必ずしも正義だけでは無い革命という物を表しているシーンだなと思いました。
革命万歳だけのバレエではないんだなというのが、凄く深かったです。
革命を成し遂げたジャンヌとフィリップのパ・ド・ドゥ、圧巻でしたー!!
バレエは観る専門でテクニックとか全然分からない私ですが、
これ数あるパ・ド・ドゥの中でも最高クラスの難易度なんじゃないか?って位、
大技がいっぱいで…!
フィリップのソロ凄く良かった!!あんなに躍動的な踊りを観たのは初めてでした。
本当に体をめいっぱい使って動いてる!!やっぱりボリショイの男性は凄いなー。
ジャンヌのソロはコンクールでも良く踊られるので好きですv
例によってスカートがふわっと翻って可愛かったですvv
コーダは、フィリップは凄く良かったけど、
ジャンヌ役のナターリヤ・オシポワ回転がちょっと苦手みたいで、少しぐらついてたのが残念でした。
でもフェッテで三回転したりフェッテの途中でジャンプしたり、テクニック凄かったです。
そしてラスト…
衝撃でした…予想だにしなかった。
革命賛美なんてとんでもない、
これは革命も結局犠牲の上にしか成り立たないというお話なのですね。
アデリーヌ…慟哭するジェロームと、
諦めた様に彼をなだめるジャンヌのシーンが印象に残ってます。
ボールガール侯爵は結局死ななかったのかとか、老婆の意味は何だったのかとか
色々良く分からない所が有ってもっと良くみておけば良かったと思いましたが;;
何か名作古典小説を読んだ後のような(読んだこと無いけど)、
疲労感にも似た気持ちになるバレエでした…決して嫌な感じではないのですが、疲労感。
と、全く毛色の違う二つのバレエでしたが、どちらもとても楽しめました!
DVDに焼いて永久保存しようと思います♪
最近BSプレミアムで良くバレエをやってくれるので嬉しいなー
ボリショイの眠り~観るの初めてだったから装置とか衣装とかどんなだろう~ってわくわくでした。
幕が開くとまず、群舞が凄いスタイル良いなー
やっぱりロシアのバレエ団はさすがー。みんな細い!!
衣装は最初青い照明の時はちょっと地味?と思ったけど、
明るくなってみると良い感じに見えてきました~装置も然り。程よく重厚で素敵です。
眠り~は華麗な宮廷絵巻に浸れるのでくるみ割り人形の次くらいに好きなバレエなのですv
オーロラ姫の洗礼式。まず注目するのは王妃さま(笑)
今回の王妃さまはちょっと歳いってましたが細面の美人さんで満足。
私は細面の品のある美人に弱いみたいです。
群舞の隊列というか形がはっとする程綺麗…!グリゴローヴィチの振り付けが良いんだろうなあ。
群舞の列がポアントで立って交差する所とか、うっとりです…vv
鷹揚の精、のんきの精等の妖精達と、善の妖精リラの精の踊り。
リラの精…なーんかオーラが薄い…前に出てくると分かるんですが、
群舞の陰に隠れちゃうと途端にどこにいるのか分からなくなっちゃいます。
踊りもゆったりと緩急を付けて、伸びやかに踊ろうとしてるのは分かるんだけど、
体がついていってない感じ。
悪の精カラボス登場。
カラボスは女性ダンサーが演じてるのの方が凄みのある美しさが出て好きなんですが、
今回のカラボス役の男性とっても存在感のある演技で良かったです~
リラの精を圧倒してました(笑)
リラの精が呪いを弱めてプロローグ終。
第1幕、オーロラ姫の16歳の誕生日。
今回のグリゴローヴィチ版は、
マイムが分かりやすくて物語の展開が良く分かるのが良いんですが、
その分リアルさを追求したピーター・ライト版とかに比べるとちょっと演技が不自然かも?
と思わないでもないけど、やっぱり分かりやすいから良いか。
王様がちょっとした仕草しかないのに、
王妃を愛する愛妻家なのが分かる所とか凄い良いなあと思いました~
ディズニーの眠れる森の美女で有名なガーランド・ワルツ。
ここで多分ボリショイバレエ学校の生徒達が出てきて、
外国の子供大好きでバレエやってる少女大好きなロリコンの私は大興奮!!vv
幼く拙いながらも一生懸命大人に混じってちまちま踊ってる姿とか、
えもいわれぬ可憐さがあって大好きなのです~vv
特にロシアの子は本当に妖精みたいに可愛い。
来日公演とかだと外国から子役連れてくるのは大変なので
子役は日本人になっちゃうので、ここは本当嬉しかったです~vv
いや日本人の少女ももちろん大好きですけど!
というか色気を感じるのは東洋人だけなんですけど。
統計的に性的魅力を感じるのは自分と同じ人種になる事が多いという研究もあるみたいですね。
私は何を言ってるんだ。
とにかく一生懸命な少年少女たちが天使のように可愛らしかったです~vv
幼いと言ってもそこは一流バレエ学校の生徒達、堂々としていてさすが。
大人達も、ガーランド(花輪)や花かご持って踊るのが目にも華やかで…vv
衣装もベージュに近いトーンのピンクと落ち着いた黄色でまとめられていて、
凄く上品で素敵。シックなのに地味な感じがしない!!
後々も出てきますが、今回衣装が本当に色合いもデザインも綺麗でしたー!!
カラフルなのに突飛な感じがしなくて、上品にまとまっていて…
今まで観た眠り~の中で一番好きかもーvv
そしていよいよオーロラ姫役のスヴェトラーナ・ザハロワ登場。
ここ、跳ねる様な音楽に乗って舞台の上の方から登場するオーロラ姫が拍手をもらう
全幕でも随一の見せ場なのに、
カメラがロングにならなくていきなりアップで姫が出てきて興ざめでした。
TVで観てる人にも配慮してくださいよ…他はカメラワーク良かっただけに残念。
ザハロワ、前まではダイヤモンドの様に綺麗だけど硬質な感じが苦手だったんですが、
踊りに柔らかさと艶が出てきて良かったです~
でもプリマオーラが凄すぎてとても16歳の初々しい姫君には見えなかった(笑)
リラの精より女王様らしかったです(笑)
第1幕の見せ場、ローズ・アダージオ。
求婚者役の4人の王子の衣装が東洋趣味というか、やたらオリエンタル風なのが?でしたが、
まあロシアのバレエ団なので原典が息づいてるんだろうなって事でこんなもんだろうな。
えーと…この辺あんまり良く見てなかったです…
眠り~は綺麗な踊りが延々と続くから目に凄い心地よくて、
ぼーっと考え事とかしてるとついうっかり流して見ちゃうんですよね~…
もっと踊りの一つ一つに神経を集中させて見なければ。
最初の方観てた感じだと、
ザハロワバランスも全然ぐらつかなくて、軽々と脚も上がってさすがだなーと思います。
オーロラ姫のソロ。やっぱり16歳に見えない…というかあんまり良く(略)
そこへ老婆へ化けたカラボスがやってきて、姫に糸つむぎを渡します。
針に指を指されて弱っていく姫…のはずなんですが、
ザハロワ、演技下手…?
全然驚いた感じとか弱っていく感じが出てないんですが…
とにかくオーロラ姫倒れ、嘆き悲しむ王と王妃。
そこへリラの精が現れ、人々をお城もろとも眠りにつかせます。第1幕終。
第2幕、100年後森で狩りをするデジレ王子と貴族達。
前述の様に、貴婦人のドレスが色合いが絶妙で素敵でしたーvv
デジレ王子役のデーヴィット・ホールバーグ、素晴らしかったです~!!
颯爽と風の様に登場して、舞台を支配する踊り!!
彼、踊りの緩急の付け方が凄く上手。
回転した後すっ…と余韻を残して止まる…って所の間とか、本当に見事でした。
リラの精に導かれ、オーロラ姫の幻影を見るデジレ王子。
ザハロワ、ここでは幻影らしく儚げに踊ってて良かったと思います。
ホールバーグも音楽とともに段々姫への気持ちが高まっていく感じが
情熱的に出てて良かったです。
でもこのへん音楽も踊りも眠くなるんだよな~正直森のシーンはだるい…
デジレ王子がオーロラ姫にキスすると、目覚める姫とお城の人々。
通常だとここで第2幕終なんですが、ボリショイ版ではこのまま通常の第3幕に続きます。
スムーズなのは嬉しいけど1幕が長いな!!
オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。
フロリナ王女と青い鳥、赤ずきんと狼、長靴を履いた猫と白い猫、シンデレラとフォーチュン王子と、
おとぎ話の主人公達がお祝いに駆けつけます。
青い鳥、凄く良かったですー!ジャンプが凄く高くてダイナミックで。
ジャンプして去っていく姿が凄く決まってて素敵!
フロリナ王女役のニーナ・カプツォーワ、愛らしさの中に自然なコケティッシュさがあって、
凄く可愛かったvv今回一番気に入っちゃいましたvv
赤ずきんは普通に可愛かったです。
それよりバックの木の役の人達が気になるんですが…(笑)そんなに歩く木って必要だったのか。
木役しかもらえない人とか可哀想だな…(笑)
長靴を履いた猫と白い猫は衣装が彩度を落とした青と白で可愛かったですvv
白猫ちゃんが凄く美人でした。
シンデレラとフォーチュン王子は、シンデレラが片方裸足で出てきて、
王子が靴を履かせてあげるのですが、
王子が自分の膝に靴を載せて履かせるのでシンデレラに足蹴にされてるように見えて、
王子ドM(笑)と思ってしまいました…
そしてオーロラ姫とデジレ王子のグラン・パ・ド・ドゥ。
ホールバーグ、ヴァリエーションも完璧でした~見ていて清々しくなるような踊り。
ザハロワはなぁ~…踊りは文句なしなんですが、
何分ただにこやかに明るく踊ってるだけで、少女から大人の女性に成長した姿とか、
結婚式を迎える初々しい新妻って感じが出てない…(T_T)
ザハロワ、ミラノスカラ座での白鳥の湖は良かったと思ってたけど、
やっぱり演技が課題っぽいです。
ラスト、登場人物が総出で踊るフィナーレの後、荘厳な終幕。
リラの精のマリア・アラシュが全然目立って無いとか色々有りましたが、
全体的にはすごーく満足度高かったです!!今まで見た中でも1,2を争うかも!
やっぱり衣装が綺麗なのが良いな~2幕で王妃が着てたピンクのドレスとか可愛かったですvv
パリの炎の感想
パリの炎ってストーリー知らないけど、フランス革命の話でしょ?
せっかく眠り~で夢の世界に浸ってたのに、雰囲気壊されて嫌…とか思ってたけど、
こちらも素晴らしい舞台でしたー!しかし重い…;;
ルイ16世統治下のフランス、
美しい町娘ジャンヌは義勇兵のフィリップに街でキスされ、恋人同士に。
ところが色好みの領主ボールガール侯爵に目を付けられたジャンヌを救うため
彼に歯向かったジャンヌの兄ジェロームは候爵の怒りを買い殺されそうに。
そこへ侯爵の娘アデリーヌが必死で止めに入り、ジェロームとアデリーヌも愛し合うようになる。
ボールガール侯爵邸で華やかな夜会が開かれ、
女優ミレイユ・ド・ポワチエが招かれ踊りを披露するが、それはフランス革命前夜のこと。
武装蜂起した女性達を率いたジャンヌやフィリップ達によって、貴族達は断頭台へと送られる…
このバレエ、全幕観るのは初めてで分からない所もたくさんあったのですが、
振り付けがとにかく凄くストレートで体全体を使って表現する感じが見てて凄く楽しかったですー!
どちらかというと現代バレエなのかな…?でも昔の作品ぽい…
腕とか上体の使い方が凄くコンテンポラリーぽいな~と思いました。
そしてキャラがいちいち可愛かったりかっこよかったりで!
フィリップ超色男でしたー!!
そして眠り~で可愛いフロリナ王女を踊ったニーナ・カプツォーワが
恋した人を助けるため父親を止めようとする健気な侯爵令嬢アデリーヌを踊っていて、
こちらも凄く可愛い~!何だその萌え設定ー!!芯の強いお嬢さまとか大好きですvv
フロリナ王女とはうってかわって
清楚で儚げな感じが自然に出てるので、どんな役でもなりきれちゃう人なんだなと感じました。
恐ろしい子…!!
女優ミレイユ役の方もしっとり大人びた踊りを見せたと思ったら
手練手管で侯爵とふざけあったり、魅力的でしたー
憎まれ役のボールガール侯爵も凄く感じ出ててハマり役でした!悪役は大事ですよね!
侯爵の館での夜会のシーン、これまたドレスが綺麗ーvv
貴族達がガボット?メヌエット?そんな舞曲を踊る時の、
女性のターンする度に翻るドレスの裾にときめきまくりでした…vv
といいますか全編やたら女性のスカートがふわふわボリューミーで、
回転したりすると裾からペチコートが覗いたりして凄く眼福でしたーvv
これまた眠り~とはうってかわって配色は赤と黒が基調ですが、このコントラストも大好きですv
貴族達が断頭台へ送られた後の、首無し死体がごろごろ転がってる所の酷たらしさとか、
必ずしも正義だけでは無い革命という物を表しているシーンだなと思いました。
革命万歳だけのバレエではないんだなというのが、凄く深かったです。
革命を成し遂げたジャンヌとフィリップのパ・ド・ドゥ、圧巻でしたー!!
バレエは観る専門でテクニックとか全然分からない私ですが、
これ数あるパ・ド・ドゥの中でも最高クラスの難易度なんじゃないか?って位、
大技がいっぱいで…!
フィリップのソロ凄く良かった!!あんなに躍動的な踊りを観たのは初めてでした。
本当に体をめいっぱい使って動いてる!!やっぱりボリショイの男性は凄いなー。
ジャンヌのソロはコンクールでも良く踊られるので好きですv
例によってスカートがふわっと翻って可愛かったですvv
コーダは、フィリップは凄く良かったけど、
ジャンヌ役のナターリヤ・オシポワ回転がちょっと苦手みたいで、少しぐらついてたのが残念でした。
でもフェッテで三回転したりフェッテの途中でジャンプしたり、テクニック凄かったです。
そしてラスト…
衝撃でした…予想だにしなかった。
革命賛美なんてとんでもない、
これは革命も結局犠牲の上にしか成り立たないというお話なのですね。
アデリーヌ…慟哭するジェロームと、
諦めた様に彼をなだめるジャンヌのシーンが印象に残ってます。
ボールガール侯爵は結局死ななかったのかとか、老婆の意味は何だったのかとか
色々良く分からない所が有ってもっと良くみておけば良かったと思いましたが;;
何か名作古典小説を読んだ後のような(読んだこと無いけど)、
疲労感にも似た気持ちになるバレエでした…決して嫌な感じではないのですが、疲労感。
と、全く毛色の違う二つのバレエでしたが、どちらもとても楽しめました!
DVDに焼いて永久保存しようと思います♪
最近BSプレミアムで良くバレエをやってくれるので嬉しいなー
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/10 小雨]
[01/10 昭]
[05/18 小雨]
[05/18 小雨]
[05/18 昭]
[05/17 jun]
[01/30 小雨]
[01/30 昭]
[12/31 小雨]
[12/31 久世みずき]
最新記事
(01/04)
(11/21)
(11/05)
(11/01)
(10/22)
(10/11)
(10/02)
(10/01)
(09/20)
(09/19)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
めんどくさがりでものぐさ。
ブログ内検索
最古記事
(05/16)
(05/16)
(05/16)
(05/17)
(05/17)
(05/17)
(05/17)
(05/18)
(05/19)
(05/20)
COMMENT
無題
コメントありがとうございます!
全くの素人感想で恥ずかしい限りなのですが;;
読んで下さって嬉しいです。
スパルタクス観に行かれたんですね。ワシーリエフかっこいいですよね。ボリショイでは白鳥の湖が観たかったのですがチケットがあっという間に売り切れになってしまって…(T_T)
スパルタクスもいつか生で観てみたいです。
ではコメントありがとうございました。