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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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京極尽くし


公爵令嬢時代のエシャロット。
バッスルスタイルのローブ・モンタント、
黒髪にして鹿鳴館ドレスにしようか迷いましたが今回はエシャロットで。
しばらくブログ更新してなかったらいつの間にか3月になってしまった…
冬は苦手ですが過ぎてしまうとそれはそれで寂しいものです。
でも早く暖かくなって欲しいな…!

図書館で借りてきた京極夏彦の「虚言少年」読んでました。
虚言少年、ホラーでは無さそうだしと期待してなかったのですが、予想外に面白かったですー!
嘘ばかりつく少年の話、という事で、主人公が俺の家には○○がいっぱいあるんだぜ、的な、
明らかにバレバレの嘘をついて窮地に立たされる話を想像していたのですが、
主人公の内本健吾少年がつく嘘はそういう嘘とは全く違ったタイプの嘘で、
また毎回そのタイプも変わるというのが意表を突かれました。
健吾と馬鹿同士つるんでいる友人の矢島誉と京野達彦のキャラも良いです。
特に時代劇好きで難しい言い回しをたくさん知っていて
面白いと思えば平気で友人を裏切るやたら弁の立つ京野が好きです。
舞台は昭和の高度成長期の小学校ですが、
健吾や京野の会話や心中のツッコミなどは現代風、というバランスがまた面白いのです。
そして何より物語の第1話冒頭で健吾が語る、決して目立たない、
大衆の中の漫画で言えば顔も書かれていない書き割りの一つであるという役割から
決して逸脱することがないように生きることを身上としているという独白が
現代の「空気を読む」という日本人の国民性を半ば茶化しているというか、
小学生の頃からそういう事に気を使いながら生きているその他大勢のキャラの有りようというのが
凄く雄弁に描かれていて面白いなあと。
ちょっと「野ブタ。をプロデュース」を思い出しました。
とにかく健吾と京野のやりとりが毎回面白くて好きです。
京極夏彦ってギャグも書けるんですね。多才だなあ。
「三万メートル」や「月にほえろ!」とかめちゃくちゃ笑いました。
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小雨
性別:
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職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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