雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
大晦日は読書日和
- 2021/01/02 (Sat) |
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絵は去年の自分へのX'masプレゼントに買った
こげどんぼ先生の画集ショコラ2020に触発されてこげ先生風塗りをしてみたオリジナル絵。
見よう見まねですが結構それっぽくなって気に入ってます。
今までスカートやドレスのシワなんかの広い範囲を
エアブラシや水彩ツールで塗るのが苦手意識あったのですが、
最初に鉛筆やGペンツールで描いてから柔らか消しゴムで消してぼかせば良いのね~!!
と目から鱗でした!いやこげ先生が実際どう塗られてるのかは分からないけど。
ちゃんとこげ先生風にスカートの薔薇模様も素材をガウスでぼかしてます。
でもいいねは自分の拙い塗り方した絵の方が付くと言う…模倣はダメなのかぁ。
X'masが終わってから怒濤のように読書しまくってました~
最近読んだのは一原みうさんの集英社オレンジ文庫
「私の愛しいモーツァルト 悪妻コンスタンツェの告白(アリア)、」
同じく貴咲冬子さんの「流転の貴妃」の二冊。
私の愛しいモーツァルトは興味あるテーマだったので楽しみに読んだのですが、
一原さんいつもの事だけど決して下手じゃないんだけど文章が凄く淡々としてて、
物語の中で悲しい事や心揺さぶる事件なんかがあってもいまいち心に響かないと言うか…
単調な感じで残念でした。
でも悪妻と呼ばれたコンスタンツェの語るモーツァルトの葬儀の真実や
モーツァルトが幼い頃から心の中に作り出した自分だけの王国、「後ろ(リッケン)の王国」で
王と王妃になろうとコンスタンツェじ求婚する所や
そこでは男はパパゲーナ、女はパパゲーナと呼ばれている、
銀の鈴を鳴らせば一回だけ何でも願いが叶うとか、
モーツァルトの空想好きな所は初めて知った一面だったので興味深かったです~
そして
「ヴォルフィ(モーツァルト)が銀の鈴を鳴らして願ったのはパパゲーナに会うことだったの?」
の所や
モーツァルトのオペラ魔笛でパパゲーナは最初は老婆として登場するのは、
ヴォルフィがスタンツェルは長生きする事を知ってたからなのかもしれないと
二人の息子フランツが思う所、
ラストの「会いたかったよパパゲーナ!」の所では
それまでの淡々と積み上げてきた二人の関係や交わした言葉などが昇華されて、
感動的な幕切れになっていてコンスタンツェと一緒にグッと来てしまいました~
もちろん創作だけど、今まで音楽やオペラはよく知っていても
モーツァルト本人の人柄やエピソード、人生等はほとんど知らなかったので、
知られざる彼の生涯が知られて興味深かったです~
貴咲さんの流転の貴妃は今作がデビュー作。
タイトルや表紙絵から
コバルト文庫の「最後の王妃」みたいなシリアスなヒストリカルだと思ってたら、
冒頭からいきなり紅玉がいかに肥っているかが説明されて面食らいました。
ベースは肖像画家に賄賂を渡さなかったばかりに醜く描かれて
異狄の民に嫁がされた王昭君の逸話を元にしているのかなと思いましたが、
実際の昔の中国でも蛮族を懐柔するため皇帝の公主を嫁がせるのはよくあったみたいですね。
人物名が難しくて覚えるのが大変でしたが、
物語は単純明快で草原の民の素朴な暮らしが描かれていて一時異国情緒を味わえました~
アマルと紅玉の関係がそこはかとなく乙嫁語りっぽい。
出会ったときは15歳の少年だったアマルが
ラストではもうすぐ18歳の立派な青年になって
初めて見たときから紅玉を美しいと思ったから自分の物にしたのだと言うところは
可愛くて甘くてきゅんきゅんしました♥
あなたは良く肥えていて美しいと言って紅玉にピシャリと扉を閉められるアマル可愛い(笑)
あなたは夜空の星のように美しい、と
やっと紅玉が求めていた言葉を言えたアマルは良かったねと。
とにかくもっとシリアスで重い話だと思ってたので、
もちろんそういう血生臭い所もあるし波乱万丈なお話ではあるのですが、
紅玉の商魂たくましい所と食い意地の張った所が一貫してブレないので楽しく読めました~
モルディトがカーになったと聞いても月餅に夢中になってる紅玉に笑った。
ただ紅玉の商才が優れている根拠があまり示されていなくて、
最初から宿屋を始めてトントン拍子で上手くいっちゃう所はどうなのと思いましたが。
そんなわけで今更になりましたが新年明けましておめでとうございます。
昨日はウィーンフィルのニューイヤーコンサートを観ておりました~
例年はバレエシーンだけ拾い観する位なのですが、
娯楽の少ない昨今なので今年は始めから最後までちゃんと通して観ました~
ニューイヤーコンサートはポルカやワルツの美しいメロディーがいっぱいで
しかも一曲一曲が短いので疲れなくて良いですね!(*≧∀≦*)
今までクラシックと言うだけで退屈なイメージがあって毎年観てなかったのを後悔しました(>_<)
なんとか交響曲とかはだれるし飽きるけど大好きなウィンナワルツの調べが次々と出てきて
小品集みたいな感覚で楽しめて良かったです~
ウィーン国立バレエ団のバレエシーンも相変わらずとっても美しかった!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
去年の8月に撮影していた屋外でのバレエシーンのメイキング映像も観られてお得な気分でした♪
さすがウィンナワルツの国、女性ダンサーのドレスのデザインが高級感あって美しい~☆
マルゲリータ・ポルカのギャルソンヌルックの時代の夜会服みたいなドレスも素敵だったけど、
春の声での光沢のあるボリューミーなビビッドな色使いの
ちょっとバッスルスタイルを思わせるドレスがどれもとっても好みでした~(*^▽^*)
振り付けは去年の方が本物の舞踏会のように優雅な雰囲気で
踊りやすさ重視のシンプルなドレスにも合ってて良かったけど、
私はまるで映画の衣装のような今年のドレスがとってもお気に入り♪
無観客の中での開催でしたが、
世界中からオンラインで送られた拍手やブラボーの声が感動的でした(^ー^)
コロナ禍の真っ只中ですがお家で安全に上質な芸術に触れられて、
少しでも気持ちが明るくなって良かったです。
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女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
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