ただ、君を愛してる

うーん…似ない…；；宮崎あおいさん演じる静流ちゃんです。
新緑がとっても綺麗な映画だったのに、全く表現出来てない絵です…；；
と言うわけで、続きから｢ただ、君を愛してる｣感想～。

兄の大プッシュだったので、兄からDVD借りて観ました。
大学生になったばかりのちょっぴり内気で人見知りの誠人は、入学式の日、
道路を必死で渡ろうとしている｢少しオリジナル｣な、一風変わった女の子、静流と出会う。
静流は誠人に恋するようになるが、誠人は同級生のみゆきに出会った時から惹かれていた。
すれ違いながらも近づいていく誠人と静流の関係だったが、そんな二人にある時転機が訪れる…。

すっごく良かった！っていう程では無いけど、良かったです～。
兄が勧めてた通り、宮崎あおいさん演じる静流のキャラクター造形が凄く魅力的で！
つんとすねた表情とか、誠人の言葉に素直に嬉しがる所とか、表情がくるくる移り変わって本当に可愛い！ｖ
｢あと少ししたら誠人がびっくりするくらいいい女になって、どうしてあの時抱いておかなかったんだろうって誠人に後悔させてやるんだから！｣と繰り返し言う静流が可愛いです～
弟の話が出てきた時から、展開は予想できましたが、やっぱり最後は切なかったです。
｢恋をすると死んじゃう病気｣の静流が、どんな思いで｢ごはんもりもり食べちゃうよ～｣って言ったのか、どんな思いで眼鏡を外したのか…最後の事実を知ってから観ると、静流の何気ない行動や言葉の変化の一つ一つが凄く意味深い物に思えてきて…。

普通なら憎まれ役になるはずのみゆきを演じた黒木メイサさんも綺麗で、嫌味なくさらりと演じていて良かったです～。みゆきが言う台詞、｢あなたはこの世にたった一人の誰かが待ってる、一人分の幸せを持っているんだから、ちゃんとその幸せをその人に渡してあげないと駄目なのよ｣という台詞が、とても深くて、凄く良いなあって印象に残りました～この世に生きてる人はみんな誰か一人のための幸せを抱いて生きているんですね。

個人的に好きだったのは、誠人とみゆきの初デート、ウェディングドレスのコレクションショーのシーン～。
シューベルトのアヴェ・マリアに合わせて、次々と出てくるそれぞれに美しいデザインのドレスが、眼福でした～。綺麗だったｖ
あと、仲間達で海に出かけるシーンで、みゆきともう一人の友達の二人が水着着て出てくるのですが、二人ともスタイル抜群で凄く似合ってて、色っぽいなあ～vvとついオヤジモードでガン見してしまいました(^_^;)
みゆきが誠人に｢ちゃんと失恋させて｣と自分の感情にけりをつける場面も、みゆきというキャラクターの憎まれない良さがあって、爽やかでした。

ここからはメイキング映像の感想なので映画本編とは関係有りませんが、特典映像盛りだくさんで良かったですｖ
誠人役の玉木宏さん、役ではちょっと高めの声でしたがインタビューでの地声は結構低い？のだめで音大生の千秋を演じていたので、もっとお若い方なのかな～と思っていたのですが、素顔は結構歳いった方なのかな？と思って調べてみたら、今年30歳なのですね～。まだ27歳位かと思ってました(そんなに変わらないか；；)

終盤に出てきた静流が撮ったカップル達の写真は、本当に宮崎あおいさん自身が撮られたそうで！
凄く雰囲気があって素敵なポートレートで、てっきりプロの方の手による物だとばかり思っていたので、凄いなあ～と思いました。宮崎あおいさん、静流の事をしーちゃんと呼んだり、凄く深く役に入り込んで、静流役を愛して演じていたんだな～っていうのが伝わってきて、良かったです。

長くなってしまいましたが、全体的に切なく透明感溢れる純愛を描いたラブストーリーで、良かったです～
ドーナツビスケットが食べたくなりましたｖ