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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
窓を開け放しておくとカナブンとかそれ系のでかい虫が入ってきて、
ぶんぶん飛び回るので大変嫌です。
母に何度言っても窓やらドアやらを開け放しておくのをやめてくれない…
夏の風物詩ですね…つづきから昨日TVで観た映画Shall we Dance?の感想。

Shall we Dance?は原作の役所広司主演のShall we ダンス?が
もうほんとーうに大大大好きな映画で、日本映画の中で一番大好きなので、
ハリウッドでリメイクされたと言うことで公開当初わくわくで映画館に観に行ったのですが…
日本版(周防正行監督版)を知らない友人と観に行ったのですが、
これをShall we ダンス?だと思って欲しくない!と言うのが正直な感想でした。
数年後TVで放送されたときも感想は同じでした。
で、3度目の視聴の今回。
まあこれはこれで良いかな、と初めて思えました。

冒頭、シカゴの鉄道に揺られるジョン。
弁護士の彼が、遺言書の書き換えを行う仕事のことを独白する所から始まります。
作中何度もこの遺言書の下りが出てきますが、
これが良く意味が分からなかったです;;作品の中で何か意味があるの?
何だか意味ありげな含みを持たせておいて、ただそれだけに終始してる感が有りました。
郊外の大きな家で、妻と2人の子供達に誕生日をお祝いしてもらうという、
いかにも幸せそうな情景。でも彼は何となく味気なさを感じてしまいます。

電車の窓から、教室の窓辺に佇む美しい女性の姿に惹かれて
ミッツィーのダンス教室に足を踏み入れるジョン。
この辺日本版では教室に一歩足を踏み入れた途端
ぱっと社交ダンスの極彩色の世界が広がる感じでとっても印象に残っているのですが、
ハリウッド版ではいまいちインパクトに欠けたかなー
でも日本版の豊子さんにあたるボビーのキャラは良い味出してると思います。
普通に美人だし。お尻見ないでよ!って作中何度も繰り返すところ好きです。
デブのバーン、隠れゲイのチックと共にダンスレッスンを受けることになるジョン。
ダンス教室の経営者、日本版のたま子先生にあたるミッツィーのキャラは凄く良かったです~
15年間パートナーだった人と、そのうち14年間は結婚してた、と語るミッツィー。
彼を失った悲しみからアル中になってしまったんだな、と
観客に感じさせるところが良かったです。
でも暗くならず、折ある事に戸棚からアルコールの小瓶を取り出して飲んでるところが、
洒落た感じで笑いを誘います。
ミッツィーの、日本版を更に明るく天真爛漫にした感じのキャラはとっても大好きです。
ダンスホールで「この曲大好きなの!」とシャル・ウィ・ダンスにのって踊るシーンは、
日本版でもそうなのですがつい涙が出てしまいます。

ジェニファー・ロペス扮する、日本版の舞にあたるヒロイン、ポリーナは、
どう見ても憧れの美人ダンス教師って感じじゃない(T_T)
何でラテン系なのさ…ってのは置いておいて、これはこれでまあありかなって思えました。
日本版だとダンス教室の社長のお嬢さまだけど、ハリウッド版ではクリーニング屋の娘。
この設定は庶民派って感じの親しみやすさが出ていて良かったですー
けど父親との葛藤が無いからちょっと物語が薄くなってしまった感はありますが。
お気に入りのコートにシミが付いて泣いてるところとか、ギャップ萌えって感じで可愛かったv
そしてポリーナが社交ダンスを始めた理由の下りは、
唯一日本版よりハリウッド版の方が好きな所です。
少女だったポリーナが店に来た社交ダンスをやっている美しい女性の衣装をそっと運ぶところ、
競技会に招待されて、胸をどきどきさせている所に目の前でポーズを決めて
ウィンクしてくれる女性…ポリーナの女の子らしい憧れが、とっても可愛らしく描かれていて…
最初にポリーナがジョンの前でワルツを披露してくれるところも大好きです。
ムーン・リバー大好きなのでそれだけで泣きそうになりました。

比べて妻のビヴァリー役のスーザン・サランドンは、日本版みたいに健気な奥さんじゃなくて
バリバリのキャリアウーマンなので、いまいち可哀想な感じが出ないんですよねー
どこかの批評に有りましたが、彼女ならジョンがいなくても生きていけるだろって感じで…
日本版みたいな専業主婦はアメリカではウケないのでしょうが、
やはり日本版は日本人が演じて、日本人が観るからこそなりたってる映画だなーって思います。
日本とアメリカの社会性の違いとかが、くっきり分かりますね。

物語のハイライト、ダンス競技会のシーン。
日本版のドニー青木にあたるリンクのキャラは、竹中直人に軍配が上がるかなー
やはり本家のキャラの濃さには勝てませんね。
でもラテンを踊るボビーは黒髪のカツラが強烈な感じで良かったです。
一転、スタンダード部門では綺麗な金髪を結い上げて白い衣装を着た姿が
まるでシンデレラのようで、ジョンが見入ってるシーンがとっても好きです。

競技会でのハプニングの後、
リンクとボビーがイギリスに行くポリーナから手紙を預かってくるシーン。
日本版では舞が美しい音楽にのせてダンス教室で踊るシーンがとっても印象的な場面。
手紙の内容は断然日本版の方が感動的ですが、
ハリウッド版ではポリーナがラテンのリズムで踊るところが、
彼女が人生の活力を取り戻したことを示唆しているようで、良かったです。
でもやっぱりブラックプールでのポリーナの失敗の部分が
ジョンとボビーの失敗に重なる部分が無いので、いまいち薄く感じられてしまいます。

社交ダンスを習っていたのを隠していた理由が、
「充分幸せなのにそれ以上を望んだことが恥ずかしかったんだ」というジョン。
ポリーナのお別れダンスパーティーに行くようにビヴァリーに説得されますが、
ジョンは赤いバラを一輪もってビヴァリーの仕事場に。
燕尾服に赤いバラを持ってエスカレーターで上がってくるリチャード・ギアがかっこよすぎる!
アメリカだからこそ、そしてリチャード・ギアだからこそ出来た演出ですね。
「踊れないわ」というビヴァリーに
「もう19年間もペアを組んで来たじゃないか」と言うジョン。
ロマンチックで素敵なシーンでした。こういう所はアメリカらしいスマートな感じで良いですね。

最後、ラストダンスのシーン。
ダンス教室の壁に日本版ではShall we ダンス?とメッセージが飾ってあるところが、
ダンスだけ日本語な所とか本当に大好きで愛おしいシーンなのですが、
アメリカ版では言葉がネイティブなのであんまり感動が感じられず…
ラストダンスもポリーナとビヴァリー、
両方を立てようとしてどっちも中途半端になってる感じがします;;
シャル・ウィ・ダンスの曲もすぐ終わっちゃうし…
何かなー初見から変わらない感想なのですが、
日本版の幸福感に溢れながらも一抹の人生のほろ苦さを感じさせる
含蓄に満ちたラストと比べて、
アメリカ版はみんなとにかくハッピー♪で終わってるのが、
違うだろ!そうじゃないだろ!って思っちゃうんですよねー
でもまあハッピーエンド至上主義のハリウッドらしく、
これはこれでカタルシスが良い感じに解消されて、良い終わり方だと思えました。
これはあくまでもアメリカのShall we Danceなのですから…

全体的に、どうしても日本版の完成度の高さと比べちゃいながら観てしまいましたが、
大好きなShall we ダンス?のストーリーをなぞってくれるだけでも感涙モノで、
一つの映画を観ると言うよりは、
大好きな歌のカヴァーを聞いてる様な…そんな感覚で楽しみました。





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