雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
お兄さま、およしになって!
- 2016/11/20 (Sun) |
- 日記というか雑記 |
- CM(2) |
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絵は見た目だけ良妻賢母風のリリー・ヘザー王妃。
クリノリンスタイルの旅装のイメージで。
買ったばかりのコピックスケッチの水色のインクが
所どころぼたたっとこぼれてふざけんなよと思いました…
15日の記事に載せたキャロラインを波津先生にツイッターでお送りしたら
かわいいとか
似顔絵(ファンアートと言わない所が波津先生らしい)
なんてなかなか描いてもらえないから嬉しいとか、嬉しすぎる言葉と共にRTして頂けて、
それを見た波津先生ファンの方数人にもいいねしてもらえたりして幸せでした><
昔はファンレターを出すくらいしか出来なかった漫画家さんと
ツイッターやブログなんかで気軽に繋がれたり、
ファンアートを発信出来たりする今のネット社会は本当に有り難いですね~
最近読んだ少女小説+コミックの話。
少女小説は長尾彩子さんの文庫「朧月夜の訪問者」と
日高砂羽さんのコバルト文庫「手塚先生の恋愛指南 恋に落ちたら赤点です!」
の二冊。
朧月夜の訪問者は一応集英社から出てるんですが、
同じ集英社のコバルト文庫とも
オレンジ文庫とも違う装丁なので何文庫と言って良いのか分からないのですが、
前に買った紫陽花茶房へようこそ2巻も同じ装丁なので、
どうやらオレンジ文庫のプロトタイプとして出された物らしいです。
挿絵は無いけど椎名咲月さんの表紙と各話の扉イラスト可愛い。
でも内容はホラー短編集。
どの話もいかにもな少女小説風のキャラクターと文章で始まるのに、
ラスト付近で唐突にホラー展開にシフトするので最初はちょっと違和感有りましたが
ホラー部分が良いので段々気にならなくなりました。
表題作の「朧月夜の訪問者」は末男の狙いが靖子でなく咲子なのは途中から予想できましたが
手紙に指の皮が入ってたり、「しゅうぅ、しゅうぅ、しゅうぅ、」とか
生理的嫌悪感に訴える描写が上手くて
特にひねりもないあっさりした短い話だけど妙に印象に残りました。
「瑠璃と桜の人魚姫」も少女少女した設定とキャラ造形から
ラストのホラーへ繋がる流れが良くできてて良かったです。
貴久が悪役になるのかとミスリードしておいての展開は良かったけど、
よく考えたら何故普通の母親から生まれた奏子が人魚だったのかとか
結局奏子の母が貴久の母を毒殺したのは本当だったのかとか腑に落ちない点が目立つけど、
「くっちゃ、くっちゃ。にっちゃ、にっちゃ。」とか
これまた擬音の使い方が上手くてまあまあ楽しめました。
にしても扉の可愛いわんこがあんなむごい殺され方をするとは…
長尾さん結構えぐい事するなあと思いました。
「白露の契り」は唯一の書き下ろしだそうですが、
これだけはホラーでも何でもなく普通にハッピーエンドの少女小説で
ラストに向かいながら
いつ大どんでん返しがあるんだろうと思いながら読んでたので拍子抜けしました。
白露の君が月子をかばって燃えさかる家の下敷きになったのは結局何だったの?
でも白露の君の描写がとっても好みのタイプっぽかったので糖分補充できて良かったです。
扉の可愛い猫の雲が瑠璃と桜のわんこみたいに惨殺されなくてほっとしてました(笑)
「紅雪散らす鬼」は弱気な少年だった鈴鹿が恋故に狂っていく過程が良かったです。
陰陽師を務める晴海が
いくらむごい死に様とはいえ人間の死体を見た位で吐くのはどうかと思いましたが。
全体的には少女向けホラーというのが新しいけど良いなーと思いましたが、
各話に登場するみふゆと巫女が結局あまり存在意義が無くて詰めの甘さも感じました。
みふゆは特に紅雪散らす鬼には出てこないし
普通短編集で各話の登場人物は違うのに同じキャラが出てくる場合
もっと深い仕掛けとか意味づけがあるはずなんだけどなあ。
日高さんの手塚先生は今月発売されたばかりの新刊で、
18日の自由が丘デートの時自由が丘のブックオフで買いました。
横浜のブックオフなら新刊でも一律360円で売ってるので
そっちに並ぶまで待とうかと思ったのですが、
大好きな大正浪漫モノで凄く気になってたので
定価より130円位しか安くなってなかったけど買っちゃいました。
Youtubeで声優さん付きで宣伝動画が上げられていたり、
編集部がかなり力入れてるみたいでネットで気になってる人いっぱいいたけど
具体的な感想は上げられてなかったので。
日高さんはコミカルタッチ苦手だし寒いという声もあったのであまり期待してませんでしたが
思ったほど悪くなくて、値段分の価値は充分ありましたー
むしろはるおかさんの後宮新刊よりよっぽど楽しめたかも。
新時代に生きる自立した女性を育成するという思想の元に立ち上げられた桃園女学園では
将来社会に出たときに悪い男に騙されないよう、
選り抜きの美形教師達が乙女を口説く恋愛指南という特別授業があり、
甘い口説き文句を5秒以内に拒絶しなければ減点される、という
ぶっとんだ設定が思いの外面白くて、
特に最初の30ページ位はジェットコースターみたいに勢いに乗って読めましたー
果たして一冊の中でこの設定を活かしてあらゆるタイプの美形教師陣を書き分けつつ
大正浪漫要素も随所に盛り込みながら
本命のお兄さまこと手塚誠治とヒロイン・環をくっつけられるのかと危惧してましたが、
日高さん意外と教師陣の個性付け頑張ってたし
ラストは尻つぼみ感有ったけど
誠治と環のラブも糖度たっぷりに書かれててその辺は良かったです。
誠治の家庭科教師として生徒達に物を生み出す楽しさを教えたい、という志とかも
ちゃんと魅力的に書かれてたし。
ただせっかく女学校が舞台なのに
授業風景とか生徒同士できゃっきゃするシーンがあまり無くて
環と級友の菊子と琴子との絡みも思ったほど無かったのが残念でした。
大正浪漫要素はまあ定番所を無難に取り入れてるけどそれ以上でも以下でも無い感じで
味気ないというか、上辺だけ体裁を整えてる感があってその辺もいまいち…
でも禁恋倶楽部が発行している教師陣のBL妄想小説を連載している同人誌を
当の教師達が読んでいる所は面白かったです~
藤倉の「俺なんて10ページ目で押し倒してたぞ」のシーンとか教師達の会話が笑えました。
国語教師の遠藤が自分がへたれに書かれてるのを憤るのは
何度も繰り返しすぎててクドかったけど。
個人的には体育教師の藤倉先生が好みですーヅカっち呼びとかはちょっと寒かったですが。
とにかく肩の凝らない気軽に読めるラブコメで個人的にはまあまあ満足できました。
くまの柚子さんの表紙と挿絵もとっても可愛かったですー
同じくまのさん挿絵のルルルの嘘つき女王では
顔のデッサンとか作画崩壊酷かったけどあれはなんだったんだろう…
特に課外授業のお祭りシーンでの耳隠しの環と誠治の挿絵が好きですー
以前から気になっていたCuvie先生の秋田書店から出ているバレエ漫画、
「絢爛たるグランドセーヌ」
ちょっと前からブックオフで既刊1~6巻まで立ち読みしてたのですが、
結構面白くて手元に置いておきたくなったので
12日の本20%OFFセールの日に6冊まとめて買ってきましたー
改めて家でゆっくり読んでみると
立ち読みでは気付けなかった色々なことに気付けたりして
当然ながら内容もより深く読み込めるし、買うの迷ったけど買って良かったです。
奏の観察眼に優れていて人の良いところを貪欲に吸収しようとするハングリーな所とか
あっけらかんとして前向きな性格が読んでて気持ちよくて、
バレエを習っている女子のリアルな実情をかいま見られる所も好きですー
テレプシコーラみたいなどろどろなリアルさじゃなくて、
あくまで漫画的なはったりの利いたリアルさなのがまた好き。テレプシももちろん好きですが。
奏と翔子はもちろん、最初は嫌味なライバルキャラっぽく登場したさくらや
いまいちつかみ所のない絵麻が
奏や翔子と友情とか同士として仲を深めていく感じもよく練られてて面白いですー
何よりバレエの発表会とかはもちろんですが、
クラスレッスンの描写が凄く細かく描かれてて
筋トレとかつま先を強くするトレーニングの様子とか、
バレエの動きやテクニックの見せ方、ポジションを維持する難しさとか
バレエを習ってない私でも
バレエの身体の使い方みたいなのが段々分かる様に描かれてるのが凄く好きです。
奏がタブレットやスマホでバレエコンクールの動画をチェックしてたりとか、
現代ならではのバレエへの打ち込み方とかも好きー
奏が初めて出たコンクールで妖しいスワニルダを踊っちゃう所とか好きです。
絵も丁寧で綺麗だし奏のさらさら黒髪可愛い~美少女なのは翔子なのかな?
バレエ漫画って俺たちの闘いはこれからだエンドが多い気がするし
まだ完結してない漫画を集めるのはリスク高くてためらいもありましたが、
新刊7巻も出たみたいだしこのまま良い感じで続いて無事終わってくれると良いなー
何巻くらいまで続くんだろう。
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7月15日生まれのかに座、A型。
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COMMENT
王妃さま~!
穏やかで上品な微笑み!鮮やかな水色に明るい赤にピンクと若々しさを感じる色彩素敵ー♪
年齢よりも遥かに若く美しいリリー・ヘザー王妃にはピッタリなデザインですのぅ(*´▽`*)
貴族、王族は見た目が超大事ですものね~流行を取り入れたーり如何に自分の品格を見せつけるか!努力努力努力ーーな日々!!
自身が輝くことで王(男性)を際立たせるって役割もあるだろうし
華やかな見た目と裏腹な世界!恐ろしく大変な世界ですよね~私なら即挫折脱走するでことでしょう(笑)
お妃様萌えですから!
こんな楽描きにコメントありがとうございます><
リリー・ヘザー王妃に色んな色のドレス着せるの楽しいです♪
リリー・ヘザーさんは30代半ばだけど20代にしか見えない設定ですのw
キャラ紹介の設定画は年相応に見えますけどね^^;;
貴族・王族の見た目はほんま大事!
かのマリー・アントワネットにしても自らファッションリーダーとして流行を作り出したり、
ハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフ1世妃エリザベート皇后は
その絶世の美貌でオーストリアに併合されたハンガリーの民衆までも魅了したとか。
王の威光を際立たせるためにもお洒落には気を抜けないですからね!
まあリリー・ヘザーさんは生まれついての着道楽なので
その辺のことは息をするように簡単にしてたみたいですw
王を際立たせるより自分がいかに輝くかが大事な人ですけどw
深く考察してくださってコメントまでありがとうございます!