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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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復活したのでたくさん遊んでるよ


三つ編みアリスちゃんとハートの女王
pixivで二年ぶりにメッセージが来て、
凸系かと身構えたらこの絵への凄く丁寧な感想で凄く有り難かったです~(。・´д`・。)
わざわざメッセージ送ってでも私に感想を伝えたいと思って頂けた事がとっても嬉しい~


最近読んだ本は椎名咲月さん挿絵の少女小説二冊♥
束原ミヤコさんのPASH!ブックス
「捨てられ令嬢は錬金術師になりました。稼いだお金で元敵国の将を購入します。」
と、
貴嶋啓さんの講談社X文庫「ランジャールの宝冠 密約の宰相と三人目の婚約者」
の二冊。


捨てられ令嬢~は先月28日にブックオフオンラインで
椎名咲月さんで検索したら、発売を知らなかったこの本が出てきて、
2月上旬に出たばかりなのに定価よりも300円も安く買えました♥
今後も椎名さん挿絵の本は3ヶ月に一回位検索してみよう…ヽ(●´ε`●)ノ
内容は錬金術師物ってそんなに好きなの無いし
表紙も椎名さんにしてはドレスとか普通だったし
文章力もあまり期待してなかったのですが、
思ったよりずっと読みやすくて上手い文章で良かったです~
大人しくて真面目なだけが取り柄だった元王太子の婚約者だった公爵令嬢クロエが
異母妹のアリザに婚約者を奪われた上父の公爵の罪を断罪され路上に文字通り捨てられてから、
助けてくれた師匠ナタリアに錬金術を教わり、
今ではちょっとした財産を築いているという事が導入部でさらっと語られ、
元敵国の将軍で奴隷闘技場で戦っていた超絶美形の黒太子ジュリアスを
錬金術の素材を持つ魔物討伐のために購入する所から始まって、
自分で自分を稀代の美少女錬金術師クロエちゃんと自称するクロエが
無愛想で毒舌のジュリアスを何とか従わせようとする過程の
ツッコミとかがクロエ一人称の文章でサクサク綴られていて、
自信家で守銭奴のクロエのキャラが分かりやすくて良かったです~
飛竜愛好家のジュリアスのために彼が乗っていた飛竜を呼び戻す指輪を
錬金術で作ってあげる所とか、
次第に無愛想なジュリアスがクロエに心を開いていく感じが可愛くて良かったです♪
ジュリアスがクロエの作る料理を「お前はうるさいがお前の作る飯は食べられる」と
気に入る所の素直じゃない台詞も可愛かった(^^)b
クロエとジュリアスが錬金術の素材となる物質を持つ魔物討伐に行く所は
RPGの様な雰囲気で戦闘シーンも楽しく読めたし、
クロエが作る錬金道具もドラえもんの道具のように効果も素材も様々で、
紹介される度に楽しくてどんな風に使われるのかわくわくしました~
クロエの重い過去は後で掘り下げられるんだろうな~と思ってたら案の定で、
ずっと序盤のままの軽いノリで進んでも良かったけど、
重い話もしっかりまとめて上手く書いてたのでこの構成で良かったと思います。
大人しくて非力な令嬢だった過去の自分と決別するために
錬金術を学んで信じられるのはお金だけと言う信条を持つことになったクロエに
ジュリアスが生きる意味を与えるのがとても良かったです(*´▽`)
クロエが13歳の時死んだ母セレスティナが人間じゃない様な事が示唆されていたり、
クロエを助けた師匠ナタリアが全く掘り下げられてなかったり、
アリザを唆した天使様もといメフィストがまた出てくる気満々だったり、
続編が決定してるのかも知れませんが伏線が悉く投げっぱなのは気になりましたが…
あと一章だけジュリアス視点のクロエの考察があったのですが、
ツンデレジュリアスが出会って割とすぐクロエ大好きになってて、
そこは少女小説としてもっと徐々に惹かれていく過程を書いてほしかった…と思いました(((^^;)
でもアリザの歪んだ自分大好き思考とか、
メフィストの存在感とか異界の門とかの描写もファンタジーしてて楽しかった♪
束原さんFFお好きなんだろうなあと思いました(* ̄∇ ̄*)
クロエが城からの拘束命令にジュリアスが危険にならないよう
クロエの元から離れる錬金術を首輪にかけたのに、
逆らうと激痛がする首輪の効果に耐えてでも
クロエを助けに来たジュリアスの所にきゅんとしました♥
ラストは消化不良な伏線は山積みでしたが、
シリル王子からの報償で郊外の一等地に土地を買って
飛竜を三匹飼う未来予想図を語るクロエとジュリアスが
とても幸せな余韻を残してハッピーエンドで良かったです~
椎名さんの挿絵もいつもながらとっても可愛くて、カラー口絵付きも嬉しすぎる‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
特にシリル王子に断罪される貴族学園時代のドレスクロエとアリザが可愛かったです~(>∀<)
ロキシーさんやクロードさん、ロジュさん等、
脇役も皆良い味出してて良かったです☆


ランジャールの宝冠は捨てられ令嬢と一緒にブックオフオンラインで検索して出てきて、
110円だったので喜び勇んで買いました~‼(///∇///)
椎名さん挿絵の少女小説文庫、
それもお姫様主人公の西洋ものがまた新しく読めるなんて夢のよう~☆
もうTL共々買い尽くしたと思ってたので。
表紙のレティシア、ふわふわレースの愛らしいドレスじゃないけど
こういう中世風の重厚なドレスも素敵♥
そして椎名さん絵はこの頃の
目力ビシビシしてた頃の絵が一番塗りもドレスも好きでした~(;ω;`*)
最近の瞳の描き方は何か雑に見えるし美少女に見えない…
一番最初の挿絵のレティシアの挿絵も本文の通り
まだ色香は無い硬質で少女の面影を残した美貌と言う感じが出ていて
ドレスも袖の三つ並んだリボンとか可愛くて素敵でした~(*ノ▽ノ)
しかし内容は重厚な王朝絵巻が読めると思ったら
王位継承権が欲しいがために王女レティシアが
領封国家から中央集権化したい若き宰相セルジュに
互いの利害の一致を得て、
国内最大の領地を持つ侯爵家の息子と政略結婚しようと画策するが…
と言うだけの事をやってる意外とこぢんまりしたお話でした…
こういう話の割にはレティシアの両親の王と王妃が健在で、
それは良いとして王妃もキャラ小物だし
王に至っては会話してる所出てきたっけ?という影の薄さで…(^o^;)
ヒーロー役もレティシアが何でそんなにセルジュが好きなのかよく分からなくて、
侯爵家三男のアルベールの
ひねくれてるけど抜け目無い所の方がかっこよく感じました_(^^;)ゞ
レティシアが王位継承権を欲している理由も
王子が生まれなくて不仲の両親の心を繋ぎ止めたいからというだけなのが弱く感じたし、
レティシアが王になるための勉強や努力をしている描写がほとんど無いのも
何だかなあという感じでした。
なのにセルジュがレティシアがもう少し頭が悪いか性格が悪ければ
名君になれたかもしれない、とか思ってるのもおいおいとツッコミたくなりました。
王の公娼の挿絵も見たかった…いやこれはただの好みですが。
でも何だかんだ言ってもアルベールの長兄の事故死の真相や
クライマックスの侯爵領での戦闘シーンなんかはそれなりに練られてて
読み応えあったので、挿絵効果もあってそれなりに楽しんで読めました~
ラストセルジュとアルベール、正ヒーローを決めないで終わったのもこのお話では良かったです。
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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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