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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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新国立劇場バレエ団オフィシャルDVDブック感想


絵はロココの貴婦人風リリー・ヘザー王妃。
某絵を描くためにコピックスケッチの緑を新しく買ったので
インクが有り余ってる時にしか描けない塗り面積がたっぷりあるドレスを描いておきたくて。
しかしコピックは色選びが本当に難しい…;;
お店で試し描きしても帰ってから塗ってみるとイメージ違うことも多くて…
しかも原画とスキャンした絵ではまた色味が変わってしまうので更に大変…
この絵の緑も本当はもう少し淡くて爽やかなミントグリーンを選んだつもりだったんですが、
ちょっと明るい普通の緑みたいな色だった…
そしてスキャンすると青みが強くなっちゃって残念でした。
同じくこの絵に使ってるピンクは原画より上品な色合いになるので重宝してるんですが。

ミントグリーンとピンクの組み合わせのロココ風ドレスは前にユーディにも着せましたが、
この色の取り合わせ好きなのでまた描いてみましたー
少女リリー・ヘザーの下ろした髪型も気に入ってるけど、
ロココドレスにはやはりきちんとアップにした髪型が似合うよね~と思って。
目尻の下がった優しい表情も描くの好きだけど、
ちょっと波津彬子先生風のつり目っぽい表情がリリー・ヘザー王妃には似合う気がします。
着道楽の彼女らしく色とりどりのドレス着せるのは楽しいですわ。
ティアラはこの形しか描けませんが何か??

ちなみに充分長く描いたつもりだったのに取り込むとまた足が短くて顔がでかかったので
Photoshop Elementsでドレスの裾を長く伸ばしました…


新国立劇場バレエ団のオフィシャルバレエブック、
スヴェトラーナ・ザハロワ&アンドレイ・ウヴァーロフ主演の「ドン・キホーテ」と
米沢唯さん&厚地康雄さん主演の「ジゼル」ブックオフで買えましたー!!
DVDとカラー写真が豊富な解説書がセットになったこのシリーズ、
くるみと白鳥とライモンダは持ってるのですが、今回買った2冊はずっと探してたので
最寄りのブックオフに何気なく揃ってるのを見た時はキター!!と思いましたvv
ドンキはかなり高かったけど;;ジゼルは安かったのでまあとんとんかな。
別のブックオフで他のジゼルのDVD買おうか迷ってたけど買わないで待ってて良かったーvv
こういう出会いがあるからブックオフ通いはやめられません。

DVD、ドンキもジゼルもどちらもとっても良かったですー
解説書もカラー写真が充実しててこうして感想描く時も舞台を思い出しやすくて良いですね♪
ドンキのスペインの民族舞踏を踏襲した踊りの解説とかも
初めて知る事ばかりで興味深かったですー

ドンキは確か2007年に
DVDと同じザハロワ&ウヴァーロフの主演の舞台を観に行ったと思うのですが、
その時は主役のザハロワが姫オーラ出過ぎでおきゃんな町娘に見えないし
新国立劇場のダンサー達も踊りが大人しすぎて
全然陽気なスペインの活気とかが出て無くてがっかりしたんですよね…
でも今回のDVDで2009年収録の公演を観てみたら、
確かにスペイン的な泥臭さみたいな物はないけど
主役2人はテクニックも演技も申し分ないしコールドも綺麗で良かったです。

ザハロワ、キトリのキャラじゃないと思ってたけどいきいきと楽しそうに演じてて可愛かった。
バジルが他の娘と扇の影でキスしてるのを見てちょっと!!って割り込む所とか
演技や表情も良かったですー
ウヴァーロフは第1幕の登場時から
陽気な伊達男というよりはキトリにぞっこんなバジルという感じで微笑ましかったです(笑)
ドン・キホーテ役のダンサーはもう少し狂言回しらしい存在感が欲しかったけど。
エスパーダももう少しスターオーラがあると良かったかな…
メルセデスと街の踊り子は区別が付かない…;;
キトリ第1幕のカスタネットのヴァリはもう少しなめらかに踊れると良いかも。

第2幕の酒場でのシーンのジプシーの女性のダンスは
ゆったりしたけだるげな音楽を良く表現していて良かったですー
バジルの狂言自殺のシーンもウヴァーロフのお茶目な演技良かったけど、
ロレンツォに結婚を認めてもらってからの踊りは
手を打ち鳴らす所とかもっときびきびしてて欲しい…あそこの音楽と振り付け好きなので。

でも何と言っても第2幕のドン・キホーテの夢の場面は白眉でしたー
森の女王にキトリと2役のドゥルシネア姫、
そして森の精達の薄ピンクや薄黄色にお花のコサージュが着いたチュチュとっても可愛かったー
2007年鑑賞時も純クラシックのこのシーンだけはまだ見られるな、と思ってましたが
やはり新国立劇場の実力が遺憾なく発揮されるのはこういう純クラシックだなーと思いました。
舞台全体が柔らかい照明に照らされて幻想的な雰囲気がばっちり出ていてとっても素敵でしたー

森の女王の厚木三杏さんはもうちょっと女王らしい威厳があると良かったけど。
振り付けもイタリアン・フェッテのverの方が好きだし。
森の女王のヴァリは曲含めドンキでも1,2位を争うほど好きなのでちょっと残念…
キューピッドももっと元気溌剌とした雰囲気を出して欲しかった。
でもザハロワのドゥルシネア姫は
曲調にぴったりの可憐でお淑やかなお姫様そのものの踊りで凄く良かったですー!
ドゥルシネア姫のヴァリも曲も大好きです。
ザハロワ前半の清楚さから後半のチャーミングなピケターンまでとっても美しかったvv

第3幕の結婚式のシーンも踊りの見せ場がいっぱいで盛り上がりましたー
何気に公爵夫人役の衣装が中世の重厚な感じのドレスで素敵でした。貴婦人達も。
ザハロワの衣装は自前らしいですが
1幕とドゥルシネア姫の衣装はちょっとシンプル過ぎて物足りなかったですが、
3幕の結婚式の赤いチュチュは身頃とスカート前面、スカート裾に刺繍が入ってて
エレガントで素敵でしたー


第1ヴァリエーションの寺島まゆみさんは表情や顔の付け方、ポーズの決め方がとても上手で
ふわふわした妖精さんのように軽やかな踊りがとっても可愛くて良かったです。
第2ヴァリエーションのさいとう美帆さんはもう少し曲調をしっかり表現して欲しかった。
ウヴァーロフのバジルのヴァリは…上手いんだろうけど
黒いタイツが舞台の背景に埋もれてしまって脚捌きが良く見えない;;
バジルに限らず白鳥の王子とかでもありがちですが、
主役ダンサーが黒タイツの衣装の時は背景との兼ね合いを気をつけて欲しい…
キトリのヴァリは通常とはちょっと振り付けが違ったけどまあ可愛かったです。
コーダはザハロワ、グラン・フェッテで少し回転が雑で汚く見えるのが残念でしたが;;
全体的にはとっても華やかで楽しい舞台で良かったですー!

映像特典も嬉しいこのシリーズ、今回はドンキのリハーサル風景などの舞台裏と
ザハロワ&ウヴァーロフのインタビュー、
そして新国立劇場のダンサー・
本島美和さん、八幡頼光さん、マイレン・トレウバエフさんの3人が紹介する
バックステージツアーが収録されてます。
リハーサル風景はこういうメイキング映像的なの大好きなので楽しかったですー
指揮者に細かくテンポなどの調整をお願いするザハロワのシーンとか
こういうやりとりを本番までに何十回何百回としながら舞台に立っているんだなーと
ダンサーにも指揮者にも頭が下がる思いでしたー
カーテンコール時の並び順を書いた図とかが貼られてるのも面白かった。
ザハロワとウヴァーロフのインタビューも
前東京文化会館の音楽資料室で観た時は内容薄い…と思いましたが
改めてみたら結構深いことや興味深い話も多くて面白かったです。
そしてバックステージツアーも舞台で使うギターや短剣、マント、花などの小道具を紹介したり
衣装室を見せてくれたりして楽しめましたー
トレウバエフが本島美和さんにマントを羽織らせて抱き寄せたり
花を捧げてぽいっと捨てられるとはっとした表情をしたり(笑)芸達者で好きです(笑)


ジゼルの方も前に文化会館の音楽資料室で観ましたが、
やはり家でじっくり観た方が楽しめましたー
米沢唯さんのジゼルも厚地康雄さんのアルベルトもとっても良かったです!

第1幕のアルベルトが純朴な村娘のジゼルがぽーっとなるのも分かるわ…という
貴族らしいエレガントで洗練された感じがばっちり出ていて良かったですー
ジゼルの米沢唯さんもお顔は純和風だけど^^;;とっても楚々として可憐で可愛かったです。
アルベルトを恥ずかしそうに見たり
控えめな仕草の中にも彼への溢れんばかりの恋心が込められていて。
ジゼルの衣装はもう少し可愛くても良かったと思いましたが^^;;
スカート部分は白のチュールより青とか水色が好きだなー…
バチルド姫役の湯川麻美子さんのトレーンをたっぷりひいた赤いドレスも
いかにも貴族的でとっても素敵。衣装にほおずりするジゼルも可愛かったですー
ペザント・パ・ド・ドゥは奥村康祐さんの軽快なジャンプ良かったです!
ペザントの女性ヴァリも好きなのですが先日のくるみでも観た田千晶さん
この映像の収録時はまだ若いからか少し物足りなかったです…
振り付けをこなす技量はあるんだけど踊る喜びみたいな楽しさや魅力が伝わってこなかった…
ジゼルの第1幕のヴァリは良かったけど、
欲を言えばアラベスク・パンシェをもう少し深くやって欲しかった。
でも片足とんとんの所はスカートのあしらい方も上手くて可愛かったですー

狂乱の場は映像特典のインタビューで米沢さんがそれこそ本当に気が狂いそうなくらい
何度も何度もやり直したと言っていたとおり、とっても真実味が感じられて良かったです。
心破れながらもうつろな笑顔を浮かべる所とか、
もはやアルベルトの事が目に入らない感じとか「演技派」という言葉が浮かびました。


第2幕はミルタ役の厚木三杏さんが登場する所からジゼル登場まで25分位かかってダレた…
でもジゼル2幕は同じバレエ・ブランでもひたすら退屈な白鳥2幕とは全く違って
幻想的な中にも儚げな美しさがあって観てて飽きなくて大好きですー
白鳥は単なる可憐で弱々しい存在だけど、
ウィリ達は美しさだけでなく恐怖を与える存在なのが面白い。
ハンスを取り囲んで踊らせるシーンは東京バレエ団とかと比べるともう一つ迫力不足でしたが、
ミルタは厚木さんのクールビューティーなお顔に合ってて良かったと思います。

ジゼル登場の高速回転はまあ比べるのは間違ってるけどヴィシニョーワとか観ちゃうと…
って感じですが、とにかく米沢さんのウィリになったジゼルは
ただただ純真な少女のようにアルベルトを守りたいその一心なのが感じられて良かったですー
アルベルト役の厚地さんも
後悔と失意の念に沈みながらジゼルの墓参りをする所から入り込んでるのが伝わってきたし、
パ・ド・ドゥのアルベルトのヴァリもジャンプが力強くて良かったです。
ジゼルのヴァリはぴょんぴょん飛び跳ねる所もっと泣けても良いかなーと思ったけど。
ラスト、アルベルトを守り抜いた喜びと別れの決意に包まれながら墓に戻っていくジゼルと
彼女に助けられたアルベルトの悲哀に満ちた想いが伝わる様な幕切れがとても感動しましたー

映像特典は約20分の主演インタビューと書いてありましたが、30分以上あるような…
普段のクラスレッスンの様子とかはどうでも良いから
もっとジゼルという作品についてを聞かせて欲しいと思いましたが、
最後の米沢さんと厚地さんのマイムを使ったミニ芝居は笑いました(笑)
米沢さんはもっとクールな感じの女性をイメージしてたのですが、
素直で純朴な感じの可愛らしい方で好印象でしたー


今回も飽きもせず駄長文を綴ってしまいましたが、
とにかく新国立劇場先日のくるみもそうですが最近自分の中で好感度が上昇中なので
タイムリーに欲しかった2冊が買えてとっても嬉しかったですvv
まあ買ったのは31日でしたがね…観た&読んだのは4日。
今度3日に観に行った新制作版くるみのDVDブックも出るそうなので絶対買いますー!
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新作だーーーー!!!

お邪魔します昭です♪

リリー・ヘザー王妃新作来てる~~~!!!

『ロココの貴婦人風』なのですね~!
こういう鮮やかな色彩のドレスも着こなせるとは!
流石リリー・ヘザー王妃さま~(n´∀`n)

髪の編み込みが繊細で光沢お美しい~~~~~!見とれちゃう!
こういうドレスにはアップの髪型が似合いますね~
全体のバランス絶妙!ブラボーでございますっ!!

原画の色味も気になるところですが
ブログ掲載のこちらの色味も好きだな~
ピンクもエメラルド色も明るい色味なのに
落ち着いていて大人の色彩!素敵です!!
深みのある緑とピンクの組み合わせ可愛いだけでなく重厚で、
リリー・ヘザー王妃の容姿と雰囲気にピッタリですネ(*´∀`*)

久々のリリー・ヘザー妃

昭さんいらっしゃいませ♪

リリー・ヘザー王妃久々に描きましたん

ロココの貴婦人風リリー・ヘザー妃、ヴェルサイユにいそうなイメージですww
鮮やかな色彩のドレスも描くの楽しかったですー!

髪はまた久々にコピック握ったのでかなり失敗して何とか誤魔化しましたが;;
そう言って頂けて良かったですー><
やはり結い上げた髪にボリュームのあるスカートのドレスというバランスが大好きだと実感しました^^

原画はもう少し緑色が強くてピンクはちょっとけばけばしい色合いなのですが、
スキャンしたらそれなりに色味調和したので良かったかな^^;;
最近は少女リリー・ヘザーばかり描いていたので
久々に落ち着いた大人の雰囲気を出したくて~♪
緑とピンクの組み合わせ好きなのでついつい使ってしまいます~
可愛らしさと重厚さ両方出ていたら嬉しいです;;
リリー・ヘザー王妃にぴったりと言って頂けて嬉しかったですー!
コメントありがとうございました!vv
  • 小雨 さん |
  • 2017/11/10 (01:33) |
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小雨
性別:
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職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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