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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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映画「シェイクスピアの庭」・月刊flowers3月号感想


絵はラズルを性転換させてみた絵
こういう絵初めてにしては
元ネタの男ラズルの衣装をドレスにアレンジ上手く出来たと思います(。ゝ(ェ)・)-☆
上半身が細すぎたけど
パニエを何枚も重ねて膨らませてそうなスカートのボリューム感がお気に入り♥
三つ編みを下ろすと髪の長さはこれくらい。
ラズルは顔はリリー・ヘザーにそっくりだけど、
髪質はリリー・ヘザーの巻き毛でなく
ロレンツォの縮れ毛を受け継いでる設定です(^^)b


WOWOWでケヴィン・コスナー監督・主演の「シェイクスピアの庭」観ましたー
もう何回も見逃しまくってたのでようやく観られて良かったです♪
シェイクスピアが手掛けた戯曲「ヘンリー八世」の上演中起こった火災のせいで
失意のうちに一線を退いたシェイクスピア晩年の日々を静かに綴った映画。
淡々としているのにちっとも退屈じゃなくて、
イギリスの田園地帯の風景とかシェイクスピアの作る庭に咲く花々など、
映像もとっても美しかったです~
嫁いで家庭を作っている長女スザンナ、
気むずかしい性格で行き遅れと揶揄される次女ジュディス、
そしてシェイクスピアが若い頃11歳の幼さで亡くなった一人息子ハムネット。
シェイクスピアは三人の子供達をそれぞれ愛し気にかけていましたが、
特に息子のハムネットを溺愛しており、
その事が不幸を呼ぶことに…
これはとある一家のホームドラマだなと思いました。
ジュディ・デンチ演じるシェイクスピアの妻アンの存在感もさすがでした~
ジュディスが「女の役目は分かってる」と言ったり、
アンが「私は字が描書けなくて結婚証明書に署名出来なかった」と自嘲する所とか、
女性が読み書きを習えず結婚して子供を産むことだけが役目だと押し付ける社会に
諦めつつも反発する女性達の姿は
「ストーリーオブマイライフ 私の若草物語」にも似た
フェミニズムのメッセージ性を強く感じました~
でも何より心を打たれたのは、
天才詩人と詠われたシェイクスピアが
実はどこにでもいるごく普通の夫・父親であったというその生き方でした~
ハムネットを可愛がり、彼の書いた詞が機知に富んでいると
ずっと自慢していたシェイクスピアが、
実はその詞が字の書けないジュディスが考えた詞をハムネットが代筆した物だと知らされ、
ジュディスがびりびりに引き裂いて暖炉に捨てたその詞の紙束を
必死で拾い集めて元通り繋げようとする老いたシェイクスピアのシーンは
とても切なく哀愁を帯びていて胸を突かれました~
詞を書いたのがハムネットだろうがジュディスだろうが、
彼にとっては大事な子供が書いた自慢の詞なんだなというのが伝わってきました。
ジュディスが結婚して妊娠したと聞いて大袈裟に喜ぶシェイクスピアのシーンも、
ごく普通のどこにでもいる父親のそれで
「私には二人も美しい娘がいる」という言葉にも彼の子煩悩さが表れていて。
やがて息子の死の真実を知ったシェイクスピアの前に11歳のままのハムネットが現れ、
「僕の物語を終わらせてくれてありがとう。これで休める」
と告げる所はシェイクスピアの息子へのやる場の無い愛情が
ハムネットをずっと縛り付けていたんだと思わせると共に、
幻想的で美しいシーンでした~
ラストシーンのアンが一文字一文字まるで宝石を慈しむかのように丁寧に
アン・シェイクスピアと自分の名前を綴り、
シェイクスピアが「美しい文字だ」と言う幕切れは
アンの結婚証明書をもう一度書きたいという
名実ともにシェイクスピアの妻になったという喜びと
読み書きをする喜びとがないまぜになって、
アンとジュディスがどれ程努力して読み書きを習ったかも想像させられて
とても穏やかで幸せなラストシーンで感動しました~


もう1ヶ月経ってしまいましたが、
波津彬子先生のふるぎぬや紋様帳最終回という事で
1月28日発売のflowers3月号買ってました~
ふるぎぬやは表紙の伊都子が着ているアンティークの縞柄に花の着物がとても好きです♥
ふるぎぬやを閉じる事になった白妙の元に
化けられるようになったあやかし達が着物をねだりに来る所は
波津さんらしいな~と言う感じでユーモラスで良かったです。
祥子ちゃんの結婚式で河童のぬいぐるみを当ててしまった伊都子が
電車内でご店主と再会するラストは
髪を切ってスーツを着たご店主が今までの着流し姿よりかっこよくてどきどきしました(>∀<)
源ちゃんが出てこなかったのに今気付きましたが、
それより祥子ちゃんが今時にしては結婚が早いなと言うのが印象に残りました。
祥子ちゃんの今風の着物にレースの半襟を合わせた結婚式コーデが可愛かった♪
何はともあれ綺麗に終わって良かったです~7月に始まる新連載もだけど
来月8日発売のふるぎぬや完結感6巻も表紙とか口絵楽しみ~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

その他印象に残ったのは赤石路代先生の「神無月紫子の優雅な暇潰し」。
相変わらずフリーダムな紫子さんと執事のポーカーフェイスがかっこよくて、
紫子が結婚詐欺に遇いそうになった事で逆にお洒落に目覚めた千絵里ちゃんに
「いいわよいいわよ~」と目を輝かせる紫子さんが頼もしくて可愛かったです。

逢坂みえこ先生の「獣医者正宗捕物帳」も
老舗の履き物屋の若女将が
双子の片割れの我が子を助けるために狂言誘拐を図るという筋が面白くて、
母の愛の強さと夫の若旦那の優しさが出ていて幸せな結末が暖かくて良かったです~

今話題の田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」のドラマ収録現場レポも
同じ台詞をその台詞が言われたときにその場にいた人物全員の表情を撮るために
何回も繰り返し台詞を言わなくてはいけない俳優さんの苦労とか、
整君役の俳優さんがあのスーパーアフロを地毛でやりたいと言ってくれた感動とか
現場や俳優さんの臨場感や素顔が伝わってきて、ドラマ観てないけど楽しめましたー

新井理恵先生の猫山さんはflowers買った時の癒しです…(*´▽`)
猫山さんが何の遠慮もなく殺し屋の傘の中に入ってくる所とか
殺し屋が結局転職して上手く収まっちゃうラストが好きです。
にしても猫山さん4巻電子のみなの…紙で出るなら定価で買っても良いのになあ(ヽ´ω`)
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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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