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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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Kバレエ「シンデレラ」とオレンジ文庫


絵は舞踏会から帰ってきたクリノリン・スタイルのドレスのリリー・ヘザー
ドレス今見るとシンプルすぎたけど(ヽ´ω`)若い娘らしく可愛らしく描けたのでまあ良いか。
虫かぶり姫の事にちょっと言及しながらTwitterに上げたら、
虫かぶり姫のコミカライズをしている喜久田ゆい先生にいいねして頂けて嬉しかったです♥
ボンネットの青いリボンに縞模様が入ってるのがポイント。

今日午後二時からWOWOWでやっていたKバレエの日高世菜さん主演のシンデレラ観てました~
これも例によってDVD持ってるのですが、
キャストが変わると大分印象も違うな~と思いました~
今回の継母のルーク・ヘイドンはDVDでは違う人だったと思ってたけどDVDの方も同じだった…
第三幕でシンデレラと抱き合うシーンはDVDの方がずっと感動的だったなあ。

第一幕、暖炉の前で身をすくめるように暮らしている日高世菜さんのシンデレラ、
継母や義姉達にお辞儀する所が既に姫君のような気品に溢れていて素敵でした~
仙女が化けた老婆に手で顔を撫でられて、撫でられたところをなぞるようにする所は
もうずっと誰かにそんな風に触れられた事は無かったんだろうなあという
シンデレラの不幸な境遇と孤独が感じられて泣けました~
仙女がシンデレラの身の回りの品を妖精に変える所、
薔薇の妖精のダンサーはまだほんの少女といった感じのあどけなさで、
ちょっと体が固いと思う所はあったものの元気一杯な踊りで可愛かったです。
トンボの妖精役の岩井優花さんは一番気に入りました~
トンボの透き通った羽が似合う妖精らしい美女で、たおやかな雰囲気が素敵でした♥
キャンドルの妖精は熱くて跳ね回る様な振り付けが面白かった。
ティーカップの妖精は中国の青磁の様な衣装が気品を感じさせて素敵。
シンデレラが姫君に変身するシーンはもっと早着替えみたいな感じにしてほしかったけど、
長いマントを羽織ってティアラに真っ白いクラシック・チュチュを着たシンデレラ可愛かったです~
四頭の牡鹿に引かれた馬車でシンデレラがお城に入っていくシーンで一幕終。

第二幕、お城の舞踏会。曲線を多用したお城の装置がロマンチックで素敵でした~
小さい騎士がブリッジを何回もするの体柔らかい!!(゜ロ゜ノ)ノ
上の義姉が道化と踊って、最後にフィッシュダイブする所は新しかったです~
満を持しての登場の王子役の高橋裕哉さん、
事前に観ていた番宣ではお顔が失礼ながら少し猿っぽい…とがっかりしていたのですが(((^^;)
実際観たら登場した瞬間王子様‼って感じのオーラがビシビシ感じられてとっても素敵でした~
踊りはジャンプがもう少し高ければ良いな…って感じでしたが、
伸びやかで健やかで素直な
何不自由無く育った王子様らしい王子様という感じがとても気に入りました。
シンデレラがお城の階段を一段一段降りてくるシーンは、
日高さん内から輝くような真っ白な肌に純白のチュチュが映えて
正に気品溢れる謎のプリンセスという感じが出ていて良かったです。
シンデレラのソロは日高さん本当に正統派姫君という感じのしとやかで優美な踊りで素敵でした。
王子のソロはジャンプの高さはそれほどでは無いものの、
最後のピルエット安定感があってとても上手かった。
そして技術以上に高橋さんの、
疑うことを知らない純粋な王子と言う性格が現れている踊りに感動しました~(* ´ ▽ ` *)ノ
二人のパ・ド・ドゥは、シンデレラと王子がお互いの外見だけでなく
お互いの心を通わせて愛し合っていく過程が短い中に集約されていて良かったです~
日高さんの王子を見つめる瞳が本当に夢見る恋する乙女その物で凄く可愛かった~‼(*≧∀≦*)
12時の鐘が鳴ってシンデレラが元の姿に戻るシーンの演出も美しくて好きです。
王子が式典長からシンデレラが落としていったガラスの靴を渡される所で第二幕終。

第三幕、前述のようにシンデレラと継母達との和解シーンはあっさり目でしたが、
やっとシンデレラを見つけ出した王子とシンデレラが
お城に寄り添いながら消えていくラストシーンはとても美しい幕切れで良かったです~
日高世菜さんも失礼ながらお顔はちょっと出っ歯気味…なのですが
美しさとは顔だけの物ではないと言うのが良く分かる舞台でした。
これって、シンデレラのお話のテーマにも通じますよね(。ゝ(ェ)・)-☆


ブックオフオンラインで喜咲冬子さんの集英社オレンジ文庫「青の女公」買いました~
誕生月特典で3000円購入で500円引きのクーポンがあったので
値段合わせのために買ったのですが、とは言えずっと欲しかったので楽しみに読んだのですが
思ったほど面白くなかったな…(ヽ´ω`)
同じオレンジ文庫の久賀理世さんの王女の遺言みたいな
重厚で壮大で華やかなヒストリカルロマンを期待していたのですが、
最初の北部の故郷を残虐公と呼ばれるウロス公に滅ぼされ
王宮で女官勤めをしている主人公リディエが
青き薔薇と称えられる王女スキュイラの夫であるウロス公の公子で現在は王子、ヴァシルが
王女に無視されているのを改善する様に、という役目を仰せつかり…と言う所は
麗しのスキュイラを取り巻く蜂の会と呼ばれる美青年たち等、
華やかな宮廷絵巻が始まりそうでわくわくしたのですが、
早々とリディエの故郷のある北部地域の再興と言う地味なテーマに移ってしまい…
私の頭が悪いせいなのですが、ヴァシルが何故リディエ達を殺そうとしたのかとか
ウロス公とその公子が何故城から吊るされる事になったのかとか、
ストーリーやキャラクターの相関関係を良く理解できないまま読み終わってしまいました…
それは置いておくとしても、主人公のリディエも真面目なだけで面白味が無いし、
ラスボスのヴァシルは小物だしイアソンはテンプレ騎士キャラだし
ウラドはまあ…個性ある方だけどソロスは登場シーンが情けなさすぎて
関係を持った女性の子供を皆庶子として城に引き取っていると言うのも
後からヴァシルにその存在を利用されないようにしている、という説明があっても
いや何も考えてないだけでは…と思ってしまいました…
そしてWヒロインと言っても良い役どころのスキュイラ王女も性格が一元的で個性が無いし…
全体的にキャラクターに魅力がないのが残念でした。
ヴァシルが子種が無い事を隠して王女と結婚させた宰相が処刑される所とか、
謀略部分はそれなりに面白かったですが、
肝心のヴァシルを誘い出す方法が書かれてなかったのはがっかり…
ヴァシルの右肩に傷が無いと騒ぎそれ以来精神が不安定になった様に見えたリディエが
実はしっかりヴァシルの右肩の傷を見ていて、
周囲を惑乱させるためにあえて心神喪失状態を演じていると分かるラストは
このままイヤミス的な感じで終わるのかと思ってたのでちゃんと決着がついて良かったですが。
リディエがイアソンやウラド等好意を寄せてくる男性の誰とも結ばれず
王女スキュイラも同様だったとう言うのは今風で、
恋愛至上主義な私でもそれほど不満はありませんでしたが、
何分地味な印象が拭えないお話で期待したほどは楽しめなかったのが残念でした…
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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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