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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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久々にホラー読んだ~


という事で戸倉姉妹の次女、桔梗子です。
桔梗って確か夏の花…ですよね…?
桔梗柄の着物(分かりづらいですが(^-^;)に羽織は季節感的におかしいかも…ですが
ネットで見かけた大正浪漫風コーデを見て、大胆な柄の羽織を着せたかったのです。
桔梗もしとやかで大好きな花なので、
ちゃんと美女(また自分で言う)の名前に付ける事が出来て良かったです♥
桔梗子は四姉妹一の美人でちょっとふっくらしてます。
耳かくしも大好きなので描くの楽しかったです~♪
ちょっと老けてますが桔梗子は二十歳位の設定です。


Twitterで発売してるのを知って、
椎名咲月さん挿絵の雨宮れんさん作・ジュエルブックスピュアキス
「錬金術師、森で迷子を拾いました1 呪いを解いたらオオカミ陛下に大変身…ですか?」
買いました~
去年の9月に買った同じ椎名咲月さん挿絵、雨宮れんさん作のジュエルブックスピュアキス
「王女でしたがこっそり竜騎士団の専属薬士になりました!」と
同じ作者さんだとは気付かず買ったのですが、今作の方が遥かに面白かったです~‼
王女でしたが~は表紙は抜群に可愛かったけど話はぼんやりしててもう思い出せないや…

錬金術師~は表紙はヒロインのフェリスが錬金術師という事で
せっかくの椎名さん絵なのに服装が地味で期待値あまり高くなかったのですが、
フェリスが兄の天才特級錬金術師スタンの作った有能ホムンクルス、ルカと一緒に
川で拾った黒髪黒目の五歳くらいの可愛い男の子、ヴァルと暮らす日々から
スタンの術のおかげで呪いが解けて、
美形の皇帝陛下の姿に戻ったヴァルことヴァレリアンとの甘酸っぱいあれこれ、
ヴァレリアンに呪いをかけたヴァレリアンの父の双子の弟オルランドを捕らえる終盤まで、
飽きずに読めて良かったです‼
序盤の錬金術師には5つの階級があり、
その最高位で国に5人しかいない特級錬金術師の一人である兄スタンや一級錬金術師の両親に比べて
まだやっと一人前の錬金術師として認められる三級錬金術師であるフェリスが
自分を落ちこぼれと卑下する所は
ぐだぐだ引きずったりしないでほしいな~と危惧してましたが
その願い通り?その後もちょくちょくフェリスが兄との差を感じて落ち込む所はありましたが、
湿っぽくならずにフェリスが明るい性格なので前向きに乗り越えていく感じで良かったです。
妹を溺愛するスタンがフェリスを守るためだけに作ったホムンクルス、ルカも
可愛くて良い味だしてて良かったです~
オルランドを捕らえに行く途中でヴァレリアンに
「僕はフェリスちゃまが幸せなら何でも良いんですよ。フェリスちゃまが好きですか?」と
直球で聞く所とかはかっこよかった‼
スタンも最初は少女ラノベあるあるな良くあるシスコンキャラかと思いきや、
溺愛するフェリスを躊躇いなく竜のエサとしておびき寄せるのに使ったり、
錬金術が絡むと妹とは言え結構非情になる所とか、
とは言えちゃんと防具の錬金術で作ったアイテムを持たせて安全を万端にする所とか
これまた良い味出してて良いキャラでした~
普段はとぼけてるけどいざとなると有能な所のギャップもかっこいい♪
そしてヴァルことヴァレリアンも私好みの黒髪美青年だし
呪いをかけられた小さなヴァルもいじらしくて可愛かったけど、
大人の姿に戻ってからも
俺様かと思えば意外と殊勝で律儀な所もあったり、
女性の扱いに慣れてるようで実は純情だったりで凄く好きでした♥
オオカミ陛下というサブタイトルから想像するほどケダモノ要素は無かったような…(^o^;)
それも良くある強引でグイグイいくだけの俺様美形キャラじゃない所が良かったです‼

フェリスとヴァレリアンがルシアの町に買い出しに行く所が好きです~
フェリス一家が昔から行きつけにしているハーブ店の場面とか、
ハーブの良い香りのする店内に佇むフェリスとヴァレリアンが目に浮かぶような、
こちらまで香りが伝わるような描写が良かったし、
お土産にもらったハーブの手作りキャンディーを
目を丸くしながら食べるヴァレリアンが可愛かった♥
その後のカフェデートも胸キュンで好きです~(*^▽^*)
そしてオルランドを捕らえるための魔道具を作るため
フェリスとスタンが5日間交代で魔法釜に魔力を注ぎ続ける所で
疲弊するフェリス達のために何か自分に出来る事は無いかと考えたヴァレリアンが
ヴァルだった時にフェリス達と庭の野菜を収穫した事を思い出して、
手を傷だらけにしながら不格好なサンドイッチを作る所は
大変いじらしくてフェリスと一緒に私も胸キュンしました♥ここの挿絵も良き…(^q^)

フェリスがヴァレリアンへの気持ちを自覚しながらはっきり言葉に出さないで終わるのや
敵役のオルランドが思ったより小物であっさり捕まるのはちょっと不満でしたが、
ヴァレリアンに「妹に手を出したら埋めますよ」と本気で言うスタンとか
ヴァレリアンとスタンとの気のおけない丁々発止のやりとりも、
フェリスがスタンを埋めるべきなのではないかと思う所とかも、
ギャグは上手いとは言えないけど味があって好きでした~
竜退治を簡単と言い切るスタンとヴァレリアンも良かったです。
ヴァレリアンがフェリスに
「錬金術師でないフェリスも好きだ」と言ってキスするラストも良かったです~
このお話、1とあるので続刊があるのかと一冊完結が好きな私は怖々してましたが、
ちゃんと今作一冊だけでも終わってる様に読めるし、
あとがきで続刊は皇宮に帰還したヴァレリアンを取り巻く宮廷でのあれこれと言う事だったので、
フェリスのドレス姿とかも期待出来そうだし華やかな貴婦人や令嬢達も出てきそうで、
秋頃発売予定、鋭意執筆中という雨宮さんの言葉に是非読みたい‼と思いました‼(*≧∀≦*)
キャラクターが皆魅力的なので続きも楽しみです~もちろん椎名さんのイラストも‼

めちゃくちゃ久々にブックオフの実店舗で本を買いました…
岩井志麻子の角川ホラー文庫、「でえれえ、やっちもねえ」。
デビュー作のぼっけえ、きょうてえが凄く好きだったので、
久々に江戸、明治、大正、昭和舞台の短編集という事で楽しみに買いました~
岩井志麻子作品、昔は好きで図書館でほとんどの作品を読みましたが、
マンネリ化が激しくてここ10年位全く読んでなかったのです~
あまり時間がないので各話簡単に感想。

「穴堀酒」
一番好きでした~
女性の礼儀正しく穏やかな口調で書かれた手紙から
だんだん女性が人を殺して女性監獄に服役していた事や
殺人の全貌が明かされていく過程がとてもわくわくして、
大正から昭和にかけての岡山の歓楽街の空気や
儚い時代の輝きが感じられる所が凄く好きでした。
そしていよいよ殺人の全容が明かされて、
それまでの穏やかだった女性の口調が一転して
太字で男を罵る口調になる所が最高に怖くて良かったです~
そして最後の男性の手紙で、
女性を殺す算段をしているとしか思えない文章で締めくくられる所が快感すら感じました~

「でえれえ、やっちもねえ」
表題作の割には凡庸な話でした…タイトルは岡山弁で「物凄く、恐ろしい」という意味だとか。
狼太郎の話とノリと小平の話と鞠枝の話と、どう繋がりがあるのかよく分からなかった。
ラストの小平の言葉で後味悪い感じで終わっているのはホラーだから良いのでしょうが、
まとまりが感じられない話でした。

「大彗星愈々接近」
浦島太郎の様に60年近くも行方不明になっていた幸吉の祖父の妹、ヨシが
ある日突然帰ってきて…という導入部から
幸吉の家系の男達の変人ぶりが語られる所など、
ホラーだけどどこかほのぼのとした雰囲気が感じられるお話で結構好きでした~

「カユ・アピアピ」
岩井志麻子特有の南国への愛着と、
どこまでが現実でどこまでが妄想なのか境界が分からなくなってくる感じが
良くも悪くも岩井志麻子らしい話でしたが、
あまり面白くなかったな…ラストはまあまあ良かったですが。


穴堀酒以外はそこまで楽しめませんでしたが、
まあ久々に岩井志麻子の時代物ホラーが読めたので満足です。
そして私はやっぱり簡潔に書くという事が出来ないのだなあと実感しました( ノ;_ _)ノ
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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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