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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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おばあちゃん大好き


あまりにも画像がないので数年前に描いたビキニ粉雪をのせておきます。
目と目が離れすぎだけど;;この頃の方が上手かった…(あくまでも私比です;;)
続きから今日TVでやっていた映画西の魔女が死んだの感想。

西の魔女が死んだ、公開されてたの2年前かな?劇場に観に行きました~
凄く感動して、DVDも買いました。忘れていたのですが、某方に送ったメールを読むと
「最初に観た感動が薄れてしまうのが怖くてまだ(DVD)観れていない。
何度も観たいと思う映画はたくさんあるけど、
最初に観たときの気持ちのままずっと取っておきたいと思う映画はそんなに無いから」
と書いてありました。私にとってはそれ位大事な映画です。
案の定DVD観たら最初に観たときに得られた感動とは大分違ってしまっていたので、
(DVDプレイヤー持ってないのでPCの小さい画面で観たせいも有ると思いますが;;)
DVDは封印して、TVでやる時もう一回観てみようと決めてました。
で、TVで3回目の視聴。うーん…どうだろう…TVの大きい画面で観た分感動はアップしたと思いますが、
最初観た時はどう思ったっけって、ずっと考えてしまいました。
感想は感動が新鮮な時が一番ですね!

まず、「魔女が倒れた。もう駄目みたい。」というママの声から、手で顔を覆うまいのファーストシーンが、
凄く印象に残っています。
私ファーストシーンとラストシーンは忘れてしまう事が良くあるのですが、
この映画の導入とラストは絶対忘れません。
雨が降る中、車に乗って2年前を回想するまい。
途端に、西の魔女、おばあちゃんの家の緑が美しい庭に引き込まれます。

西の魔女が死んだというタイトルがまずキャッチャーですよね。
原作の小説は読んだこと無かったのですが、観た後読んでみたら凄く忠実に映画化されてますね。
郵便屋さんとか原作にはないキャラクターも、良い味出しています。
そして何と言ってもおばあちゃん役のサチ・パーカーさんの優しく上品な佇まいが素晴らしい…!
日本語はちょっと棒っぽかったですが、それがかえっておばあちゃんの役に合っていて良かったです。
まい役の高橋真悠ちゃんは可愛いな~v演技も頑張ってて適役でした。

この映画、「魔女」という言葉が持つイメージを大きく変えてくれました。
魔女修行に必要なのは、早寝早起き、しっかり食べて、よく運動し、規則正しい生活をすること。
そんな当たり前のことが、魔女の修行の基礎となる…
魔女って、昔はごく当たり前な存在だったんでしょうね。
まいに優しくかみくだく様に、魔女の心得を教えてくれるおばあちゃん。
時には静かに諭し、でもその後にはクッキーを焼いてくれたりして、
愛情を持ってまいを見つめるおばあちゃんが凄くよかったです。
こんなおばあちゃんならみんな大好きだよ!

そして独特の死生観を感じさせる映画でもあります。
魂は死んだら体から放れて自由になる…「でもどうして体なんてあるの?苦しむためにあるみたい。」
と言うまいに、魂は色々なことを体験して成長するんです。
それに、体があるから喜びを感じられることも有るでしょう?と優しく教えてくれるおばあちゃん。
そうだったら良いな、思わせてくれる暖かな温もりを感じさせるシーンでした。

好きなシーンは、やっぱりワイルドストロベリーのジャムを作るシーンかな~。
とろとろのジャムが凄く美味しそうでv
これからも毎年作りに来るよ、というまいの言葉、結末を知ってると凄く切ないです;;
あとシーツをラベンダー畑に広げるシーンとか、おばあちゃんが野苺の畑でうずくまって泣いてるシーンとか…

まいとおばあちゃんとの関係に決定的な変化が起きるシーンの後、
霧の中にまいを探しに出てきたおばあちゃんのまいを呼ぶ声は、探すと言うよりすがるという感じで、
おばあちゃんの弱さも感じられるシーンでした。
そして、おばあちゃんが煙草を吸うシーン…最初観たときはえ…とちょっとショックでしたが、
他の方の感想で、おばあちゃんも感情のやり場の無さを煙草で発散させてたんだよ、というのがあって、
それからはおばあちゃんの心情が感じられる重要なシーンだなあと思うようになりました。

おばあちゃんとのわだかまりを残したまま別れた2年後、おばあちゃんの家にやってきたまい。
自分のカップに花がいけられているのを見て、おばあちゃんがカップを大事にしていてくれた事を知ります。
ゲンジと初めて自分から言葉を交わし、少しづつわだかまりがほぐれていくまい。
そして、おばあちゃんからのメッセージが…
このシーンはもう目を潤ませるまいと一緒にうるうるでした~
そして「おばあちゃん大好き!」「アイノウ…」がもう…;;
こんなに素晴らしいラストシーンはそんなに無いのではないでしょうか。
それまでじわじわと積み重なっていったものが、ラストに向けて大きく昇華する…
静かだけど深い感動を与えてくれる、美しい映画だと思います。

余談ですが、この映画食べ物が凄く美味しそうvおばあちゃんが焼いてくれたクッキーとか、
ママとまいとおばあちゃんで作るサンドイッチとか、かりっかりのトーストとか…
見てるとお腹が空きます(^_^;)
お茶にお花やハーブを入れるのも可愛いな~と思いましたv
キュウリに塗ったジャムまで美味しそうに見える…(笑)
あと、緑豊かな映像も凄く美しかったです~
マイ・サンクチュアリとか、日本映画のごみごみした感じが全く無くて、
夢のようなおばあちゃんの家の世界にゆったり体を預けられました。
おばあちゃんの家のセット、行ってみたかったなあ…
テーマ曲も良かったです。

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小雨
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読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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