雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
ジュディ 虹の彼方に
- 2020/03/24 (Tue) |
- 映画感想 |
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今日は109シネマズグランベリーパークに「ジュディ 虹の彼方に」観てきました~
凄く感動するとか名作!!っていう感じではないけど、
ジュディ・ガーランドという一人の女性がどれだけ誠実に人生を生きたかを
感傷的にならず
彼女の生きざまと同じように誠実にじっくり寄り添って描いていて良かったです。
冒頭、オズの魔法使を撮影した時の少女時代のジュディが監督?から
「想像してごらん」とどこにでもあるありふれた田舎町の情景を聞かされ、
「そんな田舎町の住人でも映画を観に行く。
そして君よりきれいな子はたくさんいる。でも誰も持ってないものを君は持っている。声だ」
と言い聞かされる始まりはとてもわくわくして好きです~
ジュディの抑圧された少女時代を描いていて決して楽しい始まりでは無いのですが、
その導入部はとてもお洒落に感じて好きなのです。
「平凡な主婦になるのか?いずれ歌を忘れる」という監督(?)に
「ドロシー役は皆の憧れです!やらせて下さい」という少女ジュディ役の女の子可愛かった~♥
その後母になったジュディが
まだ幼い二人の子供、ローナとジョーイを連れてショーを披露しホテルを渡り歩く所から
彼女の「その後」の人生がどんな物だったかを描いていきます。
思っていたほどエンターテインメント性の強くない映画で、
正直に言えば退屈と紙一重の所もありましたが
センセーショナルになりすぎず何度も言うように誠実にジュディの生き方を追っていく映画で、
レネー・ゼルヴィガーの演技もとても魂がこもっていて圧倒されました。
ロンドンツアーの前に
子供達をあやすためにクローゼットに入った直後のよるべないジュディの表情と
ロンドンでゲイのカップルの家に行って泣きじゃくる彼を抱き締めるシーンと
少女時代の回想で過密スケジュールに反発して
撮影用の水槽に飛び込んで泳ぐ少女ジュディの解放感溢れた表情が特に印象に残っています。
ラストのオーバーザレインボウを途中で歌えなくなったジュディを励ますように
観客達が合唱する所は
それまで積み重ねてきた彼女の人生が切々と胸に迫って、うるうるをこらえられませんでした~
その前にジュディが言う
「ゴールにたどり着く事だけが大事なんじゃない
こつこつと人生を歩んでいく 歩むのをやめない事が大事」
という言葉を後押しする様な歌声が本当に感動的。
そして「みんなありがとう 私を忘れないで 約束よ」
というジュディの願いがとても切なくて、
「観客との絆を信じたい」と言ったジュディの願いが叶ったとても感動的な幕切れでした。
エンドクレジットに入る前に
「ロンドンツアーの半年後にジュディは逝去した 彼女はまだ47歳だった」
というテロップが流れるだけで
劇中で彼女を病に倒れさせたりしない所にとても好感を持ちました~
エキセントリックに思われがちだけど、
子供達を心から愛し自分の側に置いておきたい気持ちをこらえて子供達の幸せを選ぶ所とか、
ロンドンでかかった医師に
「ドロシーは私のアイドルだった」
と言われて自嘲気味に「男の子は皆お下げが好き」というジュディに
「彼女が犬を大事にしていたからです」
という医師の言葉で、
ドロシー=ジュディが人間的にも素晴らしい女性である事を示唆するような台詞にも
彼女の真摯な人柄がよく表現されていて好きでした。
歌って、恋をして、泣いて、ひたむきに生きたジュディと
彼女を取り巻くそれぞれに精一杯生きている人々を描いた、
虹の彼方にの名旋律が深く心に染み入る映画でした~
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COMMENT
こんばんは♪
CATSのときの予告でとても気になってたんですが
このご時勢ですからどうも行きにくくてf^_^
レポ感謝です~☆
ジュディについては、一世を風靡した歌手、
という認識しかありませんでしたが
母としての苦労もずいぶんあったのですね~。
そして晩年の活躍と早すぎる最期。。。
ノンフィクションだからこそ、
切々と胸に沁みる部分もあったのでは。
映画館はグランベリーパークだったのですね♪
新装オープン(?)してからまだ行ってないんです(^^;)
それどころか、通院と食料の買い出しのときしか
家を出ない生活。。。完全に引きこもりです。
また小雨さんとスイーツデートできる日が早く来ますように(>人<)
返信が遅くなり申し訳ありません(*;д;)ノ
本当は同じくCATSの時の予告編で流れた
ストーリーオブマイライフ~わたしの若草物語~を観に行くつもりだったのですが、
コロナの影響か(ヽ´ω`)公開が延期された様なので、junさんの観たがっていらしたこちらを観てきました~
次回デートするときの話のツマにでもなればと思って(*^ー^)ノ♪
ジュディ、私も彼女の人生はほとんど知らなかったのですが、
抑圧されたオズの魔法使撮影時や
若くしてスターになった子役が皆辿るように晩年の凋落など、なかなか苦しいものがありました。
「おばさんが死んでもショー」とはショウほど素敵な商売はないの歌詞の一節ですが、
私達はショービズの世界に夢を見ていて舞台で死ねたら幸せ、と思ったりしますが
ジュディの台詞で「男は皆傍観者のようにショーを観て何かを成し遂げたつもりになってる
舞台で歌うのがどれほど大変か…」
というのがあるんです。その台詞とそれまで描かれてきた舞台の前に激しい緊張に襲われるジュディの姿から、
ショーに立つのはとてつもないプレッシャーと重荷を背負う事でもあるんだなと
目を開かされた思いでした((/_;)/)
グランベリーパークになってからは私も初めて行きました~
父が近くに住んでいるのでグランベリーモールの頃はたまに映画を観に行ったりしていたのですが、
変わりぶりにびっくり!!!( ; ロ)゚ ゚浦島太郎状態でした(^-^;
junさんはしっかり自宅待機してらして偉いなあ~( >Д<;)
私はいけないと思いつつ毎日歩かないとまたヘルニアが再発しないか心配で・゜・(つД`)・゜・
また早く誰憚ることもなく?デート出来る日が来ると良いですね(。>д<)