雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
リベンジ源氏物語
源氏物語、ALWAYSが期待はずれだったので何が何でも観たくなり、
今度は父と観てきました。結構楽しめました~
その前に最近のカーネーション。
何か…朝ドラで不倫とか勘弁して下さい…って感じでした。この一週間。
糸子が洋服を着るようになる=自分を綺麗に見せたくなるきっかけが、
不倫とか…私自身不倫に身近な所で成長したので、
たとえどんな形であっても不倫は許せない気持ちがあるのです。
糸子が親戚縁者に諫められても子供にかばわれても全く諦める風がないのが…
せめて今日糸子に一番近しい、一番ダメージを与えることが出来る母親の千代が
無断外泊して朝帰りの糸子にきっちり制裁を加えるのを期待していたのですが、
良く分からないギャグで流されてしまって…不快なモヤモヤしか残りませんでした。
糸子は自分の子供や相手の奥さん子供が可哀想だと思わないの?
サエにドレスを作るときの、
「うちはあんたがダンスホールで一等輝くようなドレスを作りたいんや。
そんな女にはドレスなんて作りとうない」
という一本気な糸子が大好きだっただけに、この一週間の展開は本当にがっかりしました…
ただ一夜無断外泊して周防さんとラブラブして、
それで別れて全て無かったことにして「うちはまた前に進みます」って、
それだけで良いの?
せめてさっきも言ったように、千代さんから思いっきり鉄槌を食らわせられていれば
気持ち的にもすっきりするのですが…
一族郎党から吊し上げられるシーンとか、その後従業員から無視されるとか、
自業自得の制裁を受けるシーンはありましたが、
本当の意味で裁きを受けることが無かったから嫌な不快感しかありませんでした。
DVD購入は見合わせます。
今日は映画観る前マックでラスベガスバーガー食べました~美味しかった~!vv
チーズクリームソースとビーフのクリーミーな口当たりが絶品でした~vv
と言うわけで続きからやっと源氏物語~1000年の謎~の感想。
まず一番最初に、
この映画は紫式部の住む現実の世界と、
源氏物語の中の空想の世界が交錯する映画です
的な説明文?が入ったところで、
ああこの映画はそういう構造であることを
初めから視聴者に提示する親切設計なんだな、と思いました。
そういう映画であることをハナから提示して観てる人を混乱させない、
つまり分かりにくい映画じゃないんですよというアピール。
だから最初から肩の力を抜いて観られました。
月夜の晩、一人の女性が歩いていると男が現れ、
女性、紫式部を犯し、物語を書けと言う。
これは物語が進行してから考えたことですが、このシーンを思い返してみれば
物語を書くという事はそういう事なのかな、と。
つまりいきなり物陰からやってきて、嵐のように人を蹂躙し、支配する。
凄く物を書く力という物を象徴するシーンで、面白いなあと思いました。
全体的に小難しい所はなく、演出も現代のドラマと変わらない言葉遣いとか、
娯楽性に徹した映画だなと思います。
主なターゲットは多分高校で源氏物語を習って、
ある程度のストーリーや登場人物は知ってるけど、
それ以上勉強したことはないという、私のようなライト層向け。
CGを使ったあやかしの表現とか、単純に楽しめて良いと思います。
紫式部に源氏物語を書かせるよう命じた藤原道長が、
夜道で政敵の物の怪に襲われ、陰陽師安倍晴明が現れて静める所とか、
チープだけど面白かったです。
物語は藤原道長が権力を握っていく過程と
物語の中の光源氏と女性達の恋が交互に錯綜していく感じ。
光源氏役、生田斗真だったんですね~
原作の通り、女から見たら最低男なんだけど、
そうと分かっててもつい許してしまう様な、可愛らしくいじらしい感じもある所を
良く出していたと思います。
実質上の主人公の藤原道長役の東山紀之も凄くどっしりとした風格があって、
役にぴったりで凄く良かったです~!
「この世をば わが世とぞ思う 望月の~」
のシーンはさすがの一言でした。
女性陣で出てくるのは、桐壷、藤壷、葵の上、六条御息所、夕顔。
私は源氏物語の女性の中では六条御息所が一番好きなので、(あとロリ的な意味で若紫)
準主役級の扱いだったのが嬉しかったです。
でも全然原作と違うし、
藤壷と源氏の関係のシーンを観た時から、
この映画は原作者が源氏物語をどういう風にとらえているのかを
視聴者が読み取らなければいけないんだなと思いました。
六条御息所の描き方とかもそうですが、要するにこの映画が言いたいことは、
人を愛すると言うことは苦しいことであり、
時には嫉妬の余りもののけにまでなってしまうほど辛い事であるけれど、
それでも人は人をそこまで愛してしまうこともあるのだという、
人間の逃れられない性というか、業の様な物なんだなと思いました。
最後源氏の住む物語の世界と、都から下がることにした紫式部の現実の世界が交わり、
「私をいつまで苦しめるのですか」という源氏の問いに紫式部が
「あなたは持って生まれた華やかさの分だけ苦しむ、それがあなたの物語なのです」
と答えるところ、
源氏だけに限らず人間全てに言えることなんじゃないかなと思いました。
その後の源氏の乾いた笑いも、何か諦観を感じさせるというか、
人間全ての苦しみを代わりに表している様な感じがして、良かったです。
あともっとエロいかと思ってたけど全然そこまでじゃ無かったです。
これならその辺の2時間ドラマの方がエロい位。
父と気まずくならなかったので良かったですが。
とにかく、衣装や風俗の描写なんかをぼけーっと眺めてるだけでもそれなりに楽しめるし、
私は物語の世界と現実の世界がリンクしていく感じも面白かったし、
六条御息所の生き霊のシーンとかもやっぱりチープながらもエンタテイメント性があったし、
価値のある映画だとは思わないけど、
深読みしようと思えば出来ない事もないさじ加減とか、結構好きでした。
にしても女優陣が軒並みちょいブスというか、そのへん何とかならなかったのか。
特に葵の上のやたらおぼこいおたふく顔はちょっと?でした。
中谷美紀の紫式部が一番美人だったような。
この映画は紫式部の住む現実の世界と、
源氏物語の中の空想の世界が交錯する映画です
的な説明文?が入ったところで、
ああこの映画はそういう構造であることを
初めから視聴者に提示する親切設計なんだな、と思いました。
そういう映画であることをハナから提示して観てる人を混乱させない、
つまり分かりにくい映画じゃないんですよというアピール。
だから最初から肩の力を抜いて観られました。
月夜の晩、一人の女性が歩いていると男が現れ、
女性、紫式部を犯し、物語を書けと言う。
これは物語が進行してから考えたことですが、このシーンを思い返してみれば
物語を書くという事はそういう事なのかな、と。
つまりいきなり物陰からやってきて、嵐のように人を蹂躙し、支配する。
凄く物を書く力という物を象徴するシーンで、面白いなあと思いました。
全体的に小難しい所はなく、演出も現代のドラマと変わらない言葉遣いとか、
娯楽性に徹した映画だなと思います。
主なターゲットは多分高校で源氏物語を習って、
ある程度のストーリーや登場人物は知ってるけど、
それ以上勉強したことはないという、私のようなライト層向け。
CGを使ったあやかしの表現とか、単純に楽しめて良いと思います。
紫式部に源氏物語を書かせるよう命じた藤原道長が、
夜道で政敵の物の怪に襲われ、陰陽師安倍晴明が現れて静める所とか、
チープだけど面白かったです。
物語は藤原道長が権力を握っていく過程と
物語の中の光源氏と女性達の恋が交互に錯綜していく感じ。
光源氏役、生田斗真だったんですね~
原作の通り、女から見たら最低男なんだけど、
そうと分かっててもつい許してしまう様な、可愛らしくいじらしい感じもある所を
良く出していたと思います。
実質上の主人公の藤原道長役の東山紀之も凄くどっしりとした風格があって、
役にぴったりで凄く良かったです~!
「この世をば わが世とぞ思う 望月の~」
のシーンはさすがの一言でした。
女性陣で出てくるのは、桐壷、藤壷、葵の上、六条御息所、夕顔。
私は源氏物語の女性の中では六条御息所が一番好きなので、(あとロリ的な意味で若紫)
準主役級の扱いだったのが嬉しかったです。
でも全然原作と違うし、
藤壷と源氏の関係のシーンを観た時から、
この映画は原作者が源氏物語をどういう風にとらえているのかを
視聴者が読み取らなければいけないんだなと思いました。
六条御息所の描き方とかもそうですが、要するにこの映画が言いたいことは、
人を愛すると言うことは苦しいことであり、
時には嫉妬の余りもののけにまでなってしまうほど辛い事であるけれど、
それでも人は人をそこまで愛してしまうこともあるのだという、
人間の逃れられない性というか、業の様な物なんだなと思いました。
最後源氏の住む物語の世界と、都から下がることにした紫式部の現実の世界が交わり、
「私をいつまで苦しめるのですか」という源氏の問いに紫式部が
「あなたは持って生まれた華やかさの分だけ苦しむ、それがあなたの物語なのです」
と答えるところ、
源氏だけに限らず人間全てに言えることなんじゃないかなと思いました。
その後の源氏の乾いた笑いも、何か諦観を感じさせるというか、
人間全ての苦しみを代わりに表している様な感じがして、良かったです。
あともっとエロいかと思ってたけど全然そこまでじゃ無かったです。
これならその辺の2時間ドラマの方がエロい位。
父と気まずくならなかったので良かったですが。
とにかく、衣装や風俗の描写なんかをぼけーっと眺めてるだけでもそれなりに楽しめるし、
私は物語の世界と現実の世界がリンクしていく感じも面白かったし、
六条御息所の生き霊のシーンとかもやっぱりチープながらもエンタテイメント性があったし、
価値のある映画だとは思わないけど、
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にしても女優陣が軒並みちょいブスというか、そのへん何とかならなかったのか。
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中谷美紀の紫式部が一番美人だったような。
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COMMENT
そうでしょうか…
まあ好みは人それぞれですしねー。
でも時々小雨さんきついことをさらっと書かれていてどきっとしてしまいます…(^^;)
不快にさせてしまったらすみません;;
葵の上役の女優さん、多部未華子さんだったんですねー(名前だけしか知らなかった)
すみません~私にはちょっと…と思われてしまって;;葵の上じゃなかったらもうちょっと違った感想になったのかも知れませんが(唯さんが書かれていたように夕顔とか)。
頭中将は登場シーンが少なすぎてイケメンかどうかも良く観てませんでした(笑)
普段は嫌いな物とかきつい事はなるべく書かないようにしてるんですが、さらっと出ちゃうことがあるんですよね;;映画感想は結構その頻度が高いかもしれません;;
唯さんを不快にさせてしまっていたら申し訳ないです(>_<)