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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
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Posted : 2012/06/06 01:25

もう昨日になってしまいましたが、予告通り白鳥の湖観に上野行ってきましたー
えーと…今回はちょっと期待はずれだったかな…
続きから残念な観劇レポ。
にしてもバレエ観に行くとき
思い思いにおめかしした可愛いバレエ少女たちを見るのが一つの楽しみなのに、
今回全く子供いませんでした。まあ平日の6時半開演だもんなあ…

白鳥の湖、バレエの代名詞とも言える作品ですが今まであんまり好きじゃなかったんですよねー
オデット姫がうじうじしてて。白いバレエと呼ばれる白鳥たちの群舞の場面も眠くなるし。
…と思ってたんですが、最近は結構好きですー
よく考えたら悪魔に白鳥の姿に変えられたお姫様とか超私好みのお話じゃないか!?と思って。

で、シュツットガルト・バレエ団、前来日した時何の演目か忘れたけど確か観に行って、
結構良かった記憶があったから楽しみにしてたのですが…うーん…

第一幕、幕が開くと田園地帯の装置。ここでまずがっかり。
普通は城がせめて背景に描かれてたりするんですが、これじゃジゼル見てるみたいだよー
華麗な王朝絵巻に浸れるところが好きな所なのになー。

村人達のワルツ。
何かこのバレエ団独特の黄色を基調とした衣装の色合いがあんまり好みじゃない…
王子役のフリーデマン・フォーゲル登場。
ここは凄く良かったですー!軽やかで颯爽とした宙を飛ぶような踊り。
でもフォーゲル、いまいちノーブルさというか王子らしい気品が無いんですよね…
何かどこにでもいる普通の若者って感じでした。

王子の友人ベンノと従者達の踊り。
ベンノも良かったですーピルエット何回転もしてて見所ありました。
その後町娘達の踊りなのですが、通常のパ・ド・トロワが無くなってたのにまたもやがっかり。
あのパ・ド・トロワ大好きなのになー女性のヴァリエーションが可愛くて。
何だか序盤から女性の踊りばっかりでちょっと食傷気味でした…
もっと男性のダイナミックな踊りも観たかった…

王子の母親の王妃がやってきて、王子に明日の舞踏会で花嫁を選ぶように言いつけます。
王妃役のメリンダ・ウィザム、とっても美人なのですが衣装が何か安っぽいなぁ~
で、王子が王妃の手にキスしようとすると王妃が手をさっとひっこめてかわしてしまったり、
これは母親の愛に飢えた王子が白鳥のオデット姫に愛を投影する展開か?と思ったら
その後全然そんなこともなく…思わせぶりな演出でしたがあんまり意味無くて?でした。
憂愁に沈む王子で第一幕終。3分ほどの場面転換のみで休憩無しで第2幕へ。

第2幕、湖畔にやってきたジークフリートとベンノ達。
この湖のセットもなぁ~…何かスケール感がないというか何というか。
そんな彼等の目の前で、白鳥たちが次々と美しい人間の娘の姿に変わっていきます。
その中でもひときわ美しいオデット姫に王子は一目で恋してしまいます。
ここは通常だと王子1人なのですが、ベンノ達が一緒にいることで
通常はあるいは王子の見た幻かとも思えるところをしっかりと現実だと言うことを印象づけていて、
面白いなーと思いました。

王子に最初はおびえながらも次第に心を許し、自らの身の上を語るオデット。
オデット姫役のアリシア・アマトリアンは…清楚な雰囲気は出てるんだけど、
何かいまいち王子に心を開いていく感じが見えないんですよね…
全幕中の見せ場、王子とオデットのグラン・アダージオも、
どっちが悪いとかいうより何か心が通っていく感じが見えない。
でも会場はブラボーの嵐だったので私の見方が悪いだけだったのかも知れません。
二羽の白鳥の踊りは1人が日本人の方だったのですがどっちか分からず…
四羽の白鳥の踊りも可愛くて好きなのですがあんまり綺麗じゃなかったです。
オデットのソロはまあ可もなく不可もなく。
そこへ悪魔ロットバルトがやってきてオデットは再び白鳥の姿に戻って消えてしまいます。
第2幕終。

第3幕、城の舞踏会。
お城のセットはそれまでがそれまでだっただけに最初は素敵!と思ったけど、
やっぱりスケール感がないというか…
両側にバルコニーがあるのが、かえってセットの奥行きの無さを目立たせてしまってて…

スペイン、ポーランド、ロシア、ナポリの姫君達がお付きの者を引き連れてやってきますが、
そこにファンファーレと共に騎士に化けたロットバルトと
オデットそっくりに変身した娘のオディールがやってきます。
ここ、ロットバルト達がやってくるのは通常は
他の姫君達がファンファーレの後やってきて踊りを披露した後で、
オデットのことで頭がいっぱいで姫君達が目に入らない王子の元に
満を持してファンファーレといかにも悪そうな登場曲にのって
ロットバルトとオディールがやってくる感じが凄くインパクトあって好きなのにな~。
二人の登場シーンの印象が弱まっちゃってもったいない。
各国の民族舞踏はどれも雰囲気があって良かったです~。

そしていよいよ全幕中随一の見せ場、オディールと王子のグラン・パ・ド・ドゥ。
アリシア・アマトリアン、清楚な白鳥も良いけど黒鳥凄く艶やかで美しかったです~
やっぱり私は自己主張のないうじうじした白鳥より
自信に満ちあふれた魅惑的なオディールの方が好きです。
黒は使い方次第で女性を白以上に清楚にも、蠱惑的にも見せる両極端な所が魅力の色だと思います。
白いチュチュはクラシックバレエでは珍しくないけど、
黒はやっぱり見た目にはっとさせて色彩効果的に映えますよね。

王子のソロは、通常とは違った曲でしたがフォーゲルまあまあ良かったです。
突出したテクニックはないけど、無難な感じでした。

黒鳥のソロは何故か王子のソロの曲を使ってて違和感有りましたが、
慣れてくると合ってる様にも見えてきました。

そしてコーダ、黒鳥オディールの代名詞、32回転のグラン・フェッテ。
やっぱりこの曲と踊り良いなあ~王子を陥落させたオディールの勝利の舞ですね。
回りながら段々前に移動していってたけど多分わざとなんだろうな、うん。
ロットバルトに愛を誓うように促され、オディールに愛を誓ってしまった王子に、
二人は哄笑を浴びせながら消えてしまいます。
この辺の演出も、通常とちょっと違ってて普通のの方が好みでしたがまあしょうがない。
あまりの事に倒れる王妃で第3幕終。

第四幕、再び湖畔。2幕の振り付けはひたすら眠かったですが、
四幕は最初白鳥たちが円を作って体を折り曲げて座ってて、綺麗だなーと思いましたー
そこへ王子の過ちを告げるオデットと彼女を追って王子がやってきます。
白鳥たちがオデットに王子を近寄せまいと垣根を作るところとか、
通常とは違って他の白鳥たちにも意志がある事を感じさせる演出が良かったです~

許しを請う王子と彼を優しく許すオデットのデュエットも、
通常では無い曲を使って丁寧に描かれていて良かったです~
通常だとこの辺結構あっさりしてるので、
オデットが王子を許して二人の心が再び通い合う感じが説得力出てて良かったです。
バックの白鳥たちがちゃんと二人の心情に合わせた振り付けで踊りをしてるのも良かった。

…でもここまで凄い良かったのに最後はロットバルトが二人を引き離し、
王子は多分水を表してる黒い布に揉まれて死亡、オデットはまた白鳥の姿に戻って終、
というのが、最後はハッピーエンドかアンハッピーエンドか?とやきもきしてたので
え…これで終わり…?と微妙な感じでした…あれだけ引っ張ってこれかよー、みたいな。

何か、全体的に細かい変更が多かった割に特別目新しい新解釈がある訳でもなく、
振り付けの意味が良く分かりませんでした。
くるみは色々趣向を凝らしたのも好きだけど、白鳥の湖はあんまり色々いじって欲しくないなー
というのが正直な感想でした。最近当たりが続いてたけど今回は期待はずれだったな…。
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