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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

3泊4日の京都旅行から帰ってきました~
今回は本当に盛りだくさんの旅行で、
色んな事があったので明日から3~4回位に分けて旅行記書こうと思います~

その前に、感動が冷めやらぬ内に
7日に滋賀県の大津にあるびわ湖ホールで観たミュージカル「王様と私」の観劇レポですー
そもそも今回の旅行はこの舞台を観に行くために日程を決めたのであり、
京都のホテルに一泊することになったのも
7日18時からのはいだしょうこさんが出演する回の舞台を観たかったがため。
(はいだしょうこさん演じるタプチム役は平田愛咲さんとのダブルキャスト)

はいだしょうこさん、数年前一時NHKのおかあさんといっしょにハマっていた時に観ていて、
是非生で観てみたかったのです~
ミュージカルもはいだしょうこさんも素晴らしかったです!!
マツケンと紫吹淳さんという豪華キャストの主役コンビも素敵でしたが、
はいださん、TVよりも生で観た方が遙かに華があって、さすが元タカラジェンヌという感じでした!!
東京公演も横浜公演も情報知った時にはチケット完売ではるばる滋賀まで行くことになったけど、
1階11列目という双眼鏡どころか眼鏡もほとんど必要ない位舞台間近の良席だったし、
びわ湖ホールで観られて良かったです!ホール周辺の景観もびわ湖が一望できて最高でした。

続きから長い長い観劇レポ。

舞台は19世紀半ばのシャム(現在のタイ)。
王子王女達の家庭教師として英国からやってきた未亡人アンナは、
尊大で独善的なシャム王とぶつかりながらも次第に心を通わせるようになるが、
とある出来事がきっかけで二人の間に芽生えていた絆に決定的な亀裂が入り…


ユル・ブリンナー主演の映画王様と私は、
大好きな役所広司主演の日本映画Shall We ダンス?を観た後初めて観て、
最初に観た時こそ退屈だった物の、回を重ねて観る内にとっても大好きになった映画です。
その大好きなミュージカルを生の舞台で観られると言うことで楽しみにしていたのですが、
期待以上に素晴らしい舞台でしたー!
サウンド・オブ・ミュージック、南太平洋などの名作ミュージカルを手がけた
ロジャース&ハマースタインの情感豊かな美しい音楽は言うに及ばず、
抑制の効いた品の良い演出、豪華な衣装、落ち着いた舞台装置、
そして何より適役の役者達が揃った理想的な舞台だったと思います。

まず劇中の名ナンバーのメドレーからなる序曲。
生演奏だとばかり思っていたので録音だったのは残念でしたが、
まあお値段がお値段なので仕方ないですね。名旋律の数々の力でカバーしていました。
第一幕、シャムの港。
アンナの息子ルイスが望遠鏡で客席の方を覗いて「大臣達が来たよ!」と言っています。
舞台に船を出さずにいかに船の上感を出すかという演出が、演劇らしくて面白かったです~

紫吹淳演ずるアンナ登場。正直パンフの写真ではちょっと老けてる…と思ってましたが、
実際に観ると写真よりずっと若々しくて綺麗でしたー
そして何より声!
私の思い描くアンナ像にぴったりの艶のある上品な声でイメージ通りでしたv
演技も誇り高い英国女性らしく優雅で気品に溢れていて文句なし。

怖くなったときはどうするの?というルイスにアンナが口笛を吹くのよ、と歌う
「口笛吹いて」。日本語訳詩だとこんな風になるのかーというのが興味深かったです。
結構ディズニー映画とかも日本語歌詞の方が好きだったりするので。
アンナはお芝居の時の声は低めだけど歌は高くて綺麗でした。
にしてもルイス役の子役の上白石萌音ちゃん、演技も歌も上手!!
演技の基礎がしっかりしてるのが素人目にも良く分かりました。
ルイス役もダブルキャストだったけど、萌音ちゃん可愛いから観たかったので嬉しかったですー

総理大臣役の鶴田忍さんは、映画の狡猾な参謀という感じと違い
ただの老けたお爺さんぽい感じでちょっと残念でした。
宮殿の横に家をくれる約束だったと主張するアンナに王様はそんな約束はしていないという大臣、
怒ったアンナは王様に直訴しに宮殿に向かいます。

場面は変わってシャムの王宮、王様役の松平健登場。
堂々とした恰幅にスキンヘッドが貫禄たっぷりで、威厳を感じさせる佇まいが良かったですー
そこへビルマからの使者ルンタがビルマの皇太子からの貢ぎ物、タプチムを連れてきます。

彼女を生で観たいがためにチケットを取ったといっても過言でないはいださんのタプチム、
素晴らしく素敵でしたー!!
登場した瞬間舞台に淡いピンクの花が咲いたようで、とっても可憐。
全身に可愛らしいオーラをまとっているようで、凄く舞台映えがします。
下ろした髪型と白い衣装もよく似合っていてとっても可愛かったです!
ここで映画にはないタプチムのナンバー、「マイ・ロード・アンド・マスター」。
高音ののびが素晴らしく美しくて圧倒的。ここまで歌唱力のある方だったとは…
客席の隅々にまで声が届くようでした。
台詞の声も鈴を振るようで可愛いv

王様の第一王妃、チャン夫人役の花山佳子さん登場。
この方、前に観たマイ・フェア・レディやサウンド・オブ・ミュージックの修道院長役など、
美味しい役所を多く演じているのですが、いつも演技にいまいち深みが感じられず残念…
と思っていたのですが、チャン夫人役はご本人の個性に合っている感じがして、良かったです。
品があって慈愛に溢れたチャン夫人を好演していました。

宮殿内のアンナの居室。
アンナの大きく膨らんだクリノリンスカートを不思議に思う王様の妃達、
みんな美人揃いで、色とりどりの民族衣装も綺麗で眼福でしたv
アンナが亡き夫トムを思って歌う「ハロー・ヤング・ラバーズ」。
紫吹さん、高音になるとやや声がかすれるのがちょっと残念。
元タカラジェンヌ同士、はいださんと比べてしまうとちょっと…という感じでした。

そこへ王様がやってきて、大勢の王子、王女達を紹介します。
「シャムの子供達の行進」。
次々と出てくる可愛い王子・王女役の子役達の行進が映画のシーンそのままで感動でした~
王様と子役達の細かい演技も楽しくて。
ひときわ盛り上がる行進曲と共に、チュラロンコン皇太子役の子役、中村ルミーナちゃん登場。
名前からしてハーフみたいですが、彫りの深い顔立ちが役にぴったりで、
演技もこれまたしっかりしていて上手。
子供達が舞台の邪魔にならないどころか、しっかり舞台を盛り上げているのが凄いなあと思いました。

劇中で1年が経ったらしく、王様が自分は王なのに何も知らないと歌う「パズルメント」。
王様の揺れ動く心境を良く表していて、音程がやや不安定になるのもご愛敬という感じでした。

アンナの教室で子供達に英国から届いたばかりの地図を見せるアンナ、
「こんなことわざがあるの。『教えることは生徒から学ぶことである』」
と言うアンナが歌う「仲良くしましょう」。
途中紫吹さんがらがら声になってしまってはらはらしましたが、お妃の扇を使った舞や
アンナの膨らんだスカートを真似してお妃の周りを輪になって回る子供達、
皇太子に英国紳士のお辞儀を教えるルイス等、曲もお芝居もハートフルで好きな場面ですv

そこへ王様がやって来て、家をやる約束などした覚えは無い、召使いのくせに!とアンナを罵り、
アンナはその言葉を許せずシャムを出ると言います。
誰もいなくなった教室でタプチムとルンタが密かに逢瀬。
いつになったら日の下で愛し合えるようになるのかと二人が歌う「木陰の口づけ」。
ルンタは若々しく、タプチムは歌ももちろんの事、繊細な演技力も見せ、とても良かったです。
正直タプチム役は大して台詞無いだろうと思ってたし、演技も期待してなかったのですが、
はいださん細やかな演技力もあって凄いなあと思いました。やっぱり舞台出身だけ有りますね。

一方自室で王様の言葉に怒りを隠せないアンナが歌う映画にないナンバー、「私の気持ちは」。
王様はカエルがお好き、みんなカエルのように王様にお辞儀する、と歌うアンナの、
鬱屈した気持ちが爆発するコミカルなナンバーで、
アンナのユーモラスな一面を覗かせて面白かったですー
ブロードウェイでの初演当時の王様と私の雰囲気が、
映画ではカットされている先のタプチムのナンバーとこのナンバーから感じられて、嬉しかったです。

そこへチャン夫人がやってきて、
シャム王は野蛮人であるからシャムをイギリスの保護領にすべきだ、
という秘密の書簡が見つかったと知らせ、
王様の窮状を助けてあげて下さいと歌う、「サムシング・ワンダフル」。
もう少し情感があると良いかなと思いましたが、やはり感動的な場面で好きです。
チャン夫人の役も好きなのです~王様を心から愛し敬っている所とか。
アンナはチャン夫人の説得にうたれ、王様を許し、助けることを約束します。

王様の元へ訪れ、王様に間もなく訪れる英国使節団を紳士的にもてなし、
野蛮人だ等と言わせない様にする事をそれとなく提案するアンナ。
このシーンのアンナと王様のやりとりは、マツケンノリノリで楽しかったです~
わしより頭を高くしてはならぬの所とか。
マツケンの王様は、ユル・ブリンナーの演技を凄く研究しながらも、
自分なりの王様像を作り上げようとしている感じが凄く伝わってきて、
横暴で尊大ながらもどこか憎めない愛すべき王様像を作り上げていて好感が持てました。
ちょっとコミカルな部分を強調しすぎな気もしますが、
子供達も多く観に来る舞台だし、分かりやすくてそれも良いと思いました。

英国大使ラムゼイ卿一行がシャムを訪れるまでの18時間で、
豪華な晩餐とお芝居、お妃達のドレスを用意することを決めた王様とアンナ。
僧侶や子供達、お妃達を寺院に集めて仏陀に事がうまくいくように祈りを捧げる王様は、
全てが上手くいけば、アンナに約束の家を与える、と仏陀に約束します。
感激して立ち上がるアンナに自分より頭を高くしない様命令する王様、はいつくばるアンナ、
王様とアンナが二人で床に伏せてほおづえを付くところ、映画でも凄く可愛くて好き。
ここで第1幕終。


第2幕、お妃達のドレスを点検するアンナの元に王様が現れ、
一斉にはいつくばってお辞儀するお妃達の後ろ姿を見たアンナは下着の用意を忘れていたと大騒ぎ。
そこへアンナの結婚前からの友人であるエドワード・ラムゼイ卿が到着。
ラムゼイ卿、映画ではきざな伊達男でしたが
今回はアンナの事もシャムの事も理解している人物として描かれていて、
最初は違和感が有りましたが、お話全体の暖かみを増しているような感じで、
これも良いかなと思えて来ました。

そのころタプチムとルンタは、晩餐会の喧噪に乗じて二人で逃げることを画策、
映画ではカットされた二人のデュエット、「アイ・ハブ・ドリーム」。
ルンタ役の藤岡正明は若々しく情熱的で、のびのある豊かな声量が良かったです~
はいださんは相変わらず高音が良く伸びて綺麗。
背伸びしながらルンタの首に抱きつく演技もいじらしくて可愛かったです。

タプチムの朗読で劇中劇、「アンクル・トムの小屋」。
このシーンは映画でもその独創性に感嘆させられましたが、生で観るとますます迫力が増して、
全幕中で一番涙が出そうになった所です。
きらびやかでエキゾチックなシャムの衣装を着けた登場人物達や、
舞台ならではの小道具を使って嵐や川、雪などを表現する演出、
サイモン王役で今回の舞台の振り付けも担当している真島茂樹さんや
宙返りやバク転を繰り返す犬役のダンサー達のダイナミックで躍動的な踊り、
逃げろイライザ、サイモン王から、等のバックコーラス?等、全てがとても美しく、
改めてこの場面の劇中劇としての、舞踏劇としての質の高さ、発想の豊かさを再認識し、
とても感動しました。タプチムの朗読も良かったです。
映画と寸分違わぬ夢のような舞踏の世界を魅せてくれたキャスト、スタッフ達に感謝です!

晩餐会は大成功に終わり、王様から礼の印として指輪を賜るアンナ。
しかし次の瞬間王様はタプチムの芝居のことと、その後彼女が消えた事を咎めます。
王様はたくさんの女に囲まれておいでなのに、たった1人位、
とアンナは言い、恋しているときは女は誰でも女王様です、と自国の教えを口にします。
そしてあまりにも有名な名場面、王様とアンナの「シャル・ウィ・ダンス?」のシーン。
客席全体が息を詰めてこの場面を待っているのが肌で感じられるようでした。

私は生演奏だったらもっと感動しただろうなとは思った物の、
この曲をアンナが歌い出すと、王様と私とShall・We・ダンス?のイメージが二重写しになって、
何だかんだ言ってやっぱり感動でした。場内手拍子。
ダンスによって西洋と東洋が一つになるという、とても美しいシーンだと思います。

そこへ大臣達が僧侶に変装して逃げようとしたタプチムを捕らえて引きずってきます。
鞭打ち刑に処すると自ら鞭を握る王様をアンナは毅然として止めようとします。
王様を説得しようとするアンナの気丈な態度、
アンナに野蛮人と言われて遂に鞭を捨てた王様やこの国を理解できないと声を震わせるアンナ等、
このシーンは紫吹さんがとても心を込めて演じていて、胸に迫りました。
今までの経験から、ミュージカルの演技は大味な物、という認識を持っていたのが覆されました。
紫吹さん、女優としてとても素晴らしい人だと思います。
はいださんも哀れなタプチムを全身で演じきって涙を誘いました。

今度こそシャムを離れようと支度するアンナに、
皇太子とチャン夫人が死の床についている王様からの手紙を渡しに来ます。
手紙を読んで欲しいとせがまれて読み上げるアンナ。
「女にあれほど出来るとは思わなかった。しかし誠に扱いにくい女であった」
の部分を読んで涙に声をつまらせるアンナは、王様と会う事を決意します。
ルイスに王様を好きなんでしょ?
と言われて、
ええ、あの方が大好きよ!というアンナのバックで
シャル・ウィ・ダンス?のメロディが流れるのが切ないです。

王様の部屋で王を見舞うアンナに、王子・王女達が行かないでと懇願します。
子供達の演技がとても真摯で健気で感動的でした。
本当にこんな上手な子供達の演技を舞台で観たのは初めてでした。
「仲良くしましょう」を涙につまって歌えなくなるアンナの演技もうるうるしました。

次期王となる皇太子がカエルのようにはいつくばるお辞儀をやめさせるおふれを出す、
と宣言し、王様が皇太子はアンナの影響を受けたのだと言います。
もしそうなら心から嬉しいですわ、というアンナ。
汽笛の音が鳴り渡り、船が出発しようというその時、
遂にアンナはルイスに船から荷を下ろさせるように言いつけ、シャムに残る事を決めます。

皇太子が王へのお辞儀は胸を張って、真っ直ぐ立つ、と皆に言い聞かせている中、
静かに息を引き取った王様に気付いて総理大臣が跪き、
ベッドから落ちた王様の手をアンナが取り、頬を寄せるラストシーンは、
あまり泣かないだろうなとは思ってましたが、
最高潮に高まる「サムシング・ワンダフル」の旋律と相まってやはり感動してしまいました。
第2幕終。

直後のカーテンコールでは一転してまた明るいナンバーにのって俳優達が勢揃い、
王様がアンナに「もう1回踊ろう」と言ってシャル・ウィ・ダンス?をもう一度披露、
感動の余韻が薄れるとは思いましたが、
Shall We ダンス?でたま子先生が杉山とダンスホールで踊る場面とダブって
不覚にもまたうるうるしてしまいました。

とにかく非の打ち所のない素晴らしい舞台で、
また、ミュージカルとしてはもちろん、演劇としてもとても完成度の高い舞台でした。

観客も子供が多いのかなと思ってましたが、ほとんどは昔を懐かしむ様な年配の方で、
ユーモラスなシーンでは笑いが起き、カーテンコールではスタンディングオベーションが有りと、
とても和やかで和気藹々とした空気の中でこの素敵な舞台を鑑賞出来た事が嬉しかったです。

舞台から20メートル程しか離れてないのに舞台上は客席とは全く違う夢の世界が広がっていて、
生のお芝居の魔法を感じられた素敵な一時でした。
それにしてもこの熱演を1日に2回もこなす俳優陣は凄いなあ…
役者ってタフじゃなきゃ出来ないお仕事だなーとつくづく思いました。
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喋ったな
葉月 2012/08/09(Thu)17:51 編集
ありがとう;;
葉月ちゃんこの馬鹿みたいに長い文を最後まで読んでくれて本当にありがとう;;
明日は唯さんとのオフ会レポだよー
小雨 2012/08/09(Thu)18:07 編集
お楽しみ
唯さんはもう書いてたよ♡
葉月 2012/08/09(Thu)20:10 編集
乞うご期待!
二人の合作イラストを載せるよv
小雨 2012/08/10(Fri)00:13 編集
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7月15日生まれのかに座、A型。
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