雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
お家で堪能する歴史絵巻☆ミ
- 2022/01/21 (Fri) |
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今日でコロナが怖くてウォーキングを中止して三日になります
今まで二日以上続けてウォーキングを休んだことが去年の8月以来一回も無いので不安ですが、
まあ三日や5日や10日位じゃ腰痛にはならんだろーとのらりくらりしております(ー_ー;)
何だかんだ言って最近また絵描いたりネットするので何時間も座る事が増えてるので、
またヘルニアにならないようにそろそろ本腰入れてストレッチ動画探さないとなあ_(^^;)ゞ
絵はたまには現代の子供服を着せてみたくて
sesameというセレブな奥様向けの子供服雑誌を見て描いた粉雪と聖夜。
Twitterでは絶対言わないけど、
綿密に資料集めして5時間かけて描いた絵(この絵)より
1時間20分で描いた楽描きの方がいいねが倍以上つく悲しみ…(ヽ´ω`)
それは置いておいて、
聖粉ちょっと小花美穂先生のこどものおもちゃっぽく出来てお気に入りです♥
こういうリアルな子供服も意外と二人とも似合って良かった(*´艸`*)
言うても13歳ですが(^-^;子供同士の恋って本当に可愛くて大好きです‼(*≧∀≦*)
昨日20日はAmazonで予約していた3冊もの本の発売日で、
3冊とも無事発売日に届いたので早速読んでました~
その内の二冊、
久賀理世さんの集英社オレンジ文庫「王女の遺言4 ガーランド王国秘話」と
仲村つばきさんの同じくオレンジ文庫「神童マノリト、お前は廃墟に座する常春の王」
の二冊の感想~。同じ王朝絵巻・ヒストリカル物でも、
正統派の歴史絵巻で物語の筋立てで読者を引っ張っていく久賀さんと
どちらかと言えばキャラ文芸っぽい雰囲気の仲村さんと、
個性が別れて面白いなあと思いました~
王女の遺言は前巻出たのが確か去年の9月だっけ…?
前巻の帯の「私完結巻読むまで死ねないっ…」という担当編集者の言葉に
論点違うのは分かってるのですが
著名人とかならともかく編集者の推薦文入れるとか集英社どこかずれてるなあ…と思いましたが、
とにもかくにもそれから4ヶ月、
無事完結を見届けられて私としても感慨深い気持ちでいっぱいです…‼
王女の遺言、面白かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
ただ今までは1ページに文字数がぎっしりだったけど、
完結巻の今作ではすかすかで、
後書きで久賀さんが4冊それぞれどこで区切るかという構成が難しかったと言っていたので
3巻をキリの良いところで区切ると
今巻みたいな文字数になったのかなあと思いましたが、全ては想像です。
王女アレクシアと浮浪児だった役者のディアナ、
二人の出生の秘密が明かされた前巻ほどではありませんでしたが、
完結巻も激動の展開で凄くエキサイティングでした~‼(///∇///)
それぞれのキャラにそれぞれの見せ場と役割が用意されていて、
キャラクター達が自分の割り振られた役を全うして
激動の物語を紡いでいく感じがとても面白かったです。
カルヴィーノ絵師とかぽっと出の割にはかなり良い働きをしていて良かった。
前巻ラストでアレクシア達の父王が逝去して継承法と王の遺言で
幼い王太子エリアスが即位する事になった裏で
王の庶子ウィラードが従姉妹姫セラフィーナと手を組み
玉座への野望を露にする所で終わっていてはらはらしてましたが、
それにしたってエリアスの死に方が可哀想すぎる…(。・´д`・。)
聡明で素直な愛らしい王太子だったエリアスの変わり果てた最期の姿に
ディアナと一緒に涙せずにいられませんでした(;ω;`*)
戴冠式に臨むのに不安を吐露するエリアスに
ディアナが舞台度胸で培った緊張を味方に付ける秘策を授ける所とか良かったです。
一方のアレクシアとガイウスの二人は
すっかり気持ちが通じあって所構わず甘甘してて可愛かったです~
冒頭の「私が悋気に耐えられません」と言うガイウスに
アレクシアが「お前は恥じらいと言うものを知るべきだ」と赤くなる所とか、
その後アレクシアも「私の心はお前だけのものだ」と天然発言して
「そういうことは二人だけの時にここぞいう時言ってください」と言うガイウスに
「私にそんな高度な手管を期待されても困る」と照れるアレクシアとか、
小夜啼城での籠城戦の時も
「さっきから私ばかり見ているではないか」と言うアレクシアに
ガイウスが「その通りです」と返して
「私は上手い切り返しを期待していたのだが」とこれまた照れるアレクシアとか、
あーもう勝手にやってて下さいね~と言う甘いちゃっぷりが大変良きでした…(*´▽`)
私の目から離れた所にばかりいたではないですかと幼い日の事をガイウスに言われて、
お前の気を引きたかったからな、と
自分でも気付いていなかったガイウスへの気持ちを認めるアレクシアも可愛かったです。
ディアナとアレクシアの関係も、
1巻の表紙と粗筋を読んだだけではディアナがアレクシアを憎悪する展開になるのかと思ったら
二人がお互いの事をもう一人の自分と大事に思って、
特にディアナはアレクシアの身代わりを務める時も
アレクシアの誇り高さと尊厳を傷付けないようにしなければと
強くあろうとする所がとても良くて感動的でした~
特にウィラードとセラフィーナの策略により
アレクシア王女に王太子エリアスの暗殺容疑がかけられ、
法廷に喚問される所のディアナの
アレクシアならこんな時でも毅然とした態度を崩さないだろうと考え
どんな誘導尋問にも足を掬われない様に注意深く答えを返し、
役者時代に培った舞台で観客を引き込む手腕を発揮して
傍聴席を味方に付ける様に弁舌を振るう所は全編の一つの山場で凄く良かったです‼
にも関わらずセラフィーナの狡猾な策謀により
侍従を買収した罪を着せられ処刑を待つ身になっても、
処刑されるのがアレクシアでなく自分で良かったと思ったり、
本当に良い子だな~ディアナ…!という感じでした。
アレクシア側のウィラード達に対抗するため
敵だったグレンスター公の膝元で即位宣言をし、
正当な王位を主張して軍を引き連れ王都に帰還すると言う策も
そのためのアレクシアの名前を綴った紀章を大急ぎで用意する所で
かつて娼館を脱出するのに苦楽を共にした初めての友である娘達と再会する所も
とても良かったです~
「それでは私が常識知らずで友のいない娘のようではないか」
と言うアレクシアの抗議も可愛い。
アレクシアの動きを助けるように
リーランドが実家の疎遠になっていた印刷工房を経営する父に頭を下げて
カルヴィーノ師の描いた病床のエリアスを見舞うアレクシアを描いた銅版画をばらまいて
民衆の世論を動かす所も良かったです。
リーランドは今までの意味ありげな様子から実は王家に連なる貴族?とか想像してましたが、
外れたのは残念でしたが。
グレンスター公とアシュレイの葛藤と和解も良かったです‼
グレンスター公の
姉王妃メリルローズのためにディアナを王位に付けたいと言う妄執から目覚める所も、
アシュレイとの最期の語らいも、
ディアナを巻き込んですまなかったと謝罪して処刑人に命を絶たれる所も切なかった。
アシュレイも最後までうだつの上がらない役柄だったなあ~と思わせておいてからの、
実は生きていた展開にはお約束ですが素直に良かったと思いました~
アレクシアがリーランドに
「お主の恋敵は意外と手強いかも知れないぞ?」
と囁いた様に、ディアナには是非正統派王子様タイプのアシュレイとくっついて欲しいです♪
そしてウィラードとセラフィーナの関係は
どちらかと言えばウィラードが王位への野心を胸に
アレクシアに次ぐ王位継承順位を持つセラフィーナを利用しているのかと思っていたのですが、
それが逆でセラフィーナがウィラードを手駒にして復讐のために王位を欲していて、
ウィラードに王位簒奪の疑いがかけられたとたんに
手の平を返して自分はウィラードに勝手に利用されただけだ、としらを切り通す所、
愛を語らったセラフィーナの裏切りに呆然とするウィラードの顔を
見ようともしないセラフィーナ様の悪女っぷりに戦慄しました。
ウィラードが思ったより小物だったのは残念でしたが、
セラフィーナの風にも耐えぬ風情の楚々たる美女に見えて
残酷で冷徹な所凄く魅力的でした~
後書きで久賀さん自身も彼女の事を気に入っているみたいでしたが、
電子で出る続編でも彼女が暗躍するみたいな事言ってたのは微妙…
ああいうキャラの引き際は潔い方が良いのに~。
クライマックスのアレクシアの王都奪還のシーンも、
王女の遺言のタイトルの意味が明かされる所凄く良かったです‼
エリアスの死を悼むように真っ黒い喪服の様なドレスに身を包み、
美しい金髪を切り落として王女としての遺言を遺し
女王として戴冠するアレクシアの「ちょっと演出過剰だったかな?」
と言うお茶目さも凄く小気味良くて好きでした♪
とにかくキャラクター一人一人にきちんと役割が当てられていて
それぞれがしっかり活かされていて死にキャラがいないのが良かったです~
ラストはややぶつ切りに感じましたが、
ふわりとした余韻を残す良い終わり方でした。
10数ページに渡る久賀さんの後書きも読みごたえ抜群で、
ややもすれば自画自賛を感じる所もありましたが
確かにその自信に内容が伴っているので、文句なく読みました。
このお話の下敷きとなった王子と乞食、読んでみたいと思いました~
しかし久賀さんセラフィーナ様お気に入りなのは分かったけど
エリアスにはあまり興味無いのかな…
対して神童マノリトは王女の遺言と同じく楽しみに追っている廃墟シリーズでしたが、
今回は主役のはずのマノリトが影薄くて魅力も子供ならではの健気さとかも無くて、
今までのシリーズ通して読んでる人には各キャラちょっとサービスがあるみたいな感じで
ちょっと期待外れでした。
マノリトが言葉を発さなくなったトラウマとか
それをエスメがどう心を癒していくのかと思ってたのに、
中盤でユーリ王子に拐われそうになったマノリトがあっけなく喋ったり、
神童とか言う割には言葉遣いが大人びている所位しか頭の良さを感じさせる描写が無かったりで
何だかなあと言う感じ。
クソはクソらしく便器にケツ嵌めてな!!と言うケンカ文句は好きですが。
廃墟の片隅で春の詩を歌えで登場したユーリ王子がまだ健在だったのは嬉しかったです。
でもエスメも結局最後までぱっとした活躍が無かったしなあ。
エスメからの手紙を読んだサミュエルが
「登場人物が男ばかりなんだが」と漏らす所とか
前作「クローディア、お前は廃墟を彷煌う暗闇の王妃」のヒロインで
アルバートの婚約者となったクローディアとアルバートの
その後の甘い日常?が見られたのは嬉しかったです~
アルバートの「うるさい」好き(笑)
「廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠」を読んでまだ記憶が新しいので
三兄弟の祖母アデール女王の活躍とかもまだ覚えていて読みやすくて良かったです。
ラストに登場したカミラ様のキャラも凄く良かったです‼((o(^∇^)o))
硬派な王女の遺言とは全く違った王朝絵巻、これはこれでまあまあ楽しめたので良かったかな。
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