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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

ここ最近私にしては短めの記事が続いててどうしちゃったの!?と思われてるかも知れませんが
今日は通常運転でガッツリ長文になると思います。
本を4冊読みました。
京極夏彦の「遠野物語 remix」と
我鳥彩子さんのコバルト文庫「王立探偵シオンの過ち」、
同じくコバルト文庫で秋杜フユさんの
「うちの殿下は見事な脆弱さと驚きのどんくささを持つ素晴らしい女性です 最弱王女の奮闘」、
ルルル文庫の平川深空さんの「バルベスタールの秘婚」。


遠野物語remixは京極夏彦が有名な柳田國男作の遠野物語を
順番などを入れ替えて現代風にアレンジを加えて再構成したもの。
とはいえ遠野物語本家の方は読んでないのでどういう風に違っているのかは分かりませんが、
遠野という土地に魅せられた柳田の心情が理解できる、
また京極夏彦が書くからこその魅力と
柳田のオリジナル版への敬意が感じられる感じが良かったです。
山に住む山男の話や狐に化かされた話、座敷童の話など面白い説話がたくさんありましたが、
これだけの量の不思議譚、怪奇譚を集められると何か圧倒されるというか、
しかもそのほとんどの話が文明開化も進んだ明治の頃に編纂された話なのだと思うと
意外と近年までそういった不思議譚の類は人々の間に息づいていたんだなあと
人々の口々に語り伝えられていた物語と共に生きてきた人間の歴史という物が
とても重みと質量を持って迫ってきて、圧巻でした。


王立探偵シオンの過ちは1年以上前に出た本ですがずっと108円になるの待ってたので
横浜のブックオフで見つけたときは粘り勝ち!!と嬉しかったですー
割と新しめのがぽんと108円になってるのも嬉しいですが、
ずっと高い方の棚に置かれてて値下げを待ってたのが遂に報われるのもまた良い物ですねへへ。
内容はタイトルからミステリーだと思ってたらガッツリファンタジーでした…
シオンと王太子のぽんぽんとテンポ良く交わされる会話は小気味よくて面白かったですー
王太子の美容オタクキャラも良かった。
シオンのインチキ魔術師なヴィジュアルと飄々とした美青年振り、
年増スキーを装ってラナの好意をのらくらと交わす所とか
ラナの美少女だけど屈託が無くて思ってたより素直でシオン大好きな感じも可愛かったです。
1話1話の話の密度が薄くて読んでて疲れないのは良いけどやや物足りない感は有ったかな。
もう2話位あっても良かったかも。
ラストのエメラルド博士と人形の話はオランピアとダブって興味深く読みました。
自キャラの設定と似た設定のお話があるとつい参考にしたり嬉しくなっちゃうよね!
でも結局シオンの過ちが何なのかとか
ラナが何故王太子の妹でありながら身分を知らされずに育っているのかとか
謎が最後まで明かされずにモヤモヤしました…
今度Webの方で連載されてた分が電子で2巻として発売されるみたいですが
そっちでは謎が明らかにされてるのかな?
どっちにしても電子は買う気起きないので読みませんが。
THORES柴本さんの表紙やラフが凄く美麗で眼福でしたーミュシャみたいな表紙美しい…!


最弱王女の奮闘は14日に新宿行った時ブックオフ新宿西口店で買いましたー
その前に行った東口店でも売ってたのですが、まあ高くて
更に遡って4月に池袋行った時にも見つけてたのですがやっぱり高くて。
なので西口店で見つけてもはいはいどうせ高いんだろ、と思って値札見たら
相場より200円も安くてキター!!vvと歓喜してました(笑)
渋谷のブックオフもコバルト文庫新刊でもその位の値段だったのですが、
5月から在庫一掃とかで店内の品揃えがスカスカになって、
新宿行く前に寄ってみたらコバルト文庫のコーナーが108円のしかなくなってて絶望してたので
もう二度とコバルト文庫新しめのは安く買えないんだ…と思ってた所にまさかの奇跡!
…でもコバルト文庫はブックオフで安く見つけてほくほくで買ってきて
裏表紙のあらすじ読んでわくわくしてる時がピークですね…
今回も読んでみたらうん、相場で買って無くて良かった…って内容でした。

高い身体能力と優れた頭脳を持つ人とは似て非なる存在、亜種が住む国ルーベルで、
最弱の存在として人々に溺愛されるのが女王。
次期女王セラフィーナは何とか女王にならずに済むように
女王の座を自分より弱い者に受け渡そうと最弱比べに挑むが…というのが第1章。
最弱比べの様子が馬鹿馬鹿しくて良かったですー
100m走のタイムで十一秒九をたたき出し
「そんな…十一秒!?」「十秒を超えることも出来ないなんて…さすが女王!」
とかいうモブ達のざわめきに笑いました(笑)
エリオットの「何言ってるの?体だけじゃなく頭も弱いんだね」とかいう毒もくっそ笑った(笑)
でも第2章以降女王としての資質だの責任だの自覚だの
いらないシリアス要素が入ってきて、
話も1章みたいな馬鹿馬鹿しいノリがずっと続くのかと思ったら
セラフィーナの兄に勝手に制圧された他国に謝罪し救いに行くという
世直し物語みたいになって興醒めでした。
本当ひきこもりシリーズもそうだけど秋杜さんコメディで売ってるのかと思ったら
半端なシリアスぶち込んでくる所が好きじゃないんですよね…
秋杜さんに限らずだけどコバってパッケージや最初だけはコメディでも
段々シリアスになる作品が多くて、たまにはギャグに吹っ切った作品も読みたい…
それを抜きにしても面白ければ良いですが2章以降間延びしてて単純に面白くないし。
いわゆる逆ハー物ですが、正ヒーローのルーファスが一番個性無くて面白味無かったのも残念。


バルベスタールの秘婚は図書館でひっさびさにゆっくり館内を回ってたら見つけましたー
ルルル文庫はコバのはるおかりのさんの変名葵木あんねさんと
深山くのえさん作品しか読んだ事なかったのですが、
第6回ルルル大賞と読者賞W受賞というコピーと王道姫嫁っぽいあらすじ、
それに表紙の黒髪王子様フェルウスに惹かれて借りてみましたー
結果、読んでみて凄く良かったです!
あらすじ通りの王道姫嫁の良さが詰まった作品で、文章もデビュー作とは思えないほど端正だし
ちょっと気負ってるかな?という感じもまた初々しい魅力になってました。
冒頭の列車での旅でローダとフェルウスが出会うところから
国境を越えた街で密かに結婚式を挙げる所など、読んでて凄くわくわくしましたー
キャラ付けも私好みで、フェルウスの世間知があって程々に腹黒いところも好きでした。
髪色も「漆黒よりも少しだけ柔らかな黒墨色(アッシュブラック)」という記述萌えたvv(笑)
ルスカールのキャラも凄く好きだったのでラスト全く予想できませんでしたが、
ラスト駆け足すぎて共通の親友を失ったフェルウスとクラードの心痛が全く書かれない所とか
ルスカールが何故全き刃の一員になったのかが全く語られない所は残念でしたが…
ローダの実家のことも序盤で少し触れられるだけで
バルベスタールの王太子妃になっても何の音沙汰もないのも
それで良いのか?とは思いましたが。
リザベーヌの妖精のような浮世離れした雰囲気とその性故の残酷さは良かったです。
ちゃんとお約束の舞踏会イベントもあって満足(笑)
とにかくフェルウスのしたたかだけどローダの事を常に気遣ってくれる所が凄く好きでしたー
ラストの求婚もいつも優雅で隙のない彼が
真剣で必死で緊張した表情をしている所が凄くきゅんきゅんして
きゃー!vvと叫びたくなりました~
こういう作品に出会えると、やっぱり少女小説って良いわぁ~と思えます。
普通の人にしたらいくら良い作品と言ってもしょせんは少女小説でしょ?と思うのでしょうが
有象無象の少女小説の中で自分のお気に入りの作品を見つけられると
たかが少女小説だけど私の中ではかけがえのない宝物になるのです。
思えば少女漫画大好きだった頃もNANAとか花より男子みたいな超メジャー作よりも
りぼんやちゃおの増刊号の片隅に載ってる名もない短編、みたいな作品が好きだったなあ。
まあNANAも花より男子も読んだこと無いんですけど。
平川さんの今作以降に出た作品も一冊買ってきたので楽しみに読みますー♪
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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
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