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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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バレエDVD見比べ勝負(?)


クリスマスプレゼントの前借りで
上野水香さん主演の牧阿佐美バレエ団「眠れる森の美女」買ってもらいましたー
プロローグ、装置凄く豪華でびっくりしましたー日本のバレエ団であれだけ作れるの凄いなあ。
装置のおかげで華麗な宮廷絵巻にすんなり入っていくことが出来ました。
貴婦人達のドレスがダサかわ風味で良いわ~
一番のチェックポイントの王妃の衣装は
紺色で形もあまり装飾が無くてちょっと期待はずれでしたが。
長いトレーンは素敵なんですけどね~お顔も宝塚の娘役みたいな可憐な美女だし。
リラの精役の吉岡まな美さんは…
ヴァリエーションもばたばたしてて全然威厳とか風格が感じられませんでした…

第1幕、オーロラ姫登場のシーンで出てくる上野さんが
まさにお姫様~って感じのきらきらオーラ出てて凄く素敵。
愛らしさ、清らかさ、初々しさ
どれをとってもお姫様そのもの!って感じでしたーピンクのチュチュが似合うなあv
しかしローズ・アダージオはバランス短かっ…
それを誤魔化すように王子の手を取る度わざとらしい笑顔を見せるのも何だかなあ。
今から12年前の映像だから多少テクニックが拙いのはしょうがないと思いますが。

第2幕、王子役のウラジーミル・ネポロージーニーは顔もテクニックもさほど…
オーロラ姫の幻影役の上野さんは幻らしい儚げな演技がよいのですが、
リラの精の後ろに隠れて片腕でおいでおいでする振り付けはちょっと下品に見える…。
通常眠りって漫然と観てるだけでも
バレエらしい華やかさがいっぱいでお腹いっぱいになる物なんですが、
日本人の舞台はやはりそういう満足感が薄いなーと思ってたけど、
第3幕の結婚式の場面はさすがに見応え有りましたー
王妃もマリー・アントワネット風の大きく横に張り出したスカートのドレスに着替えてて眼福♪
宝石の精達がこれほど存在感有る舞台も珍しいかも。
特に第一ヴァリエーションの男性と第4ヴァリエーションの女性が良かったです。
フロリナ王女役の伊籐友季子さんも可愛かった~
気品のある王女と言うよりは無邪気で愛らしいお姫様って感じでした。
ブルーバード役のアルタンフヤグ・ドゥガラーはもう少しジャンプ力があると良いかも。
赤ずきんちゃん役のダンサーも凄く可愛くて萌え萌えでしたvv
三段ティアードのスカートも可愛いvv
グラン・パはネポロージーニーテクニックは可もなく不可もなく…と思ってたけど
王子のヴァリエーションはさすがに良かったです。もう少し勢いがあるともっと良いんだけど。
コンクールの定番オーロラ姫のヴァリエーションは上野さん第一幕の少女っぽさから一転して
初々しい若奥様と言った感じが良く出ている踊りで素敵でした~
ただこの映像カメラワークが悪い…
フィナーレの所真ん中の主役カップルばかり大写しにして、
フロリナ王女達が見切れてたり他にも角度とか色々…
何にしても日本のバレエ団としては充分すぎる水準の豪華な舞台で良かったですー
映像特典のインタビューで上野さんの素顔が観られるのも嬉しい♪
オーロラが1幕で糸つむぎの針に指される演技が好きとか、
そういうささやかな所からもキャラクターの性格を読み取ってるんだなーと面白かったです。


11日に上野行ったとき行ったブックオフで
キーロフバレエの「海賊」とアメリカンバレエシアターのガラコンサートのDVD買いました。
海賊は全盛期のルジマトフがアリ役と言うことで期待してたのですが、
これならローザンヌで1位取った二山治雄君の方が上手かったような…
でも背中の柔らかさとしなる体はさすが。
全体的にもテンポ良くさくさく進むし
ストーリーと舞踊が見事に一体化した「音楽劇」そのものでとっても良かったです。
メドゥーラ役のアルティナイ・アシルムラートワは
匂やかで女性らしい美貌で、花がほころぶようという形容詞そのままでした。
第2幕の赤紫がかったピンクのクラシック・チュチュとシュミーズドレス姿が美しかった!
グルナーラ役のイェレーナ・バンコーワもポアントでのステップが細やかで素敵。
ランケデム役のコンスタンチン・ザクリンスキーのヴァリエーションも
ワイルドで良かったですー
コンラッド役のエフゲニー・ネフも悪くなかったです。
第3幕の生ける花園でのハレムの女第3バリエーションのヴェロニカ・イワーノワも
回転技が上手で目を引きましたー
生ける花園のシーンは女性達がガーランドを持って踊ったり、
その名の通り見た目にも華やかで良いですねえ。
海賊、ソリスト級の踊りがたくさん観られて楽しいバレエだなあと思いました~


ABTの方の演目はレ・シルフィード、シルヴィア、トライアド、パキータの4つ。
レ・シルはショパンの有名な曲がたくさん使われてて
知ってる曲ばかりだったので入り込みやすくて良かったです。
ロマンティック・バレエの粋といった感じのバレエでした。
シルヴィアのパ・ド・ドゥはシルヴィアのヴァリ曲とか好きなので期待してたのですが、
シルヴィア役のマーティン・ヴァン・ハメルが太めでおばさん顔だったのが…
ヴァリも悪くはないんだけど曲の軽やかさを出し切れて無くてちょっと期待はずれでした。
パトリック・ビッセルは男らしく颯爽としてて凄く良かったですー
コーダのジャンプして回転して…の繰り返しは爽快でした。
トライアドはコンテンポラリーなので期待してませんでしたが、
さすがマクミラン振り付けだけ有って引き込まれましたー
マクミランのバレエはとても詩情的で
振り付けの一つ一つから感情が伝わってくる様で良いですね。
2人の兄弟の間に突然現れて関係を壊してしまう少女役のアマンダ・マッケローは
官能的というよりは奔放で自分の魅力に無自覚な少女という感じ。
ピンクの衣装が似合っててとても魅力的でした。
最後、抱き合って寝ころぶ少女と兄の間に
脚を差し入れて顔を手で覆って泣く少年役のロバート・ラ・フォスの姿が
本当にいたいけで心をぎゅっと掴まれるようで、観ていて胸が痛くなりました。
全演目中一番印象に残ったかも。
パキータはエトワール役のシンシア・グレゴリーがこれまた品格もオーラもなくて…
でもフェルナンド・ブフォネスのヴァリは
伸び伸びと軽やかで高い跳躍とマネージュがとっても良かったです!
女性陣の衣装がちょっとショボいというかあか抜けないのが残念でしたが。
買うの迷ったけどどっちも買って良かったです!バレエはやっぱり良いなあ。
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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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