雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
ベーリックホールで優雅なひとときを♪
- 2018/02/16 (Fri) |
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今日は通っている作業所の外出プログラムで
山手西洋館のベーリックホールで開催された無料コンサートに行ってきました~^^
2015年のハロウィン時期に先日デートしたjunさんと山手西洋館巡りした時に
ベーリックホールにも来ましたが、
改めて来てみるとやっぱり何ともムードのある佇まいが素敵な洋館でしたーvv
お天気も良くコンサートのあるホールの大きな明かり取りのレトロな窓から
陽光が燦々と降り注ぐ様は何とも絵になりますね~
出演者は
ソプラノの菅沼詔子さん、そのご主人で司会も務めるバリトンの菅沼敬一さん、
ピアニストの吉田繭子さんの3人。
コンサートが14時からで、開始15分前位に席について待ってましたが
手持ちぶさたになっていた所に
「まだ始まるまで時間有りますが何して良いか分からないですよね~」
と菅沼敬一さんがマイクを手に入っていらして、
実は3日前にお風邪を引かれてしまったそうですが、
歌うときお腹に力を入れると言うけどお腹というのは横隔膜の事で、
横隔膜を鍛えると心臓が丈夫になったりしゃっくりが出なくなったり良いことだらけ!と
茶目っ気たっぷりのトークで楽しませてくれましたー
左:菅沼詔子さん(ソプラノ)
右:菅沼敬一さん(バリトン)
そんなこんなで開始時間になり、まずは菅沼敬一さんが
ナポリ民謡の「つれない心」という歌を披露。
確かにお風邪引いていたと言われると納得出来るお声でしたが^^;;
「やっぱり声出てませんねー歌手が途中で声出なくなったって珍しい物見られましたね~」
と自虐なさっていたので許してしまいました(笑)
続いて菅沼詔子さんがサティのジュ・トゥ・ヴを歌って下さいましたが、
歌い終わって「失敗しちゃった^^;;」と苦笑いしていたとおり少し緊張が感じられたかな。
その後も敬一さんの軽快なトークを合間合間に挟みながら、
敬一さんご自身で編曲されたカッチーニのアヴェ・マリアを詔子さんとお二人で歌われたり、
モーツァルトのオペラ魔笛より私の大好きなパパパの2重唱を歌って下さったりで
久々の声楽のコンサートを楽しみました~
カッチーニのアヴェ・マリアはマリア様に救いを求めるイメージで編曲したと仰っていた通り、
原曲よりも壮大でシリアスな雰囲気になっていて
歌うお二人の声も綺麗に解け合っていて良かったです~
真面目な映画の過酷なシーンでBGMに流れていそうな感じが個人的に気に入りました。
伴奏の吉田さんのピアノもお上手だったし、
何度も言いますがベーリックホールのロケーションも最高で
詔子さんと吉田さんのドレスもそれぞれとっても素敵で眼福でしたvv
詔子さんのドレスは紫がかった濃い青に身頃とスカートにビジュー?ラインストーン?が
雨のように散りばめられていて、大人っぽい雰囲気で素敵でしたー
ピアニストの吉田繭子さんのドレスはピンクで胸元にリボンが付いてたり
バックスタイルの背中が編み上げだったりでフェミニンな雰囲気もありつつ、
すとんとした広がりのないスカートのシルエットと
ジャガード織の様な地紋があるデザインで甘くなり過ぎなくてこれまた素敵でお似合いでしたv
パパパの2重唱で第一部が終わり、休憩中に撮った
コンサートホールの続きにある出窓?って言うのかな?の写真。
最初敬一さんが歌う際に1回ホールを出て行く詔子さんの青いドレスの裾が
この出窓の中に消えていく様が
まるで古風な映画のワンシーンを見ているようでとっても印象的だったのでした~///
15分ほどの休憩の後第2部開始。
敬一さんがイタリアで歌の勉強をしていたとき
羽目を外しすぎて兵士にパスポートを取り上げられたあげく銃を突きつけられて、
お前は何をしに来ているんだと聞かれ歌を勉強していると言ったら歌えと言われ、
「オーソレミヨ」を歌ったら拍手されて開放してもらえた、
芸は身を助けるって言うけど歌が役に立ったのはあの時だけですね、と笑いを取っていました。
日本でドン・カルロだったかを上演した際衣装は全てイタリアの舞台の物を借りてきて、
全く歌わない出演者の衣装でさえ一着2000万で
「お前等座るな、飲むな、食べるな」と言われたという話も凄く印象的でした(笑)
敬一さんが歌われたフィギュアでよく使われるロシア民謡「黒い瞳」も
歌詞の内容までは知らなかったのでそんな意味があったのかーと勉強になりましたー
2人の方が同じ歌詞に曲を付けた「さくら横ちょう」という歌を
あまりに声が出ないため敬一さんが本来歌う予定だった中田喜直さんの方の曲も
詔子さんが歌うことになったりと、
無料コンサートだからこその柔軟な感じも面白かったですが、
私は最初に詔子さんが歌われた別宮貞雄さん曲のさくら横ちょうの方が艶っぽくて好きでした。
最後にお二人でエンヤが歌って有名なTime to say Goodbyを歌って、
アンコールでどなたの曲か忘れてしまいましたが
日本語の歌詞の「大きな空」という歌をまたお二人で歌って締め。
こういう民謡でも童謡でも演歌でも無いけどクラシカルな日本語の歌、って
なかなか聴く機会も聴いたこともないので新鮮で良かったですー
子供の頃やんちゃした頃を思い出す、という歌詞にゆったりとした曲調が合っていて良かった。
敬一さんの方はやはり声が少し掠れていた感じで残念でしたが、
ソプラノの菅沼詔子さんは少し声低めだったけど高音は綺麗に澄んでいて良かったです~
無料でこんなに豪華で本格的なコンサートが楽しめるなんてvv
声楽大好きなのでとっても楽しかったです~素敵に優雅なひとときを過ごせて至福の時間でした♪
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7月15日生まれのかに座、A型。
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