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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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他人の長文ほど読むのが嫌な物は無いよね


っていうのはよーく分かってるのですが、京都の祖母が今朝から危篤状態になり
私も明日から京都に行くのでまだ書ける気分な内に長文コバルト文庫日記。
葉月ちゃんとれおなちゃんはほぼ昨日話したことの反復だから読まなくて良いよ!!(笑)


1日にコバルト文庫8月の新刊、
久賀理世さんの「招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁 ガーランド王国秘話」と
高山ちあきさんの「真珠姫の再婚」どちらも定価で買いましたー
そして先月末に横浜のブックオフでずっと探してた去年の10月に出たコバルト文庫、
仲村つばきさんの「ひみつの小説家の偽装結婚 恋の始まりは遺言状!?」108円で買えましたー
読んだ順に感想ー


久賀理世さんは「英国マザーグース物語」で
コバルトにしてはなかなか本格的なミステリーを書かれてたし
恋愛描写もそれなりに好きだったので新刊が久々に出ると聞いてかなり期待してたのですが…
どろどろ宮廷陰謀劇みたいなのは大好きなのですが、何分キャラも話も展開も地味すぎて…
単に前夜あまり寝てなかったのもありますが、
見せ場が無さ過ぎて何度も途中離脱して仮眠を挟んでしまいました…
ヒロインのエレアノールが何故ダリウスとの結婚を躊躇うのかが良く分からなくて、
終始受動的で愚鈍と言っても良くて
お約束とは言えラスト近くに犯人に1人でほいほい会いに行く所とかいらいらさせられました。
主な事件の首謀者は2人いますがどちらも物語上大して重要な役所じゃないので驚きも薄いし
ベタな刑事ドラマみたいでした。特に女性陣が似通ったキャラばかりでなあ…
ねぎししょうこさんのカバーと挿絵は
チューダー朝英国風のドレスを華麗に描いてくれてて眼福で素敵でしたが。


真珠姫の再婚はWebコバルトに掲載されていた50ページ未満の表題作に
書き下ろしの短編2本を加えたオムニバス。
Web掲載の表題作(第1話)は未読だったのですが、
ラスト簡単にハッピーエンドになりすぎ、という意見が多かったのも納得でした。
何分ページ数が少なすぎて萌えも愛着も沸かないままラストになって呆然としました。

第2話のローズとアルフレッドのお話も切ない悲恋になりそうな雰囲気だったのに
第1話と同じであっさり2人がエレイン王妃の呪縛から逃れて幸せをつかむので
別に悲恋が好きな訳じゃないけどハッピーエンドなのに何かがっかりしました…
エレイン王妃も設定的には好きなはずなのに話し方が好みじゃないのと
2人に容易く出し抜かれて悪役としてもあまりにも物足りなかった…
この作家さんお妃萌えは無い人なんだろうなというのは何となく伝わりました(笑)

第3話は130ページ程と一番長くて、予定調和展開ながらも
マチルダに言われて
頑張って嫌いなにんじんを食べるウォーレンのシーンとか可愛くて萌えたけど、
マイ・フェア・レディ物なのにマナーを叩き込まれたマチルダが特に意識が変わるわけでもなく
大してお話に深みが感じられなかったのは残念かな。
まあ煽り文句の通り「大人のためのお伽話」として読むのがちょうど良いかなという感じでした。
イラストのうぐいす改め白谷ゆうさんは前々からファンだったので
先月末頃カバー絵が発表されたときから絶対買おうと思ってたけど、
各話の扉がカラー絵をグレースケールした物でカラーで見たかったわ…と思ってしまいました。


ひみつの小説家の偽装結婚の仲村さんは某所で外部作家さんだと情報が載ってたので
この前の薬草令嬢の江本さんみたいな文章力が未熟ななろう作家か何かだろうと思ってて
カバーは結構綺麗で好きだけど全く期待が持てなくて安くなるの待ってたのですが、
思いの外傑作で正直今年買って読んだどのコバルト文庫よりも好きでしたー!!vv
起承転結にそって話が始まり進み、主役カプが惹かれ合うエピソードが挟まり
心理描写と情景描写があり時にはそれらが混じり合ったり呼応しながら結末にたどり着く、
みたいなコバルト文庫はいくつも好きなのがあるのですが、
今作は壮大なストーリーがうねる様に展開すると言うより
軽妙洒脱で上質なコメディ舞台劇を観ている様なトントントンとテンポ良く進む感じが
コバルトでは読んだことのないタイプだったのですっかり引き込まれてしまいましたー
キャラ造形もどちらかと言えば戯画的なんだけど、ちゃんと生きてる感じもあるのが好きです。
マルコの腰は低いけど儲け根性に溢れてて如才ない感じ凄く好き♪
セシリアの偽装結婚の相手だった騎士団長ヒースの茶目っ気溢れる遺言状の数々も可愛くて、
ラストページの最後に届いた遺言状の文面には感動させられましたー

仲村さんなろうではなく角川のビーズログ文庫で書かれてたというだけあって、
かなり文章力もこなれてるし展開も隙なくお約束ながらもしっかり魅せてくれて、
セシリアとクラウスが惹かれ合う過程もちゃんとツボを押さえてくれてて
特に2人が公園でパンを食べるシーンは凄くきゅんと出来ましたvv
ただバルデア小説大賞はセシリアとフレデリカが特別賞を2人で受賞すると予想してたので
セシリアにあれだけ親身になってくれて実力もあるフレデリカの作品の結果がラスト記述無くて
フレデリカのその後もスルーなのは唯一残念でした…
あと特に少女小説で作家が主人公の作品は書く苦労とかを知られて面白くもあるけど、
どうしても作者さんの実体験が反映されてるんだろうな…と生々しくてちょっと苦手^^;;
でも本当にキャラクターがとってもユーモアと人間味に溢れてて魅力的だし
完璧に練られた設定やプロットも素晴らしいと思います。
外部作家さんが何気なくこんな快作を出してるなんてコバルト侮れないな…と思いました(笑)
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お盆で楽しもう!

今日は暑い真夏の季節でしたが、綺麗なドレスを着ていた女の子も気に入りましたので『BF武蔵伝』よりフィーレの絵を拝見しました。お次のイラストは『RPG伝説ヘポイ』よりキャッスル・プリンセスです。
  • けん さん |
  • 2018/08/04 (17:51) |
  • Edit |
  • 返信

アクセスしづらくなった

サービス終了につき、小雨ブログに、amebaから直接飛べなくなった・・
ブックマークしてるから、そこから来ます
  • 葉月 さん |
  • 2018/08/06 (15:00) |
  • Edit |
  • 返信

それでも来てくれてありがとう!

同じアメブロ使ってるJunさんって方もお友達のブログに飛べなくなるの不便って書かれてたよー
お気に入りのブログの更新状況とかも教えてくれてたんだっけ?
ちなみに私は葉月ちゃんのブログにはブクマもしてるけど基本履歴から飛んでる(笑)
  • 小雨 さん |
  • 2018/08/08 (00:21) |
  • Edit |
  • 返信

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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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