雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
嗚呼麗しき英国
- 2013/11/18 (Mon) |
- 日記というか雑記 |
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Rさんが紹介していらしたpixivのこの 企画に参加したくて考えてたキャラ。
スーゼット・ブラッドウェル20歳、170㎝。新興成金(ブルジョワ)のお嬢様。
熱心なホームズの読者で、空想好きでいつも殺人事件に行き合うことを想像しており、
一度で良いから自分も探偵の弟子になって
事件を解決してみたいと思っているが、勘は全くと言っていいほど働かない。
本名はアン・ブラックウェルだが、平凡な名前を嫌い
自身の燃えるような赤毛と目の色にかけてブラックウェルをもじって
スーゼット・ブラッドウェル(血のスーゼット)と名乗っている。
「どう?殺人事件の香りのしそうな名前でしょ?」
…シャーロック…ホームズ全然読んだことないし詳しくないので
時代考証とか適当ですが…赤毛つながりでちょっと赤毛のアンのイメージも入ってます。
かねてより読みたいと思ってた森薫さんのエマ1~6巻と10巻を
ブックオフで買って読んでますー
ヴィクトリアンなドレスや時代背景大好きなので緻密な考証によって構成された
古き良き19世紀末英国の世界観にどっぷりハマれましたーvv
メイドさんより華やかなドレスを着たお嬢様や奥様に惹かれていた私ですが、
エマ凄く健気で可愛いなー;;慎ましやかで控えめな所が奥ゆかしくて応援したくなります!
ケリー先生も皮肉屋だけどエマやウィリアムを大事に思ってる所とか、
粋な計らいをしてくれる所とか凄く好きだったので死んじゃった時は悲しかったです;;
エレノア嬢も初々しいレディっぷりが可愛らしいし良く気がついて苦労性のグレイスも好き。
若き日のオーレリアのエピも泣けましたーオーレリア何て可憐な美女!
あと2巻の訪ねてきたエマに身の程をわきまえたらとなじるヴィヴィーの
階段の手すりを滑り降りる所の絵が凄く好き(笑)
貴婦人達のドレスも華やかに描き込まれていて眼福ですーvv
漫画自体も独特の間の取り方やテンポで丁寧に登場人物の心情を描いていて、
キャラ達に自然と感情移入してしまいます~
後書きに集約されている様に森さんが隅々までこだわりと萌えを詰め込んで描かれた作画も
本当に素敵でツボで、好きな物を好きに描ける作家さんの幸せが感じられましたー
大変そうですが;;コルセットとかドロワーズとか分かる!!分かるよ!!と思いました。
ヴィクトリア朝時代の英国を描いた漫画と言えば私の中では
波津彬子先生の麗しの英国シリーズなのですが、軽やかで洒脱なタッチで
社交界の陽の部分を好意的に肯定して描かれた英国シリーズと比べて
エマは華やかなだけではない貴族社会や上流階級の陰の部分が描かれていて、
エマの生い立ちや先述の若き日のジョーンズ氏とオーレリアのエピソードなど
読んでいて胸が苦しくなりました…
メイドと坊ちゃんの恋も今の私達が想像するより遙かに風当たりが強かったんだろうなーと。
最後は幸せになることは知ってるので早く7,8.9巻も集めて
エマとウィリアムの恋の行方と彼らを取り巻く人々のドラマを最後まで見届けたいですー!
あと英国つながりで劇場に観に行ったけどちょうど眠くてしょうがない時期だったので
冒頭からラストまでほぼ寝てた「英国王のスピーチ」TVで観ましたー凄く良かったですー!vv
ライオネルとジョージ6世の身分を超えた友情ももちろん感動的でしたが、
第2次世界大戦前夜のイギリスの空気とか王室の生活の裏側とか
色々興味深くて楽しかったです。
家族からバーティと呼ばれるジョージ6世と兄デイビッド、
ジョージ6世の二人の王女エリザベスとマーガレットなど、
イギリス王室が思っていた以上に家庭的な雰囲気なのが意外で面白かったですー
公開当時も思ったけどおしゃまな王女エリザベス役の女の子が可愛いvv
ラストの「最初は危なかったけど持ち直したわ」もだけど
即位したジョージ6世に改まって「陛下」とお辞儀する所とかも可愛くて好きvv
まだヨーク公のバーティが王女達にお話しする
翼が小さくて二人の王女を抱きしめられないペンギンのお話も色々示唆的で好きです。
そして夫を支え続けた妃エリザベス役のヘレナ・ボナム・カーターも凄く良かったですー
ハリポタのベラトリックスやアリスの赤の女王と同じ人とは思えない!
1930年代のエレガントなファッションも似合っていて、綺麗でしたvv
あくまでも一線を画していたライオネルをラストに名前で呼ぶところが凄く好きです。
ハイライトの第2次大戦開戦のジョージ6世のスピーチの場面は
背景に流れる重低音の音楽で緊張感を出しながらも、
国王の声が国民や戦地の軍人に届いていく所や
「力こそが全てだという原始的な思想に立ち向かわなければならない」というフレーズなど、
自由の大切さを説くスピーチの内容がとても感動的でした。
王室と国民、貴族と庶民、人間の価値とは何かなど、
娯楽性の中にも崇高な理念とテーマを扱った素晴らしいエンターテインメント作品でした。
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