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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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新国立劇場バレエ団 イーグリング版「眠れる森の美女」DVDブック


1個下↓の読書日記のいきおくれ姫の選択の感想に少しだけ追記してます


火曜日に腰痛のため整形外科行った時入った別階にある本屋さんで
上↑の様な本を見つけてしまい、
イーグリング版くるみのDVDブックは全然好きじゃないけど、
新たな眠りのDVDが出たとなれば買わないわけにはいかないでしょ!!と、
極度の金欠にも関わらず即買いしてしまいましたー
ブックオフだけでもかつかつなのにもう新刊書店には行かない様にしないと…;;
今月の収支はもうマイナスだよ…;;


眠りはとにかく王妃や貴婦人達の衣装がとっても楽しみなので、
DVDブックの中身の写真は一切見ないでわくわくして家に帰ってDVDを再生してみましたが…
装置はそれなりに豪奢で素敵なんだけど衣装ショボ…
プロローグの貴婦人達のドレスも全く華やかさが無いし
王妃様の衣装も青系なのは高貴で良いと思うけどティアラとかちゃちすぎてがっかりでした。
妖精達のチュチュもリラの精の細田千晶さん以外みんな同じデザインで、
せめて色だけでも変えればいいのに…と思ってしまいました。

プロローグで幕が開くとシャンデリアと共に降りてくるリラの精と
カラボス役の本島美和さんの並々ならぬ確執を感じさせて面白かったですー
全体的に、従来の眠りよりより人間らしい感情が描かれているなーと思いました。
招待されなかった事を怒るカラボスに
王妃が王様にあなた!と詰め寄って王様が式典長をあいつだ!と指さす所とか。
細田さんは妖精達のリーダーとしての風格が感じられる踊りで良かったですが、
ただでさえ寂しげなお顔なのにちょっと表情が硬いのが残念だったかな。
本島さんはフォトジェニックな美人さんなのでマレフィセントっぽいカラボス役がハマる!
表現力も抜群で凄く場を支配するオーラが出てましたー

第1幕、王妃様の衣装がプロローグよりは好みで良かったです。
前開きの紫がかった水色のオーバースカートにアンダースカートの刺繍が素敵vv

オーロラ役の小野絢子さんの登場シーンは
元気いっぱいの無邪気な少女という感じの溌剌としたオーロラで、
くるみの時も思ったけどお年を感じさせない演技がさすがでしたー
本当に16歳になったばかりのプリンセスがそこにいるよう。
王子達と一緒に踊る様王に言われて「まあ、私が?」みたいな表情する所凄く可愛かったvv
ローズ・アダージオではアチチュード・アン・プロムナードの所ちょっと笑顔が強ばりすぎてて
小野さんバランス苦手なのかなーとちょっと意外で残念でしたが、
ローズ・アダージオのヴァリエーションは登場した時のちょっとおてんばな感じとは変わって
初々しい姫君らしい気品もばっちり表現していて美しかったです~
カラボスに花束を差し出されてお願い、下さらない?とお願いする所も
もらった花を一輪一輪まいてステップを踏む所もとっても可愛かったけど、
ちょっと無邪気通り越して少し足りない子みたいに見えてしまった…^^;;

2幕の貴族達の衣装もショボかった…
王子役の福岡雄大さんは王子らしい堂々とした佇まいは良かったです。
幻影のオーロラと王子が踊る所は
小野さん幻らしい茫洋とした雰囲気をよく出してて良かったですー
いばらに囲まれた城でリラの精とカラボスが対峙する所は前述の人間らしい感情が感じられて、
リラの精の中にもカラボスに対する負の感情があるのが分かる感じで良かったですー
演出の意向的にはリラの精は人間的な負の感情は持っていない設定と書いてありましたが。
目覚めのパ・ド・ドゥは単なるお伽話じゃなく
生身の人間として恋に落ちる2人を表現したいのは分かるけど、
ロミジュリのパクリっぽいし最後のキスは眠りにしては生々しすぎるかな…

第3幕は王妃の衣装がエンパイアスタイルなのが珍しいなーと思いました。
ロココスタイルより少ない布地でゴージャスに見えるからかなーとか邪推してしまいましたが。
長靴を履いた猫と白猫のパ・ド・ドゥは従来よりより童話的な雰囲気が出てて可愛かった!
青い鳥のパ・ド・ドゥは渡邊峻郁さんのブルーバード
颯爽とした雰囲気と高いジャンプとっても素敵だったし、
米沢唯さんのフロリナも軽やかで音を良くとらえた愛らしい踊りがとっても可愛かったですー
赤ずきんと狼は狼の衣装がお婆さんに化けた姿というのが新しくて、
狼のパッチワークみたいなスカートとか印象的でしたー

オーロラと王子のグラン・パ・ド・ドゥは
オーロラのヴァリエーション小野さん一幕とは全く違う表現で
すっかり大人の女性として花開いたオーロラの美しさを存分に表現していて良かったですー
コーダのオーロラのフェッテも上手かった。

衣装はドレスもチュチュも全く華がないデザインで
オーロラの衣装も全部白で変化が無くて残念だったけど、
踊りの質はさすが新国立劇場という感じでさすがだったし、概ね満足しましたー
今年の6月に上演されたばかりの舞台がもう観られるとか嬉しいvv


映像特典のアーティスト・インタビューというのは
アーティスト(新国立劇場のダンサーの階級の1つ)のインタビューだと思ってたら、
振付のウェイン・イーグリング、編曲のギャヴィン・サザーランド、
衣装のトゥール・ヴァン・シャイクのそれぞれのインタビューで、
ダンサーのインタビューはあってもこういう制作者側のインタビューって
特に眠りでは珍しい気がするので興味深く観られて面白かったですー
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小雨
性別:
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職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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