雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
歌姫に憧れて
- 2017/04/19 (Wed) |
- 日記というか雑記 |
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絵は髪短いけどバーレイ公国の雪白姫と謳われ
白磁の柔肌と美貌を褒めそやされていた頃の少女リリー・ヘザー。
波津彬子さんの絵とかで下ろした髪の一房が胸元にかかってるのも可憐で良いよねーと思って。
普段は後ろ髪は全部後ろに流しちゃうので…しかし胸にかかってる一房が分かりにくいorz
年始にNHKでやっていた毎年恒例のニューイヤーオペラコンサートで
歌手の名前も何のアリアを歌ったのかも覚えてませんが、
水色のドレスでこういう風に髪に花飾りを飾って下ろしてた歌手の方の姿が
とっても可愛らしくていつか描きたいと思っていたのです~
その歌手の方が着ていたドレスは水色だけどもう少し淡い青紫がかった色で
身頃には繊細な刺繍がされててスカート部分はレースで飾られてた気がするのですが、
可憐な野の花のような雰囲気は忘れがたいものがありました。
髪飾りの花もいつもは絶対こういうマーガレットみたいな花は使わないのですが、
何度も言うように野の花のような素朴な雰囲気を出したかったので。
色は本当はピンクにしたかったのですがインクが無くなりそうだったので…
ドレス描くのは楽しいのですがスカート部分の面積を塗るのに
コピックの消耗が激しいのが悩ましいところです…
まあ白と相性良いのは水色だしね…
コバルト文庫2冊と角川ホラー文庫を1冊読んでましたー
コバルト文庫は前田珠子さん原案・香月せりかさん著の「光の巫女を抱く夜」、
小田菜摘さんの「そして花嫁は恋を知る 薔薇の想いは海を越える」の2冊。
光の巫女を抱く夜は去年ひずき優さんの「光の巫女を放つ風」と一緒に売ってたのに
ひずきさんの方しか買わなくて、
同じ世界観・キャラクターでヒーローだけ違うという企画だったのを読んでから知って
当て馬ヒーローハワルアトの方が好みだったので盛大に後悔したのですが、
それから数ヶ月、やっと香月さんの方も買えて感無量です…;;
しかしこの企画当て馬の方が良く見えるのは何でなんだ…(笑)
ひずきさんの方のヒーローだった異国の皇太子エイシャラムは
今回は当て馬というより良きお兄ちゃん的なポジションでしたが、
頼りがいがあって魅力的でした~
転じて今回のヒーローハワルアトはひずきさんの方ではひたすらいい人で報われなくて
可哀想でしょうがなかったけど、
いざヒーローになってみると何か性格変わってるし
ヒーローとして特にかっこいい所も無くヒアルキトへの恋情と自らの役目に苦しむというのも
うじうじしてる感があってあまり…でした。
由利子さんの挿絵のハワルアトは本当にかっこよくて美形で素敵なんだけどな~
一番最初の挿絵のヒアルキトの唇に人差し指を当てるハワルアトに萌えました。
小さい頃のヒアルキトとハワルアトが結婚式を見て
花嫁さんに花輪を贈ってあげようと頑張るヒアルキトと手伝ってあげるハワルアトは
可愛らしいエピソードで良かったです~
途中からハワルアトの方が主人公なんじゃ…と思うくらいヒアルキトの影が薄かったし、
ブラスダルとサーシャルのとってつけた様な親子の葛藤話は何だかなあと思いましたが、
カゲリに侵されたハワルアトがヒアルキトを襲うシーンで
ヒアルキトがこの彼もまたハワルアトの真実の想いの1つだったのだと彼を受け入れるところも
ハワルアトもそんな自分の欲望を認めてその上でヒアルキトと分かり合える所も良かったです。
ラストシーンは光の巫女を放つ風もトランキザムから離れて
エイシャラムの国にいくラストだったので、
ヒアルキトとハワルアトがトランキザムに残るラストもあっても良かったんじゃとは思ったけど
ラストシーンのハワルアトの医者としての仕事を支えながら
お裁縫が苦手だけど結婚式はトランキザム風にしたいと衣装を縫うのを頑張るヒアルキトと
それを手伝ってあげると言うハワルアトが甘甘で可愛かったです~
ひずきさんの光の巫女を放つ風の清々しいまでの勧善懲悪と比べると
多少もやっとする所はあったけど、全体的にはそれなりに萌えられたので良かったです。
小田菜摘さんのそして花嫁は恋を知るは同一世界観の1巻完結形式のシリーズもの。
以前図書館で割りとシリーズ初期の頃の紅の砂漠を渡る姫を読んで
○○は××だから△△だと思うだろう、みたいな因果関係を語る所の文章が
何でそうなるのか良く分からないところが多くて
糖度も低めだったし…とあまり評価高くなかったのですが、
今図書館で借りて読んでる「コバルト文庫で辿る少女小説変換史」という本で
現在のコバルトの主流である「姫嫁」ものの先駆けとなった作品と紹介されてたので、
改めて読んでみたくなって一番最近に書かれたシリーズを取り寄せて読んでみましたー
やっぱり文章は大分こなれてて因果関係の分かりにくさも解消されてたので良かったです。
偉大な女帝である母グラケィアに対して
自分の凡庸さに複雑な思いを持つアンティクレアが兄皇子の死を受けて皇太子となり、
国を治めるのに必要な政治手腕を学んでいき、
兄や自分の美質を理解してくれる母の側近ルキウスに惹かれていくという筋書きですが、
最近のコバルトにしては硬派な作品で、
それにしては舞台が王宮からほとんど動かないので
スケール感という点では物足りなかったですが、まあ手堅くまとまってる感じでした。
アンティクレアの政治手腕というのも
馬鹿な自分には説明されても良く分からなくて、
特に国を去ったルキウスを追うときにファーリンを連れて行くというアンティクレアの判断が
何故ファーリンに敵わないと感じさせたのかは
私の頭が悪いだけですが全く分かりませんでした。
ダマラがわざとアンティクレアがルキウスを蔑む言葉を言ったとルキウスに誤解させる所は
どこの少女漫画だよと思ったし、
ルキウスがアンティクレアに好意を寄せる理由も薄いとは思いましたが、
ルキウスが自分の出自を恥じていないのに
アンティクレアと並ぶ時に初めてその事を後ろめたく思う、という伏線は良かったし
ルキウスの今までの功績を市場の一件だけで説明してるのはどうかと思いましたが、
ルキウスの魅力は自然に書かれてて良かったです~
ラストの結婚式のシーンと挿絵は素直に良かったと思いました。
夜葬は第23回ホラー小説大賞読者賞受賞作。
あらすじを読んで私の大好きな陰惨な土俗信仰をモチーフにしたホラーだと思って読み始めたら
安い都市伝説みたいな感じとあか抜けないもっさりとした文章で始まって、
最初の60ページ位は読むのやめようかなと思うくらいでしたが、
何だかんだで続きが気になって読み進めてしまいましたー
栃木県の限界集落に伝わる夜葬という独自の土俗信仰が
現代のスマホとかと結びついて次々と顔をくりぬかれた死者を生み出していくという話で、
序盤で朝倉三緒と袋田翼が出てきたときはすぐに死ぬ雑魚キャラだと思ってたので
彼等2人が鈍振村に向かって事件の真相に近づいていく展開にはやや面食らいましたが、
2人の安い青春ドラマみたいな淡い恋みたいな感じに鼻白んでたので
そのまま終わらず悲劇的な結末に向かう三緒の姿に
恐怖と同時にホラーらしいカタルシスを感じられて良かったです。
ラストシーンの袋田を失った三緒の狂気と鈍振村の福祀りの犠牲になった子どもたちの霊が
窓硝子に張り付いているというホラーの定番のシチュエーションに
久々に読んだことを後悔する位の恐怖を感じました…
鈍振村の夜葬や福祀りの風習を語るかつての村長の音声にも戦慄したし、
何度も言いますが文章は比喩とかこなれて無くて稚拙だし
「それが他人のためというのが何とも彼女らしいではないか」とか
小説なのに第三者の主観が地の文に入るところとか凄く受け付けなかったけど、
題材の良さでカバーしてる感じでした。
冷静に考えると色々疑問点も残るけど、読み終わって
とりあえずスマホとかケータイの着信音にめちゃくちゃ敏感に反応してる自分がいます。
今夜は電気消して眠れないよ~;;
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趣味:
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自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
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COMMENT
美少女!!!
おわーーーーっ!!!!リリー・ヘザー妃の少女期!!!
これは…これは可憐で美しや~~~!!!!!
全体的に落ち着いた色合いに素朴な雰囲気なのに、
リリー・ヘザーちゃんの美しい肌と純粋な笑顔が華やかさを追加し倍増させているネ!
首から肩、胸に掛かる一房の髪が素敵ですじゃ~
背徳感に陥るのは私だけ(*゚▽゚*)?
光栄です!!!
リリー・ヘザー妃の無邪気な時代にお言葉頂き感謝;;
可憐で美しいと言って頂けて嬉しいです~!
着道楽の彼女だけど公の場ではない私的なドレスのイメージなので素朴な感じにしてみました~
内側から輝くような肌の感じを目指したのでそう言って頂けて感激><
純粋な笑顔とか華やかさとか感じて頂けて光栄です~;;
下ろした髪の房が胸元にかかってるの良いですよね~フヒヒ!!
背徳感感じてくださり有り難や~色気とかエロチシズムも感じさせる絵を描きたいと思ってるので!
勿体ないお言葉の数々ありがとうございました~!