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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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私がコバルト文庫を読む理由


下がプリンセス・セレニティなのでちびうさ。
本当に少女漫画のまぶたと瞳がくっついてないぱっちり目が可愛く描けない…orz


コバルト文庫は相変わらず好きで読んでるのですが、
何か純粋に物語を楽しみたいと言うよりブックオフで安く見つける快感から始まって
ネットで感想投下してそれにレスもらう、までが読書の一環というか目的になってきてます…
ネットに感想をカキコする事を前提に読んでるというか。
だから読んでるうちも「カキコするときどこを本題にしようかな」とか常に考えながら読んでて、
そんななので他にも色々理由はありますが気が散って
最初の100ページ位までは集中して物語の世界に入れない事が多くなりました。
その分カキコに私も同じ事思ったーとかレスもらえると凄く嬉しいのですが、
たとえば108円で買えてほくほくで帰って読んで感想投下しても
全くレスもらえなかったりすると
安く買えた嬉しさもしぼんじゃったりして何か色々本末転倒だな…と思います。
もちろんコバのお話が好きなのも本当だけど、
ネットでカキコできる場が無ければ
今ほど熱心に買って読まないだろうなというのが正直な気持ちです。

どっちにしてもコバルトもう月に1冊しか新刊出ないし
6月以降電子書籍のみでしか出ない作家さんの本もいっぱい出てくるみたいだし
いつレーベル無くなってもおかしくないと言われてるので不安だなあ。
何かもうブックオフで血眼になって探すのも疲れてきたし
無くなるならそれはそれでしょうがないかなという気もしますが、
好きな作家さんの本が電子でしか出なくなるのは辛い…
古い人間なので本は絶対紙で欲しいと思ってしまいます。
コレクター心をくすぐる絵師さん達による良表紙も
紙本だからこそ手元に置いておきたいと思うわけで。
同じお金払って電子の形のない本を買うなんて考えられない。
中身が読めさえすれば良いって物じゃないのですよ…
まあその分家の中は本棚から溢れ出したコバルト文庫で大変なことになってますが。


という訳で最近読んだコバルト文庫は
江本マシメサさんの「薬草令嬢ともふもふの旦那様」
秋杜フユさんの「商人令嬢と猫かぶり王子 結婚?興味ありません」
我鳥彩子さんの「楽観戀情値千金 守銭奴王子と夢見る転生娘」
の3冊。
ネットで感想カキコするときは長すぎたり
褒めるのでも貶すのでも内容が行きすぎてたりするとツッコミが入るので
本当に伝えたいポイントだけを取捨選択してかなり推敲するので、
その後ブログに書く時はあらかた感想が整理されてて
それにネットで書ききれなかったことを肉付けしていくだけなのでその点は楽です。


江本さんはコバ作家さんでなく小説家になろう出身の方らしいですが、
なろうというのが良く聞くけど何なのか全く分かってない…
でも概ねネットではなろう作家って良く言われてないので
あらすじの男前だけど恥ずかしがり屋の田舎領主の息子が薬草好きの令嬢を見初めて…
というキラキラ感のなさも相まって全く食指が動かなかったのですが、
今月発売したばかりの新刊だけど比較的安く売ってたので
カバーは可愛いし例によってネットに一番に感想投下したくて特攻しました。
結果、見事玉砕しました…
文章がプロとして出版して良いレベルに達してない一歩手前で、
表現も単純だしその場その場の状況説明をしただけの地の文と会話文が交互にあるだけで
山も谷もときめきもない淡々とした文章が最初から最後まで続いただけでした。
そもそもヒーローのレナルドの狼化の設定って必要だった?
レナルドの年下の叔父リヒカルの新月だけ人間になれる設定も
人間になったときは超美形というお約束なのかと思ったらずっと狼のままで拍子抜けでした。
狼化の設定もメレディスの薬草好き設定もそれらを使って何が書きたいのかが見えてこない。
ゆるふわな魔法設定もノルマのように入れられた終盤の誘拐事件も
雑な誘拐犯のキャラも全てが薄味でした。
カスカベアキラさんの可愛い挿絵と感想待ちしてた方数人からレスもらえたのだけが救いです。


秋杜さんの商人令嬢はちょうど探しててGWのセールの時見つけてたのに
計算を間違ってて大して安くならないと思って買わなかったのを死ぬほど後悔してたので、
27日に関内のブックオフで売ってた時高めだけど即決で買いました。
毎回ながら表紙がとっても可愛いのですがこちらも毎回ながら表紙の割りに内容が地味…
例によって冒頭100ページ位集中も出来なくてなかなか物語の世界に入り込めませんでした。
一応ひきこもりシリーズの中では地味なりにまだ綺麗にまとまってる方だったかな。
ただ商人令嬢ことミレイアがやり手と説明されてる割に
買い付けしたり交渉したりする場面も無くて有能さがあまり感じられないのが残念でした。
イグナシオは兄の王太子エミディオよりはまあ腹黒さは感じられたので良かったですが。
ヴォワールの王太子を可憐な風情で煽っておいて
ふんじばって尻に敷いちゃうイグナシオはかっこよかったですー
元海賊の頼れるお兄さん・スハイツも好感度高かったです。
うろ覚えですがもらい手がなければ俺がもらってやる的な台詞言うのも良かった。

一応シリーズ5作目のひきこもり魔術師~のヒロインベアトリスの前例があるとはいえ
世界観を考えると貴族女性達がミレイアが働くことに肯定的なのは無理ある気がしましたが…
前作変装令嬢のイライアの母ノエリアがあんな意地悪するのもキャラ違う気がするし。
強い者こそが全てという隣国ヴォワールも某北の国を思わせる感じで読んでてモヤる…
アレサンドリ神国からの食料援助品を蓄えておく大事な屋敷に衛兵は付けるのに
窓には鍵がないとかいうご都合主義はツッコんじゃいけない所なんだろうなと。
でも何だかんだ言ってイグナシオの策略通りに結婚せざるを得なくなったミレイアが
返品は不可ですよ!という所は商人らしくて可愛くて良かったですー
本編ではさほどミレイアとイグナシオのカップル萌えは感じませんでしたが、
おまけのある日の夫婦の攻防は挿絵の育ったイグナシオの美形さも素敵で甘くて萌えました。


我鳥さんの楽観戀情値千金は商人令嬢と同じ日に同じブックオフで買いましたー
先月発売したばかりなのにどういう訳か108円!!
本当にごく稀にですがこういう事があるからブックオフ通いはやめられない…
商人令嬢は高かったので前なら喜びも相殺されて薄れる所ですが
今は2冊合わせても一冊定価で買うより安い!!とプラス思考が出来るようになりました。

内容は…つまらなくは無いけど、色々な要素がとっちらかってて欲張りすぎな感じで
話にあまりにも脈絡が無くて読んでて頭痛くなりそうでした…
切れ者商売人(エリートビジネスマン)だの出資(プロデュース)だの
漢字にルビが踊りまくりなのも
我鳥さんもあとがきで自覚あるのは分かりましたがしつこすぎて頭痛に拍車をかけてました。
楽花の楽観主義が前に書いた天都宮帝室の然々な事情1巻の未鳴みたいな
明るく前向きで建設的な感じだと思ってたら単に脳天気なだけで、
その理由も悲観的になると身体に雷が落ちるからと言う超理由でついていけませんでした。
天都宮帝室2巻の脇キャラ果閏も半端な活躍で終わってたので
新作のヒーローにするほどお気にキャラだとあとがきで知って意外でしたが、
守銭奴な理由もまあ理解できたけど本当の守銭奴は自分の金出すのは一切渋るんだよ…と
筋金入りの守銭奴の私は思いました。まあそんなヒーローだったら恋バナにならないですが。

転生物というのも初めて読みましたが、
主役2人の現世と前世の繋がりにほとんど必然性が感じられなくて
前世の記憶が蘇るシーンも冗長でこれ別の話として出した方が良いんじゃ…と思いました。
楽花が果閏を好きだと自覚するのも早すぎだし理由それ?って感じだし…
でも果閏と楽花が果閏の中の流留の記憶を目覚めさせるために
前世の楽観国の王女朔日と記憶喪失の流留になりきって恋人ごっこをするシーンは
くまの柚子さんの可愛い挿絵も相まってニヨニヨできましたー
ツンデレ期さいこうー!!って楽花も役作り完璧な芸達者果閏も良かったです。

莫の正体は全く見抜けませんでしたー
名前と無というキーワードから果閏の中にいる流留の思念体的な存在かな?と思ってましたが、
まさかのラスボスだったとは…
でもそんな風に満を持して正体を明かした割にはあっさり兄丸の中に封じられて、
本当全てのファンタジー要素も主役2人にとって都合のいい小道具でしかなくて
浅さにがっかりしました。
脇キャラもみんな活躍が少なくて微妙だし。叙の挿絵は楚々とした美人で好みだったけど。
とにかく我鳥さん贅沢な身の上が当たってからしか知らないけど
それ以来ギャグやコメディの方向性がワンパタ過ぎて
贅沢や天都宮のスピンオフもやりたい転生物もやりたい妖怪も出したいで
色々な材料盛り込みすぎて料理の手順もバラバラな食事を出されてる気分でした…
あとがきでも相変わらず楽花にちゃん付けで痛いなーと思ったけど、
世の中がネガティブになりすぎてる気がして全てが楽観的な国があれば良いなと思って書いた、
とこれまでより真面目な感じで語っててまあ気持ちは理解は出来ました。
一読して我鳥さん疲れてるのかな…という感想でしたが、
王立探偵シオンの過ちもWebコバルトで同時進行で連載してたしあながち間違ってないと思う。
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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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