裏｢ユーディと秘密の花冠｣

ついったにも載せたけどメイドコスラズル。
正直女装ネタがやりたくて長髪設定にした様な物です。編み上げブーツは良いですなあ。
ついったにも書きましたが、3つの王冠設定が色々破綻しすぎてて
進歩的な思想を持ったラズルが何でそんな意味の分からない慣習に従って
親が決めた女性をはいはいと妃にしちゃうのかとかかなり無理有る感じですが、
そういう世界観なんだと割り切って見て頂けると幸いです…；；
それとは別に練り練りしてる内にちょっと裏設定というかパラレルな感じが浮かんだので
つづきからだらだらと書いてみようと思います。しょうもないのでたたみます！

えーと、昨日突如｢ラズル愛に飢えた王子｣説が浮かびまして。
ラズルの母后リリー・ヘザー王妃と
父王ロレンツォ・ハグリット・ルクランディア王の話から始まるのですが、
その昔バーレイ公国の公女リリー・ヘザー姫の美しさは天下にとどろいており、
ロレンツォも絵姿を見て憧れをつのらせ、
たった一度バーレイ公国の舞踏会で踊っただけのリリー・ヘザー姫に恋こがれていたので、
ラズルの祖父にあたるロレンツォの父王がリリー・ヘザー姫に王冠を贈ったのを知るや
他の2人の王冠の持ち主には目もくれず求婚したのですが、
初夜の床で実は祖国に身分違いの恋人がいて泣く泣く引き裂かれたリリー・ヘザーは
ロレンツォを激しく拒み、ロレンツォはそれ以来女性を信じられなくなります。
ラズルが産まれてからはロレンツォはリリー・ヘザーによく似たラズルを見るのが辛くて
たびたび城を留守にして数々の女性と浮き名を流すようになり、
リリー・ヘザーも華やかに装ってオペラや夜会や仮面舞踏会に明け暮れる毎日。
父親からも母親からもかえりみられなかったラズルは、
両親に愛されないのならせめて国民から慕われ尊敬される王になろうと猛勉強しますが、
もし国民からも世間知らずの無能な王と罵られたら今度こそ自分は居場所を失ってしまう…と
常に孤独におびえている、という感じです。
19年間広い王城にたった一人で明るい笑顔の下に深い孤独を抱えている王子…
良いじゃん！！とか思いまして～
で、両親を亡くして孤独と不安の中にいた時期を乗り越えてきたユーディが共感するみたいな。

ラズルは母親にとっては愛しい人と引き離して無理矢理世継ぎを産ませた憎い男の子、
父親にとっては自分の純愛を踏みにじった女の子。
しかし続きがあり、
一度でも自分を見てくれたことがあったか、
たった一度だけで良い、自分を愛していると言って欲しかったと王妃をなじるラズルに
王妃は本当に自分がロレンツォを全く愛していなかったと思うか、と返し、
本当は何度も話しかけてみようとしてやめた、何度も今日は帰ってくるのかと聞こうと思った、
でもその度に初夜の事が思い出されて出来なかったと言います。
けれども本当はずっと自分の姿だけでなくどこか好きになってくれた所があったのか
ロレンツォに聞いてみたかったと話し、ラズルに謝罪する王妃…
うわー切ない！！とか一人でめっちゃ盛り上がってました。
ユーディと秘密の花冠は基本明るくてお気楽な感じにしたいので
これらの話はあくまでもパラレル扱いですが、
もしどうしても描きたくなったら
リリー・ヘザー王妃とロレンツォ王の過去話の部分を漫画化しちゃうかもしれません…
面白いほどに次から次へと台詞が浮かんできてだな…