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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

絵は青ピンクハウスを着た粉雪。最近カンカン帽の良さに目覚めてます…
大草原の小さな家っぽくなるのが良い…
服が青なので補色の黄色が欲しくて花冠を飾りましたー


よしもとばななの借りていたもう一冊の小説、「サーカスナイト」読みましたー
「鳥たち」よりはるかに明るい話で、よしもとばななっぽいのは鳥たちの方だけど
好きなのはこっちの方が好きだったかな。
主人公が子持ちの主婦と言うところから異色で意表を突かれましたー
相変わらず小説の中で「ああいうのは悪い」「こういうのは凄く好き」みたいな
価値観を決めつけてる感じは好きじゃないけど、
主人公の所におかしな手紙が届く所から始まって
主人公の数奇な境遇や特殊な能力や過去が明かされるところとか
早く核心に迫って欲しいと思いながらもじらされる感じも嫌いじゃなかったです。
主人公と悟との奇妙で儚い結婚生活や一郎と彼の母との秘められた過去、
みちるのちょっとこまっしゃくれたでも元気な子供らしさとか良かったです。
主人公の義母の明るくきっぱりした所も魅力的で良かったですー
一郎に殺人兵器とか言われても昔は本当に嫌だったけど
今は冗談として流せるようになった主人公とか、
明かされた過去が思ったよりエグくなかったけど周囲に与えた影響の大きさもリアルで、
とにかく起こった出来事に1つ1つ納得できる感じが良かったです。
バリの人々ののんびりした空気感や
日本ではあり得ないような不思議な出来事もここならあるのかもしれない、
と思わせる所も、
よしもとばななが一貫して書いている
人間に本来備わっている自浄作用みたいな物を信じさせられるところも好きです。
あとがきで何の教訓もない
ただ日本の片隅にこういう人達がいるんだ、という小説を書きたいと言っている通り、
登場人物達の営みがとても気持ちよく書かれていて最後まで面白く読めましたー


先日書いた図書館で借りたアドリア王国物語の巻末の広告に載っていた
角川ビーンズ文庫の清家未森さんの「桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約」
予約して借りてみました。
大正浪漫モノ好きなので楽しみにしてたのですが、
ヒロインの有紗がどんな子なのかも良く分からないうちに黒鳥館に閉じこめられてしまって、
そこから舞台が全く動かないので大正浪漫要素がほとんど無くて、
指輪の契約とかのファンタジー要素も入れながら
ミステリー風にしてる割には犯人が見つかるのもファンタジーの不思議な力のおかげだし、
色々期待外れで残念でした…
もっと菊子や綾乃、澄子夫人の振り袖やらドレスやらの描写に力入れて欲しかった…
失踪した令嬢達が最高8年も眠らされたままで生きているというのもあまりに現実離れしてるし
緑川の犯行の動機もおざなりな感じだし。
大体外が猛吹雪だと錯覚させる仕掛けとかろくに出てこなかったよね??
京四郎と有紗のラブもほとんど動かないし萌えないし、これあと借りてる2冊読むか迷うな…


昨日根津の弥生美術館にはいからさんが通る展観に行った帰りに寄った
渋谷センター街店のブックオフで
安くなるの待ってた白川紺子さんのコバルト文庫
「夜葬師と霧の侯爵 かりそめ夫婦と迷宮の王」買えて嬉しかったですー
公爵夫人は銀灯師から始まる銀灯師シリーズの3作目で多分シリーズ最後の作品ですが、
最近のコバルトには珍しく全篇シリアスでしっとり目の雰囲気でまとまっていて良かったです。

ヒロインのオフェリアが生みの親のマーラ王妃と育ての親のラヴィルタ、昔なじみのズィール、
皆に愛され守られて幸せをつかむラストがとても良かったです。
ルドヴィークとの複雑な関係の中で会話らしい会話もないのに
2人が次第に惹かれ合っていくのに無理を感じさせなくて、
市場でルドヴィークにリボンを買ってもらったオフェリアに遅いと言いながらも
手を引いて少し歩調を緩めてくれるルドヴィークとか可愛くて好きでしたー
無事迷宮から脱出して、お互いもう一緒にいる意味もないと別れた物の
2人とも相手に会いたい気持ちが募ってお互いに会いに行くところとか、
ルドヴィークに今度こそ本当の妻になって欲しいと言われて口づけされても
その意味が分からなくて、誓約の印だと言われて
それはいい印だと自分からルドヴィークに口づける男女の仲に疎いオフェリアも
うろたえて赤くなるルドヴィークも可愛かった。
仮夫婦ものだけどそれらしい美味しいイベントがほとんど無いのは残念だったけど、
オフェリアが隣国ニルダの王女だったというお約束展開もまあ王道で良かったです。
夜葬師ラヴィルタに育てられたとはいえただの人間だと思われていたオフェリアが
実は霧幻師の娘で更に闇の王と月の女神との間に生まれた子の末裔だったとか
設定盛り盛り過ぎる感はありましたが、
白川さんの書く魔法の描写はいつも詩的で儚げで好きです。
そしてオフェリアが植物から染料を作って布を染めたり機織りしたり、
その過程で使うハーブやその他植物の香りが伝わってくるような描写も良かったですー
ラストの心を持たない魔物だったはずのラヴィルタが
オフェリアを愛することで自分の罪を知り、
オフェリアの呪いを解こうと自分が犠牲になる決意をし、
オフェリア、愛しているよと心の中で呟く幕切れは
オフェリアを守るラヴィルタの慈しみが感じられてとても感動的な幕切れでした。


今日1日発売のコバルト文庫、
長尾彩子さんの「侍女が嘘をつく童話 野苺の侍女の観察録」
毎回大して内容無いけど宵マチさんの可愛い表紙に釣られて買ってしまいました…
感想はまあいつも通りの童話シリーズでした…

ヒロインのミカエラが比較的常識人だったのは良かったですが、
初めにページ割いてフロレンティーナ王女との関係や絆を書いた割には
後半ほとんど活かされてないし、
表紙のミカエラがドレス姿の時点で男装騎士ものとしてもうまみもやる気も無いのが伝わって
まあ男装物は全く好きじゃないのでそれは良いとしても、
色んな要素がとっちらかってて少しごちゃごちゃした印象でした。

ドレス姿のミカエラと仮面を取ったアドリアンが
お互いの正体に全く気付かない天然っぷりは面白かったし
お互い素性を知った後も「アドリアンさまは可愛いのです!」「ミカエラの方が可愛い!」と
アドリアンの仮面を取り合いする所は笑いましたが。
ミカエラが聖騎士だった父の遺志を受け継いで騎士として仕える覚悟をしながらも
実際にはほとんど最後まで何の役にも立ってないし、
もう少しミカエラが女性だとアドリアンにばれるのが早いかなと思ってたけど
意外と引っ張った割にはばれた時のカタルシスも薄くて、
何度も言うように男装騎士という醍醐味が感じられなかったのが残念。
ヒーローのアドリアンも仮面を付けているときの高圧的な態度から
仮面を外すと泣き虫でへたれでめんどくさい性格になるというのが
ちょっと受け入れられなかった…
アドリアンの魅力も偽悪的ながらも領主として領民の事を気にかけているという
童話シリーズ3作目のエルヴィンの焼き直しな感じしか書かれて無くて、
もう1つくらいミカエラがアドリアンに惹かれるエピがあっても良かったかな。
コバではヒーローが押せ押せなのが多いので
ミカエラの方からアドリアン大好きになるのは可愛くて良かったですが。

賢明に見えた国王が第二王子のアドリアンをラルフに呪詛させて
亡き者にしようとしながらラスト何の咎めも受けず悪びれてもないのももやもやしました。
このシリーズいつも王様がクズなんですよね…
そもそもいくら髪と瞳の色が違っていても
国王は双子の弟のラルフ=ラファエルが自分の若い頃に似ているのに気づかなかったのか?とか
ツッコミ所はいっぱいありましたが、
とりあえず長尾さんがゴシックなドレスを着た魔女とかふわふわドレスで決戦に赴く美少女とか
好きな物を詰め込んでるんだろうなーというのは伝わってきました。
百合要素もあって長尾さんそっち方面も好きなのかなーとか。
またタンパク質とかプルースト効果とか世界観ぶちこわし単語が出てきたのは萎えたけど、
まあ表紙と挿絵の可愛さと適度な糖分補充にはなったので良かったかな…
ヘルガのゴッシクな外見と色々な意味で危うい性格は好きでした。
クラウディアと告げ口妖精の黒ウサギも今回はまっとうな役回りで良かったです。
このシリーズいつもページ数の割に内容薄くて定価で買うほどでもなかったな…と思うのですが
また表紙に釣られて買っちゃうんだろうなー。
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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
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