雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
死ぬまでにしたい10のこと
- 2013/06/01 (Sat) |
- 映画感想 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
昨日の夜11時45分~今日の深夜までBSプレミアムでやっていたのを観ました。
前にも日本語吹き替え版のビデオレンタルして観たことあるんですが、
良かったという事以外ほとんど覚えてなかったのでもう一度字幕で観られて良かったです!
まず冒頭、雨の中に佇む主人公、アンの印象的な独白シーンから物語は始まります。
この映画、スペインとカナダの合作という事ですが、
フランス映画の様に色彩が美しくて映像がとても綺麗。
大学の夜間清掃の仕事をしているアンは、
17歳で結婚し、今では二人の女の子と愛し合う夫と共に幸せに暮らしているが、
ある日突然医師から卵巣に腫瘍が出来ており余命は2,3ヶ月だと告げられる…
とにかく登場人物の一人一人が凄く良い人で、一生懸命生きているのが良いなあと思います。
挙式の前日に婚約者に逃げられ過食症になったアンの仕事仲間、
アンの結婚を快く思っていないアンの母親、
アンに死の宣告をするのをためらうトンプソン医師、
イメチェンをしたいと言うアンにブレッドヘアを勧める美容師、
コインランドリーでアンに出会い狂おしい恋に落ちるリー…
アンの夫ドンも、とても天真爛漫で甘え上手な所が母性本能をくすぐる感じで可愛い。
二人の子供達、ペニーとパッツィも凄く子供らしくて愛らしいです。
トンプソン医師に腫瘍が出来ている事を告げられるシーンがとても悲しいけど良いです。
「患者の目を見て死の宣告は出来ない」とアンの隣のベンチに座り語るトンプソン医師、
今まで何百人と同じ告知をしてきただろうに、
それでも面と向かって死を告げるのは出来ない、という所が、
彼の医師として患者に向き合う真摯さと悲しみを感じさせて。
アンがそれを聞いて2,3度医師の方を向いてはまた正面を向き直り、
すっと涙を流すところも凄く好きです。
死の宣告をされる時って激しい感情じゃなくてこういう静かな絶望なのかな、という感じで。
アンを演じるサラ・ポーリーが凄ーく美しくて、
アップになる度にその理知的な美しさに思わず見とれてしまいました。青い瞳が特に綺麗。
子供達に毎日愛してると言う、子供達に18歳の誕生日まで毎年メッセージを送る、
夫以外の人と付き合う、子供達が気に入るママを見つける、と
死ぬまでにしたい事をリストアップするシーンも好き。
メモをした文体の筆跡が画面に浮かぶところが良い演出だなあと。
夜中にこっそりトレーラーを抜け出して娘達へのメッセージをビデオに録る所は泣けました。
リーと出会い、惹かれ合っていく所も、
現実では不倫は絶対許せないけどこの映画では全然嫌悪感無かったです。
リーのキャラがまた良く出来すぎてて、
こんな引き際いい男じゃなかったらどうするつもりなんだーと思いましたが、
自分が悲しくなると分かっていながらもアンの夫ドンが迎えに来る姿を車の中から見てる所とか、
バックミラーに映ったリーの悲しげな瞳がとても切なかったです。
アンがリーに別れを告げるシーンで顔をくしゃっと歪めて涙を流すところも良かった。
決してお遊びじゃなく、リーの事も本当に恋してたんだな、と言うのが伝わってきて。
アンの隣に住むもう一人のアンも、ベリーショートが似合う素敵な女性で、
彼女のエピソードもキャラクターもとても好きです。
そして10年間刑務所に入っている父をアンが訪ねるシーンも。
どんなワル親父なのかと思いきや気弱でいい人そうなお父さんだったのが意外でしたが、
「相手がして欲しいと思っているようには愛せない人間がいる」
という台詞がとても深かったです。
とにかくエピソードの一つ一つに無駄が無くて有機的に物語と結びついていて、
シーン作りが凄く上手い映画だなと思います。
子供達と遊ぶシーンとか、ドンとの会話とか本当の家族みたいな情愛が感じられて素敵でした。
ラスト、アンが亡くなった後の各キャラクター達のその後が描かれる所、良かったです。
特にアンから娘達へのメッセージを撮ったテープの保管を頼まれていたトンプソン医師が
そっとテープの入った箱を開ける所が印象的でした。
アンがいなくなった後のドンと娘達、もう一人のアンが仲良く暮らしている様子が
人がいなくなるというのはこういう事なのかな…と思わせられて悲しかったけど、
残された人はそれでも新しい日々を送っていかなければならないんですよね。
最後アンの独白の後に「マイライフ・ウィズアウト・ミー」と原題が浮かぶのが、
原題の意味も切なくて感動的でした。
前にも日本語吹き替え版のビデオレンタルして観たことあるんですが、
良かったという事以外ほとんど覚えてなかったのでもう一度字幕で観られて良かったです!
まず冒頭、雨の中に佇む主人公、アンの印象的な独白シーンから物語は始まります。
この映画、スペインとカナダの合作という事ですが、
フランス映画の様に色彩が美しくて映像がとても綺麗。
大学の夜間清掃の仕事をしているアンは、
17歳で結婚し、今では二人の女の子と愛し合う夫と共に幸せに暮らしているが、
ある日突然医師から卵巣に腫瘍が出来ており余命は2,3ヶ月だと告げられる…
とにかく登場人物の一人一人が凄く良い人で、一生懸命生きているのが良いなあと思います。
挙式の前日に婚約者に逃げられ過食症になったアンの仕事仲間、
アンの結婚を快く思っていないアンの母親、
アンに死の宣告をするのをためらうトンプソン医師、
イメチェンをしたいと言うアンにブレッドヘアを勧める美容師、
コインランドリーでアンに出会い狂おしい恋に落ちるリー…
アンの夫ドンも、とても天真爛漫で甘え上手な所が母性本能をくすぐる感じで可愛い。
二人の子供達、ペニーとパッツィも凄く子供らしくて愛らしいです。
トンプソン医師に腫瘍が出来ている事を告げられるシーンがとても悲しいけど良いです。
「患者の目を見て死の宣告は出来ない」とアンの隣のベンチに座り語るトンプソン医師、
今まで何百人と同じ告知をしてきただろうに、
それでも面と向かって死を告げるのは出来ない、という所が、
彼の医師として患者に向き合う真摯さと悲しみを感じさせて。
アンがそれを聞いて2,3度医師の方を向いてはまた正面を向き直り、
すっと涙を流すところも凄く好きです。
死の宣告をされる時って激しい感情じゃなくてこういう静かな絶望なのかな、という感じで。
アンを演じるサラ・ポーリーが凄ーく美しくて、
アップになる度にその理知的な美しさに思わず見とれてしまいました。青い瞳が特に綺麗。
子供達に毎日愛してると言う、子供達に18歳の誕生日まで毎年メッセージを送る、
夫以外の人と付き合う、子供達が気に入るママを見つける、と
死ぬまでにしたい事をリストアップするシーンも好き。
メモをした文体の筆跡が画面に浮かぶところが良い演出だなあと。
夜中にこっそりトレーラーを抜け出して娘達へのメッセージをビデオに録る所は泣けました。
リーと出会い、惹かれ合っていく所も、
現実では不倫は絶対許せないけどこの映画では全然嫌悪感無かったです。
リーのキャラがまた良く出来すぎてて、
こんな引き際いい男じゃなかったらどうするつもりなんだーと思いましたが、
自分が悲しくなると分かっていながらもアンの夫ドンが迎えに来る姿を車の中から見てる所とか、
バックミラーに映ったリーの悲しげな瞳がとても切なかったです。
アンがリーに別れを告げるシーンで顔をくしゃっと歪めて涙を流すところも良かった。
決してお遊びじゃなく、リーの事も本当に恋してたんだな、と言うのが伝わってきて。
アンの隣に住むもう一人のアンも、ベリーショートが似合う素敵な女性で、
彼女のエピソードもキャラクターもとても好きです。
そして10年間刑務所に入っている父をアンが訪ねるシーンも。
どんなワル親父なのかと思いきや気弱でいい人そうなお父さんだったのが意外でしたが、
「相手がして欲しいと思っているようには愛せない人間がいる」
という台詞がとても深かったです。
とにかくエピソードの一つ一つに無駄が無くて有機的に物語と結びついていて、
シーン作りが凄く上手い映画だなと思います。
子供達と遊ぶシーンとか、ドンとの会話とか本当の家族みたいな情愛が感じられて素敵でした。
ラスト、アンが亡くなった後の各キャラクター達のその後が描かれる所、良かったです。
特にアンから娘達へのメッセージを撮ったテープの保管を頼まれていたトンプソン医師が
そっとテープの入った箱を開ける所が印象的でした。
アンがいなくなった後のドンと娘達、もう一人のアンが仲良く暮らしている様子が
人がいなくなるというのはこういう事なのかな…と思わせられて悲しかったけど、
残された人はそれでも新しい日々を送っていかなければならないんですよね。
最後アンの独白の後に「マイライフ・ウィズアウト・ミー」と原題が浮かぶのが、
原題の意味も切なくて感動的でした。
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[01/10 小雨]
[01/10 昭]
[05/18 小雨]
[05/18 小雨]
[05/18 昭]
[05/17 jun]
[01/30 小雨]
[01/30 昭]
[12/31 小雨]
[12/31 久世みずき]
最新記事
(01/04)
(11/21)
(11/05)
(11/01)
(10/22)
(10/11)
(10/02)
(10/01)
(09/20)
(09/19)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
めんどくさがりでものぐさ。
ブログ内検索
最古記事
(05/16)
(05/16)
(05/16)
(05/17)
(05/17)
(05/17)
(05/17)
(05/18)
(05/19)
(05/20)
COMMENT