東京バレエ団「くるみ割り人形」2019/12/15

というわけで、念願かなって
いつか絶対行こうね！!と言い合っていたX'mas仲間・junさんとのくるみデート無事完遂しました♥
痛み止めのおかげで今日もほとんど痛まなくて良かったわ～☆
愛が一杯のX'masデートレポは明日にして、今日はとりあえずくるみ二日目の感想だけ!
今日楽出来るように全体的なストーリーや踊りの流れなどは昨日全て書いたので、
今日は昨日と違う所だけざっと書きます～(^o^;)

今日は三階左サイド3列目の真ん中位の席でしたが、
昨日のS席より遥かに舞台が近くてびっくり( *ﾟAﾟ)ちなみに昨日は一階26列目の左端寄り。
これで昨日のS席のチケットの半額以下だなんて…最初から三階席で観れば良かった…
置いといて、( -.-)ﾉそんな訳で舞台に近くて
昨日よりパーティーのお客達の細かい芝居がはっきり見えたのが楽しかったです～☆
昨日は一階席とはいえ眼鏡ありでもダンサーの顔が判別できないレベルだったので(*´ノД｀)
大人達の躍りも昨日より優雅になっている気がして素敵でした♪

今日のマーシャ役の秋山瑛さん、昨日の沖さんよりお若くてこれが主役デビューとの事だったので
より舞台上の7歳の少女マーシャに近い自然な演技が観られると思ったけど、
踊りはとても上手で問題ないのですがまだ振り付けに感情を乗せる所までは行ってない気がして、
最初の方はあれ？という感じ。
ただ意外にも昨日の沖さんのいかにも子供らしい無邪気なマーシャよりも
ちょっとだけ大人びたおしゃまな雰囲気があって、それはそれで可愛かったです～
舞台メイク映えするお顔なので舞台姿もとっても可憐♪

後ドロッセルマイヤーの登場シーンは、
ツリーから顔を出すというインパクトのある感じだったのを昨日は忘れてました(^o^;)
今日のドロッセルマイヤー役のブラウリオ・アルバレスは背の高いハンサムで、
junさんのお気に入りでした(笑)

三階席から観ると昨日はあれだけ豪奢に見えた装置がペラペラに見えてしまったのは残念(((^^;)
後花のワルツの装置で上の方のソフトクリームが見切れたりして、
踊りはともかく装置は正面から観た方が良いかも、と思いましたヽ(；▽；)ノ

クララが目を覚ますのは寝台からねずみが這い出してきたからだというのも忘れてましたー
おもちゃの兵隊とねずみの王様達の戦争もかなり流して観てしまいましたが、
今日のくるみ割り人形の王子役の宮川新太さん、
失礼ながらお顔が純和風なので王子様役にはどうかなあ～という感じでしたが、
思いの外素敵でとっても良かったです～ﾟ+.ヽ(≧▽≦)ﾉ.+ﾟ
昨日の秋元さんもいかにも優雅で端正なプリンスという感じでしたが、
宮川さんは爽やかで頼れる好青年という雰囲気で、
秋山さんのマーシャを優しくリードしてあげる様な感じは凄く魅力的でした～
そんな王子に導かれて、秋山さんも二人で踊っている内に
女性として花開いていくさまが見ていて分かるようで、
一人で踊っていた時には希薄に感じられた感情表現がどんどん豊かになっていって
二人の初めてのパ・ド・ドゥは昨日にはなかった疾走感やダイナミックさも感じられて
観ていてとても清々しい踊りで素敵でした～(*>∀<*)
宮川さんサポートも危なげなくて良かったです！

雪のワルツは昨日は揃っているかをあまり観られなかったので今日はその辺注視してましたが、
コールドバレエの美しさに定評のある東京バレエ団だけに本当に綺麗に揃っていて良かったです～
児童合唱は舞台左手側から現れるので三階席からは見えなくて残念でしたが(ToT)
雪の精達が十字に並んでアラベスクしながら十回転位する所がやっぱり好きです♪
雪のワルツの途中舞台に王子一人だけになってマネージュする所も
今日の宮川さんも素敵でした～バネがあって軽やかなジャンプが素敵!

第2幕の舞台装置、オーナメントから各国の踊りのソリストが顔を出すところは
junさんがアドヴェントカレンダーみたい～♥と仰ってて、確かに!(*>∀<*)

スペインは昨日の秋山さん池本さんペアの方が遥かに良かった…
今日の三雲友里加さんと生方隆之介さんちゃきちゃき感が全然出てない…
三雲さんは本当に美人さんなんですけどね～( ´△｀)

アラビアは昨日書き忘れてましたが鮮やかなグリーンの衣装がとっても素敵☆
今日の女性ソリストの政本絵美さんは昨日の三雲さんより東洋的なお顔立ちな分
森川茉央さんと共によりエキゾチックな雰囲気が出てましたが、私は昨日の方が好きかな…

中国の中川美雪さんと海田一成さんは昨日より躍動感とひょうきんな感じが出てて良かったです!

加藤くるみさん、池本祥真さん、昴師吏功さんのロシアは
最後の方で左の男性が一瞬バランスを崩しかけてひやっとしましたが、
今日も元気いっぱいでたくさん拍手とブラボーをもらってました～
junさんもお好きだったとの事。
男性陣の登場シーンでの滞空時間の長いジャンプがとってもかっこいい！

フランスの金子仁美さん、足立真理亜さん、樋口裕輝さんは
樋口さんが昨日の南江さんよりおっとりしたボンボン風で個人的に気に入りました(笑)

花のワルツは昨日はあんなに感動したのにこれまたさらっと流し観しちゃったなあ～
昨日は覚え違いをしていて、
花のワルツのセットになる前に、マーシャと王子がX'masツリーの向こうに消えていく感じでした。


クラシック・チュチュに着替えたマーシャと王子のグラン・パ・ド・ドゥは
華やかな雰囲気で良かったです～
何度も言う様に、秋山さんは宮川さんと踊ることで
生き生きとした感情表現が引き出されている感じで、
おしゃまな少女が年上の素敵な男性のエスコートで完成された女性になっていくさまが
自然と伝わってくるような感じがとても良かったです。
雑誌のインタビューで、秋山さんと宮川さんは同期で入団して、
抜粋で初めて主役を踊ったのもくるみだったので不思議な縁を感じていると書いてありましたが、
二人とも仲良いんだな～と言うのが伝わるようで微笑ましかったです。

宮川さんの王子のヴァリアシオン、
柔らかい軽やかなジャンプが男性らしい力強さも感じさせてとても良かった！(*≧∀≦*)
最後のポーズも音を良く使って、タメを作ってビシッと間を取ってキメていて粋で素敵(＞∀＜)
ブラボーの嵐。

秋山さんの金平糖の踊りは、役柄と言うより音楽そのものを表現したいと言う気持ちが感じられて
繊細で音に良く合った踊りで、昨日の沖さんの愛らしい踊りとはまた違った良さがありました。
昨日の沖さんよりブラボー多めかも。

コーダは踊っている内に二人がどんどん高揚していくのが観ていてはっきり分かって、
ラストに向けて高まっていく二人の想いを表しているようで楽しかった!

フィナーレからラストにかけてはまた流し気味で観てましたが、
大感動のはずの夢から覚めたマーシャがくるみ割り人形を抱き締めるラストシーンで
昨日は気づかなかったけど目を覚ましたマーシャが床に落ちている赤いものを見て
何か気付いた様な表情をしてから人形を抱き締めるという終わり方で、
赤いものが何なのか分からずミステリー読んでてトリックが理解できなかった時みたいな
恐ろしい消化不良感を感じながら幕が降りてしまってヽ(；▽；)ノ
終演後junさんと語り合ったのですが、
junさんによると赤いものはマーシャのスリッパの片方だそうで。
私が普通に人形を抱き締めて夢だったかどうかは曖昧な方が良いのにね～と言ったら
junさんが
「ポーラーエクスプレスみたいに、
夢だったかもしれないけどあったこと、みたいにしたかったのかも」と仰って、
それも有りか～みたいな話から更に深読みして、
バレエの原作のホフマンの童話では主人公の少女がくるみ割り王子から求婚されて
お菓子の国のお妃になって終わる事から、それをふまえて
片方残ったスリッパはシンデレラのガラスの靴の様に
いつかまたお菓子の国から王子が迎えに来てくれる事の暗示かもねー
みたいな話になって面白かったです(*￣∇￣*)
どちらにしても、昨日の沖さんは寂しそうに人形を抱き締めていたのに対し、
秋山さんは笑顔で抱き締めていたのが
どちらがいいではなく二人の役作りのアプローチの違いを表していて面白いなと思いました。

主役二人が変わるだけで舞台全体の雰囲気がどのくらい変わるか楽しみと昨日は書きましたが、
さすがに二日連続だと感動も薄れて舞台の雰囲気を味わうまではいきませんでしたが(((^^;)
マーシャと王子のそれぞれの役を違う人が踊るとこうも違った印象になるのねー
というのは凄く思いました～
昨日の秋元さんの王子も十分素敵だったけど、やっぱり無個性だったかも。
宮川さんは俺は王子をこう踊るぞ！ってビジョンが観ていてはっきり分かるので、
本当に爽やかで優しい好青年な王子様という感じがすんなり入ってきて素敵でした(´∀｀)
あ、でもマーシャのスカートの裾にキスだけは秋元さんの方がスマートで萌えた(笑)

秋山さんはまだまだお若いので、マーシャを表現するとか演じるというより
素のままの秋山さんが舞台上で大人になっていくマーシャと二重写しになるという感じで、
それはそれで若手のうちだからこそ踊れるマーシャで、また新鮮な感じで良かったです。

何より普段は観劇も映画も圧倒的お一人様の私ですが、
何よりもX'masを愛する仲間でマブダチであるjunさんと一緒に鑑賞できた事は
本当に得難い経験になって良かったです～(*´∀｀*)ﾎﾟｯ
終演後あそこどうだった？とか印象を語り合う楽しさと言ったら！!(*≧∀≦*)
初めてのくるみそしてバレエ鑑賞だったjunさんを上手くリード出来ていたか不安ですが(^o^;)
長年の悲願がかなって、フレッシュな初々しい若手ペアのくるみを満を持して観に行けて良かった!
初心者にも分かりやすい正統派のそれでいて心暖まる東京バレエ団のくるみを選んで
我ながら本当に良かったです♪
junさん素敵な観劇体験をありがとうございました!(*^▽^)/★*☆♪