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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば


今日は渋谷の東急シアターオーブに
アダム・クーパー主演のミュージカル「SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば」観てきましたー
うっかり公演の日付を間違って覚えてて今日だと言うことを知ったのが昨日の夜でした…
危ない危ない;;チケット確認しといて本当良かった~><
舞台、良かったです~
良かったです…が…
もっと舞台ならではの演出なのかと思いきや
ほとんどジーン・ケリー主演の映画版と変わらないストーリーと構成で
そのくせツアー人数が少ないだけなのかオリジナル版も同じ人数なのかは分かりませんが
アンサンブルの数が少なくて、
ダンスシーンが思ったほどダイナミックさが無かったのが残念だったかな…
ブロードウェイ・メロディの所とかビューティフル・ガールの所とか
舞台で再現するのは難しいのも分かるけど映画の劣化コピー感が…
舞台だけを観れば充分楽しくて素敵なんだけど、映画版を知ってるとなあ…
でも逆に言えばそれだけ映画版に忠実な舞台化ということで、
映画版が大好きな私にはTVの前で観ていた雨に唄えばが
目の前で現実に再現されているというのがとても感動で嬉しかったです。
でもコズモの壁駆け上がりが無かったのは不満かな。

席は相変わらず3階席の一番後ろでしたが
去年の年始に行ったミュージカルコンサートで確認してた通り充分見えたので良かったです。
ただ来日公演と言うことで左右に字幕があって、
キャストの顔見たくて双眼鏡見てても
台詞や歌詞が出る度に目を離して字幕を見なければならなかったので
各キャストのお顔や衣装をあんまりはっきり見られなかったのが残念…
普通に双眼鏡見てない時でも
字幕を追ってると俳優さん達の演技を見逃しちゃう場面が多くて
来日公演はよっぽど観たいのじゃない限りこれからは観に行くのよそう…と思いました…
オペラとかなら歌手がそんなに激しく動かないので字幕で良いけど、
ミュージカルはやっぱり日本語じゃないとダメだな…

ストーリーは映画版とほぼ同じでしたー
開演前の注意が英語で「舞台は1927年 当然携帯電話はないので電源はオフにして下さい」
とか、舞台が始まる前から世界観に引き込んでいく感じは上手いなーと思いました。
セットは開場して客席に入った時から見えてましたが、
基本は同じ1つの映画撮影所のセットで
シーンによって小物や装置が追加されて色んな場面を表現するという形で、
そういう舞台ならではの工夫の感じは良いなあと。
トーキー映画黎明期のハリウッドを舞台にした笑いたっぷりのミュージカル、
当時の時代の雰囲気とかも良く出てて良かったですー
ただあまりにも原作通り過ぎて舞台にする意味あるのか…?と思う所もありましたが…
ファーストシーンのドンとリナの新作映画のプレミアで
舞台にスクリーンが降りてきてモノクロの無声映画が映る所は
自分もプレミアの観客の一員になったような臨場感があって凄く良かったです~
ラストのリナが「踊る騎士」のプレミアで舞台挨拶するシーンとか
メタ感ある演出は舞台ならではの楽しみで良かったなあ。

音楽や歌もほぼ原作通り。
ダンスシーンは何度も言いますがスケールが小さくなっちゃってる感は否めませんでしたが、
大好きなグッモーニン♪グッモーニン♪とか
雨に唄えばが生で聴けて観られたのは本当に良かったです。
雨に唄えばのシーンでは12トンもの本物の水が舞台に降り注いで、
ドン役のアダム・クーパーが歌い踊る姿も映画そのままでした~
正直もっと感動するかなと思ってたけど意外と冷静に観てしまいましたが…
でもやっぱり雨に唄えばは名曲ですね~
聞いてるだけでほのぼの、うきうきした素敵な気持ちになります♪
アダム・クーパーが足下の雨を蹴り上げて飛沫を飛ばす度に観客から歓声が。
あれ最前列のお客さん水かかってたんじゃ…

キャストはドン、コズモ、キャシーの主役3人はまあ普通に良かったです。
キャシー役の女優さんはちょっと声がハスキーがかってて
歌のシーンとかはちょっと…と思う所もありましたが。
悪声のリナの吹き替えをするという役所なんだからもう少し美声の方が良かったかな…
華というかオーラみたいなのもあまりなかったし。
でもウッド・ユーの歌の所はさすがに良かったです~

でも個人的にはリナ役の女優さんが一番良かったですー
映画版のイメージそのままの大げさな悪声が良く響いて良かったし、
コミカルな演技が憎めなくてラストは可哀想になる位でした。
フランス革命を舞台にした映画を撮る際の大きなカツラと
ピンクのローズ・ア・ラ・フランセーズ姿が凄く可愛くて素敵だったーvv
衣装もっと双眼鏡でじっくり細部まで見たかったけど
前述の理由であまりよく見られなかったのが残念。
「カツラが馬鹿みたいに重すぎる!昔の人って馬鹿だったのね!」って台詞が好き。
「出来ない」をどうしても「出来にゃい」と言ってしまう所とか
英語が分かればもっと楽しいんだろうなーと思いましたが。
マイクの位置を覚えられなくて声が拾えないところとか
初のトーキー映画主演のプレミアで音声がずれて
「イエスイエスイエス!」の所とかは映画版そのままでめちゃくちゃ笑いました(笑)
ドンとリナが愛を語らう演技をしながらも
「このヘビ女!!キャシーをクビにするなんて!」
とか罵りあってるシーンも凄く好き(笑)

そして今回の舞台で一番良かったのはリナのソロの歌のシーンが追加されてた事。
映画版ではただの悪役で終始してるリナの
「ドンはいつ私の夫になってくれるの?」という意外と純情な乙女心?が歌われてて、
リナというキャラクターを嫌なだけでは終わらせないという意気込みが感じられましたー
本当自分でも某創作の某キャラ描いてて思うけど
単なる嫌な悪役ほど物語をつまらなくする物はないんですよね…
映画版のままでも充分リナの憎め無さは伝わるけど、
このリナのソロが有るのと無いのとでは
リナというキャラクターのとらえ方が全く異なってくるだろうなーって感じで良かったですー
後はモニュメンタリーピクチャーズの社長役の俳優さんの
映画撮影時のしゃかりきさとかも笑えたしどたばたキャラっぽい感じも良く出てて好きでした。
フランス革命の話なのにタップダンスを入れたいという所とかも笑いましたー

ラスト、踊る騎士のプレミアでリナが口パクしてる後ろで幕が開いてキャシーが現れて
キャシーが観客席に下りていく所も映画通りで良かったですー
吹き替える歌は映画とは違ってウッド・ユーでしたが。
この辺メタメタ感満載で本当生で観るからこその楽しさだなーと。
ドンの「彼女こそスターなのです!」の言葉に拍手する観客達とか。
カーテンコールでは字幕で「ただいまより写真撮影可能です」と出て
撮りたかったけどケータイのカメラでは目一杯ズームにしてもボケ過ぎて無理だった…orz
最近はカーテンコール撮影OKって増えてるんですかね?
SNSとかで宣伝してもらえるからなんだろうなー
そして最後に主役3人がアンサンブルと一緒に雨に唄えばの中再び傘を持って踊りましたー
銀色で内側に色とりどりの色が付いたたくさんの傘が舞うところは
本当にハートフルで幸福感いっぱいの幕切れでした~

何度も言うように映画通りなだけに映画よりスケールダウンしてる所が目立つ所もあったけど、
全体的にはハッピーで心温まる舞台で良かったです。
舞台と観客席が一体となって楽しめるところも良かったです~
生オケの演奏も豪華でとっても良かったし、
春の陽気の中大好きな雨に唄えばの世界に浸れてご機嫌な一時でしたー
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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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