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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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ジュディ 虹の彼方に


今日は109シネマズグランベリーパークに「ジュディ 虹の彼方に」観てきました~
凄く感動するとか名作!!っていう感じではないけど、
ジュディ・ガーランドという一人の女性がどれだけ誠実に人生を生きたかを
感傷的にならず
彼女の生きざまと同じように誠実にじっくり寄り添って描いていて良かったです。

冒頭、オズの魔法使を撮影した時の少女時代のジュディが監督?から
「想像してごらん」とどこにでもあるありふれた田舎町の情景を聞かされ、
「そんな田舎町の住人でも映画を観に行く。
そして君よりきれいな子はたくさんいる。でも誰も持ってないものを君は持っている。声だ」
と言い聞かされる始まりはとてもわくわくして好きです~
ジュディの抑圧された少女時代を描いていて決して楽しい始まりでは無いのですが、
その導入部はとてもお洒落に感じて好きなのです。
「平凡な主婦になるのか?いずれ歌を忘れる」という監督(?)に
「ドロシー役は皆の憧れです!やらせて下さい」という少女ジュディ役の女の子可愛かった~♥
その後母になったジュディが
まだ幼い二人の子供、ローナとジョーイを連れてショーを披露しホテルを渡り歩く所から
彼女の「その後」の人生がどんな物だったかを描いていきます。

思っていたほどエンターテインメント性の強くない映画で、
正直に言えば退屈と紙一重の所もありましたが
センセーショナルになりすぎず何度も言うように誠実にジュディの生き方を追っていく映画で、
レネー・ゼルヴィガーの演技もとても魂がこもっていて圧倒されました。
ロンドンツアーの前に
子供達をあやすためにクローゼットに入った直後のよるべないジュディの表情と
ロンドンでゲイのカップルの家に行って泣きじゃくる彼を抱き締めるシーンと
少女時代の回想で過密スケジュールに反発して
撮影用の水槽に飛び込んで泳ぐ少女ジュディの解放感溢れた表情が特に印象に残っています。

ラストのオーバーザレインボウを途中で歌えなくなったジュディを励ますように
観客達が合唱する所は
それまで積み重ねてきた彼女の人生が切々と胸に迫って、うるうるをこらえられませんでした~
その前にジュディが言う
「ゴールにたどり着く事だけが大事なんじゃない
こつこつと人生を歩んでいく 歩むのをやめない事が大事」
という言葉を後押しする様な歌声が本当に感動的。
そして「みんなありがとう 私を忘れないで 約束よ」
というジュディの願いがとても切なくて、
「観客との絆を信じたい」と言ったジュディの願いが叶ったとても感動的な幕切れでした。
エンドクレジットに入る前に
「ロンドンツアーの半年後にジュディは逝去した 彼女はまだ47歳だった」
というテロップが流れるだけで
劇中で彼女を病に倒れさせたりしない所にとても好感を持ちました~
エキセントリックに思われがちだけど、
子供達を心から愛し自分の側に置いておきたい気持ちをこらえて子供達の幸せを選ぶ所とか、
ロンドンでかかった医師に
「ドロシーは私のアイドルだった」
と言われて自嘲気味に「男の子は皆お下げが好き」というジュディに
「彼女が犬を大事にしていたからです」
という医師の言葉で、
ドロシー=ジュディが人間的にも素晴らしい女性である事を示唆するような台詞にも
彼女の真摯な人柄がよく表現されていて好きでした。

歌って、恋をして、泣いて、ひたむきに生きたジュディと
彼女を取り巻くそれぞれに精一杯生きている人々を描いた、
虹の彼方にの名旋律が深く心に染み入る映画でした~
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電子書籍デビュー!flowers増刊お嬢様のお気に入りあれこれ


ロココ時代の未亡人
喪服も若い未亡人も大好きです。


3月14日発売のflowers増刊春号、
波津彬子先生のお嬢様のお気に入り巻頭カラーのために買いました。
表紙もお嬢様だと信じ込んでて
例によって表紙ネタバレしないように
数日前からflowers公式ツイッターミュートしてまで楽しみにしてたのに、
波津先生表紙じゃなくて書店でがっかり…
そしてある程度予想はしてましたが新章スタートという事で
巻頭カラー1ページ目でキャロラインが大人になってて驚きました~
いや本当に予想はしてましたが、
キャロラインは少女時代のいかにも少女という感じの無邪気な可憐さがとっても好みだったので、
妙齢のレディもそれはそれで好きだけど
少女時代の可愛らしさが忘れられなくてとても寂しくなってしまいました。
金欠なのでもうお嬢様カラーの時以外flowers増刊買うのやめようと決めて
前号は買ってなかったので、
余計少女時代のお嬢様が恋しくて…
今からでも冬号買えないかAmazonやネット書店探したのですが
どこも品切だったので、生まれて初めて電子書籍で前号の冬号買ってしまいました…
本当は断然紙書籍派だけど、思い付いた時にすぐ買えて読めるっkindleって便利ね~と
書店も開いてない夜買って思いました(>∀<)

そんな訳でkindle版買ったflowers増刊冬号のお嬢様、
何か箸休め的な回でいまいちだったなあ~…
トーマスJr.お兄様とローラの結婚式のお話とかだと思ってたのに
今回はホラーですら無いし。
でも最後の少女時代のキャロラインを堪能しました♪
襟からスカート裾にかけてレースたっぷりの少女用ドレス可愛かった♥

で順番は前後しますが春号の巻頭カラーのお嬢様、
1ページ目のキャロラインのドレス襟の模様が凝ってて可愛い♥
見開きカラー扉は波津先生お得意の
金色というか黄色というかにスフィンクスとかのエキゾチックなモチーフの背景のカラー
綺麗だけどキャロラインのドレスもう少し凝ってたらなあ…

本編は久々にホラーがパンチ利いてて楽しかったです~
運命を司る三姉妹の女神モイライ神を思わせる不思議な女性達のお話、
一番最初の女性が髪型とかリリー・ヘザー妃似で個人的に萌えでした(笑)
2番目の女性もパラソルと謎めいた雰囲気がツボ♪
ラストアンソニーの葬儀に現れる三人の喪服姿の女性達が恐ろしくも美しくて素敵でした~
黒髪の美女は大好きです♥

キャロラインのイブニングドレスも若々しいデザインで可愛かった~♥
でもやっぱりお嬢様は
主人公が少女だからこその行動範囲だったりシチュエーションだったりがあって、
その辺が他の波津先生作品とは差別化出来てて好きだったから
キャロラインが大人になっちゃったら女神様と私とかと大差無くなっちゃいそうで残念。
成長してイケメンになったマイケルとキャロラインの関係は甘酸っぱくて萌えましたが。
kindle版冬号買う前のあのキャロラインがいきなり大人になってしまった寂しさ、
もう戻らない少女時代への哀惜、愛らしかった少女を懐かしむ甘やかな疼痛は
少女主義者ならではのメンタリティでメランコリーだったなあと忘れ難く思います。
少女万歳…!ヽ(;▽;)ノ

思っても心にしまっておいて下さい…(ヽ´ω`)


昨日描いた舞妓さん
結構気に入ってたのにフォロワーさん(こちらからはフォローしてない)から
もっと顔白くしないと着付け体験の女の子に見えますよ!と言われて凹んでました( ´△`)
自分でもしまった舞妓さんって白粉塗るんだった( >Д<;)と描いた後思ってたんですがね。


最近読んだ本は
青山文平さんの「つまをめとらば」、
朝野りょうさんの一迅社アイリスNEO「待ってて、わたしの王子様」、
小田菜摘さんの集英社オレンジ文庫「平安あや解き草紙 その姫、後宮にて天職を知る」
の3冊。


つまをめとらばは発売当時書店で少し気になってて、
直木賞を受賞したとのことだったので最近武家文化にも興味があるので読んでみました~
うーん、悪くは無いんだけど一話一話が凄くあっさりしてて薄味なんだよなあ…
でも一話目「ひともうらやむ」の世津の美貌の表現で
「男という生き物のいちばん柔らかい部分をえぐり出して、ざらりと触ってくるほどに美しい。」
という文章なんかは凄く迫真でさすが直木賞作家、と思わせられました~
全体的に男達の弱い所をすいすいとかき分けていく女性のしたたかさ、強さを書いた短編集で、
一筋縄ではいかない女性達ばかりで薄味ながらに面白かったです。
ラストの表題作つまをめとらばもかつて男達の心をかき乱した佐世の変貌ぶりに
女の凄さを思い知り、敵わんと思わせられる貞次郎と省吾の爺二人の
穏やかながらも破綻の無い共同生活の日々が心に染みて良かったけど、
個人的には「逢対」が一番好きでした~
逢対という現代の就職活動にも少し似た制度も
逢対を12年欠かさず続けている義人のベテランならではの逢対のノウハウも
その義人が鰻丼が大の好物という所も、
そして権家の幕閣ながらに駄物の刀を収集するのが趣味という長坂備後守の酔狂も
面白いポイントがたくさんあって。


待ってて、わたしの王子様は
タイムパラドックス物っぽい所と毒舌な冷静侍女ミルダのキャラとかは面白かったけど、
仔犬の王妃の話をもう少し詳しく書いて欲しかったかなあ。
ハラディルフで21歳のアレグイルと再会したモリーが何故キレたのかも良くわからなかった。
悪役も最初から何の捻りもない小者だしなあ。
でもモリーの現れた時の言葉から
暗殺計画を知って殺される運命を回避するアレグイルと側近達とか、
モリーにとっては25日前の出来事がアレグイルにとっては7年前だったとか、
現在14歳のはずのモリーが16歳の姿で現れるとか、ちょっとSFっぽい設定は楽しかったです~
タイトルと表紙からアレグイルはもっときらきら完璧美形王子の設定なのかと思ったら
容姿は異母弟のオルレイゲンに完全に負けてて妃候補達からも人気無いとか、
絶世の美女の現王妃の産んだオルレイゲンを溺愛している王からは関心を持たれてないとか
かといってそれを特に気に病んでもないとか、
最近TLのお約束設定・物語に慣れきってたので
紋切り型でない人物設定には意表を突かれて良かったです。


小田さんの平安あや解き草紙は
小田さんって少女小説だと恋愛萌えより政略萌えなのが露骨で恋愛要素おざなりだけど、
皮肉にもライト文芸というジャンルの今作の方が
恋愛要素と政略要素のバランスが良くて
いつもみたいにこれみよがしに政略萌えを主張してない感じで良かったです~
ミステリーと謳っている物のその要素は?だけど、
今までの小田さん作品の中で一番楽しく読めたかも。
平安舞台の雅で華やかな感じは期待ほどでは無かったけど、
伊子と嵩那の大人の恋ながらも少年少女のように初々しい恋模様が良かったです~
嵩那の非の打ち所の無い貴公子と思わせておいて
実は和歌や物のあわれを全く解さないという所も可愛くて良かったです。
ただ伊子が内侍が天職とか言うけど、
作中で謎解きしてる以外
それらしい仕事してる描写が全く無いのでちょっとどうよと思いました。
一応ミステリーと言うことで伊子が謎解きしてるんだけど、
ほとんど嵩那の知恵を借りたりしてるのであまり賢く見えなかったり、
にも関わらず帝や嵩那からやはり伊子が内侍でなくては、
みたいに過剰に持ち上げられるのも納得いきませんでした。
最終話も続刊想定してたのかも知れないけど尻切れトンボな感じあって、
伊子に執心してた帝がしっくりいってなかった女御の桐子が懐妊したからって
あっさり戦線離脱してくれるのもご都合主義というか、それで良いの?と感じてしまいました。
でも「人それぞれ思うことはちがう」の
立たされている立場によって同じ出来事でも捉え方が変わってくるという所は
確かにそうだなあと思わせられて良かったです~
人物の容姿の美しさの描写もさすがに麗しくて繊細で良かった。

ベルリン国立バレエ ナチョ・ドゥアト版眠れる森の美女感想


ヴィクトリアンのお嬢様、レディ・キャサリンとナースメイドのミニー。
明るく華やかな色の服を着たお嬢様とモノトーンのメイドという対比を描きたかったのです。

Amazonでアメリカから通販してたナチョ・ドゥアト版眠りのBlu-ray、
29日に到着予定って書いてあったのに24日に届きました~予定日より早く届くとか珍しい!
アメリカからだしもっと大幅に遅れるかと思ったよ。
眠り良かったです~もっと思いっきりコンテンポラリーしてるのかと思ったけど、
クラシックとほとんど変わらない感じで、
何より評判通り衣装がとっても美しかった!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
王妃様の衣装はプロローグの
淡いオレンジでオーバースカートとスカート裾に
存在感のあるゴージャスなレースをあしらったドレスもパリコレみたいでお洒落だったし、
第3幕のエリザベス一世風の立ち襟の白と金の衣装も素敵だったけど、
第1幕のロココ風のピンクのドレスと帽子が
ボリュームのあるスカートの襞が動く度に美しく変化してうっとりでした(*≧∀≦*)
大筋は通常の眠りと同じだけど、所々曲をカットしてて
むしろ普通の眠りよりテンポが良くて飽きずに観られて良かったです~♪
眠りは冗長になりがちだからね…

プロローグ、前述の通り王妃様や貴婦人達の衣装がとってもファッショナブルで素敵で釘付け☆
王妃役のベアトリス・クノップ、
大好きなベルリン国立歌劇場バレエのくるみのDVDで公爵夫人役で出ているのが凄く好きで
でも20年前の当時から老け顔だったので恐る恐る観ましたが、
むしろ当時より若返っててびっくり。くるみの時は単にメイク下手なだけだったのかなσ(^_^;)?
妖精達の踊りはカアリアが通常よりダイナミックな印象の踊りになってて良かったです。
リラの精のソロも終盤の
前に回りながら進んでピルエット、を繰り返す所とか見応えありました~
カラボス役のダンサーは蜘蛛のような禍々しい雰囲気と迫力が良く出ていて良かったです。

第1幕、ガーランドワルツから始まるのがサクサク進行で良かった。
王妃様のドレスもだけど、王のアビもピンクなのが上品で素敵でした~
オーロラ姫役のヤーナ・サレンコは…初々しさも無いし華もあまり感じられなくて…
ローズ・アダージオのバランスも並の出来だしちょっとがっかり。
王子達の淡いパステルカラーのアビは綺麗でした。

第2幕、王子役のマリアン・ヴァルターもハンサムだけどこれと言って印象に残らなかったな。
幻影の場は音楽が適度にカットされてていつも退屈なので良かったです~
オーロラのヴァリアシオンは、
早く目覚めさせて欲しいという願いが出ている感じの振り付けで面白かったです~
王子がリラの精に導かれてオーロラにキスすると、
目覚めたオーロラが最初誰!?と顔を背けるのがリアルで良かったです。
やがて牽かれ合った二人が手を取って進むとお城を覆っていたいばらに花が咲いている所が
とってもロマンチックで素敵でした~(* ´ ▽ ` *)ノ

第3幕、オーロラ姫と王子の結婚式。
宝石の精全部やるなら位ならフロリナ王女と青い鳥のパ・ド・ドゥを全部やってほしかった…
フロリナと青い鳥アダージオとコーダだけでがっかり。
フロリナのヴァリどんな風なのか楽しみだったのにな~
でも青い鳥の高いジャンプかっこよかった!
長靴を履いた猫と白猫は全幕で一番コンテンポラリーっぽかった気がします。
良い意味で体操みたいな振り付けで。
赤ずきんと狼も狼のダイナミックなジャンプが印象的。
主役二人のグラン・パ・ド・ドゥは
ヴァルターの王子のヴァリは破綻の無い踊りで安心して観られるけどもっと弾けて欲しかったし、
サレンコのオーロラのヴァリは新妻らしい初々しさも姫君らしい気品もなくて残念でしたが、
コーダは二人のシンクロナイズドがとっても息が合っていて良かったです~
最後オーロラがなが~いレースのヴェールをお供の者達に着けてもらって
壇上に上がる所はとても祝祭感が感じられて良い幕引きでした~

主役二人にあまり求心力が無いのが残念ですが、全体的には良くまとまった舞台で
テンポ良くサクサク進むのでお気に入りの眠りになりました(*^ー^)ノ♪

昭さんから頂いた余寒お見舞い2020!


昭さんから素敵な余寒お見舞いを頂きました~(*^▽^*)
晴れ着のギルオラリクエストさせて頂いたらこんなに可愛いイラストが!!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
お着物ギルオラ良いわ~良いわ~♥
ギル君いつもの衣装と同じ色の羽織袴姿が凛々しくて素敵!!( ☆∀☆)
ギル君らしい元気ポーズと後ろで束ねた髪型に胸キュンします(*´∀`*)ポッ
振り袖オランピアも可愛い~!!
髪をアップにしてるのがとっても新鮮で結い上げた髪好きにはたまりません(*≧∀≦*)
青地に赤とピンクのお花柄のお着物とっても映えてて美しいです~!!(。>д<)
背景の梅の花も綺麗で可愛いし見ているだけでほっこりしますね♥(>∀<)
オランの振り袖はギル君デザイン・縫製オランです(笑)
昭さんキュートな寒中お見舞いを本当にありがとうございました!!((o(^∇^)o))

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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