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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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イングリッシュナショナル・バレエ「コッペリア」


昨日8日は上野の東京文化会館に
イングリッシュナショナル・バレエ(ENB)のコッペリア観に行ってましたー
コッペリア、何を隠そう自キャラオランピアの元ネタになったバレエなので
久々に生で観たいなーと思って。
お人形は心躍るテーマですね!ファンタジックな世界に浸れて楽しかったです。

…が、この前から言ってるお尻の痛みが第一幕開幕時点で絶頂に達し、
舞台に集中できなくて残念でしたorz
家に戻ってこうしてPCの前に座って書いててもあれほどの痛みじゃないし、
たまたま椅子の堅さとか脚とのバランスが悪かったのかな?
あとバレエの前に4階の音楽資料室でJ・シュトラウスのこうもりのDVDを
2時間半座って観てたのも悪かったかも。
音楽資料室ではそこまで痛みませんでしたが、
ほぼ休み無しでその後バレエ鑑賞に2時間20分座ってたのが悪かったのかな…
帰りの電車でもせっかく座れても痛くて痛くて辛かったです…;;

それはともかく、コッペリア全体的には良かったです~
ENB、ツアーカンパニーという事で
ダンサーの数少なそうだなーと1月のキエフの眠りを思い出して不安でしたが、
多くはないけどまあ豪奢な眠りならともかく
素朴なコッペリアならあれだけいれば充分だったかな。
装置も思ってたより豪華で上品な色合いで良かったです~

第一幕、幕が開くと右手にコッペリウスの屋敷があり、
その後ろに宿屋の装置があって、左手にスワニルダの家がありました。
宿屋の装置の前のアールヌーヴォーっぽい草花の装飾みたいなのが可愛くて良かった。
最初に舞台をポーランドの農村の村人達が行き交い、
私はそれを双眼鏡で観てたら
うっかり主役のスワニルダ役のタマラ・ロホの登場シーンを見逃しましたorz
コッペリウス役のマイケル・コールマンが
窓辺にコッペリア人形役のフランチェスカ・ヴェリクを座らせて
スワニルダがお馴染みのスワニルダのワルツに乗せてコッペリアを誘います。
コッペリア人形の緑がかった水色に身頃と裾に薔薇模様の入った衣装可愛かったー
ちょっとキッチュな感じが絶妙でした。
スワニルダのワルツ大好きなので楽しみにしてたのですが、
ローザンヌとかで踊られる振り付けみたいに全て踊りじゃなくてマイム主体の感じでしたが
後半の回転してから脚を高く上げてまた回転して…の繰り返しの所とか
ロホさすがに上手かったです~回転技が特に得意なのかな?
回転する度にふわっ…と380度広がる赤いスカートも可愛くてうっとりでしたvv
誘いを無視して本を読むコッペリアに何よ!ってする所とか、
物怖じしない気の強い少女って感じが自然に出てて良かったです~
そこへフランツ役のイサック・エルナンデスが登場して、
コッペリアを見るや投げキッス。
怒ったスワニルダも可愛かったです~
エルナンデスも回転しながらジャンプする振り付け
凄くダイナミックで爽快感有って胸がすくようでしたー

そこへスワニルダの友人達や村人が集まって踊ります。
コールド凄く良かったですー一人一人のレベルが高くて安心して観られる感じ。
スワニルダの友人達の衣装も頭に帽子というか頭巾みたいなの被ってるのは残念だったけど、
一人一人ボディスに入ったお花の模様とかスカートの裾の装飾とかが違ってみんな可愛かったー
色遣いが素朴ながらもビビッドな感じで良かったです。創作の参考になりそうだー

みんなが踊ってる所にコッペリウスの家から不気味な音が響き、
皆が不審に思ってる所についにコッペリウスの家の窓から爆発が起きて
作りかけの人形の腕などが飛んできます。
好奇心を刺激されたスワニルダ達はコッペリウスの屋敷に忍び込む事にし、
フランツも長梯子を使って窓からコッペリアに会いに行きます。
第一幕終。


第2幕、コッペリウスの屋敷の中。
スワニルダと友人達はおっかなびっくり様々な人形が置かれた部屋の中を見回しますが、
コッペリアを見つけて怖々触ってみたところ、彼女が人形だった事が分かり皆で大笑い。
このシーン、私の座ってた5階左サイドの席からはコッペリア人形が全く見えなくて
壁に映った影しか見えなかったんですが、そう言う演出なのか右サイドの人には見えてたのか…
そこへコッペリウスが帰宅して、娘達は逃げだし、
一人逃げ遅れたスワニルダはコッペリアの置いてある部屋?に隠れます。

そこにフランツが梯子を登って窓から入ってきて、コッペリウスとはち合わせ。
フランツが振り返ると動きを止めて人形のふりをするコッペリウスが笑えました。
フランツの魂をコッペリアに吹き込もうと考えたコッペリウスは
フランツを眠らせ、コッペリアの服を着たスワニルダを連れてきて
何やら機械のような物をフランツの脚とスワニルダの脚につないで起動させます。
通常の演出ではコッペリウスが魔法の本を開いて
そこに書いてある通りにフランツの魂をコッペリアに移して命を吹き込もうとする、
というのが定番なので今回の舞台は新しいなーと思いましたー
すぐに効果が出て、ひとりでに動き出すコッペリアにコッペリウスは大喜び。
コッペリア、もといスワニルダに手鏡を渡して、
それをのぞき込みながらアラベスクしながら回転するスワニルダのシーン可愛かったvv
ご機嫌のコッペリウスはスペインの扇やスコットランドのスカーフをスワニルダに渡し、
それぞれの民族舞踏を踊ってみせるスワニルダ。
ロホ踊りのお国柄をしっかり演じ分けててさすがという感じでしたー
スペインは粋に、スコットランドは軽やかに、同じバレリーナが踊ってるとは思えない!
やがてスワニルダは戻ってきた友人達と共にフランツを起こし
服をはぎ取ったコッペリア人形をコッペリウスに見せて逃げていきます。
ここでスワニルダが少しだけコッペリウスの方を心配そうに見る演出が良いなあと。
コッペリウスがコッペリアを抱く所で凄く静かな悲しみを感じさせて幕が下りるので
思わずコッペリウスに同情してうるうるしてしまいましたー


第3幕、スワニルダとフランツの結婚式。
スワニルダの衣装クラシック・チュチュじゃなかったのが少し残念でしたが…
スワニルダの友人達が踊る時の踊りは可憐で瑞々しい娘達の踊りという感じが良く出ていて
綺麗で良かったですー
でも暁の踊りのクリスタル・コスタはそういう振り付けなのでしょうが流れがとぎれがちで、
ラストの回転は良かったですがもう一つだったような。
祈りの踊りのアリゾン・マクウィニーもアラベスク・パンシェ?とかバランスの時
ぐらぐらしてたのがはらはらしました。
このバレエ団コールドはレベル高いけどソリストはあまり…という感じ。
仕事の踊りは鎌を持っての女性達の踊りが躍動感有って良かったですー

スワニルダとフランツのグラン・パ・ド・ドゥは、
フランツの高いジャンプと早い回転技のソロは良かったですが少し雑だったかも。
スワニルダのお馴染みのヴァリもロホ最初の方でトウを付いてよろけちゃって驚きました。
ロホ、ダンスマガジンのインタビューやカンパニーの仲間からも働き過ぎと言われてましたが
こんなミスはめったに見られないのでは…
後半は盛り返したけどミスの印象が強すぎてハマれなかったなあ。
それでもブラヴォーの嵐でしたが。
コーダでのフランツの高い跳躍と爽快感有るマネージュや
スワニルダの回転技はさすがに見応えあって良かったですー
そして宴の中抗議に来た可哀想なコッペリウスはどうなるのかと思ってたら、
ラスト踊る村人達に輪になって囲まれて
その中心でしょざいなさげに、ひかえめに右手を上げてガッツポーズをして終わるという
今まで見たことのない幕切れで良かったですー
幕が下りる時またコッペリウスの哀切な姿に目頭が熱くなってしまいました。

全体的に抑制が利いた演出で、コッペリウスの救済をきちんと描いている所も好感持ちましたー
エルナンデスはテクニックはさすがですが、キャラ作りが軽いというか、
もう少しフランツのお茶目で愛すべき性格を表現して欲しかったかな。
ロホは女優バレリーナというに相応しいスワニルダで好感持てましたが、
ミスさえなければなあ…;;
コールドは本当に統制取れてて良かったですー
ただコッペリア自体がそういうバレエなのかも知れませんが、
舞台としては少しこぢんまりとまとまりすぎな感はあったかも。
でもお人形を巡る可愛らしい物語と衣装を堪能できて良かったです。
第一幕では色とりどりだった娘達の衣装が
第3幕ではくすんだ黄色や上品な薄茶になってたのが格調を出してて好きでしたーvv
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昭さん主催☆FFⅨ17周年お祝い絵チャ!vv


昨夜20時半頃から夜中の1時前まで、昭さん主催のFF9お誕生日絵チャにお邪魔してましたー
昭さんなら今年も主催してくださるって信じてた…!vv
初めて絵チャご一緒する方も多くて、
9ラヴァーの皆様とお絵描き&お話出来た時間、最高に楽しかったです-vv
という訳でログ!

上段左から

小雨

昭さん 

イモマンさん


下段左から

7さん

ポチさん

こじまるさん

です。


私のは一度は描いてみたかった人間シドとヒルダ様でシドヒル。
ヒルダ様が子供っぽくなっちゃったのが残念だけどorzシド大公は結構気に入ってます~
ヒルダ様のヴェールの模様に愛がこもってます!!ラブラブに描くの楽しかったー


昭さんのアルテミシオンとスティルツキンは昭さんとしては王道なチョイスですが
2人ともモッフモッフで可愛いです~vvはぐはぐしたいーvv
毛の一本一本まで丁寧に塗られていて、お祝いムードも満点で華やか~vv

イモマンさんの仲良しトリオ可愛いです~!vv茶系の落ち着いた色合いも素敵♪
エーコのジタンを見る目が熱くておませな感じで好きですーvv
ジタンは本当に良いお兄ちゃんだなあ~ビビもキュートで和みます~^^

7さんのブラルビは当初ブランクが真顔だったのを赤面させてデレverにして下さいました(笑)
ブラルビ美味しいです!!vvルビィの明るい笑顔が可愛い~vv
ブランクの照れてる顔も良いなあ~水彩塗りも綺麗で素敵ですー!

ポチさんは一番に完成されてましたがそれでこのクオリティ凄すぎる><
重厚な厚塗りで描かれたアレクサンダーと美しくもきりりと凛々しい姫さまが素敵!vv
ガーネットの名前も綺麗で、しかも17世をFF917周年とかけてるというアイデア賞もの!vv

こじまるさんのクジャ様ウザ可愛い(笑)プリクラ風が素敵です!!(笑)
こじまるさんのキャラ解釈いつも大好きですークジャ様ってきっとこうだよね!
ドン引きしてるジタンとスルースキル半端無いミコトも可愛くて、このプリクラ欲しい!!vv


チャットでは見学のちょいさんが
フローラルな香りのするサラマンダーも嫌だなあ…と発言されたことから
新キャラ・フローラルマンダが爆誕してみんなの腹筋を崩壊させたり、
昭さんの好きキャラ語って良いのよと言うお言葉に甘えて
私がヒルダ様の萌えポイントを訥々と語らせて頂いたりして、
今までで一番ヒルダ様の話が出来て美味しかったです~vv
初めましての方やお久しぶりの方とも楽しくお絵描き&お話しできて大満足でしたー

昭さんお忙しい中毎年9誕生日絵チャ開催して下さり本当にありがとうございますー><
昭さんのおかげで皆様ときゃっきゃ出来る機会を頂けて幸せですーvv
来年もまたお祝いできると良いなあvv

FFⅨ17周年おめでとう!!


という訳で今年も何とかお祝い絵(全然それっぽくないけど)描けましたー
去年に引き続きミュシャ風ですが、アナログで描けばまた違った雰囲気になるかな?と思って。
相変わらず姫さまびいきですが髪の塗りと配色大失敗してますorz
画用紙にコピックが滲むので私のハイライト残す髪の塗りと本当相性悪い…;;
ちなみにこれはPCにスキャンしてから色を変えてます。原画はこちら↓

コピックのピンクがインク無くなってきて焦ったけど
まあこれ位なら大丈夫だろうと思ってスキャンしたら色むらがはっきり出てしまったorz
装飾の配色も悪くて全くミュシャ風に見えないし。

色塗り前の線画の方がまだミュシャっぽく見えるかな?
これだと何気にオールキャラなのが分かっていただけるでしょうか。

ともあれ今年もお祝い絵描けて良かったです。
FF9も姫さまも18年目もずっと愛していくぞー!

本に埋もれる我が家


絵はヴィクトリアンな雰囲気の粉雪と聖夜。
楽描きで粉雪を描きまくってたら久々に聖夜との並びも描きたくなって描きましたー
ドレスの色、落ち着いた紫にするつもりが趣味の悪い色になってしまったorz
粉雪の頭のリボンの塗りは気に入ってます。


コバルト文庫を買いすぎて置き場が無くてシャレにならないことになってます…
貧乏人&守銭奴根性で一度お金出して買った物は極力捨てたくなくて…
かと言って今月の新刊3冊も正直読み返したいと思うのは一冊もないけど
ブックオフに売るのも私のようなコバルト中毒者を喜ばせる事になると思うと悔しいし…
仮のつもりでPC置いてる机の端に積んでたのがどんどん高く、かつ定位置になりつつあります。
内容は読み返さなくても表紙が可愛いのとかも捨てられません。
イラスト集も使わなくなったテーブルの上にうず高い山がいくつも出来てて
せっかく見返そうと思っても取り出すのが大変でもう良いや…という本末転倒な事に。
もっとひろい収納部屋かせめて本棚がもう一つ欲しい…いや本棚置くスペースも無いんですが。


コバルト文庫、山本瑤さんの
「飛べない鍵姫と解けない飛行士 その箱、開けるべからず」読みましたー
もう4ヶ月も前に出た本で108円でもないし買おうか凄く迷ったのですが
108円以外のコバルト文庫は一律360円だった横浜のブックオフで
一冊だけですが460円の値がついてるのがあって、
今は一冊だけだけどこれからは他のも値上げするかも…
という危機感と不安からつい買ってしまいました。

最近スチームパンクに少し興味が出てきたので世界観とか楽しみにしてたのですが、
序盤にちょろっとそれらしい記述がある以外は
ヴィクトリアンにしても大差無さそうな感じでがっかりでした…
たまには姫嫁じゃないお仕事物も良いかもと思ってたのですが
錠前師として誇りを持ってるとか台詞で説明されるだけで
ヒロインのマージがそこまで仕事が好きに見えなかったのも残念。
語り出しとかは面白くなりそうでわくわくしてたんですけどね~
マージの養父のウルスもどんな人かあまり描写が無くて
マージの悲しみとかに共感できなかったです。
スチームパンク・ミステリと謳ってる割にミステリ要素もおざなりでがっかり。
ニゲルに微量の有毒性がある事が語られた時点で有る程度犯人の動機が予想出来たし、
その動機や事件の単純さももっと綿密な物語を期待してたので余りにも食い足りなかったです。
発見された3人の娘の焼死体は検死みたいなのはされなかったの?とか。
でもラストドロシアにマージが養父ウルスの
「変わり者は一人だと寂しいが2人なら大変になる。寂しいよりは大変の方がマシだろう?」
という言葉を引用して、娘を亡くしたドロシアと家族になることを決めるのは良かったです。

ヒーローのアレックスの貴族らしからぬ砕けた口調と性格は良かったですが、
マージにこれといった個性も魅力も感じられなかったのは残念。
クレメンスも最初は結構良いキャラしてると思ったけど段々影薄くなるし。
でもアレックスがオリヴァーがマージに恋してるのを察して年の差って辛いよなぁと思ったり、
ラストアレックスの飛行機に乗せてもらったマージが
飛行機に自分の名をつけてもらった事だけでなく、
アレックスの白っぽい金色の髪を見て好きな色が増えたのが嬉しい、と感じるのは
甘くてほんわかして可愛かったです。
でも全体的には会話文が多くてかなりすかすかな印象だったな…
お仕事物としてもミステリとしてもスチームパンクとしても中途半端でした。


久々に漫画を買いましたーハルタで連載中の佐々大河さんの「ふしぎの国のバード」。
最初はモロ森薫さんに影響受けてる絵柄と雰囲気にうわぁ…と思ったのですが、
読んでみるとまた違った魅力があって良かったです~
森さんがハルタ本誌の企画でイラスト付きでお勧めしてただけの事はある!
1878年(明治11年)、イギリスの女性探検家イザベラ・バードが
蝦夷を最終的な目的地として踏破する事を目的に日本にやってきて、
日本で雇った通訳の伊東鶴吉と共に日本の様々な風俗や人間に出会い、
見聞を深めていく…という話。
この手の話の定番である未知の国の文化への戸惑いや偏見、
現地の人の優しさに触れた嬉しさ等が
いっそ清々しいほどストレートに描かれていて、それが返って好感が持てて好きです~
特に人力車夫の弥平さんとバードさんの触れあいは目頭が熱くなりました。
イギリスの同胞の日本人蔑視を伊東に真摯に謝罪するバードさんとかも凄く好感持てましたー
明治時代の日本の様子も徹底的に研究して描かれてるのが伝わってきて、
市場や鉄道や宿場町の人々など、
むしろ現代の私達から見ればバードさんの驚きの方に共感してしまう感じで
読んでるとバードさんと一緒に
明治の日本という「ふしぎの国」に飛び込んでしまったような気持ちになる、
そういう所が凄く好きでしたー
伊東のいつもけだるそうな感じも好きです。バードさんとくっつくのかな?
続刊も買いたいなあ。


村上リコさんの「図説 英国社交界ガイド エチケット・ブックに見る19世紀英国レディの生活」
図書館で借りて読みました。
このシリーズカラー図版はもちろんモノクロの当時の風刺画とかも豊富に載ってて
時代の空気が伝わる感じと平易な解説が分かりやすくて好きです。
あなたが19世紀英国の中流階級の若奥様になって社交界に進出するにはどうしたらいいか、
というコンセプトで当時の社交界のマナーを記した本を読み解くという形で書かれていて、
あなたが正餐会を開こうと思ったら…とかあなたが舞踏会を成功させたければ…とか
こちらに語りかけてくるような感じが面白かったです~
社交界の有力者を招くための招待カードの書式や渡し方から
正餐会でのメニューや
女性はスープでも味の薄い物を選ばなければならないという暗黙の了解があったとか、
舞踏会を開くために必要な費用や留意点などなど、
当時の英国レディの心得が分かって楽しかったです。
一番知りたかったドレスコードが当時のどの本にも
有る程度の型はあっても具体的なデザインなどの記述は
流行の移り変わりが著しいので書かれてなかったというのはなるほどと思いました。
当時の階級社会にどっぷり浸かった形式的な決まり事が窮屈ながらも興味深かったですー


私は子供向けの児童書も好きで読むのですが、集英社みらい文庫の
藤崎あゆなさんの「戦国姫ー風の巻ー」読みましたー
子供向けの本って大人が子供にも分かりやすいように工夫して、
かつ教育的に書こうとしてる感じに好感が持てて好きなのです。
良質な子供向け作品は大人が読んでも面白い、が持論。
戦国姫シリーズは戦国時代の勇ましい武将の影に隠れがちな姫君達の
知られざる生涯やエピソードを分かりやすく物語形式で解説も交えつつ書かれてて
知識はないけど歴女入ってる私にはお気に入りです。
収録されてる9人の姫君の話の中では、伊達政宗の生母義姫の話が好きでしたー
奥羽の鬼姫という恐ろしげなあだ名とは裏腹に、
やむを得なかったとはいえ実の父親を殺してしまった正宗の苦悩を優しく慰めたり、
戦場に赴いて息子と兄の戦を止めようとしたり、
包容力があり優しく、とても芯の強い女性だったのだなと思わせられます。
更に大変な美人だったそうなのでこれは惚れる…!と思いました(笑)

junさんと☆夏だ!スイーツだ!崎陽軒で優雅な一時を♪


本日クリスマス大好き仲間・junさんと素敵なデートをして参りました~
前回の美女と野獣デートからちょうど2ヶ月かな?
通算では何と6回目のデート!これも同じハマっ子という身近さ故!vv
お互い横浜住まいだしもうオフ会というより普通にお友達という感じですが、
便宜上オフ会記録のカテゴリとしてUPしますね^^;;
写真は崎陽軒のビルの中に飾ってあったウェディングドレス。
写真よりもう少し緑がかった水色でしたが、
腰から流れるフリルのようなドレープの装飾がとってもロマンチックでうっとり~vv


待ち合わせは11時45分に横浜の崎陽軒の前。
私は5分前位に着いて、入り口の外で待ってましたが
時間ぴったりに地下通路の方からいらしたjunさんと合流~☆
junさんは黒の半袖のカーディガンに黒地にお花模様の可愛らしいワンピース姿。
相変わらず女性らしい甘いファッションがよくお似合いで美しい~vv
私も夏だけはお洒落したくなるのでjunさんと釣り合うよう最大限のよそ行きを着ていきました。
崎陽軒は同じビルの中にティーラウンジ・アボリータムと中華レストランが入っていて、
今回利用したのは1階のアボリータム。
今回の主目的は先月21日の微妙だった帝国ホテルのアフタヌーンティーをやり直そう!
と言うわけで、前々からjunさんと行こうね~と言っていた
崎陽軒のスリーティアーズのアフタヌーンティーを楽しんで参りました~vv

事前に予約していた11時45分ぴったりに受付で名前を告げるとjunさんと2人で席に通され、
お飲み物をそれぞれ注文。
junさんは何度も訪れているだけあって
ここは差し湯してくれて飲み放題だけど、
一種類しか頼めないから2人で違うの頼んでお互い交換して楽しんだ方が良いかも~とか
お茶は少し残して差し湯してもらった方が味が薄くなりすぎないで良いよ~など、
的確なアドバイスを下さったので初見の私は心強かったです~
結局junさんはミルクティーがお好きなのでアッサムを、
私はフレーバーティーの中からピーチティーを注文。
内装はもっとカジュアルな感じを想像していたら
帝国ホテルと同じような薄暗い照明とソファなど重厚な調度で格式ある感じでしたー
私は普通の木の椅子とかだったらお尻が痛くて座ってられないかも…と思ってたので
ふかふかのソファでほとんどお尻が痛まなかったのが有り難かったですー
お茶がポットで運ばれてきてから間もなく念願のスリーティアーズが登場~!!
帝国ホテルではお茶もお通しのオードブルもスリーティアーズも
もったいぶって時間をかけて運ばれてきたので
崎陽軒のスムーズさに感動!私はこれを待ってたのよ~!と叫びたい気分でした(笑)

食べる前に私はお渡ししたい物があるんですけど~と
ブックオフで購入した日本のお菓子研究の第一人者・今田美奈子さんのコミックエッセイ
「お姫さま養成講座」をjunさんに差し上げました。
私も同じ本を持っていて、去年のマリー・アントワネット展デートで話題に上ったので
ブックオフで帯付きの物が安くなってたのを幸いに買っておいたのです~
中古の物をプレゼントするなんて失礼かな…とかもう持ってらっしゃるかも…と不安でしたが
「これ欲しかったの~!」と思った以上に喜んで頂けてこちらもとっても嬉しかったです><
更にjunさんからも
富士急の中にあるリサとガスパールタウンに行かれた時のお土産を頂きました!
私が大のリサガスファンなのを覚えていて下さり
チラシ類まで何枚も集めて渡して下さったjunさんのお心遣いに感動~;;
 junさんはいつも私がお贈りさせて頂いたプレゼントを
とっても素敵に撮って加工してブログにUPして下さるのに
私の方は相変わらずプレゼントしがいのない残念な写真で申し訳ありません…orz
エッフェル塔をバックにした雨上がりのリサガスのタオルと
スイーツが可愛いポストカード、おまけでこれからの季節の必須アイテム・扇子を頂きました☆
どれもとっても嬉しい~私がエッフェル塔が好きなのでこの柄を選んで下さったそうで;;
リサガス、子供向けの絵本なのに本格的な油彩で描かれたタッチや
これぞフランス!!という彩度の低い色遣いが大好きなのです~vv
リサガスタウンには本場のフランス人の方もいたそうで、
「マジモンだ!」と思われたとかお話をお聞きするのも楽しかったです♪
いつか一緒に行こうね~と約束するのも楽しい一時でしたー
この他にも軽井沢の素敵なホテル
ルゼ・ヴィラにおいてあったポストカードやパンフレットも付けて下さり、
薔薇のお写真のポスカは絵を描くときの参考になりそうだし^^
小さな女の子と男の子のお写真の物は映画のワンシーンみたいで可愛いしで好みドンピシャ☆
リサガスのグッズの入った袋にも可愛いリサガスがプリントされていて
本当に至れり尽くせりのプレゼントに感動でした~;;


お互いひとしきり喜び合った後、
ではいよいよ…と下段からスリー・ティアーズを制覇しにかかる私達。

どーん。

メニューは下段から

ミックスサンドイッチ

マカロニボロネーゼグラタン スコーン

杏のパンナコッタ 苺生チョコシュークリーム 水まんじゅう

でした。

サンドイッチはハムとキュウリの物も美味しかったですが
緑のパンにカボチャペーストがサンドされた物がとっても好みでしたーvカボチャ大好き!
下段にはメニューにない一口サイズの器に入ったピクルス?みたいな物もありましたが、
野菜もブルーベリーみたいな色の実も原材料が何か分からなくて、不思議なお味でした。
マカロニボロネーゼグラタンはお喋りに花が咲きすぎて
手を付ける頃にはすっかり冷めてましたが^^;;
表面はカリカリに焼いてあって香ばしいし中はお肉の風味がジューシーで、
グラタンと言うよりはラザニアみたいなお味でしたが美味しかったですー
スコーンも帝国ホテルの物より固くて素朴なお味でしたがそれが返って美味しかったですv
杏のパンナコッタはちょっと杏仁豆腐みたいなお味でさすが崎陽軒!と言い合ってました。
プチシューはクリームが凄く甘くて美味しかった~
水まんじゅうは一口で食べてしまったのであまり覚えてないや…^^;;
全体的に帝国ホテルのような高級感は無いけど品が良くてどれもとっても美味しかったです~
ピーチティーも香りが凄く良くて
帝国ホテルのティーパックと大差ないお茶やコーヒーよりずっと美味しかった~
junさんのアッサムと交換したのも含め5、6杯くらいは飲んでしまいました。

実際にはこれらを食べたり飲んだりしながら絶え間ない弾丸トーク(!?)。
junさんがXCDのBBSにカキコされてるムービーの感想とかが
文学的で凄く胸に迫る感じがして大好き~とお伝えしたら
ヘッセンのメルヒェンという童話が昔から大好きで、
人間が懊悩したり悲しんだりしたりしながらも
最後には幸せを手に入れるという話が好きだから
それがカキコにも影響してるのかも~と教えて下さって、
先日TVでやっていたフランス版美女と野獣の映画とディズニーの実写版美女と野獣を比べて
お国柄の違いがよく出てるよね~という話になったり、
XCDのBBSのキリ番80000hit狙ってたのに踏み逃げしたの誰だよ!?と憤ったり、
junさんがご自身のブログにUPされてるリボンを使ったお裁縫の極意を伝授して頂いたり、
お互いお洋服だったりコバルト文庫とかイラスト集だったりが家に溢れてて
もう買うのやめようと思うんだけど、
「でも人生を豊かにする物って必要最低限無ければ困る物じゃなくて、
そういう必要のない物なんだよね~」という結論にいきついたりしました~
おかあさんといっしょとか英語であそぼとかお互いNHK教育の番組にハマってた時期があって
私のリアル世代はニコニコプンだった~とか
昔は毒があったのにドレミファドーナッツあたりからつまらなくなったーとか、
雑談に至るまで全てが楽しかったですvv

結局上記のメニューをお喋りの合間にちょこちょこ食べる、みたいな形で、
母とのアフタヌーンティーでは黙々と料理を平らげるだけだったけど
今回は決して多くない量なのに2時間半の制限時間丸々使ってやっと食べ終わった感じで、
やっぱりアフタヌーンティーとは親しいお友達と楽しむ物だよなーと実感しましたー
これこそ正しいアフタヌーンティー!と満足度満点でした!!
お互いすっかり満ち足りて14時15分頃お会計をして崎陽軒を出てきましたー

その後はjunさんの勝手知ったるハマの街をウィンドウショッピング♪
ポルテの中の300均でjunさんのお宅で使う麦茶を入れる容器を探したり、
junさんお気に入りのお洋服屋さんを回ったり。
最後に例によってビブレの中にあるブックオフに寄って帰るという私に
「ビブレの中にゴスロリのお店が入ってるの知ってる?」とjunさんが教えて下さり
2人で行けば怖くない!!とゴスロリショップを冷やかしてきました~
ブックオフは正直週2ペースで行ってるけど
同じビル内にあんな私好みのお店があったとは盲点でしたわ…
とはいえ普段の私では一人では決して入れないのでjunさんの存在が凄く頼もしかったです~!!
店員さんも皆さん親切だったし
絵には描いてはいるけど本物のロリ服をあんなに間近で見たのは初めてだったので幸せ~vv
落ち着いた水色のレースアップのジャンパースカートとか
茶色いチェックの編み上げのコルセット付きロングスカートとかとっても好みだった~
昔こういうヘッドドレス母に着せられてた~というjunさんだったり
可愛いけどこのデザインは自分では思いつかないという変な敗北感を感じる私だったり、
めくるめく時間が過ぎていきましたー

そんなこんなで散々ヒートアップした後、
4階の婦人服売り場でバーゲンを見てくる~というjunさんと15時25分にお別れして
私は8階のブックオフに。
3時間40分の長きにわたり全く会話が途切れることなく過ごした時間、
とっても楽しかったです~vv
junさんとは本当に年齢も境遇も全く違うのにとっても趣味が合って、
デートの度時間があっという間です!
junさん本当に楽しい時間をありがとうございました!
横浜の街ではjunさんはまるで水を得た魚のようでしたね(笑)
また是非是非デートにお誘いさせて下さい~!

ここまで読んで下さった方も(きっとjunさんご本人も^^;;)ありがとうございました;;
これでも相当会話取捨選択して削ったんですけどね(土下座)
もっと簡潔に要点をまとめられるようになりたいけど、
これも私の個性だと思ってご容赦いただけると嬉しいです…(苦笑)

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HN:
小雨
性別:
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職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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