雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
動くオランピアだけど9割他の話題
- 2014/12/22 (Mon) |
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ツイッターでは自動的に拡大されちゃったしpixivにはGIFアニメ投稿できないみたいなので、
こちらに原寸大でアップしておきますー一応CGイラストに入れておきますねー
「ギ・ル・さ・んv」にこっ
って言ってる感じでしょうか。
専用のソフト使えば1コマずつの表示速度を変えられたりするみたいなので
「ギールさんv」とか「ギルさーんv」みたいなのも作れるんでしょうが、
私のはフォトショエレメンツ無印なので表示速度は全て同じにしかできませんでした…
最後の笑顔がお気に入り。一応アニメ塗りなんだぜ…
CGイラストなのに関係ない話題で申し訳ありませんが
つづきから今朝方にかけてやっていたBSプレミアムシアターの
ベジャール振り付けのバレエ第九と
レハールのオペレッタメリー・ウィドウの感想を。(長くなりそうなのでたたみます)
第九、凄い良かったー!モーリス・ベジャールバレエ団と東京バレエ団、
そしてイスラエルフィルハーモニー管弦楽団のコラボという事で、
ベジャールが目指したのであろう人種も肌の色も違う人々の一体化、調和というテーマが
凄く明確に伝わってきましたー
第九なんていくら名曲とはいえコンサートで演奏だけで聴いたら
第4楽章の歓喜の歌まで眠くてしょうがないのに(失礼)
ベジャールの素晴らしい振り付けと高い技術を持ったダンサー達のおかげで
1時間20分位通して全く飽きずに観られました!
プロローグでベジャールバレエのダンサーで
総演出家のジル・ロマンが暗唱するニーチェの詩がとても印象的。
詩の途中でアフリカンちっくな太鼓が演奏されたりするのも面白い趣向でしたー
あんまりよく覚えてませんが、
「宇宙的調和によって人は1つになろうとしている」
というフレーズが特に印象に残ってます。
ベジャールの振り付けは音楽を捉えているというのはもちろんですが、
凄く視覚的というか、情景的で
踊りから景色や風景までが浮かぶような感じがとっても良いなあと思いました~
各楽章のソリスト?って言って良いのか分かりませんが、
彼等の技術も表現力もそれぞれ良かったです。
第1楽章の東京バレエ団の男性のソリストの力強い感じも、
第2楽章の金髪に色白の肌、長い手足のしなやかでコケティッシュな女性も
第3楽章のモダンな雰囲気のおかっぱの女性と詩的な男性との叙情的なデュエットも
第4楽章の黒人の女性の内からみなぎるエネルギーみたいな物も
みんな素敵でしたが、やっぱりその他大勢の群舞の力が最後には圧倒的に心に響きました。
第九の歌詞もちゃんと知ったのは初めてかも。
親しき友がいる者も一人の者も共に一体になろう、
そうでない者は永遠にこの輪の中に入れないのだ、みたいな歌詞の中を
ダンサー達が手を繋いで列になって前進する所は
違いを超えて一体となった人々の前に進もうとする強い意志を、
そしてラストの手を組んだ人々が輪になってくるくると回り続ける所は
遂に全てが解け合い1つとなった人々の喜びを表しているようで、本当に感動的。
テレビの前で拍手したくなったのは初めてです。
合唱も歌手達も素晴らしかったし、これ生で観た人は凄い感動しただろうなあ。
争いが絶えない世の中だけど、ほとんどの一般の人は世界の平和を望んでいるんですよね…
それはニーチェの時代から尊い願いだったのだなと感じました。
ベジャールはそれに加え更に
人類の境界線を踊りによって無くしたいと考えたのではないかな、と思いました。
争いとか平和とかそういう物とはまた違ったレベルでの人類の一体化、
それこそがベジャールがこのバレエで為し得たかった事じゃないのかなと。
演奏もダンサーも歌手達も渾然一体となって一人の振付家の理想を体現して見せた、
テレビ越しに観ても文句なしに素晴らしいと思える舞台でした。
クリスマス前に観られて良かったです。
がらりと変わって、レハール作曲のオペレッタ「メリー・ウィドウ」。
始まる前にどこかの芸人のナレーションみたいなのが入って、
勘弁してくれよーと最初は思った物の、その活動写真の弁士の様な語り口と
レハールがこのオペレッタを作曲した当時の状況や物語のあらすじを
コラージュ写真みたいなお洒落な映像と共に紹介してくれる感じが凄いツボにハマって、
物語の世界にすんなり入っていけましたーこういう趣向はDVDでは無いから良いなあ。
メリー・ウィドウも通して観たのは1,2回位ですが、
これも筋書きが凄く良くできてて、
お金目当てだと思われたくなくて愛していると言えないダニロと
彼を憎からず思っているのに過去のいきさつから素直になれないハンナの恋愛模様が
甘美なワルツに乗せて描かれるとびきりの喜歌劇で、
第九とはまた全然違った軽やかな楽しい気持ちになれる舞台で素晴らしかったですー
ウィーンフォルクスオーパーの演奏はさすがに最高。
「借金まみれの娘が銀行家と結婚したと思ったら一週間で未亡人になった」
とご婦人方に噂されるハンナの満を持しての登場シーン、とっても効果的で良かった。
ドレスも現代風ではありますが洒落てて素敵でしたー
第1幕のハンナの衣装は黒い総レースでスカートに浅いスリットが入ってて、
そのスリットから更にもう一段濃い色のレースがオーバースカート状に重なってる感じ。
しかも上等な布をたっぷり使ってないと出ないであろう
衣擦れの音がまた独特で素敵でうっとりしておりましたー
貴婦人達は全体的に
淡いパステルカラーでつやつやしたサテン地が使われたドレスで統一されてて、これまた素敵。
ダニロとハンナの天の邪鬼なやりとりももちろん面白いのですが、
脇を固めるツェータ男爵やヴァランシェンヌ、カミーユ達のどたばた劇もまた楽しくて。
ハンナのヴィリアの歌もハンナとダニロのメリー・ウィドウ・ワルツも素晴らしかったですが、
女を知るのは骨が折れる、男を知るには観察すれば良いだけ、と
男性陣女性陣それぞれが結託して歌うシーンは
クラシックと言うよりはミュージカルみたいな楽しさに溢れていて面白かったです。
メリー・ウィドウ、演出が良かったのもありますが
J・シュトラウス二世のこうもりより好きかも。
これも生で観られた人が羨ましい…観たいけど高いんだろうな…
今回のBSプレミアムシアターは永久保存版ですー。
あと高畑勲監督の赤毛のアン、やっぱり名作ですねーアン役の声優さんも凄く良いんだけど、
マリラの声優さんの演技とマリラのキャラが凄く好きです。
今回の話は15歳になってすっかり落ち着いて物静かな少女になったアンに
かつての小さなアンはもう戻ってこないのだと昔のアンの服を見て涙を流すマリラに
アンの成長は喜ばしいが確実に何かを失ったのも確かだった、というナレーションとか、
演出が本当に良いんですよね。
子供が成長するのは確かにどんどん新しいことを得ることでは有るけれど、
同時に無くしていく物も確かに有るんですよね。そんな事を考えさせられるお話しでした。
毎週ストレス無く観られて本当に楽しみ!
不運な白百合姫の回とか気に入ったのは録画残しています。
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7月15日生まれのかに座、A型。
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